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Yamareco

記録ID: 5958386
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

9年ぶりの槍ヶ岳 〜新穂高温泉から槍ヶ岳山荘泊 1泊2日〜

2023年09月18日(月) 〜 2023年09月19日(火)
 - 拍手
SHAKATAK その他2人
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
16:10
距離
26.8km
登り
2,171m
下り
2,153m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:13
休憩
1:45
合計
8:58
6:37
6:37
33
7:10
7:15
36
7:51
7:52
88
9:20
9:35
3
9:38
9:39
55
10:34
11:30
96
13:06
13:20
88
14:48
14:53
13
2日目
山行
5:35
休憩
2:10
合計
7:45
6:24
26
6:50
7:10
25
7:35
8:17
7
8:24
8:25
38
9:03
9:07
62
10:09
11:10
37
11:47
11:47
5
11:52
11:52
65
12:57
12:57
31
13:28
13:29
20
13:49
13:49
12
14:01
14:02
3
14:09
ゴール地点
天候 9/18(月)曇り時々雨
9/19(火)曇り
過去天気図(気象庁) 2023年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
<駐車場>
◆市営新穂高第3駐車場(P5) 無料
・約250台停められる広い駐車場ですが、混雑期はすぐに満車になります。
・登山指導センターのトイレが24時間利用できます。確認していませんが、簡易トイレが設置されることもあります。
・携帯は問題なく使用できます。
コース状況/
危険箇所等
≪新穂高温泉〜槍ヶ岳山荘≫
・よく整備されています。危険箇所、不明瞭箇所はありません。
・白井沢から槍平小屋までは滑りやすい大岩がゴロゴロしているので、この区間が一番歩きにくいです。
・白出沢出合、滝谷出合などの渡渉箇所は増水時に注意。

※滝谷出合にはカメラが設置されており、槍平小屋のX(旧ツイッター)で定期的に増水状況がが発信されています。

≪槍ヶ岳山荘〜穂先 ≫
・急峻な岩場ですが、鎖や鉄製のステップが適度に設置されているので、恐怖心さえなければ問題なく通過できます。
・この日は雨に濡れた梯子や岩が滑るので、やや気を遣いました。
その他周辺情報 <宿泊>
◆槍ヶ岳山荘 1泊2食付き 14000円
・現在は事前予約制で、ネット予約が可能です。
・現在の定員は300名なので、布団は1人1枚確保できます。
・テント場は40張ほどで、先着順です。
・水は1L200円で販売していますが、宿泊者は無料です。
・携帯はどのキャリアも繋がるようですが、場所によって電波の強弱があります。

