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Yamareco

記録ID: 5831228
全員に公開
沢登り
白馬・鹿島槍・五竜

黒部支流・祖母谷(ババダン)〜白馬岳、旭岳、清水(ショーズ)岳

2023年08月10日(木) 〜 2023年08月14日(月)
 - 拍手
GPS
34:40
距離
38.7km
登り
4,991m
下り
4,918m

コースタイム

1日目
山行
2:40
休憩
0:00
合計
2:40
13:05
55
14:00
14:00
40
14:40
14:40
65
林道終点
15:45
宿泊地Co.950m第6堰堤の上
2日目
山行
6:40
休憩
0:00
合計
6:40
6:05
100
宿泊地
7:45
7:45
115
西ノ谷二股
9:40
9:40
30
右岸高巻きの滝
10:10
10:10
155
硫黄沢二股
12:45
C2 Co1540m
3日目
山行
7:40
休憩
0:30
合計
8:10
5:30
10
C2 Co1550m
5:40
5:40
210
Co1600m大滝の巻き始め
9:10
9:10
50
・1981山頂
10:00
10:00
30
コルから下降
10:30
11:00
90
沢に戻る
12:30
12:30
70
Co2100mの滝巻き始め
13:40
C3 Co2275m
4日目
山行
7:22
休憩
1:25
合計
8:47
5:43
117
C3 Co2275m
7:40
8:00
20
Co2700mコル(夏道)
8:20
8:20
20
8:40
8:43
7
8:50
8:50
71
10:01
10:03
140
12:23
12:51
22
13:13
13:45
23
藪こぎ引き返し点
14:08
14:08
22
14:30
C4 Co.490沢の源頭
5日目
山行
5:45
休憩
2:10
合計
7:55
5:50
70
宿泊地
7:00
7:40
230
11:30
12:15
15
12:30
13:15
30
13:45
13:45
0
13:45
ゴール地点
8/10;新岐阜駅BT(630)宇奈月温泉駅(1030/1127)欅平駅(1245-1305)第6堰堤上泊(1545)
8/11;発(605)西ノ谷出合(745)硫黄沢出合(1010)標高1540m泊(1245)
8/12;発(530)高捲始め(550)鞍部(1000)高捲終了(1030-1100)標高2275m泊(1340)
8/13;発(550)登山道上(740-800/900-30)白馬岳(830)旭岳(1000)清水岳(1220-50)敗退後、清水岳(1400)
8/14;発(550)不帰岳避難小屋(705-50)登山口(1130-1215)祖母谷温泉(1230-1315)欅平駅(1345/1353)宇奈月温泉駅(1510)きときと寿司敗退後、餃子ノ王将、箱根清水(???)黒部宇奈月温泉駅(1710)自宅着(2050)
【以上、macchan90】
天候 ほとんど晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
ファイル
元ネタ
(更新時刻:2023/08/15 17:29)
黒部渓谷トロッコ列車で発車
2023年08月10日 11:35撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
8/10 11:35
黒部渓谷トロッコ列車で発車
この狭さがかわいい
2023年08月10日 11:55撮影 by  DSC-RX100, SONY
5
8/10 11:55
この狭さがかわいい
黒部本流右岸へ渡る派手な橋
2023年08月10日 13:07撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3
8/10 13:07
黒部本流右岸へ渡る派手な橋
橋から見える本流の黒部第三発電所
2023年08月10日 13:08撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
4
8/10 13:08
橋から見える本流の黒部第三発電所
国内外観光者続々なり
2023年08月10日 13:10撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
8/10 13:10
国内外観光者続々なり
トンネルはいい感じに暗い
2023年08月10日 13:42撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3
8/10 13:42
トンネルはいい感じに暗い
祖母谷温泉対岸より
2023年08月10日 13:43撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
2
8/10 13:43
祖母谷温泉対岸より
祖母谷温泉、橋より
2023年08月10日 13:58撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
2
8/10 13:58
祖母谷温泉、橋より
祖母谷右岸へ渡る橋
2023年08月10日 13:58撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
8/10 13:58
祖母谷右岸へ渡る橋
祖母谷第六堰堤、林道はあそこまで
2023年08月10日 13:58撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
8/10 13:58
祖母谷第六堰堤、林道はあそこまで
林道終点付近の埋まったトンネル
2023年08月10日 14:48撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
2
8/10 14:48
林道終点付近の埋まったトンネル
中は泥沼
2023年08月10日 14:48撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
8/10 14:48
中は泥沼
トンネル付近のガレ急斜面で倒れ、顔を岩にコスッた
2023年08月10日 14:49撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7
8/10 14:49
トンネル付近のガレ急斜面で倒れ、顔を岩にコスッた
第六堰堤を見上げる
2023年08月10日 15:09撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
8/10 15:09
第六堰堤を見上げる
4年前の遭難救助のお礼にもらったスコッチ12年とマツ
2023年08月10日 16:14撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10
8/10 16:14
4年前の遭難救助のお礼にもらったスコッチ12年とマツ
堰堤の上の砂礫がC1
2023年08月10日 17:33撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5
8/10 17:33
堰堤の上の砂礫がC1
堰堤の上の砂礫がC1
2023年08月10日 17:38撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
8/10 17:38
堰堤の上の砂礫がC1
堰堤の上の砂礫がC1
2023年08月10日 17:39撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
8/10 17:39
堰堤の上の砂礫がC1
堰堤の上の砂礫がC1
2023年08月10日 17:39撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
8/10 17:39
堰堤の上の砂礫がC1
見かけよりはかなりうまい味噌納豆雑炊
2023年08月10日 17:54撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7
8/10 17:54
見かけよりはかなりうまい味噌納豆雑炊
沐浴
2023年08月10日 18:10撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
8/10 18:10
沐浴
沐浴
2023年08月10日 18:11撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3
8/10 18:11
沐浴
食べきれず明日の朝も食べよう
2023年08月10日 18:29撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
4
8/10 18:29
食べきれず明日の朝も食べよう
黄昏どき
2023年08月10日 19:05撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
4
8/10 19:05
黄昏どき
黄昏どき
2023年08月10日 19:07撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5
8/10 19:07
黄昏どき
黄昏どき
2023年08月10日 19:22撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5
