記録ID: 5779401
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
槍・穂高・乗鞍
北アルプス・パノラマ銀座(燕岳→常念岳→蝶ヶ岳)テントを背負って
2023年07月31日(月) 〜
2023年08月03日(木)
長野県
Sheilas
Sheilasguest
体力度
8
2〜3泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 31:53
- 距離
- 28.6km
- 登り
- 2,908m
- 下り
- 3,086m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 5:44
- 休憩
- 5:01
- 合計
- 10:45
距離 7.1km
登り 1,478m
下り 235m
2日目
- 山行
- 7:38
- 休憩
- 2:14
- 合計
- 9:52
距離 9.8km
登り 545m
下り 799m
3日目
- 山行
- 7:56
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 9:24
距離 6.0km
登り 853m
下り 642m
| 天候 | 晴れ、曇り。小雨はDAY2朝に小1時間ぱらつきましたが、特に未明から昼まではいい天気が続きました |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
タクシー 自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
・中房温泉～燕岳: 北アルプス「三大急登」。燕山荘まで1,250m登ります。途中の合戦小屋にスイカあり。急登とはいえ整備され歩きやすかったです。燕岳は北アルプスの女王という名にふさわしい山頂でした。 ・燕岳(燕山荘)～大天井岳(大天荘): パノラマトレイルです。前半は緩やかなトレイル。大天井岳までの登りはきつめ。距離もあり、見どころはたくさんあり。足が止まります。大天荘のランチはおすすめ。 ・大天井岳(大天荘)～常念小屋: こちらも眺望抜群。常念小屋への下り以外は基本穏やかなトレイル。ここも距離はあります。 ・常念小屋～常念岳～蝶ヶ岳(蝶ヶ岳ヒュッテ): 常念岳までup400mを一気に。山頂は眺望抜群。山頂から蝶ヶ岳までは、400mのやや急降下。大きな岩もたくさん。後半は樹林帯。アップダウンあり。蝶槍からヒュッテは緩やかな道です。蝶ヶ岳山頂も360度眺望があります。 ・蝶ヶ岳(蝶ヶ岳ヒュッテ)～三股登山口: 1,300mを一気に下ります。合戦尾根よりきついように思いました。ただ、階段などとてもよく整備されていました。登山口のほど近くにおいしい水場があります。 |
| その他周辺情報 | 穂高のしゃくなげの湯(600円) |
| 予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
カニコウモリ。4日間の初日なので、花を見る余裕を持って歩きたい1日です
第1、第2、第3、富士見とすべてのベンチで大休憩。そして合戦小屋に(9:13-9:56)。スイカ(500円)はとてもおいしく、とてもありがたかったです。こんなに塩が美味しいとは笑
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第1、第2、第3、富士見とすべてのベンチで大休憩。そして合戦小屋に(9:13-9:56)。
スイカ(500円)はとてもおいしく、とてもありがたかったです。こんなに塩が美味しいとは笑
スイカ(500円)はとてもおいしく、とてもありがたかったです。こんなに塩が美味しいとは笑
ウサギギク。トレイルは急登というより優しい感じなのは気のせい？ 燕山荘まで残りは休憩無しにしよう
燕山荘に(11:19)。素晴らしい小屋。ヨーロッパにきたみたい。まずはテント張って小屋で受付(2,000円、要予約)。ランチタイムということでビーフシチュー(1,500円)
『燕山荘』で『燕』のTシャツ購入。近くは『ツバメ』も飛んでいます。しばらく休んで『燕岳』に向かいます(13:35)
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燕山荘に(11:19)。素晴らしい小屋。ヨーロッパにきたみたい。