<日帰り温泉>
◆平湯温泉 ひらゆの森 700円
・平湯温泉で最も有名な日帰り温泉で、宿泊や食事も可能です。
・泉質はカルシウム、マグネシウム混じりの塩化物泉で、内湯は硫黄臭がします。
・露天風呂が広く、のんびりできます。
予約できる山小屋
槍平小屋
新穂高温泉の無料駐車場は大混雑。縦走中(置きっぱなし)の車が多いので、前日の20時前で空きは10台程度でした。
2023年09月18日 04:57撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
9/18 4:57
新穂高温泉の無料駐車場は大混雑。縦走中(置きっぱなし)の車が多いので、前日の20時前で空きは10台程度でした。
夜中は満天の星空でしたが、この日の予報は下り坂。降らないと良いのですが…。
2023年09月18日 04:58撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/18 4:58
夜中は満天の星空でしたが、この日の予報は下り坂。降らないと良いのですが…。
登山指導センターで準備を整えたら出発です。標高差2000m超を歩き切れるか、不安を抱えながらのスタートでした。
2023年09月18日 05:05撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
9/18 5:05
登山指導センターで準備を整えたら出発です。標高差2000m超を歩き切れるか、不安を抱えながらのスタートでした。
出発する頃には明るくなっていましたが、みるみる雲に覆われてしまい、早くも暗雲が立ち込めてきました。
2023年09月18日 06:17撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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9/18 6:17
出発する頃には明るくなっていましたが、みるみる雲に覆われてしまい、早くも暗雲が立ち込めてきました。
林道を1時間ほど歩いて穂高平山荘に到着しました。営業しているのか分からないくらい、ひっそりと静まり返っています。
2023年09月18日 07:10撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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9/18 7:10
林道を1時間ほど歩いて穂高平山荘に到着しました。営業しているのか分からないくらい、ひっそりと静まり返っています。
奥穂高岳方面との分岐のある白出沢出合に来ました。白出沢方面は崩落が進んで危険とのことで、なかなか行く勇気が持てません。
2023年09月18日 07:51撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/18 7:51
奥穂高岳方面との分岐のある白出沢出合に来ました。白出沢方面は崩落が進んで危険とのことで、なかなか行く勇気が持てません。
車が走れる砂利道は終わり、白出沢から先は岩がゴロゴロした歩きにくい道になります。
2023年09月18日 08:07撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/18 8:07
車が走れる砂利道は終わり、白出沢から先は岩がゴロゴロした歩きにくい道になります。
傾斜は大したことないですが、雨で濡れると下りで気を遣いそうです。
2023年09月18日 09:11撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/18 9:11
傾斜は大したことないですが、雨で濡れると下りで気を遣いそうです。
滝谷出合の渡渉ポイントに来ました。ここでは大勢の登山者が休憩ていました。
2023年09月18日 09:24撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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9/18 9:24
滝谷出合の渡渉ポイントに来ました。ここでは大勢の登山者が休憩ていました。
9年前の2014年8月16日には、3人が流されて死亡する水難事故が起きた場所ですが、この日の水量はかなり少なめでした。
2023年09月18日 09:25撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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9/18 9:25
9年前の2014年8月16日には、3人が流されて死亡する水難事故が起きた場所ですが、この日の水量はかなり少なめでした。
遠くに見える大きな岩の上にカメラが設置されており、増水状況は槍平小屋のX(旧ツイッター)で定期的に発信されています。
2023年09月19日 11:45撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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9/19 11:45
遠くに見える大きな岩の上にカメラが設置されており、増水状況は槍平小屋のX(旧ツイッター)で定期的に発信されています。
少し高台になった場所には滝谷避難小屋が建っています。相変わらず古めかしい建物です。
2023年09月19日 11:49撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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9/19 11:49
少し高台になった場所には滝谷避難小屋が建っています。相変わらず古めかしい建物です。
扉は開いたので、使用はできるようです。昼間でも中は真っ暗なので、積極的に泊まりたい小屋ではありません。
2023年09月19日 11:50撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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9/19 11:50
扉は開いたので、使用はできるようです。昼間でも中は真っ暗なので、積極的に泊まりたい小屋ではありません。
川を渡った少し先には、藤木九三氏のレリーフがあります。
2023年09月18日 09:42撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/18 9:42
川を渡った少し先には、藤木九三氏のレリーフがあります。
よく知らなかったですが、ロッククライミングの創設に尽力した方のようです。
2023年09月19日 11:44撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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9/19 11:44
よく知らなかったですが、ロッククライミングの創設に尽力した方のようです。
