槍ヶ岳（上高地〜東鎌尾根、南岳周回〜天狗池）

2023年08月10日(木) 〜 2023年08月13日(日)

• GPS: 26:17
• 距離: 43.2km
• 登り: 2,076m
• 下り: 2,049m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:28
• 休憩: 0:42
• 合計: 6:10

7:46 上高地バスターミナル
7:51 7:52 河童橋公衆トイレ
8:02 8:02 小梨平
8:41 8:42 明神館
8:48 8:48 徳本口
9:33 9:33 徳沢公衆トイレ
9:37 9:49 徳澤園
10:06 10:06 新村橋
11:21 11:21 横尾
11:21 11:22 横尾山荘
12:07 12:07 槍見河原
12:18 12:26 一ノ俣
12:33 12:34 二ノ俣
13:06 13:30 槍沢ロッヂ
13:59 ババ平

2日目

• 山行: 6:11
• 休憩: 1:12
• 合計: 7:23

13:59 ババ平
6:22 6:23 槍沢大曲り
7:40 7:53 水俣乗越
10:01 10:05 ヒュッテ大槍
11:15 11:48 槍ヶ岳山荘
12:24 12:46 槍ヶ岳
13:13 槍ヶ岳山荘

3日目

• 山行: 10:14
• 休憩: 1:09
• 合計: 11:23

13:13 槍ヶ岳山荘
5:57 5:57 飛騨乗越
6:23 6:42 大喰岳
7:09 7:12 中岳
8:10 8:10 天狗原分岐
8:28 8:42 南岳
9:00 9:06 天狗原分岐
11:40 11:48 天狗池
12:43 12:44 槍沢・天狗原分岐
13:29 13:30 槍沢大曲り
14:01 14:01 ババ平
14:34 14:51 槍沢ロッヂ
15:16 15:16 二ノ俣
15:23 15:24 一ノ俣
15:33 15:33 槍見河原
16:12 16:13 横尾
17:01 17:01 新村橋
17:13 徳澤園

4日目

• 山行: 1:38
• 休憩: 0:00
• 合計: 1:38

17:13 徳澤園
6:48 6:48 徳沢公衆トイレ
7:32 7:32 徳本口
7:37 7:37 明神館
8:16 8:17 小梨平
8:25 8:25 河童橋
8:25 ゴール地点

天候

4日間全て奇跡のピーカン！

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

沢渡第一駐車場は朝6時半の時点で6割ほど。
満車だったらどうしようとちょっとビビってましたが、盆休み前だからなのか余裕で停められてホッとしました。

コース状況／危険箇所等

◼︎槍平大曲〜水俣乗越
90分くらいで一気に標高を上げるため結構な急登です。危険なところはないですが、普通に疲れます笑。途中ババ平が遥か下に見えました。
◼︎天狗原分岐〜天狗池
出だしに続く急な下りは、テン泊装備を背負ってた分、ある意味穂先より危なかったです。ここで結構時間を食いましたが、落ちるよりマシの精神で慎重に行きました。

