富士山 富士宮駅〜白糸の滝〜上井出口〜吉田口〜富士宮口


- GPS
- 24:24
- 距離
- 53.0km
- 登り
- 4,180m
- 下り
- 1,940m
コースタイム
- 山行
- 14:36
- 休憩
- 9:14
- 合計
- 23:50
- 山行
- 5:34
- 休憩
- 3:00
- 合計
- 8:34
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
富士宮口〜花の湯 バス ¥2,030 花の湯〜富士宮駅 富士宮市営バス ¥200 富士宮駅〜静岡駅 JR ¥860 他静岡市内バス |
コース状況/ 危険箇所等 |
上井出口は整備されておらず、マダニも多いので推奨はしておりません。 (大沢のお助け小屋までの鉄砲尾根区間でもマダニ多し) |
予約できる山小屋 |
御殿場口七合四勺・わらじ館
|
写真
感想
今夏の冒険として、富士宮駅〜白糸の滝〜上井出口登山道〜大沢右岸〜富士山頂〜須走口〜御殿場駅という、駅から駅へのプランを立てました。
コロナ禍で列車利用を避けており、今回は4年ぶりの鉄道利用です。
しかし巨大台風が近づいており、所要一日半しか使えない状況。
前日の日中を睡眠にあて、万全な体調で臨みました。
スタートは富士宮駅。ちょうど日付変更をまたいだ、0時スタートです。
いよいよ「山の日」が始まります。
富士宮浅間大社で水を汲み、ひたすら白糸の滝への道路歩きです。
歩道があるので危険はありませんが、だらだらの登りが続く。
早くも足が蒸れて悲鳴を上げてきました。
夏の暑いときに何をやっているのだろう。
白糸の滝にも寄り、安全なところで湧水を汲みます。
この前のファミマが最後になります。
最近のペットボトル、いつの間にかステルス値上げで容量が小さくなっていました。
PB商品、7のは1.5L、Fのは1Lでした。気が付かず水不足の原因になります。
白糸の滝からさらに歩き、富士桜霊園の奥にある林道入口へ。ここまでは予定より1時間早く順調です。
この先林道、分岐した林道を利用し、上井出口登山道に入ります。
相変わらずマダニ地獄であり、ズボンを気にしながらの歩きです。今日は何匹付いたのでしょうか。
順調に大沢の三ツ沢に到達したところで、日の当たる沢の中の岩の上で休憩。夜露で濡れた靴を乾かします。靴下にマダニ一匹を確認。油断できませんね。靴内に虫よけスプレーをかけておきます。
大沢を渡り、鉄砲尾根を登ります。鉄砲尾根というだけあって、かなりの急登が続きます。すでに9時間も歩いているのにトドメでした。足は売り切れ、体幹も売り切れで、足がもたついてくる次第。予想より2時間近く遅く御中道に到達しました。
この状態では危険なこと、また飲料の残りが1Lと少ないため、大沢右岸はあきらめることにしました。
なお上井出口登山道は御中道が終点で、そこからは大宮口(富士宮口)か吉田口側に回って登るようになっていたそうです。それも不人気だった理由と思われます。
予定を変更して御中道を吉田口方面に進みます。
体力の損耗は激しく、御中道をフラフラしながら。
これはビバークポイントを早めに設定しようと、御庭荘があった裏手に設定。ここなら誰にも気が付かれないし、マダニはいないし。
しかしオンダテなど花の多い季節なので蜂や虫が多く、アリに足を噛まれました。ツエルトだけだと限界がありますが、富士山ではテントはダメなので。
一日目の山の日は、富士山で誰とも会わない行程となりました。。。
さて早めに寝たので、早めに夜中起床。満点の星空を見ながら体を慣らし、スバルライン五合目を目指します。
深夜0時のスバルライン五合目は人気の少ない静けさでした。飲料はここで入手、さすがに食料は仕入れられなかったです。
六合目まで歩き、この調子なら山頂まで行けそうだと判断、逆に須走〜御殿場駅へのロング下りは難しいと考え、山頂を目指しました。
