新穂高から高天ヶ原25時間(水晶小屋寄って水晶岳寄らず)

2023年09月09日(土) [日帰り]

• GPS: 25:34
• 距離: 53.3km
• 登り: 4,049m
• 下り: 4,029m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:11
• 休憩: 0:03
• 合計: 2:14

距離 8.0km 登り 791m 下り 11m

21:45 新穂高温泉無料駐車場
21:51 新穂高温泉バス停
21:55 新穂高温泉駅
22:00 22:03 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
22:17 お助け風穴
22:29 中崎橋
22:38 笠新道登山口
22:47 わさび平小屋
23:01 小池新道入口
23:42 秩父沢出合
23:54 チボ岩
23:59 イタドリが原

日帰り

• 山行: 19:43
• 休憩: 3:28
• 合計: 23:11

距離 45.3km 登り 3,248m 下り 4,039m

0:10 イタドリが原
0:35 0:36 シシウドヶ原
1:12 1:13 鏡池
1:19 1:24 鏡平山荘
2:06 2:09 弓折乗越
2:22 花見平
2:35 くろゆりベンチ
3:02 双六池
3:06 3:18 双六小屋
3:40 双六岳巻道分岐
3:44 3:49 双六岳中道分岐
4:27 4:31 双六岳
4:55 4:56 中道分岐
5:25 5:26 丸山
5:47 5:52 三俣蓮華岳
5:58 三俣峠
6:20 6:26 三俣山荘
7:43 7:52 鷲羽岳
8:20 ワリモ岳
8:33 8:34 ワリモ北分岐
9:15 9:58 水晶小屋
10:19 10:22 ワリモ北分岐
10:26 10:27 岩苔乗越
10:31 岩苔小谷水場
11:30 水晶池分岐
11:54 11:55 高天原分岐
12:00 12:12 高天原山荘
12:25 12:58 高天原温泉
13:16 13:30 高天原山荘
13:35 高天原展望台
14:17 14:21 水晶池分岐
15:39 15:40 岩苔小谷水場
15:48 岩苔乗越
15:50 ワリモ水場
16:23 黒部川水源地標
16:50 17:05 三俣山荘
17:37 三俣峠
18:32 18:34 双六岳巻道分岐
18:42 双六小屋
18:45 双六池
19:13 くろゆりベンチ
19:24 19:25 花見平
19:33 19:34 弓折乗越
20:03 20:17 鏡平山荘
20:18 鏡池
20:44 シシウドヶ原
21:01 イタドリが原
21:12 チボ岩
21:22 21:23 秩父沢出合
21:50 小池新道入口
22:06 22:10 わさび平小屋
22:19 22:20 笠新道登山口
22:31 中崎橋
22:46 お助け風穴
23:02 23:05 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
23:10 新穂高温泉駅
23:15 新穂高温泉バス停
23:21 新穂高温泉無料駐車場

天候

10〜17時頃は晴天
それ以前は小雨含みのガス
それ以降は濃霧

アクセス

利用交通機関：

自家用車

新穂高駐車場、誘導員がいたので「もしかして一杯ですか？？」と聞くと、残り60台くらいとのこと(21:30頃) 枠外は駐車絶対すんな、とご指導。

下山後、車中泊し日曜2:30頃、出ようとすると満車ゲート側から誘導員「今、下山されたんですか？」
俺「昨夜下山しました」
誘導員「どこ停めてたんですか？どのへん？」
俺「上から二段目、真ん中のあたりです」
と問答を経て出庫。
深夜に来て『上から二段目の真ん中あたり』を案内されたあなた、ラッキーでしたね！

土曜23:10頃の下山時、満車だったようで登山指導センター前でウロウロしてる車が3台ほどいました。

コース状況／危険箇所等

深夜の花見平、ガスってるとちょっと分かりづらいです。登りなら左寄りを意識したら良さそう。
岩苔〜高天ヶ原間は横木が多く頭をぶつけがち、そうでなくても背負子派はひっかかって面倒。

その他周辺情報

神岡のデイリーまで30分運転するのも危険と思える眠さ。新穂高駐車場で仮眠して未明にノンストップ帰宅。

写真

23:40 稜線の山小屋での水不足は聞き及んでましたが、秩父沢でこんなカラッカラだなんて。枯れるもんなんですね。
前回来たのは6月か7月だったか、靴の中まで濡れるほどの水の勢いだったのに。

1:15 深夜の鏡平前で蒸し大豆補給。

3:05 双六岳入口の前の水場、よく見ると「小屋入口の水道をご利用下さい」って書いてある。小屋の中に入らなくても利用出来る水場があるのか。

5:35 あまり明るくない夜明け。少しマシになったけどこの直前までガスと小雨。
ちなみに稜線上は陽が出てない時間は半袖だと風邪ひく寒さです。薄着だと指先感覚も無くなるくらい。
標高2000mより下くらいなら深夜でも半袖で大丈夫かな。