8/10 19:22
黄昏どき
昨日の飯を分ける
2023年08月11日 05:23撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
8/11 5:23
昨日の飯を分ける
昨日の飯を分け、マルタイラーメンと
2023年08月11日 05:23撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3
8/11 5:23
昨日の飯を分け、マルタイラーメンと
昨日の飯を分け、マルタイラーメンと
2023年08月11日 05:25撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
8/11 5:25
昨日の飯を分け、マルタイラーメンと
出発
2023年08月11日 06:17撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3
8/11 6:17
出発
黒部の奥へ
2023年08月11日 06:17撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3
8/11 6:17
黒部の奥へ
左岸からの支流を確認
2023年08月11日 06:19撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3
8/11 6:19
左岸からの支流を確認
2023年08月11日 06:20撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
8/11 6:20
残置ロープあり
2023年08月11日 06:22撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
4
8/11 6:22
残置ロープあり
へつりのある深み
2023年08月11日 06:33撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
8/11 6:33
へつりのある深み
へつりのある深み
2023年08月11日 06:33撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5
8/11 6:33
へつりのある深み
へつりのある深み
2023年08月11日 06:33撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
8/11 6:33
へつりのある深み
へつりのある深み
2023年08月11日 06:33撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
8/11 6:33
へつりのある深み
へつりのある深み
2023年08月11日 06:34撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
8/11 6:34
へつりのある深み
いけない滝が遠くに見えてきた
2023年08月11日 06:37撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
4
8/11 6:37
いけない滝が遠くに見えてきた
行けない滝とマツ
2023年08月11日 06:39撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
8/11 6:39
行けない滝とマツ
行けない滝とマツ
2023年08月11日 06:39撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
8/11 6:39
行けない滝とマツ
側壁はさすがの黒部。
2023年08月11日 07:04撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
4
8/11 7:04
側壁はさすがの黒部。
スマフォの防水ケースに水入っちゃって曇り始めた。岩盤登り。
2023年08月11日 07:42撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
4
8/11 7:42
スマフォの防水ケースに水入っちゃって曇り始めた。岩盤登り。
スマフォケースの曇り
2023年08月11日 07:45撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
2
8/11 7:45
スマフォケースの曇り
側壁はさすがの黒部。
2023年08月11日 07:52撮影 by  DSC-RX100, SONY
5
8/11 7:52
側壁はさすがの黒部。
巨岩多し
2023年08月11日 07:53撮影 by  DSC-RX100, SONY
5
8/11 7:53
巨岩多し
岩盤続く
2023年08月11日 07:57撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
8/11 7:57
岩盤続く
岩盤続く
2023年08月11日 08:01撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
8/11 8:01
岩盤続く
一休み
2023年08月11日 09:35撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
2
8/11 9:35
一休み
岩峰現る・2181か。あの辺りが特に険悪なところ。
2023年08月11日 10:02撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7
8/11 10:02
岩峰現る・2181か。あの辺りが特に険悪なところ。
小滝を超えていく
2023年08月11日 10:30撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
2
8/11 10:30
小滝を超えていく
最下部はショルダーで、細かいスタンスをイジイジ登ってザック釣り上げの一枚岩。
2023年08月11日 10:57撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
6
8/11 10:57
最下部はショルダーで、細かいスタンスをイジイジ登ってザック釣り上げの一枚岩。
振り返れば劔岳がっ!
2023年08月11日 12:07撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11
8/11 12:07
振り返れば劔岳がっ!
・2181峰左のあたりの岸壁が威圧する
2023年08月11日 12:08撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5
8/11 12:08
・2181峰左のあたりの岸壁が威圧する
振り返れば劔岳がっっ!
2023年08月11日 12:08撮影 by  DSC-RX100, SONY
5
8/11 12:08
振り返れば劔岳がっっ!
劔岳を見ている
2023年08月11日 12:08撮影 by  DSC-RX100, SONY
7
8/11 12:08
劔岳を見ている
劔岳は人気だ
2023年08月11日 12:09撮影 by  DSC-RX100, SONY
5
8/11 12:09
劔岳は人気だ
劔岳がよく見えるからテン場にする。
2023年08月11日 13:03撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
4
8/11 13:03
劔岳がよく見えるからテン場にする。
白葡萄酒だってある。
2023年08月11日 13:53撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7
8/11 13:53
白葡萄酒だってある。
劔岳は大人気だ
2023年08月11日 14:10撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3
8/11 14:10
劔岳は大人気だ
剱岳に捧げる沐浴
2023年08月11日 14:23撮影 by  DSC-RX100, SONY
7
8/11 14:23
剱岳に捧げる沐浴
剱岳に捧げる午睡
2023年08月11日 14:45撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
6
8/11 14:45
剱岳に捧げる午睡
剱岳に捧げる沐浴
2023年08月11日 14:48撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5
8/11 14:48
剱岳に捧げる沐浴
剱岳に捧げる沐浴
2023年08月11日 14:49撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5
8/11 14:49
剱岳に捧げる沐浴
剱岳は一休みだ
2023年08月11日 16:18撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3
8/11 16:18
剱岳は一休みだ
・2181ちらり
2023年08月11日 16:19撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3
8/11 16:19
・2181ちらり