スタートから4時間以上かかって槍平小屋(1985m)に到着しました。標高差で言えば、まだ半分以上残っていますが…。
2023年09月18日 10:33撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
9/18 10:33
スタートから4時間以上かかって槍平小屋(1985m)に到着しました。標高差で言えば、まだ半分以上残っていますが…。
この先は休憩できるポイントがないので、ここで昼食にします。20人くらいが休憩していました。
2023年09月18日 10:34撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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9/18 10:34
この先は休憩できるポイントがないので、ここで昼食にします。20人くらいが休憩していました。
近くには冬期避難小屋があります。入口が2階なのは、いかにも豪雪地帯という感じです。
2023年09月18日 10:39撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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9/18 10:39
近くには冬期避難小屋があります。入口が2階なのは、いかにも豪雪地帯という感じです。
トイレはチップ制(100円)です。残念ながらバイオトイレではありません。
2023年09月18日 10:40撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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9/18 10:40
トイレはチップ制(100円)です。残念ながらバイオトイレではありません。
水場は勢いよく出ています。今年は各山小屋で水不足と言われていますが、ここは大丈夫なようです。
2023年09月18日 10:40撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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9/18 10:40
水場は勢いよく出ています。今年は各山小屋で水不足と言われていますが、ここは大丈夫なようです。
広々とした槍平小屋のテント場。水場やトイレが近いので便利そうです。
2023年09月18日 10:42撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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9/18 10:42
広々とした槍平小屋のテント場。水場やトイレが近いので便利そうです。
槍平小屋を出発し、樹林帯を抜ける頃に小雨が降ってきました。風は強くないので、雨具を着込んで先に進みます。
2023年09月18日 12:56撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/18 12:56
槍平小屋を出発し、樹林帯を抜ける頃に小雨が降ってきました。風は強くないので、雨具を着込んで先に進みます。
この辺りは草紅葉が始まっています。岩々なイメージのある槍ヶ岳ですが、実は「花の百名山」の一座であり、花や草木が楽しめる山でもあります。
2023年09月18日 12:55撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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9/18 12:55
この辺りは草紅葉が始まっています。岩々なイメージのある槍ヶ岳ですが、実は「花の百名山」の一座であり、花や草木が楽しめる山でもあります。
実が赤いのでナナカマドかと思いましたが違いますね。ナンテンでしょうか?
2023年09月18日 12:51撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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9/18 12:51
実が赤いのでナナカマドかと思いましたが違いますね。ナンテンでしょうか?
こちらはナナカマドですね。あちこちに群生していて、色鮮やかです。
2023年09月18日 12:56撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/18 12:56
こちらはナナカマドですね。あちこちに群生していて、色鮮やかです。
飛騨乗越と千丈乗越の分岐に来ました。距離が短いのは千丈乗越ですが、急登がキツいと言われるので、飛騨乗越に向かいます。
2023年09月18日 13:05撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/18 13:05
飛騨乗越と千丈乗越の分岐に来ました。距離が短いのは千丈乗越ですが、急登がキツいと言われるので、飛騨乗越に向かいます。
既に開花時期は終わって草地になっていますが、飛騨沢のU字谷はハクサンイチゲやミヤマキンバイ、チングルマなどの花畑になっているそうです。
2023年09月18日 13:29撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/18 13:29
既に開花時期は終わって草地になっていますが、飛騨沢のU字谷はハクサンイチゲやミヤマキンバイ、チングルマなどの花畑になっているそうです。
目指す稜線(飛騨乗越)が見えてきましたが、なかなか近付きません…。一歩一歩前に進んでいくしかありません。
2023年09月18日 13:52撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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9/18 13:52
目指す稜線(飛騨乗越)が見えてきましたが、なかなか近付きません…。一歩一歩前に進んでいくしかありません。
標高3000m近い地点にイワツメグサが咲いていました。その生命力には驚かされます。
2023年09月18日 14:36撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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9/18 14:36
標高3000m近い地点にイワツメグサが咲いていました。その生命力には驚かされます。
急登に苦労しながら飛騨乗越に到着しました。槍ヶ岳山荘まではもう少しです。
2023年09月18日 14:51撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/18 14:51
急登に苦労しながら飛騨乗越に到着しました。槍ヶ岳山荘まではもう少しです。
槍ヶ岳山荘のテント場が見えてきました。設営スペースが区画され、番号で指定されていますが、中には「外れ(崖のそば)」が存在します。
2023年09月18日 15:00撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/18 15:00