まずはテント張って小屋で受付(2,000円、要予約)。ランチタイムということでビーフシチュー(1,500円)
『燕山荘』で『燕』のTシャツ購入。近くは『ツバメ』も飛んでいます。しばらく休んで『燕岳』に向かいます(13:35)
まずはテント張って小屋で受付(2,000円、要予約)。ランチタイムということでビーフシチュー(1,500円)
『燕山荘』で『燕』のTシャツ購入。近くは『ツバメ』も飛んでいます。しばらく休んで『燕岳』に向かいます(13:35)
先にあるのが燕岳の山頂です。あたり一帯とても素晴らしい空気感。日本百名山であるべき山のようにも感じました
メガネなの？ ん？と言われるメガネ岩画像を拡大して左目の中を見ると意味がわかるような...。燕山荘を見るためのメガネだった！のか？なんていろいろ妄想
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メガネなの？ ん？と言われるメガネ岩
画像を拡大して左目の中を見ると意味がわかるような...。燕山荘を見るためのメガネだった！のか？なんていろいろ妄想
画像を拡大して左目の中を見ると意味がわかるような...。燕山荘を見るためのメガネだった！のか？なんていろいろ妄想
花崗岩の中を気持ちよく歩いて燕岳(2,763m)山頂へ。眺望抜群。たくさんの人が笑顔で記念撮影していました
ミヤマキンポウゲ。花崗岩が見事な造形美を作りだす燕岳ですが花もたくさんいました
燕山荘から見るテン場と燕岳(撮りそびれましたが)夕方、虹とブロッケンが出現しました
テント利用者は水1L200円(ほかの小屋も同じでした)。ランチタイム、喫茶など利用可能(この日は朝も4:45から)
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燕山荘から見るテン場と燕岳
(撮りそびれましたが)夕方、虹とブロッケンが出現しました
テント利用者は水1L200円(ほかの小屋も同じでした)。ランチタイム、喫茶など利用可能(この日は朝も4:45から)
(撮りそびれましたが)夕方、虹とブロッケンが出現しました
テント利用者は水1L200円(ほかの小屋も同じでした)。ランチタイム、喫茶など利用可能(この日は朝も4:45から)
DAY2:
燕山荘から常念小屋へ(5:40)。縦走が始まります。山頂周辺を含めこの辺り一帯は終盤ではありますがたくさんのコマクサがいました
燕山荘から常念小屋へ(5:40)。縦走が始まります。山頂周辺を含めこの辺り一帯は終盤ではありますがたくさんのコマクサがいました
燕山荘からのパノラマトレイルの様子です。槍穂はもちろんですが、今回は鷲羽岳(右端)が存在感を見せつけていました。この画像にはありませんが立山、剱岳もかっこよかったです
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燕山荘からのパノラマトレイルの様子です。槍穂はもちろんですが、今回は鷲羽岳(右端)が存在感を見せつけていました。この画像にはありませんが立山、剱岳もかっこよかったです
ハクサンチドリ。緩やかな稜線を歩きます。景色を見ることを理由にたくさん休憩しています
ナデシコ。のんびりし過ぎですが、少し高山病のけはいも。テントを背負い、疲労もたまって来ました
パノラマトレイルからの槍ヶ岳、穂高です。
『晴天の 槍穂に向ひて 言ふこと無し』
どんなことばも空虚になってしまうほど。
『晴天の 槍穂に向ひて 言ふこと無し』
どんなことばも空虚になってしまうほど。
パノラマトレイル、途中から大天井岳が見えてきます。山名は、神がいる、高いという意味だそう。実際大きな山です右に行くと東鎌尾根経由で槍ヶ岳。今回は常念岳に続く左ルートを取る予定です
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パノラマトレイル、途中から大天井岳が見えてきます。山名は、神がいる、高いという意味だそう。実際大きな山です
右に行くと東鎌尾根経由で槍ヶ岳。今回は常念岳に続く左ルートを取る予定です
右に行くと東鎌尾根経由で槍ヶ岳。今回は常念岳に続く左ルートを取る予定です
最後の登りで高山病のような症状も。たどり着いた大天荘でランチ(10:30-]。ナンのあるカレー(1,000円だったかな)。美味しかったです泊まりたくなるようないい小屋でした。テン場も眺望抜群