5:50 三俣蓮華岳、ガスはない時もあるけどこの時はガス。
それより気になったのは…

あの白いの何！？って思った。硫黄岳？
あんなに白かったっけ…もっと赤茶色も混じってたような。

7:40 鷲羽岳、視界なし。
三俣で脱いだ長袖雨具、横着して脱いだまま半袖で登ったけどまあまあ寒くなる小雨でした。この日、1番降ってた時間だったかも。

リュックカバーしてたけど、段ボールが濡れてきた…
予報では降っても午後からで朝方は大丈夫と思ってた。降ると分かってたら緩衝材でも巻いて防水したのに…
これを見て、もう水晶岳に登るのはいいやってなる。

9:20 その段ボールの中身。まずは水晶小屋に300mlを10本。

水晶小屋の力汁、マジおすすめです！寒かったしなんか暖かいもの、カップ麺でも買おうかなーと思ったけど、ここへ来たら力汁が良いです！お餅って正月以外、あまり食べる機会がないからかな？

9:55 水晶小屋を出る頃、裏銀座も綺麗に見える晴天に！ここから日中は晴天でした。暑くなるぜ…

12:05 そしてお次は高天ヶ原にも300mlを10本。
写真もどんどんSNSにアップして高天ヶ原山荘のアピールを、とのこと！
アピールせずとも登山者なら一度は泊まりたい山小屋だと思いますが、微力ながらアピールします！

お話しやすくて親切な小屋番さん。喜んで頂けたなら、持ってきて本当に良かった！！

12:15 お風呂は300円です。入湯税も血税。

12:25 去年も今年もお外のオープンな浴場は人気のようで先客が。

今年も小屋の中の方の温泉に行って貸切状態で…

これ！年一回はやりたいw

晴れてるし、最高。ほんの数分ですが、人生を振り返った時に必ず思い出すであろうワンシーン、お酒のチョイスも的確だった！
たった一合、この後の登りの時にしんどくなる要因であることもわかってるけど、これのために丸一日歩く価値はあるんです！

13:40 翌日が休みで体力が残ってたら雲の平寄って鷲羽岳にもっかい登って三俣蓮華・双六にももっかい登る。って思ってたけど明日は仕事なので岩苔→黒部源流→双六巻道の最短ルートで。

行ってみて思う、翌日休みでも最短ルートじゃないとキツイわ！

15:15　よし、少し雲が出てきた。この斜面を見てカンカン照りだったら結構ココロにガツンとくるところ。

15:50 黒部源流、初挑戦。鷲羽岳ルートじゃないとなんか負けた気がするw
渓流釣りに目覚めることがあれば黒部源流、通いそう。

17:35 鍋平の登りに比べれば、三俣峠から三俣蓮華への登りもまだマシ・・・とは思うけど今日はさすがに巻道にします。

18:30 すっかり暗くなってきちまったよー。ライトを準備。
この後、鏡平に向かう途中の稜線でライトのバッテリ切れトラブル。真っ暗で焦るけど予備の電池式ライト二個に切り替え（頭固定じゃなく手持ち）やや暗かったので鏡平で電池入れ替えるとしっかり明るくなった！

ライトが充電式の場合、事前にしっかり充電しとかないとだめですね。

前日、21:45頃出発で下山が23:15。25時間半の登山でした。
前日、仮眠時間が4時間くらいあったのに全然寝れず1時間くらいしか寝てない状態だったから左俣林道もウトウトしながら、かなりいっぱいいっぱいな状態でした。

装備

個人装備

水500mlシェイカー二つ持参 笠新道水場水十分 わさび平小屋水量あり(未確認のため費用不明) 秩父沢水皆無 鏡平山荘外水場500ml100円(深夜も使えるセルフ) 双六小屋外水場利用不可(小屋で水利用が必要たぶん有料) 三俣山荘500ml600円(ポカリス700円) 水晶小屋500ml400円 高天ヶ原山荘外水場無料 岩苔乗越と黒部源流はどこが水場か知らず不明

感想

野良歩荷

去年は折立から水晶・高天ヶ原温泉を同じ感じでまわりましたが、ココヘリや山岳保険さえ加入できない貧乏人は折立の通行料さえケチるに至る（酒買うのはやめられない・・・！！）
新穂高から、という挑戦をしたかったのももちろんあります！

いつもは2Lペットボトルに水を用意していくところ、今回は山小屋もたくさん通過するし500mlシェイカー2本だけでいいや。と雑な軽量化で臨みましたが山の水不足は前代未聞の深刻さのようでした。秩父沢はカラッカラ、高天ヶ原温泉の水場も金曜までは水の勢いはよかったけど伺った土曜からだいぶ水が細くなった、ということでした。

台風接近状況ながら山の予報を見るとこの日は大して降らなそう、ということで行きましたが晴れるはずの未明〜午前が雨（極弱ですが）
やはり台風が近いと天気も変わりやすいのか、と実感。