その他周辺情報

湯々庵琵琶の湯800円/沢渡から車で1時間
趣がある建物でお湯もとても良かったです。

写真

8/10 5:33

幸先よく高速道路に大きな虹が掛かりました！

8/10 7:52

写真で何度も見た景色ながらやっぱり感動しました。ついに来たぞ俺！って感じ。

8/10 7:55

とにかく水が綺麗でした。

8/10 8:33

8/10 8:41

1時間ほどで明神に到着。

8/10 9:36

明神から1時間ほどで徳沢に到着。

8/10 9:41

2日後、無事にこの美味しいコーヒーソフトクリームをまた食べようとバディの山岩さんと固く誓う。

8/10 10:19

気持ちの良い林道歩き。ずっと歩いていられる感じでした。

8/10 11:04

徳沢からさらに1時間ほどで横尾に到着。

8/10 11:21

槍ヶ岳に向かいます。

8/10 11:55

本当に産まれたての水って感じ。お前たちも俺と同じように都会で汚れていくのか..。

8/10 12:19

8/10 13:05

8/10 13:06

槍沢ロッヂに到着。

8/10 13:13

ここでバディは楽しみにしていたレモネード、僕はビールで乾杯！

8/10 14:00

ババ平まで結構登りますが、本日ラストということで気合いで。

8/10 14:54

ババ平でテン泊。トイレも綺麗で売店もあり言うことなし！

8/11 5:14

何もかも最高だった初日が終わります。

8/11 5:14

翌朝、素晴らしい一日になる予感しかない中出発！出だしからTシャツです。

8/11 6:15

ひたすら登りの修行のような槍沢ルートは回避して、ここから尾根に上がり表銀座ルートに合流します。

8/11 6:16

90分で標高を(確か..)500くらい上がるので結構な急登でした。

8/11 6:59

8/11 7:06

結構登って来ました。遥か下にババ平が見えます。

8/11 7:41

1時間半かかって水俣乗越に到着。

8/11 7:47

ここから楽しい尾根歩きです。

8/11 7:53

丹沢の馬鹿尾根が頭をよぎりました笑

8/11 8:05

ここで初めて槍と対面！感想は「まじであんなに尖ってるんだ！」グッと来ないわけないです。

8/11 8:19

高度感は確かにありますが怖いということはないです。とにかくキモチE。

8/11 8:29

長いハシゴ。

8/11 8:57

槍ヶ岳ブルー！

8/11 9:05

北鎌尾根。いつかスキルが整ったと自分で思えた時にトライしてみたいです。

8/11 9:41

8/11 9:51

このルートはやっぱり槍がだんだん迫ってくる感じがとても良かったです。

8/11 9:51

ヒュッテ大槍は味噌ラーメンが美味しいと後で知って食べそびれたバディは悔し涙を流してました。また行く理由がひとつできました笑

8/11 10:21

8/11 10:26

間違って槍沢ルートの方に下りなくて良かったです笑　上から見えるあのラストの登りは巡礼する修行僧の列のようでした。

8/11 11:03

ビクトリーロード！

8/11 11:05

槍ヶ岳山荘到着！

8/11 11:08

すでに渋滞が発生中のようです。

8/11 11:37

散財に次ぐ散財..。

8/11 11:39

ウソみたいだろ。トイレからの景色なんだぜ、これ。

8/11 11:59

手ぶらで登った穂先はひたすら楽しかったです！

8/11 12:09

8/11 12:16

槍ヶ岳山頂！やりました！

8/11 12:22

胸焼けするほどの絶景。

8/11 12:22

こんなの見てしまったら俺は里山登山に戻れるのだろうかと不安になります。

8/11 12:32

穂高方面。

8/11 13:00

おつかれ山です。

8/11 16:58

美味しかったです。

8/11 18:47

美しい夕暮れ。山の日のプレゼントでしょうか。

8/11 18:48

8/11 18:49

なんだよこれ！タトゥイーンじゃん！と周りの人とは違う理由で泣いてました。

8/11 18:52

またも最高だった一日が終わります。切ない。

8/12 4:23

翌朝。朝焼けの自然光と殺生ヒュッテのテン場の人工光のコントラストがとても美しかった。

8/12 4:41

新しい朝がまもなく。

8/12 4:45

8/12 4:57

富士山と八ヶ岳と南ア。

8/12 5:14

8/12 5:14

今日行く道が赤く染まります。大喰岳目指して稜線歩きのはじまりです。

8/12 6:17

大喰岳山頂！

8/12 7:00

ハシゴなど登りつつ、

8/12 7:07

中岳山頂！

8/12 7:33

南岳を目指します。

8/12 7:45

振り返って槍、大喰岳、中岳。

8/12 7:52

南岳山頂が見えてきます。

8/12 7:58

一箇所だけヒヤリとするところがありました。

8/12 8:24

8/12 8:28

ピーカンの南岳山頂！

8/12 8:35

スキルを磨いて来年は穂高縦走します。

8/12 9:01

天狗原分岐。振り返ってみれば天狗池まで下るこの時間が今回の山行のある意味クライマックスだったかも笑

8/12 9:04

8/12 9:10

バディに怖い思いをさせて申し訳なかったです。

8/12 9:16

重いザックを背負ってる分、穂先より緊張しました。

8/12 9:23

8/12 9:24

8/12 9:34

これで逆さ槍がショボかったらバディ激おこやろなとか思いつつ。

8/12 9:53

8/12 10:32

ずっと槍が背中を押してくれます。

8/12 11:06

8/12 11:38

そして逆さ槍！

8/12 11:42

逆さ東鎌尾根！頑張りが報われました。

8/12 11:58

槍沢ルートに合流します。

8/12 12:29

槍よさらば！絶対また来ます。

8/12 12:36

8/12 17:13

今回最後のキャンプ地徳沢に到着。バディはこれ以上歩けないほど疲労困憊。まじでごめんよ。

8/13 5:47

最後の夜は無印のカレーを食いました。

8/13 6:47

翌朝。今日もピーカン。今年の全ての運を使い果たしたのでは？

8/13 7:25

猿がいました。

8/13 7:38

来年は必ず穂高に。

8/13 8:24

河童橋でおつかれ山！

8/13 9:33

ウェストン碑など見つつ上高地を散策しました。
我ながらナイスな日程が組めたと自画自賛。

撮影機器：

Google Pixel 6a au Google

感想

mount-torio

上りは上高地から入り途中東鎌尾根に合流するルート、下りは南岳まで周回し天狗池の方におりて槍沢ルートに合流するルートを、余裕を持って3泊4日で行ってきました。

4日とも素晴らしい天気に恵まれ、大袈裟ではなく僕の人生最良の日のひとつとなりました。

水俣乗越分岐から東鎌尾根までの登りは結構な急登でしたが、朝イチということもありまあ余裕です。
東鎌尾根もメジャールートなだけあり整備されていて、危険というのはほとんど感じませんでした。最高の眺望の中、ナイスな稜線歩きを楽しめました。

槍はもう言うことないです。感激しました。

槍ヶ岳山荘での日没。
地平線の少し上に出張った雲のせいで、沈む太陽がふいに２つに分かれてタトゥイーンのようになり、どこからかmay the force be with you！と聞こえた気がして、自分でも狼狽えてしまうほど涙が溢れてしまい焦りました。ほとんど病気ですね笑。

南岳の山頂に着いたとき、バディの山岩さんと後は下るだけだねと話してたんですが、そっからが本番でした。
天狗池の方に下るルートにはハシゴがあるぐらいしか調べてなくて今回もある意味完敗です。重いザックを背負った状態だと結構慎重に行った方が良いと思います。

本当は大キレットを越えて穂高を縦走したかったんですが、こないだの五竜を経験して何か失礼な気がして今回は手前で宣戦布告するところで止めときました。
落ちないで行けるかも知れませんが、行ったという自己満が残るだけでそれは空しいと思ったので。
スキルを磨いて来年必ず行きます。
バディと楽しんで踏破します！

槍ヶ岳は太古の昔からただそこにあるのに、人がそれぞれの自分の人生のある時点でそれぞれのきっかけで勝手に槍ヶ岳を発見して、そこに登って取り憑かれてるのって本当面白いですね。
「何とかには2種類ある」っていう物言いって本当嫌いなんですが、槍ヶ岳に登った人生とそうでない人生って絶対あると登ってみてそう思いました。

また必ず行きます。