晩飯の支度
2023年08月11日 16:54撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
2
8/11 16:54
晩飯の支度
スープスパゲティー人参じゃがいもオクラにんにく大豆肉入り
2023年08月11日 17:08撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
7
8/11 17:08
スープスパゲティー人参じゃがいもオクラにんにく大豆肉入り
朱色の空
2023年08月11日 18:44撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3
8/11 18:44
朱色の空
剱岳の黄昏時刻 Dimming of the Day
2023年08月11日 19:05撮影 by  DSC-RX100, SONY
7
8/11 19:05
剱岳の黄昏時刻 Dimming of the Day
朝の剱岳
2023年08月12日 05:17撮影 by  DSC-RX100, SONY
5
8/12 5:17
朝の剱岳
出発前の二人
2023年08月12日 05:17撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
8/12 5:17
出発前の二人
劔岳おはよう
2023年08月12日 05:19撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
8/12 5:19
劔岳おはよう
大滝見えた
2023年08月12日 05:38撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
8/12 5:38
大滝見えた
大滝見えた
2023年08月12日 05:40撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
8/12 5:40
大滝見えた
20m大滝。左岸を巻いて巻いて、大高巻きとなる。
2023年08月12日 05:42撮影 by  DSC-RX100, SONY
6
8/12 5:42
20m大滝。左岸を巻いて巻いて、大高巻きとなる。
20m大滝。左岸を巻いて巻いて、大高巻きとなる。
2023年08月12日 05:43撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
8/12 5:43
20m大滝。左岸を巻いて巻いて、大高巻きとなる。
ヤブの中の岩棚で集まる
2023年08月12日 06:14撮影 by  iPhone XR, Apple
8
8/12 6:14
ヤブの中の岩棚で集まる
はなはな
2023年08月12日 06:20撮影 by  iPhone XR, Apple
3
8/12 6:20
はなはな
大高巻きの途中、対岸の滝を見る
2023年08月12日 06:30撮影 by  DSC-RX100, SONY
5
8/12 6:30
大高巻きの途中、対岸の滝を見る
大高巻きの途中、対岸の滝を見る
2023年08月12日 06:30撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
8/12 6:30
大高巻きの途中、対岸の滝を見る
あそこのスラブの灌木を伝って左へトラバースしたら降りられるかもしれない
2023年08月12日 06:34撮影 by  iPhone XR, Apple
1
8/12 6:34
あそこのスラブの灌木を伝って左へトラバースしたら降りられるかもしれない
ヤバい草付きトラバース
2023年08月12日 06:46撮影 by  iPhone XR, Apple
5
8/12 6:46
ヤバい草付きトラバース
果てしない高巻きに辟易しているところ
2023年08月12日 07:18撮影 by  iPhone XR, Apple
4
8/12 7:18
果てしない高巻きに辟易しているところ
対岸の・2181や側壁の大滝に斜光線
2023年08月12日 07:19撮影 by  iPhone XR, Apple
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8/12 7:19
対岸の・2181や側壁の大滝に斜光線
対岸の・2181や側壁の大滝に斜光線
2023年08月12日 07:22撮影 by  iPhone XR, Apple
4
8/12 7:22
対岸の・2181や側壁の大滝に斜光線
マツのトップで草付きトラバース
2023年08月12日 07:42撮影 by  iPhone XR, Apple
3
8/12 7:42
マツのトップで草付きトラバース
米山草付きトラバース
2023年08月12日 07:46撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
8/12 7:46
米山草付きトラバース
対岸のエグい壁
2023年08月12日 07:46撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
8/12 7:46
対岸のエグい壁
対岸の・2181峰
2023年08月12日 07:46撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
8/12 7:46
対岸の・2181峰
トラバースして来たけども、全然降りられない感じの谷底
2023年08月12日 08:08撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
8/12 8:08
トラバースして来たけども、全然降りられない感じの谷底
結局あそこに見えている1981の上までリッジの藪こぎをして乗っ越すしかないことがわかる。
2023年08月12日 08:08撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
8/12 8:08
結局あそこに見えている1981の上までリッジの藪こぎをして乗っ越すしかないことがわかる。
対岸のエグい壁
2023年08月12日 08:09撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
8/12 8:09
対岸のエグい壁
高巻き藪こぎ中
2023年08月12日 08:09撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
8/12 8:09
高巻き藪こぎ中
本流もエグそう
2023年08月12日 08:09撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
8/12 8:09
本流もエグそう
木登りも得意だ
2023年08月12日 08:09撮影 by  DSC-RX100, SONY
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8/12 8:09
木登りも得意だ
藪の中でバグってる
2023年08月12日 08:24撮影 by  iPhone XR, Apple
8/12 8:24
藪の中でバグってる
藪の中でバグってる
2023年08月12日 09:06撮影 by  iPhone XR, Apple
8/12 9:06
藪の中でバグってる
・1981は展望良き山頂だった〜。
2023年08月12日 09:11撮影 by  iPhone XR, Apple
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・1981は展望良き山頂だった〜。
・1981より剱岳
2023年08月12日 09:12撮影 by  iPhone XR, Apple
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8/12 9:12
・1981より剱岳
コルより下降
2023年08月12日 10:01撮影 by  iPhone XR, Apple
3
8/12 10:01
コルより下降
ほんとに行けるか緊張の下降
2023年08月12日 10:01撮影 by  iPhone XR, Apple
6
8/12 10:01
ほんとに行けるか緊張の下降
ガレが本流まで繋がってる
2023年08月12日 10:11撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
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ガレが本流まで繋がってる
それでも傾斜は結構ある
2023年08月12日 10:11撮影 by  DSC-RX100, SONY
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それでも傾斜は結構ある
足元を選ぶ。落石を避ける。離れて歩く。
2023年08月12日 10:11撮影 by  DSC-RX100, SONY
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8/12 10:11
足元を選ぶ。落石を避ける。離れて歩く。
草付き、足元、緊張なのだ。
2023年08月12日 10:16撮影 by  iPhone XR, Apple
6
8/12 10:16
草付き、足元、緊張なのだ。
安全地帯間近。
2023年08月12日 10:25撮影 by  iPhone XR, Apple