槍ヶ岳山荘のテント場が見えてきました。設営スペースが区画され、番号で指定されていますが、中には「外れ(崖のそば)」が存在します。
約100年の歴史を誇る槍ヶ岳山荘。大正時代によくこの場所に建物を建てられたものです。
2023年09月18日 15:03撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/18 15:03
約100年の歴史を誇る槍ヶ岳山荘。大正時代によくこの場所に建物を建てられたものです。
スタートから9時間近くかかって槍ヶ岳山荘に到着しました。標高3000m超に建っているとは思えない、立派な建物です。
2023年09月18日 15:08撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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9/18 15:08
スタートから9時間近くかかって槍ヶ岳山荘に到着しました。標高3000m超に建っているとは思えない、立派な建物です。
雨は止んでいるので、このまま穂先を目指そうか迷いましたが、明朝の天候回復に期待してこの日の山行は終了します。
2023年09月18日 15:08撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/18 15:08
雨は止んでいるので、このまま穂先を目指そうか迷いましたが、明朝の天候回復に期待してこの日の山行は終了します。
宿泊料金は1泊2食付きで14000円です。以前より値上がりしてますが、ちゃんと1人分のスペースが確保されているのはありがたい。
2023年09月19日 06:20撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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9/19 6:20
宿泊料金は1泊2食付きで14000円です。以前より値上がりしてますが、ちゃんと1人分のスペースが確保されているのはありがたい。
入口には売店や自動販売機が設置されています。ビール(アサヒスーパードライ)は500mlで900円でした。
2023年09月19日 05:18撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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9/19 5:18
入口には売店や自動販売機が設置されています。ビール(アサヒスーパードライ)は500mlで900円でした。
軽食を提供する「キッチン槍」もあります。早朝には焼きたてパンの販売がある他、14時30分からはケーキの提供もあります。
2023年09月19日 06:20撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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9/19 6:20
軽食を提供する「キッチン槍」もあります。早朝には焼きたてパンの販売がある他、14時30分からはケーキの提供もあります。
水は1L200円で販売しています。宿泊外の登山者向けです。
2023年09月19日 06:21撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/19 6:21
水は1L200円で販売しています。宿泊外の登山者向けです。
宿泊者はこちらの水道が無料で利用できます。槍ヶ岳山荘では天水を塩素消毒しているので、消毒臭はします。
2023年09月19日 06:23撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/19 6:23
宿泊者はこちらの水道が無料で利用できます。槍ヶ岳山荘では天水を塩素消毒しているので、消毒臭はします。
夕食は17時から開始でしたが、入替制なので17時50分の指定でした。エビチリ、春雨、シューマイ、キャベツという献立で、デザートに杏仁豆腐が付いてました。
2023年09月18日 17:56撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
4
9/18 17:56
夕食は17時から開始でしたが、入替制なので17時50分の指定でした。エビチリ、春雨、シューマイ、キャベツという献立で、デザートに杏仁豆腐が付いてました。
2日目の朝を迎えました。疲れたので夕食後はすぐに寝てしまいましたが、快適でグッスリ眠れました。
2023年09月19日 05:34撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/19 5:34
2日目の朝を迎えました。疲れたので夕食後はすぐに寝てしまいましたが、快適でグッスリ眠れました。
雨は止んでいますが、夜中に強い雨が降ったようで、岩場は濡れていそうです。少し迷いましたが、風は弱いので、穂先を目指すことにします。
2023年09月19日 06:12撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
9/19 6:12
雨は止んでいますが、夜中に強い雨が降ったようで、岩場は濡れていそうです。少し迷いましたが、風は弱いので、穂先を目指すことにします。
朝食は5時からでした。サバ、ウインナー、玉子などを美味しく頂いて、この日のエネルギーを補給しました。
2023年09月19日 05:05撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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9/19 5:05
朝食は5時からでした。サバ、ウインナー、玉子などを美味しく頂いて、この日のエネルギーを補給しました。
チェックアウトをしたら穂先を目指します。距離は200mですが、標高差は100mあります。
2023年09月19日 07:31撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/19 7:31
チェックアウトをしたら穂先を目指します。距離は200mですが、標高差は100mあります。
穂先での事故はあまり聞きませんが、それでも足を滑らせれば大惨事です。足元が雨で濡れているので、慎重にゆっくり歩きます。
2023年09月19日 06:28撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
9/19 6:28
穂先での事故はあまり聞きませんが、それでも足を滑らせれば大惨事です。足元が雨で濡れているので、慎重にゆっくり歩きます。
垂直に近い壁で高度感はありますが、鎖や鉄税のステップが随所に設置されており、足掛かりはしっかりしています。
2023年09月19日 06:39撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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9/19 6:39
