霞沢岳、六百山 〜徳本峠クラシックルートから上高地へ〜
- GPS
- 16:24
- 距離
- 24.0km
- 登り
- 2,458m
- 下り
- 1,691m
コースタイム
- 山行
- 14:21
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 16:02
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
徳本峠入口である島々集落の第一ゲート前に駐車 10台以上駐車可能 トイレなし https://goo.gl/maps/R6rtN9UEYMKPghVG9 200mほど手前に猛獣ゲートあるが鍵は掛かっていない、通過後は必ず閉める ※土日はR158近くにある「松本市 安曇地区地域づくりセンター・安曇支所」に駐車可能のようです、だたし事前連絡必要とのこと 【帰り】 上高地 → 安曇支所前 アルピコバス 1950円 事前予約制だが、空いていればバスターミナルで普通に買える https://www.alpico.co.jp/traffic/local/kamikochi/shinshimashima/ バス停から第一ゲートまでは徒歩15分程度 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■第一ゲート〜徳本峠小屋(クラシックルート) ・現在通行止め区間にて通る場合は自己責任 ・岩魚留小屋までは完全に整備されている、そこから先はほぼ未整備のため夏草で道が不明瞭。ルーファイ必要、渡渉も何度かあるが今回は水量も少なく全く問題なかった。 ■徳本峠小屋〜霞沢岳 ・一般ルート、整備されているので全く問題なし ■K1ピーク〜六百山 ・バリエーションルート、距離は2k程度だがほぼハイマツの藪漕ぎ ・西側が切れており絶壁、しかしその西側絶壁側が一番歩きやすい ・踏み跡は多少ある、基本尾根芯を歩いたが左巻き、右巻きもある。 ・所々に砂礫地あり、展望も良く腰も下ろせるので何度か休憩した ■六百山〜上高地(河童橋) ・こちらもバリエーションルートだが踏跡は明瞭でピンクテープも多い ・最初は激急斜面の下り、ロープもある。下部は浮石だらけのガレ場を下る ★水場 ・徳本峠小屋手前の九十九折れ部分に力水があるはずだが見逃した。徳本峠小屋から上高地側へ少し下りたところにも水場あるが、今回は利用せず小屋でポカリスエット2本購入 500円×2 ・上記を過ぎると上高地まで一切水場なし |
その他周辺情報 | ひらゆの森 21時まで営業 最終受付20時半 700円 (また値上がりした…、数年前まで500円だったのに) https://www.hirayunomori.co.jp/ |
写真
感想
今回のコースは昨年Sanchanさんが歩いておられ一発で気に入った(今はがんちゃんらしいが)。そんなに藪漕ぎ好きな印象なかったのでビックリもしたのだが、とにかくパクり決定。
霞沢岳は登頂済だけどクラシックルートは未踏で、歩こうと思っていた矢先に崩落で通行止め。復旧もされているようだが、谷ルートだし待っていてもキリがない。
六百山は岳沢湿原から何度も見ているが登れることすら知らなかった、そして大好きな藪漕ぎ付き♪。こんな面白いルートをよく思い付いたなと思う、さすがSanchanさん。
今年に入ってnaotooさんも同じコース歩いておられた、やっぱりな!。最近は沢にハマっているようだけど好みは似ているので先を越された感じ。しかもnaotooさんは霞沢岳→六百山を一度歩いているのに(汗)、この方の藪好きには到底叶わない。
上記のお二人が0時に出発している以上、私も0時に出るしかない。…というか脚力的にはかなり劣るので0時前に出たかったが今回は睡眠を優先した。半日以上の山行になるのは分かっていたし。
理想だけで言えばクラシックルートは明るい時間に歩きたかったがほぼ真っ暗で通過、復旧は進んでおり岩魚留小屋まで歩いた感じでは「もう通行再開すれば良いのに」とすら思ったがそこから先はかなり荒れていたのでオフィシャル的にはまだ無理だろう。
徳本峠小屋に6時頃到着、naotooさんの真似をしたわけではないが力水をと見逃してしまった(>_<)。でも私は上高地側に下りずお金で解決!(笑)、近いのは知っているが下りるとかあり得んし。
ここから霞沢岳までは一般ルートなので楽ちんなのだが、全くペースあがらずほぼCT。まあ上高地発の最終バスは17:30なので余裕はあるのだけどやっぱり今年は調子が出ない。夏場は別に良いのだけど冬山はのぼれるだろうか?
この日は天気も良くK1ピークで大展望を満喫、風があったせいもあるが涼しくてもう秋なんだな〜と思った。霞沢岳はパスしても良いのだけどやっぱりプライドと言うかなんと言うか…。止せば良いのにしっかりピークハントしていよいよメインの六百山への藪漕ぎへGO!