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8/12 10:25
安全地帯間近。
最後の数mの段差がまた微妙
2023年08月12日 10:35撮影 by  DSC-RX100, SONY
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8/12 10:35
最後の数mの段差がまた微妙
最後の数mの段差がまた微妙
2023年08月12日 10:35撮影 by  DSC-RX100, SONY
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8/12 10:35
最後の数mの段差がまた微妙
・1981の断崖。巻いてもどこも降りられなかった。
2023年08月12日 10:39撮影 by  iPhone XR, Apple
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・1981の断崖。巻いてもどこも降りられなかった。
硫化水素臭う白い滝。右岸のガレを巻く
2023年08月12日 11:42撮影 by  DSC-RX100, SONY
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8/12 11:42
硫化水素臭う白い滝。右岸のガレを巻く
Co2000mの滝。右岸を巻く
2023年08月12日 12:34撮影 by  iPhone XR, Apple
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8/12 12:34
Co2000mの滝。右岸を巻く
Co2000mの滝。右岸を巻く
2023年08月12日 12:35撮影 by  DSC-RX100, SONY
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Co2000mの滝。右岸を巻く
Co2000mの滝。右岸を巻く
2023年08月12日 12:35撮影 by  DSC-RX100, SONY
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Co2000mの滝。右岸を巻く
Co2000mの滝。右岸を巻く
2023年08月12日 12:36撮影 by  iPhone XR, Apple
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8/12 12:36
Co2000mの滝。右岸を巻く
突然開けた源流部。ネパールの長旅を思い出す風景。
2023年08月12日 13:57撮影 by  DSC-RX100, SONY
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8/12 13:57
突然開けた源流部。ネパールの長旅を思い出す風景。
泊まりバにする。
2023年08月12日 16:12撮影 by  DSC-RX100, SONY
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泊まりバにする。
泊まりバにする。
2023年08月12日 17:34撮影 by  iPhone XR, Apple
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泊まりバにする。
泊まりバにする。
2023年08月12日 17:36撮影 by  iPhone XR, Apple
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泊まりバにする。
朝の劔岳おはよう
2023年08月13日 06:11撮影 by  iPhone XR, Apple
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朝の劔岳おはよう
旭岳からの源流へ
2023年08月13日 06:11撮影 by  iPhone XR, Apple
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旭岳からの源流へ
旭岳からの源流へ
2023年08月13日 06:14撮影 by  iPhone XR, Apple
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旭岳からの源流へ
雪渓がでた
2023年08月13日 06:51撮影 by  iPhone XR, Apple
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雪渓がでた
雪渓がでた
2023年08月13日 07:06撮影 by  DSC-RX100, SONY
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雪渓がでた
ウサギギクに日が当たる
2023年08月13日 07:20撮影 by  iPhone XR, Apple
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8/13 7:20
ウサギギクに日が当たる
ヨツバシオガマが盛り
2023年08月13日 07:24撮影 by  iPhone XR, Apple
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8/13 7:24
ヨツバシオガマが盛り
ヨツバシオガマが盛り
2023年08月13日 07:24撮影 by  iPhone XR, Apple
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ヨツバシオガマが盛り
ヨツバシオガマが盛り
2023年08月13日 07:25撮影 by  iPhone XR, Apple
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ヨツバシオガマが盛り
白馬岳のポタラ宮殿が見えてきた
2023年08月13日 07:40撮影 by  iPhone XR, Apple
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8/13 7:40
白馬岳のポタラ宮殿が見えてきた
コルはチングルマのフワフワが盛り
2023年08月13日 07:44撮影 by  iPhone XR, Apple
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コルはチングルマのフワフワが盛り
登ってきた方角
2023年08月13日 07:44撮影 by  iPhone XR, Apple
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登ってきた方角
稜線へのふたり
2023年08月13日 07:44撮影 by  DSC-RX100, SONY
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稜線へのふたり
剱岳とチングルマのふわふわ
2023年08月13日 07:44撮影 by  iPhone XR, Apple
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剱岳とチングルマのふわふわ
稜線へのふたり
2023年08月13日 07:44撮影 by  DSC-RX100, SONY
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稜線へのふたり
稜線へのふたり
2023年08月13日 07:44撮影 by  DSC-RX100, SONY
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稜線へのふたり
白馬岳山頂の3人
2023年08月13日 08:38撮影 by  DSC-RX100, SONY
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白馬岳山頂の3人
旭岳
2023年08月13日 09:02撮影 by  iPhone XR, Apple
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旭岳
旭岳
2023年08月13日 09:53撮影 by  iPhone XR, Apple
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旭岳
旭岳
2023年08月13日 09:56撮影 by  DSC-RX100, SONY
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旭岳
旭岳
2023年08月13日 09:59撮影 by  iPhone XR, Apple
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旭岳
旭岳
2023年08月13日 10:00撮影 by  DSC-RX100, SONY
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8/13 10:00
旭岳
旭岳
2023年08月13日 10:04撮影 by  DSC-RX100, SONY