垂直に近い壁で高度感はありますが、鎖や鉄税のステップが随所に設置されており、足掛かりはしっかりしています。
長い垂直梯子を登ったら、槍ヶ岳の山頂です。下を見ないように前だけを見て、一歩一歩ゆっくり登っていきます。
2023年09月19日 06:49撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3
9/19 6:49
長い垂直梯子を登ったら、槍ヶ岳の山頂です。下を見ないように前だけを見て、一歩一歩ゆっくり登っていきます。
槍ヶ岳(3180m)の山頂に到達しました。狭い山頂は10人くらいが定員ですが、この時は割と余裕がありました。
2023年09月19日 06:51撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3
9/19 6:51
槍ヶ岳(3180m)の山頂に到達しました。狭い山頂は10人くらいが定員ですが、この時は割と余裕がありました。
山頂にある石柱は、かつては二等三角点でしたが、固定されていないために現在では「亡失」という扱いになっています。
2023年09月19日 06:59撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3
9/19 6:59
山頂にある石柱は、かつては二等三角点でしたが、固定されていないために現在では「亡失」という扱いになっています。
山頂標識がうまく撮れていなかったので、前回登頂時の画像を…。前回は天気に恵まれました。
2014年10月25日 14:30撮影 by  iPhone 4S, Apple
2
10/25 14:30
山頂標識がうまく撮れていなかったので、前回登頂時の画像を…。前回は天気に恵まれました。
前回は快晴でしたが、今回はガスガスです…。登頂者が少ないので20分くらいゆっくりしましたが、視界は回復しないので下山することにします。
2023年09月19日 06:51撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/19 6:51
前回は快晴でしたが、今回はガスガスです…。登頂者が少ないので20分くらいゆっくりしましたが、視界は回復しないので下山することにします。
登りと下りでルートが分かれていますが、矢印に沿って歩けば問題ありません。
2023年09月19日 07:12撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
9/19 7:12
登りと下りでルートが分かれていますが、矢印に沿って歩けば問題ありません。
濡れた岩場を下るのは、登りよりも気を遣います。ミスが許されないというプレッシャーは、なかなか慣れるものではありません。
2023年09月19日 07:12撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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9/19 7:12
濡れた岩場を下るのは、登りよりも気を遣います。ミスが許されないというプレッシャーは、なかなか慣れるものではありません。
無事に槍ヶ岳山荘に戻って休憩をしていたら、穂先のガスが晴れてきました。晴れたのは1分くらいでしたが、こういうのはタイミングですね。
2023年09月19日 08:08撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
4
9/19 8:08
無事に槍ヶ岳山荘に戻って休憩をしていたら、穂先のガスが晴れてきました。晴れたのは1分くらいでしたが、こういうのはタイミングですね。
当初の計画では南岳新道から周回する予定でしたが、足元が良くないので、飛騨沢ルートをピストンすることにします。
2023年09月19日 08:24撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
9/19 8:24
当初の計画では南岳新道から周回する予定でしたが、足元が良くないので、飛騨沢ルートをピストンすることにします。
下りは意外とテンポ良く、40分かからずに千丈乗越の分岐まで来ました。曇ってはいますが、雨が降ってくる気配はありません。
2023年09月19日 09:04撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/19 9:04
下りは意外とテンポ良く、40分かからずに千丈乗越の分岐まで来ました。曇ってはいますが、雨が降ってくる気配はありません。
順調に高度を下げ、槍平小屋のテント場(奥丸山との分岐)に来ました。奥丸山は眺望が良いらしいですが、悪路なのでなかなか行く機会がありません…。
2023年09月19日 10:08撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/19 10:08
順調に高度を下げ、槍平小屋のテント場(奥丸山との分岐)に来ました。奥丸山は眺望が良いらしいですが、悪路なのでなかなか行く機会がありません…。
2日目も槍平小屋で昼食にします。このルートは、ここ以外では落ち着いて食事をする場所がありません。
2023年09月19日 10:15撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/19 10:15
2日目も槍平小屋で昼食にします。このルートは、ここ以外では落ち着いて食事をする場所がありません。
今回は回避した南岳からの周回ルート。前回(9年前)は特に危険とは思いませんでしたが、今はかなり道が荒れているようです。
2023年09月18日 10:33撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/18 10:33
今回は回避した南岳からの周回ルート。前回(9年前)は特に危険とは思いませんでしたが、今はかなり道が荒れているようです。
槍平小屋を後にしましたが、帰りは道端の花を見ながらゆっくり歩くことにします。ヒナギクに似ていますが、開花時期からするとゴマナでしょうか?
2023年09月18日 09:44撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/18 9:44
槍平小屋を後にしましたが、帰りは道端の花を見ながらゆっくり歩くことにします。ヒナギクに似ていますが、開花時期からするとゴマナでしょうか?
滝谷出合に来ました。水量は昨日と変わっておらず、問題なく渡れます。
2023年09月19日 11:45撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/19 11:45
滝谷出合に来ました。水量は昨日と変わっておらず、問題なく渡れます。
アオジソ(青紫蘇)が生えていました。花より葉っぱの方が馴染みがあります。
2023年09月18日 09:08撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
9/18 9:08
アオジソ(青紫蘇)が生えていました。花より葉っぱの方が馴染みがあります。
途中、岩の裂け目がありました。「鬼の岩屋」的なものかと思いましたが、看板には『緊急避難場所に付キジ打等禁止』とあります。