七合目あたりでようやく先行者があらわれ、どんどん抜いて行きます。中華系、韓系の人たちは抜かれるのが嫌いなのか、相性が合わないですね。この季節は嫌だな。
八合目を過ぎるとご来光渋滞に追いついてしまいました。ツアーがほとんどのようです。たいてい山側に寄っているのですが、なかなか追い越すのも難しく、ペースを合わせると体が冷えてしまい最悪です。
なんとか登頂すると、ちょうどご来光のタイミングでした。
御来光には用事がないので、汲んだ水をお返ししたあと、速攻下山。
御殿場口に下り、赤岩カレーをいただきます。
宝永火口に出たところで、富士宮口バス時間より早く着きすぎることを懸念、火口でのんびりします。
富士宮口からは路線バス乗車。大半は外国人で、満席になりました。
花の湯で下車、久しぶりにのんびりします。
しかし富士山ツアー客が多く寄るようで、落ち着かない様相でした。。
1日目 57,000歩 35.2km
2日目 35,000歩 17.8km
コメント
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読み進めたら、なんと、御庭荘跡でツエルト泊でしたか。
ガチでスゴすぎです。初日に猛暑の中40キロ弱あるいて、ツエルトで仮眠して未明から登頂とは…
しかも渋滞に巻き込まれているのに早いし。
ちなみに、雲上閣のカプセル、5合目ではありますが、雑魚寝の山小屋より清潔感もあっていいのでは、と思っています。
http://app.fujiq-resorts.com/unjyokaku/lodge-fujiyama/
コースタイム、最近は自動なので、宿営地も勝手に入力されていますね。
スタート地点は富士宮駅なのに「富士宮やきそば学会アンテナショップ」。なんじゃそれは。
実際は前日夕寝から動いているので、15時頃が活動限界でした(笑)
もともと山頂ビバークの予定だったので、どこに変更するか考えながらの鉄砲尾根でした。
テン泊禁止の山なので、人知れずのところを狙うわけです。
小屋前でゴロゴロしていたら野口さんに怒られてしまいます。
吉田口の登り、足は楽でなかったけど、空いていたし渋滞無ければ4時間でしょうね。
六合目で安全指導センターの警察の方?に「ゆっくり登ってくださいね」と言われ、心がけていたのですが、夜中でも空調服パワーでついつい。
やはり一般道はバリエーションルートより楽なんですよ。地面を踏んでも凹みませんから。上井出口、鉄砲尾根、大宮口など、フカフカルートなので登りは体力損耗が激しいです。
雲上閣のカプセルホテル、使うことはないと思うけれど、気にはなっています。
雑魚寝スタイルは好みでないし、YHみたいに談話で盛り上がると結局寝れないし、合理的で良いと思います。
衛生的かどうかは管理者次第でしょうね。最低限シャワー無いと下山者汚いと思いますが。
最後のカプセルは東海道を歩いたときかな。貧乏鉄道旅行などでは良く使いました。
薄いカーテンしかないので、いびき対策の耳栓は必要ですよ。他人のこと言えないか。
夏が大の苦手なのに、まとまった休みは滅多にないので、結局この季節のイベントになってしまいます。
夜歩きは滅多にしないのですが、思ったより涼しかったですよ。
とはいえ空調服で無理矢理動いている感はあります。
問題はバッテリーなんですよ。2日間ということで、バッテリー4本。350g×4=1.4kgです。
モバイルバッテリーも大きい方は340g。小さい常備品は200g。
上記バッテリーだけで、減らない2Lの水と同じくらい余分に持っている計算。
足が沈む上井出口〜鉄砲尾根は辛かったです。
大沢右岸は御庭から行けば簡単でしょう。でもこれから麓の方が面白い季節になります。さて次は何処に行こうかな?
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