夏山のトレーニングも兼ねて鈴鹿のマッターホルンこと鎌ヶ岳に行ってきました。下界は危険な暑さなので涼しそうな沢コースから登りました。湯の山温泉のバス停は以前は三滝川沿いの温泉街入口にありましたが、2018年に湯の山かもしか大橋が開通すると鈴鹿スカイラインからかもしか大橋経由のルートに変更され、御在所ロープウェイの駅前にバス停が移転しました。かもしか大橋が通行止めの時は旧ルートで旧湯の山温泉バス停行きになります。また御在所ロープウェイが運休の時にはバスも運休になります。(名古屋湯の山温泉高速線を除く)湯の山温泉・御在所ロープウェイ前のバス停からはロープウェイ駅の左側から御在所岳裏道登山口への道を行きます。以前より歩く距離は少し短くなりました。湯の山温泉は全盛期に比べ宿泊客が半分以下に減少しているそうで温泉街も廃墟が目立ちます。昨年は廃墟ホテルで火災もありました。長石谷道はハイキングコースというより登山道です。沢登りのような道で何回も川を渡ります。今回は水量が少く飛び石で行けましたが、水量が多い時は渡渉になりそうです。このコースは春の花の多いコースとして知られますが、夏はイワタバコが沢山ありました。五分咲きという感じで見頃はもう少し先のようです。源流部は石がゴロゴロしていて道が分かりにくいです。違う谷に入らないようにヤマレコを確認しながら行きました。岳峠からは古いガレ場で眺めも良く道も安定しています。山頂近くで遠くの雷鳴を何回か聞き、雨もぱらついて来ましたが、大した事にはなりませんでした。鎌ヶ岳山頂から武平峠へは直登コースと巻き道コースがあります。以前は直登コースしか無かったのですが、10年ほど前に巻き道コースが作られました。直登コースの入口には鎖が張られ、推奨されてないようなので巻き道コースを行きました。このコースもロープ場や崩壊地のトラバース等があり安全な道ではありません。武平峠への道は登山者が多いためか道がえぐれて掘れた所が多いです。崩れやすい風化花崗岩の鈴鹿中南部では丹沢の大倉尾根のような木の階段にすべきなのかも知れません。武平峠から湯の山温泉へのコースは武平トンネルの前でスカイラインを渡ると踏み跡が薄くなり、夏草が茂ってきてる所もあります。朽ちかけた木橋もあります。御在所岳表道や三ツ口谷道などを合わせるとだんだん道は踏まれた道になってきます。長石谷の沢沿いは確かに涼しかったですが、武平峠からの道は沢から遠く風も無く蒸し暑かったです。来週は標高差が倍くらいの山を狙っています。低山とは違って暑くは無いでしょうが。
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