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8/13 10:04
旭岳
2023年08月13日 11:21撮影 by  DSC-RX100, SONY
8/13 11:21
2023年08月13日 11:21撮影 by  DSC-RX100, SONY
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8/13 11:21
昨日大高巻きした1981の岩壁が中央。その左延長には大きな三角の鋭鋒。対岸の右延長にはマチュピチュのような・2181が見えている。祖母谷を挟んで両側に、硬い岩層が貫入していて、それが帯状に険悪な地形を作っているのではないか。
2023年08月13日 11:40撮影 by  DSC-RX100, SONY
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8/13 11:40
昨日大高巻きした1981の岩壁が中央。その左延長には大きな三角の鋭鋒。対岸の右延長にはマチュピチュのような・2181が見えている。祖母谷を挟んで両側に、硬い岩層が貫入していて、それが帯状に険悪な地形を作っているのではないか。
中央が大高巻きした・1981峰。右側中腹のスラブをトラバースして下降路を探したが、これでは降りられず、結局最高点までリッジのヤブを漕いだ。
2023年08月13日 11:40撮影 by  DSC-RX100, SONY
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8/13 11:40
中央が大高巻きした・1981峰。右側中腹のスラブをトラバースして下降路を探したが、これでは降りられず、結局最高点までリッジのヤブを漕いだ。
コマクサ点在の砂礫地
2023年08月13日 12:03撮影 by  iPhone XR, Apple
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8/13 12:03
コマクサ点在の砂礫地
コマクサ点在の砂礫地
2023年08月13日 12:03撮影 by  iPhone XR, Apple
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8/13 12:03
コマクサ点在の砂礫地
マツムシソウ盛り
2023年08月13日 12:11撮影 by  DSC-RX100, SONY
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8/13 12:11
マツムシソウ盛り
ヨツバシオガマ盛り
2023年08月13日 12:13撮影 by  DSC-RX100, SONY
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8/13 12:13
ヨツバシオガマ盛り
2023年08月13日 12:17撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2023年08月13日 12:23撮影 by  DSC-RX100, SONY
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8/13 12:23
2023年08月13日 12:25撮影 by  DSC-RX100, SONY
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がんちゃんねるさんのサイト
2023年08月13日 12:29撮影 by  iPhone XR, Apple
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8/13 12:29
がんちゃんねるさんのサイト
がんちゃんねるさんと
2023年08月13日 12:29撮影 by  iPhone XR, Apple
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8/13 12:29
がんちゃんねるさんと
ヤブコギ猫又断念のとき
2023年08月13日 13:32撮影 by  DSC-RX100, SONY
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8/13 13:32
ヤブコギ猫又断念のとき
ヤブコギ猫又断念のとき
2023年08月13日 13:32撮影 by  DSC-RX100, SONY
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8/13 13:32
ヤブコギ猫又断念のとき
ヤブコギ猫又断念のとき
2023年08月13日 13:32撮影 by  DSC-RX100, SONY
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ヤブコギ猫又断念のとき
遠きネコマタ
2023年08月13日 13:35撮影 by  DSC-RX100, SONY
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8/13 13:35
遠きネコマタ
霞むネコマタ
2023年08月13日 13:35撮影 by  DSC-RX100, SONY
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霞むネコマタ
黄昏
2023年08月14日 04:51撮影 by  DSC-RX100, SONY
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黄昏
黄昏
2023年08月14日 04:52撮影 by  DSC-RX100, SONY
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黄昏
雲海、徐々に台風の影響あり
2023年08月14日 05:53撮影 by  DSC-RX100, SONY
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雲海、徐々に台風の影響あり
ながい下り道
2023年08月14日 05:53撮影 by  DSC-RX100, SONY
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ながい下り道
清水岳振り返り
2023年08月14日 05:55撮影 by  DSC-RX100, SONY
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清水岳振り返り
ながい下り道
2023年08月14日 05:55撮影 by  DSC-RX100, SONY
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ながい下り道
豪雪地らしい景観
2023年08月14日 06:05撮影 by  DSC-RX100, SONY
6
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豪雪地らしい景観
劔も隠れた
2023年08月14日 06:24撮影 by  DSC-RX100, SONY
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8/14 6:24
劔も隠れた
劔も隠れた
2023年08月14日 06:27撮影 by  DSC-RX100, SONY
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劔も隠れた
劔も隠れた
2023年08月14日 06:32撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
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劔も隠れた
最後に出てきた。さようなら
2023年08月14日 07:00撮影 by  DSC-RX100, SONY
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8/14 7:00
最後に出てきた。さようなら
雲に呑まれる
2023年08月14日 07:02撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
8/14 7:02
雲に呑まれる
最後に出てきた。さようなら
2023年08月14日 07:02撮影 by  DSC-RX100, SONY
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8/14 7:02
最後に出てきた。さようなら
不帰の小屋
2023年08月14日 07:06撮影 by  DSC-RX100, SONY
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8/14 7:06
不帰の小屋
北陸新幹線より米山
2023年08月14日 17:56撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
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北陸新幹線より米山