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最後の登りで高山病のような症状も。たどり着いた大天荘でランチ(10:30-]。ナンのあるカレー(1,000円だったかな)。美味しかったです
泊まりたくなるようないい小屋でした。テン場も眺望抜群
泊まりたくなるようないい小屋でした。テン場も眺望抜群
大天荘から歩いていくと、ライチョウさまが！親子です。一羽は飛んでる！？
常念小屋まで半分のところ、道中ここだけにチングルマが残っていました。近くに残雪も
ようやく常念小屋が眼下に見えてきました。正面には三角形が綺麗な威容の常念岳（蝶ケ岳側から見てもでっかいです）常念小屋着(15:30)。テン場はは2ヶ所、2000円。2日前にテントが強風で吹き飛んだとのことで、ハイマツ近くに設営。穏やかな夜でした。でも寒かった。朝5℃でした
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ようやく常念小屋が眼下に見えてきました。正面には三角形が綺麗な威容の常念岳（蝶ケ岳側から見てもでっかいです）
常念小屋着(15:30)。テン場はは2ヶ所、2000円。2日前にテントが強風で吹き飛んだとのことで、ハイマツ近くに設営。穏やかな夜でした。でも寒かった。朝5℃でした
常念小屋着(15:30)。テン場はは2ヶ所、2000円。2日前にテントが強風で吹き飛んだとのことで、ハイマツ近くに設営。穏やかな夜でした。でも寒かった。朝5℃でした
DAY3寒くてもこの景色にはかないません。常念小屋からの日の出。先週行った赤岳、硫黄岳など八ヶ岳が雲海に浮かんでいました。富士山、浅間山、四阿山などもよく見えました
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DAY3
寒くてもこの景色にはかないません。常念小屋からの日の出。先週行った赤岳、硫黄岳など八ヶ岳が雲海に浮かんでいました。富士山、浅間山、四阿山などもよく見えました
寒くてもこの景色にはかないません。常念小屋からの日の出。先週行った赤岳、硫黄岳など八ヶ岳が雲海に浮かんでいました。富士山、浅間山、四阿山などもよく見えました
常念岳に向かいます（5:45)。そしてまたライチョウさんの親子たち。槍ヶ岳を入れると表情が見えないのが残念だけど、母親が岩の上から槍ヶ岳を眺めている風情？わたくしたち人間と同じだなぁ、などと勝手にこれまた妄想
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常念岳に向かいます（5:45)。そしてまたライチョウさんの親子たち。槍ヶ岳を入れると表情が見えないのが残念だけど、母親が岩の上から槍ヶ岳を眺めている風情？
わたくしたち人間と同じだなぁ、などと勝手にこれまた妄想
わたくしたち人間と同じだなぁ、などと勝手にこれまた妄想
常念岳(2,857m)に着きました。松本側から三角形に見え金字塔とも言われる日本百名山。10年ぶりです。10年前より2倍近く時間かけて💦ここは360度パノラマ。山頂は狭いので進行方向の蝶ヶ岳方面にほんの少し下ったところで大休憩しました
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常念岳(2,857m)に着きました。松本側から三角形に見え金字塔とも言われる日本百名山。10年ぶりです。10年前より2倍近く時間かけて💦
ここは360度パノラマ。山頂は狭いので進行方向の蝶ヶ岳方面にほんの少し下ったところで大休憩しました
ここは360度パノラマ。山頂は狭いので進行方向の蝶ヶ岳方面にほんの少し下ったところで大休憩しました
常念岳からみた蝶ヶ岳方面。遠くに蝶ヶ岳ヒュッテも見えます。長い道のりだぁ。そして最初の急降下は少し大変そう(下りでよかった。登りはもっときつそう）
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常念岳からみた蝶ヶ岳方面。遠くに蝶ヶ岳ヒュッテも見えます。長い道のりだぁ。そして最初の急降下は少し大変そう(下りでよかった。登りはもっときつそう）
常念山頂から。白山がこんなところに！？