序盤は背丈の低いハイマツ、出来るだけ西側を歩いて幸先良し。しかしそれは最初だけでやがて背丈以上の激藪、ハイマツなので先日歩いた中央アの安平路〜越百の笹藪とはわけが違う。間違いなく自分史上最高の藪漕ぎだったのだけど中央アと違ってこちらは展望が良い。藪区間でもハイマツの上に立てば穂高の大展望、そして偶に砂礫地があり腰を下ろして休憩可能。中央アは展望も腰を下ろせる場所もほぼ無かった。よっ自分史上最高ではあったけど、どっちがイヤか?で言ったら中央アかな。
ハイマツの枝上を歩いてるとき何度も落ちるのだけど1回肩まで落ちてヒヤリとした、でも次の瞬間大笑い。完全に冬山の踏み抜きと同じだなと思った。
しっかり4時間藪を漕いで六百山に出た時は嬉しかった♪、ピークの取り方として高所から下って取りに行くのは邪道だと思っているがここは例外かな。
六百山からの下りもバリエーションルートなので甘くはなく、一般ルートではありえないレベルの急斜面な下りから浮石だらけのガレ場へ。でも激藪漕ぎのあとなので道があるだけで幸せだった。ガレ場では2、3回大コケしたけど怪我無くて安堵。
最後の堰堤あたりで多少まよったけど踏跡確認しながらなんとか河童橋へ。正式ルートはトレイの横に出るようだけど、間違えてお土産屋さんの裏に出てしまった。
しかし扉があり鍵も掛かっておらずそこから出られた。後から考えるとこのシチュエーションも良かった。
扉を開けるとそこは別世界、綺麗なお洋服を着た若い男女が沢山。いやいや河童橋のところなら当たり前じゃん!、と思われるだろうが、草ぼうぼうのバリルートから出た私にとっては強烈なカルチャーショック。
今回はかなり濃密な山行だったけど一番記憶に残っているのはこの瞬間。naotooさんがクセになると書かれていたのが良く分かった。
お天気にも恵まれとっても楽しい山行でした、Sanchanさんありがとう!(^.^)
コメント
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思った事を正直に書いたらこうなりました、あと先越されて悔しったのも少しあります(笑)
水場見逃した時は自分の馬鹿さ加減にウンザリしました。レコ拝見していてこのザマですから。
これほど展望良い薮漕ぎは初めてです、2回通られた理由も分かった気がします。
やっぱりそうですよね、どうしても西側寄りに歩くと思うので、あの場所は間違えてもしょうがないと思います。
上高地出た瞬間の感動は今でも忘れられません。雨とかだったらそうでも無かったと思いますが、バッチリ穂高も見えていて人が沢山おられたので余計感動しました。
私も2度目があるかもしれません(^。^)
タイトル見てまさか?と思ったら同じルートやられてたんですね…改めて自分が行った時の感想を読んでみたら「痩せ尾根から滑落するリスクもあってとにかく緊張しっぱなしの4時間だった。もうここには来たくない。」と警鐘の意味も兼ねて書いてるのに行ったんですか笑
さすがのバリルートハンターですね、自分はバリルートも藪も好きなわけではなくてたまたま行けるんじゃね?と軽いノリで行っただけなので知ってたら行きませんでした笑(やってよかったと思っていますが)
それにしても天気も景色も良くてうらやましい、kabukiyaさんの写真で改めて自分が歩いた稜線を再認識しました。ちょっとだけもう1回チャレンジしてもいいかも…と思いましたが多分やりません笑
おつかれさまでした!
私が脳内変換すると「断崖絶壁もありスリリングで楽しめる、あっという間の4時間だった。また来よう!」になってます(笑)。感想にも書きましたがこんなオモロいコースを思いつくとは流石です。
やっぱりそうですよね、拝見したとき藪漕ぎ好きだったっけ?と違和感ありました。しかも展望なしであの激藪、よくモチベーション保てましたね。こちらは藪漕ぎ好き、天気も良く展望もあったけど六百山手前辺りは結構参ってましたよ。
あとチャリ使って周回にしたのはSanchanさんらしいなと、バスあるのはご存じだと思いますが(汗)。道も細いしトンネル沢山、確かTJARの選手も山岳地帯よりあそこを歩いてるときの方が怖いという記事みた気がします。
今までに散々パクらせてもらっていますが、歩き終えてみてもこのコースはベスト3に入るくらい面白かったです、ありがとうございました。また奇抜なコースお待ちしております(^.^)
私は4月末にトイレ脇から堰堤を超えて六百山〜霞沢岳〜徳本峠〜上高地を2泊3日でした。(笑)
六百山直下の岩場で大きな浮石にヒヤッとして、K1まではズボズボの雪面か、際どいガレ最上部か悩んで落ちても死なない雪面を選んだのを覚えています。
コメントありがとうございます
下から六百山経由で霞沢に抜けるのは相当厳しかったのではないでしょうか…私は下りでしかやろうとは思えませんでした笑
二度とやりたくないと思いましたが時が経つとまたやってみてもいいかもしれないと感じてくるので不思議です笑
2泊何処で泊まられたのかが気になりますが、稜線上なら展望も良かっのではないでしょうか?。
その状況は良く分かります、残雪期の稜線歩きで良くあるパターンですよね。雪庇側は危険だけど歩きやすい、反対側は安全だけど灌木の頭出ていて踏み抜き地獄みたいな。
私も当初は徳本峠1泊で考えていました。クラシックルートを明るい時間に歩きたかったですし。でも日帰りの方が達成感、充実感あるので迷うところです。
コメント頂きありがとうございました。
雪が緩み始めたので昼前から六百山山頂でかみさんはお絵描きタイム。
夜はハイマツの中に潜って寝ました。
2泊目はジャンクションピークの手前の樹林帯でした。
現役をはるか昔に過ぎていたのでツァッケ登りがきつかったです。
徳本峠からはアイゼンを外して足スキーで快適でした。
まったく参考にならないでしょう。(笑)
確かに参考にはなりませんが、楽しかった状況が目に浮かびます。
あとツァッケが分からず調べました。やっぱりドイツ語、アイゼンでの傾斜の厳しい登り箇所って事ですね。
私は近年イグルー泊にハマっているので、次回は霞沢山頂辺りで泊まるつもりです。西尾根から上って南尾根に下山計画ですが六百山側も下りれるなら行ってみたいです。
コメント通知来たので似たような自分の記録と勘違いしてコメントしちゃってました笑
???だったと思いますがごめんなさい!
それはそうと都民になられたとか?
ちょっぴり羨ましいです!
都民になると康弘さんとはそうそう同行が厳しいですね。
リタイヤした私は昨年東京から松川村に移住しました。
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