白馬から栂海新道 親不知海岸へ

2023年08月06日(日) 〜 2023年08月09日(水)

• GPS: 29:25
• 距離: 44.1km
• 登り: 3,547m
• 下り: 4,713m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:01
• 休憩: 0:28
• 合計: 5:29

8:26 猿倉荘
9:13 9:13 白馬尻荘
9:17 9:27 白馬尻小屋
11:56 12:04 岩室跡
12:23 12:33 避難小屋
13:28 13:28 白馬岳頂上宿舎
13:55 白馬山荘

2日目

• 山行: 6:39
• 休憩: 0:44
• 合計: 7:23

4:35 白馬山荘
5:22 5:28 白馬岳
5:52 5:59 三国境
6:29 6:29 鉱山道分岐
7:19 7:27 雪倉岳避難小屋
8:13 8:19 雪倉岳
10:05 10:05 小桜ヶ原
10:20 10:37 水平道分岐
11:51 11:51 水谷のコル
11:58 朝日小屋

3日目

• 山行: 6:50
• 休憩: 1:16
• 合計: 8:06

3:38 朝日小屋
3:43 3:43 水谷のコル
5:09 5:27 朝日岳
5:33 5:33 吹上のコル
5:52 5:53 照葉ノ池
6:40 6:40 アヤメ平
8:00 8:01 黒岩平
8:28 8:35 黒岩山
9:40 9:53 サワガニ山
10:20 10:48 北又の水場
11:31 11:39 犬ヶ岳
11:44 栂海山荘

4日目

• 山行: 7:17
• 休憩: 1:24
• 合計: 8:41

3:54 栂海山荘
4:37 4:48 黄蓮山
5:05 5:17 黄蓮の水場
5:28 5:28 菊石山
6:04 6:19 下駒ヶ岳
7:27 7:27 白鳥山避難小屋
7:30 7:45 白鳥山
8:02 8:03 山姥平
8:43 8:46 シキワリの水場
8:52 8:52 金時坂ノ頭
9:25 9:45 坂田峠
10:21 10:28 尻高山
11:10 11:10 二本松峠
12:34 12:34 親不知 栂海新道登山口
12:35 ゴール地点

天候

昼間：晴れ時々曇り・ガス　夕方：夕立ち（毎日）

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

往路：白馬駅〜猿倉
帰路：親不知〜黒部宇奈月温泉駅

コース状況／危険箇所等

◆栂海新道について
・全体を通して整備がよくいき届いてます。実感として、地形図読図の予想を上回ってアップダウンが激しいです。
・長距離で避難小屋のみのため、水確保が最重要。登山時点の水場水量は次の通り（各写真にコメントあります）
◎：黒岩平、〇：北又、△：黄蓮、シシ割、×：白鳥山直下

その他周辺情報

親不知登山口にある親不知観光ホテルは、日帰り入浴と駅までの送迎可能ですが、たまに休業日があるため事前確認をお勧めします。
私の下山日は休業日だったため、越中宮崎駅近くの境鉱泉の日帰り入浴を利用しました（黒東タクシー利用3820円、入浴料470円）

写真

8/6 8:24

猿倉からスタート

8/6 9:20

白馬尻小屋は休業中。小屋建物も無い。

8/6 9:39

大雪渓末端付近
雪渓に入らずしばらく土道を登る

8/6 9:52

雪渓歩きスタート地点
大雪渓はかなり久々でしたが、夏の大雪渓規模が、年々やせ細ってきているのでは？？

8/6 10:04

ガスが流れて雪渓らしい雰囲気に。
手前の複数人グループは、某局のTV取材班でした

8/6 10:18

青空も見えて、夏らしい雪渓風景が広がってきました

8/6 10:31

雪渓歩行終点が近い

8/6 10:55

雪渓歩き終了地点から俯瞰。
実感として、雪渓はあっという間で終わり

8/6 12:04

巨大な雪渓崩落

8/6 12:16

黄色い花の群落。いろいろ混じっていて、とにかく綺麗
ミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ、ミヤマキンバイ、ミヤマダイコンソウ、？？