装備

個人装備
ハーネス+メット フェルト地下足袋 シュリンゲ+ビナ+ 確保器 防寒具 カッパ シュラフカバー マット 水筒 その他沢個人基本装備(ナイフや灯り地図磁石)
共同装備
ツエルトかタープ ストーブ(非常用) バイルハンマー ハーケン 焚き付け+ライター ロープ40m

感想

8/10晴れ トロッコ入山、堰堤超え
宇奈月からの黒部渓谷中流部は20年ぶり。お盆連休前日に入山した。それでも行楽の人々多し。相変わらずの熱波(欅平で38度)もあり、くらくらする。黒部川まで新幹線でスッと行ける日が来るなんてなあ。宇奈月温泉で岐阜から来たマツ、フジさんと合流し、1時間半のトロッコ入山。
今回も記録薄、人気山域カスりラインをゆくマツの計画だ。記録も薄いが特に調べもせず加わる。沢登りは、一度自分からすき好んで地獄に懸垂下降しておいて、天国を目指して奮闘し這い上がるような面がある。これはいわば地獄行きのトロッコ列車なのかもしれない。
林道終点付近のガレ場で足場が脆く、重荷に捩られて顔面を岩にコスってしまった。早々に流血だ。スネにはよくあるけれど顔はなかなか。堰堤上までの竹藪はかなり強靭だった。
4年前に遭難救助したケンさんから先月ご挨拶があり、お礼に頂いた12年スコッチと、浅草寺のオフダなどをマツと分かち合う。