常念岳山頂から大キレット。そして、その鍋底の向こうにいるのは白山！ こんな構図もあるのですね
常念岳山頂から大キレット。そして、その鍋底の向こうにいるのは白山！ こんな構図もあるのですね
拡大すると、先月登った憧憬の霊峰・白山が大キレット越しに浮かんでいました。30分以上たたずんで蝶ケ岳に向かいます(08:20)
蝶槍を過ぎました。意外と大変なルートで休憩をふんだんに取りましたが、ともあれ蝶ヶ岳ヒュッテに着きました(15:09)。テント2,000円、予約不要。稜線は風が強いので森のすぐ横に設営
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蝶槍を過ぎました。意外と大変なルートで休憩をふんだんに取りましたが、ともあれ蝶ヶ岳ヒュッテに着きました(15:09)。テント2,000円、予約不要。稜線は風が強いので森のすぐ横に設営
なんと、この酷暑にストーブ！朝夜はとても冷え込む日々。寒い中夕方に立ち寄った蝶ヶ岳ヒュッテにはストーブ。ありがたく暖をとらせていただきました
（夕食は贅沢？に今回唯一の小屋食。ここのごはんはとてもおいしく2回もおかわり）
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なんと、この酷暑にストーブ！
朝夜はとても冷え込む日々。寒い中夕方に立ち寄った蝶ヶ岳ヒュッテにはストーブ。ありがたく暖をとらせていただきました
（夕食は贅沢？に今回唯一の小屋食。ここのごはんはとてもおいしく2回もおかわり）
朝夜はとても冷え込む日々。寒い中夕方に立ち寄った蝶ヶ岳ヒュッテにはストーブ。ありがたく暖をとらせていただきました
（夕食は贅沢？に今回唯一の小屋食。ここのごはんはとてもおいしく2回もおかわり）
DAY4最終日の朝。日の出前。ほぼ満月に照らされる槍穂。梓川の雲海とともに幻想的でした。月もいいもんだなぁ
稜線のあちこちに早出の方々のヘッデンの光がゆらめいていました
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DAY4
最終日の朝。日の出前。ほぼ満月に照らされる槍穂。梓川の雲海とともに幻想的でした。月もいいもんだなぁ
稜線のあちこちに早出の方々のヘッデンの光がゆらめいていました
最終日の朝。日の出前。ほぼ満月に照らされる槍穂。梓川の雲海とともに幻想的でした。月もいいもんだなぁ
稜線のあちこちに早出の方々のヘッデンの光がゆらめいていました
雲海と槍ヶ岳です。絵になるとしか。寒い中息を飲んで見つめてしまいました
モルゲン槍。今回はこれで見納めです。名残惜しいです（ ; ; ）
朝ごはんたべて、テント撤収して安曇野側に下山します(06:26)
朝ごはんたべて、テント撤収して安曇野側に下山します(06:26)
感想
テントを背負って、北アルプスの「パノラマ銀座」を歩きました。中房温泉から「北アの女王・燕岳」「神のいるという大天井岳」「天空を突く百名山・常念岳」「蝶の雪型があるという蝶ヶ岳」に登り三股に下山しました。
重量オーバーでザックで肩こりするほど(ザック洗った後調節に失敗したかも、がいちばん大きいかも)。その分のんびり、ゆっくり、色々な方との交流あり、という稜線3泊の素敵な山旅でした。
歴史ある燕山荘と常念小屋、そしてお米がおいしい蝶ヶ岳ヒュッテに泊まりました(テン場ですが)。どの山頂もトレイルのほとんども眺望抜群。槍ヶ岳、穂高はじめ裏銀座、立山、剱岳、鹿島槍ヶ岳、富士山、南ア、白山、八ヶ岳、浅間山、妙高山、火打山などなど、たくさんの山を見ることができました。
花もたくさんで楽しめました。それでも今回は、パノラマ銀座という名に相応しい眺望と、3回にわたるライチョウが印象深く。酷暑の下界とは打って変わっての小屋でのストーブ発動などいろいろな別世界を体験できました。
【テン泊27】
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とても素敵な瞬間でした。モルゲンと雲海を見られたことに感謝します。天気、角度、時間によりますが、幸運なタイミングでした。
槍ヶ岳には行ったことがありませんが、槍沢コースのコメントで、わたくしもいつか行きたい、と思いました、
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