8/6 12:25

小屋は小規模で、本当に緊急避難用です

8/6 12:46

クルマユリ

8/6 12:46

ハクサンフウロ

8/6 12:47

チシマギキョウ

8/6 12:47

クルマユリ

8/6 13:26

村営白馬岳頂上宿舎

8/6 13:55

白馬山荘。1日目の宿泊地

8/7 4:56

立派なモコモコ雲海に朝日が昇る

8/7 5:04

東側、五色ヶ原上空付近に虹が出現！
剣・立山が朝日に照らされて見事

8/7 5:21

日の出直後の白馬岳山頂にて

8/7 6:01

三国境より雪倉岳と朝日岳

8/7 6:05

この日は、時折、ガスが稜線に流れてくる天気でした

8/7 6:37

チングルマの綿毛。花は殆ど終わりです（ごく部分的に、まだ満開の所もありました）

8/7 6:39

ウサギギク

8/7 6:44

カライトソウ

8/7 7:11

雪倉岳避難小屋

8/7 8:07

雪倉岳山頂にて
遠景は朝日岳

8/7 8:39

次々と変化する雲を見てるだけで楽しいです

8/7 8:43

シモツケソウ

8/7 10:35

朝日岳水平道分岐
残雪は全くなく、水平道は問題ありませんでした

8/7 11:08

ニッコウキスゲ

8/7 11:22

地図に残雪時注意表記のある地点。
残雪無し、水流も無し（⇒給水NG）

8/7 11:51

朝日小屋前の水平道分岐

8/7 11:58

朝日小屋。2日目の宿泊

8/7 16:59

朝日小屋前のテント場。
毎日のように、夕方にはガス雲が掛かってきて夕立でした

8/8 4:54

朝日岳で夜明けを迎える。
雨飾山・火打山より昇る朝日

8/8 5:08

朝日岳の影がくっきりと

8/8 5:33

吹上げのコル、ここが栂海新道の起点。
蓮華温泉組とは、ここでお別れです

8/8 6:09

犬ヶ岳への稜線。遠景に白鳥岳、手前にニッコウキスゲの群落

8/8 6:38

池塘が点在する湿原につけられた木道

8/8 6:41

アヤメ平

8/8 7:17

コバイケイソウの群落

8/8 7:25

コバイケイソウの斜面と、犬ヶ岳へ続く稜線

8/8 7:50

黒岩平の水場。登山道が川を横切る場所で水量は十分(Very Good!!)

8/8 7:52

黒岩平。
とてもいい場所ですが、キャンプ禁止（残念）

8/8 8:26

黒岩山の分岐点（栂海新道と中俣新道）

8/8 8:29

黒岩山に到着

8/8 8:29

なだらかに見える稜線ですが、歩くとかなりアップダウンがあります

8/8 9:40

サワガニ山に到着

8/8 10:21

北又の水場への分岐点

8/8 10:41

北又の水場。約1分弱で1L給水できます⇒〇

8/8 11:31

犬が岳山頂に到着。すぐ下に栂海山荘があるので、そのまま通過

8/8 11:37

犬ヶ岳山頂より
頂上直下に見える栂海山荘の赤屋根が鮮やか

8/8 11:46

栂海山荘に到着。3日目の宿泊

8/8 18:54

栂海山荘からの眺め。
能登半島に沈む夕日。日本海のグラデーションが絶妙な感じ

8/9 4:45

夜明け前にヘッドライト歩行で黄蓮山山頂に到着

8/9 4:46

黄蓮山からの東雲

8/9 5:10

黄蓮の水場。水流は細く約2~3分で1L⇒△

8/9 5:14

黄蓮の水場への分岐点

8/9 6:05

下駒ヶ岳

8/9 7:16

白鳥山直下の水場を偵察。
予想通り枯れていました⇒×
岩壁に苔がぎっしりと生していて綺麗です。水流シーズンは、滝になるのだろうか？

8/9 7:19

白鳥山直下の水場。看板ないですが、水場道は明瞭です

8/9 7:28

白鳥小屋

8/9 7:35

白鳥山頂から、振り向きざまに朝日岳方面の眺望。
歩いてきた縦走路が懐かしい

8/9 8:03

山姥平

8/9 8:32

シキ割の水場。水流は細く約2~3分で1L⇒△
登山道中にあります（Good!）

8/9 8:53

金時の頭

8/9 9:22

坂田峠

8/9 10:22

尾高山山頂

8/9 10:48

途中で車道を横断する地点

8/9 11:11

二本松峠

8/9 12:30

途中で車道を横切る地点

8/9 12:35

登山道終了地点。R8沿いです

8/9 12:44

親不知観光ホテル前から下った所にある、旧親不知トンネル。
猛暑登山を終えて火照った体には、ここの冷気は最高でした！

8/9 12:48

到着しました、日本海・親不知海岸。
海岸から、R8への登り直し（標高差80mの急階段）はかなりつらかったです

撮影機器：

EOS 5D Mark IV ボディ CANON

iPhone SE (第2世代) 128GB au Apple

装備

個人装備

自炊用品 シュラフ 水多め（暑さ対策） 軽アイゼン（雪渓用。キックステップがよく効いたので結果的には使用せず） その他通常の夏山登山装備とカメラ機材

備考

低標高地点では、虫にだいぶ噛まれました。虫よけを塗布しましたが、汗で流されたせいか機能せず。

感想

tngsn

栂海新道は、数十年前の高校夏合宿で計画したものの、悪天のため朝日小屋から小川温泉にエスケープ下山して無念だった思い出があります。不意に、このリベンジ縦走をしたくなり、無事に果たすことができました。
人が少ないですが、登山道整備が行き届いていて、静かな縦走が楽しめるコースです。ただ低標高地点の長距離歩行で水場も限られているため、夏を避ける等の暑さ対策はしっかり計画した方がいいです。