8/11晴れ 巨岩多し 気温高し
豪雪の黒部らしく地形図だけではわからない豪壮な景観の両側面の中、巨岩の多い谷をコツコツと登っていく。へつりもあり、つるつる巨岩登りもあり、ザイルも一回出して側面を登った。右岸を高巻いた滝もあり。マツが的確にノーザイルでの巻きルートを探り、最短処理で下降していく。それにしても暑くて、水も飲んでいるし塩も舐めているのに昼過ぎにはパワーが萎える。今日中に大高巻きを済ませれば楽なのだったが、昼過ぎくらいに劔岳がかっこよすぎのテン場適地を見つけてしまって荷物を投げ出す。
マツは翌日の大滝の巻ルートを見学に行く。今日も皆全裸で沐浴。気温も高く気持ちが良いもの。フジさんは南米の半年旅行でよくやっていたとの事。なぜか体が温まる。
カメラ役のスマフォの防水カバーがボロくて水が入り、撮るたびにこじ開けて曇りを拭う羽目になった。それから充電ケーブルが不調で、重い電池はあるのに、山中では2台のスマフォに充電できなくなってしまい、ログも4日目までだけとなった。スコッチは高級なのだろう、いくら飲んでも悪酔いしない。

8/12 晴れ Co1600m滝の大高巻き5時間
祖母谷の核心は標高差400m近い高巻きのCo1600の20m滝。終わってみればそう書けるけど、巻き始めはやはりなるべく小さく巻きたくてスキあらばスラブの傾斜が緩くて灌木やスタンスがありそうな弱点でトラバースを試みる。2度ほどやったが結局絶壁で懸垂もできず、1981の山頂までヤブを追い上げられる。
長い時間ヤブだと靴底のフェルトが乾き滑り易くなる。乾いた草付きでスタンスが決まらず、掴んでいた灌木が折れて、米山が5mほど滑り落ちたが灌木を掴んで止まった。止まらなければ速度がついて地獄行きだった。熱中症気味の体調は注意力を落とす。
1981の山頂は展望の効く好適なところ。コルの付近には窪地もある。ハイマツのジャングルには先人の落とし物もあった。コルからの下降は、下が見えるまで不安なもの。見通せてもなお、足元が危うそうな傾斜面だが、降りられた。
降りてから1981の北東面岩壁を見上げ、はじめから最高点を目指しても良かったことを知る。巻いた区間の無数の険悪な滝やゴルジュの様相は知る由もない。
顕著な滝がいくつか、微妙な巻きを交えて、源頭へと進み、突然視界がひらけ花に覆われたせせらぎの盆地に出た。主稜線まで緑の山肌が続き、誰もいない天国のようなところ。テン場とする。

8/13 晴れ 夏道稜線歩き+ネコマタ断念
光を浴びて花の咲き乱れる稜線まで登る。分岐にザックを置いて、喧騒の白馬岳も往復する。旭岳もアタック。名前も居場所も地味だが意外な高山で、素通りするには惜しい山。清水岳までの稜線で会う人は10人もいなかった。
清水岳山頂では猫又谷から猫又山を経由してハイマツのヤブコギ3時間を終えたばかりの沢登りユーチューバー、がんちゃん氏と会う。我々もともと猫又遡行が原案だったので、大いに話しが弾む。「あんな若者で猫又谷をやろうなんてやつがいるなんて嬉しいなあ。」とマツ。「猫又谷は良かったけど、このヤブコギは一生二度と来たくないですね!」との感想をいただく。
次にはデカいガッシャーブルムのザックを背負った4人の若者が喘ぎながら清水尾根を登ってくるのにも出会った。聞けば中央大の山岳部とのこと。雪訓用のピッケルなども持っている。白馬の雪渓に行くのに清水尾根から登るというのが若い。励ましの声をかける。清水岳は出会いの場だ。といっても数少ない出会い相手はそれだけ。
さて、計画通り猫又山へのハイマツ3時間ヤブコギコースに突入する。が、すでにファイトは尽きていた。重荷の低速で数百メートルヤブを漕いでみて、引き返し清水尾根を下ることに決める。この時間からでは水のあるところへはたどり着けないだろうし、炎天下の熱中稜線行動は結構体調に響いていた。明日また記録薄のカシナギ深層谷を延々懸垂下降していくファイトが尽きかけていた。
清水岳から尾根道を下り、沢の源頭に少し降りたあたりでテン場。狭い場所だが快適に整えた。入道雲を見て遠雷を聞き、10分ほどの夕立も来た。タープの下で今回初の雨を凌ぐ。大きな女の良いところについて熱心に話し合う。まだバーボンが出てきた。

8/14 高曇り清水尾根を下山
北西向きに接近中の凶悪台風は関西方面へ行く。雲は増えてきた。下りの地下足袋なので腫れ気味の第一指、第二指の指先をテーピングして尾根を下る。長い道だ。はじめは豪雪地の稜線らしい美しい草原と池塘と花の道。そして劔岳とお別れ。避難小屋の下の道は谷に降りず、急斜面を避け、トラバースの複雑なルート取り。険悪なこの山域の登山道で、地形の弱点を縫っている。黒部奥山周りに由来する道かもしれないとのマツの話。利用者が少なそうなのに、よく保守点検されている。大したものだ。最後の名剣沢を渡るあたりでは日射のギラツキに目がくらんだがこの下で林道に合流。祖母谷の露天に浸かって下山連絡し、一安心してトロッコ目指す。体の節々がガキガキだが、いまこのときこそが天国かもしれないのだ。

 白馬岳という名峰に沢登りで立つならば柳又谷に止を刺す。ただこの谷に向かうに我々は歳を食い過ぎた。第二候補の祖母谷だが地形図上から受ける印象は私にとりただならぬものがあってこれも黒部の谷の溯行希望リストからは外せない一本だった。この谷のことを調べると冗長散漫な印象を受ける記録を散見したものの見損なってはいけない。「ここにしかない何か」を求めてオジサンたちは宇奈月温泉へと集合した。
【8/10(木)】欅平駅から祖母谷上流を目指す。6つ目最後の堰堤上の標高960mで幕とした。
【8/11(金)】歩き出して直に左岸から水線の支沢が入るあたりの瀑流帯に入る。西ノ滝出合先の次の廊下帯では登れない小滝の左岸バンド状にロープ出して懸垂下降するシーンもあった。硫黄沢を分けると行く先に2181m峰の岩峰が現れてハードボイルドな世界への入り口を示していた。標高1500mの左からの支流を分けると両岸いよいよ荒々しくイキり立ち、例のゴルジュ大滝が現れる前に泊とした。藤原さんと私がデカ女ラブ友だったことがここにて発覚した。
【8/12(土)】両岸に大岩壁を従えた迫力の20m滝はおいそれとは取り組めず、ここから高度差400mの大高捲きである。草付きから灌木を繋いで上昇、大雑把なスラブが現れたところで下降の可能性を探りに水線へと横這って寄って行くも下降など話にならない断崖で、シャクナゲのリッジを繋いで登高していく。ついに・1981まで到達し、この人の到来の稀な展望台で剱を愛でつつ一服した。剝き出しの崩壊壁の谷へと下降する道を当て、ノーザイルで何とか下降して一息ついた。以降、緻密さを欠いたガラ谷へと転じてこれまでを挽回するかのように捗る溯行で印のある30m滝、そして2275m二俣へ。穏やかな泊地で大いに寛いだ。
【8/13(日)】のっそり起き出して、左の沢を辿って白馬岳を目指し稜線へ。そして空身で白馬岳の山頂まで。その後、日本百高山の旭岳も登って清水岳を目指すも日射に炙られて消耗した。清水岳到着が12時半前で、猫又山へのハイマツ漕ぎがこれからの労務である。地図で想像する以上に登り返しが多く見え、暫く下った辺りでパーティーとしてのこれからを話し合った。結果、疲労の色濃く水も無い今の我々に猫又山まではとても到達できないであろうことから今回はその山頂を諦めることとした。水のある沢の源頭部で宿った。
【8/14(月)】長い清水尾根を筋肉痛に悩まされつつ下降した。祖母谷温泉の露天風呂に疲れ切った身体をズブズブと沈めた。宇奈月温泉行に再乗車し、車を回収して黒部の街へ。箱根清水で水汲んで、黒部の国鉄駅で日に焼けたお二人に手を振る。今回も、笑いの絶えない良い山だった。思いが遂げられないことの効用も、知っているつもりだ。下山して、今はもう来年の山を考えている。
【20230815台風7号に騒ぐ、終戦記念の日に記す】

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コメント

きときと寿司敗退後の餃子の王将、、、ウケましたー
2023/8/15 20:53
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山の高さ、雄大さに惹かれる人は多いが、沢の達人マッちゃん(今回のリーダー)は山の「底深さ」に惹かれているのではないか。滑ったら真っ逆さまの深いガリーを嬉々としてかけ下るさまは、高みへというより、洞窟の底へ底へと舞い降りるコウモリのようだった。
 いいサマー セッションに感謝。それにしても、若造の頃は苦もなかったハイマツのヤブコギがなぜこんなにも耐えられやいのか。熱さのせいだろうか。それくらいしか考えられない。
2023/8/15 20:58
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米山さん、沢泊まり5泊、楽しそうですね。
焚き火で炊いた、ご飯旨そう。
2023/8/17 18:22
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sawayaさん
長い山はなるべく続けたいのですが、一日の行動時間が、8時間とか9時間はもうしんどいなー!って感じになってきましたよ。
2023/8/21 19:10
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