一瞬、何のことか分かりませんでしたが、「トイレをするな」という意味のようです。
2023年09月19日 12:13撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/19 12:13
途中、岩の裂け目がありました。「鬼の岩屋」的なものかと思いましたが、看板には『緊急避難場所に付キジ打等禁止』とあります。

一瞬、何のことか分かりませんでしたが、「トイレをするな」という意味のようです。
白出沢出合に戻って来ました。この先は車両通行可能な砂利道なので、気を遣わずに歩けます。
2023年09月19日 12:57撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/19 12:57
白出沢出合に戻って来ました。この先は車両通行可能な砂利道なので、気を遣わずに歩けます。
ハルジオン(春紫苑)に似ていますが、開花時期からするとヒメジョオン(姫女苑)のようです。
2023年09月19日 13:14撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/19 13:14
ハルジオン(春紫苑)に似ていますが、開花時期からするとヒメジョオン(姫女苑)のようです。
穂高平山荘まで戻ってきました。昼間の時間帯でもひっそりとしています。
2023年09月19日 13:28撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/19 13:28
穂高平山荘まで戻ってきました。昼間の時間帯でもひっそりとしています。
帰りは「近道」を使ってみることにします。足場が悪いとのことですが…。
2023年09月19日 13:29撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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9/19 13:29
帰りは「近道」を使ってみることにします。足場が悪いとのことですが…。
登山道の幅は狭めですが、前半はそれほど悪くありません。
2023年09月19日 13:33撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/19 13:33
登山道の幅は狭めですが、前半はそれほど悪くありません。
後半は傾斜が急になり、ロープも出現します。雨で濡れて滑りやすいので、やや気を遣いました。
2023年09月19日 13:38撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/19 13:38
後半は傾斜が急になり、ロープも出現します。雨で濡れて滑りやすいので、やや気を遣いました。
距離的にも時間的にもショートカットにはなりますが、疲れているときは使わない方が良いかもしれません。
2023年09月19日 13:42撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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9/19 13:42
距離的にも時間的にもショートカットにはなりますが、疲れているときは使わない方が良いかもしれません。
この辺りも見事に咲き誇っています。
2023年09月19日 13:58撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/19 13:58
この辺りも見事に咲き誇っています。
ミヤマシシウドでしょうか?
2023年09月19日 13:56撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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9/19 13:56
ミヤマシシウドでしょうか?
ここでもヒメジョオンが群生していました。なかなか色鮮やかです。
2023年09月19日 13:58撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
9/19 13:58
ここでもヒメジョオンが群生していました。なかなか色鮮やかです。
新穂高温泉の登山口に戻ってきました。天気が心配でしたが、無事に下山できて良かったです。
2023年09月19日 14:09撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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9/19 14:09
新穂高温泉の登山口に戻ってきました。天気が心配でしたが、無事に下山できて良かったです。

感想

北アルプスのシンボルとも言える槍ヶ岳(3180m)。
遠くからでもハッキリと認識できるそのシルエットは、特別な存在感を放っています。

以前登頂した時は、新穂高温泉から2日間(小屋泊)の行程で登ったので、次はテント泊で表銀座か裏銀座から縦走しよう…と思っていましたが、なかなか機会が作れないまま9年が経過していました。
この間、周辺の色々な山から槍ヶ岳を眺めていましたが、「もう一度登ってみたい」という想いが強くなったので、今回久しぶりに計画してみることにしました。

事前の予報では、初日・2日目ともに午前中は「晴れ」で午後は「曇りor小雨」でしたが、直前には2日間とも厚い雲に覆われる予報に変わってしまいました。眺望は期待できそうにないですが、気温が高めで風も弱い予報だったので、登頂自体は可能と考えて、予定通り歩き出しました。
新穂高温泉から槍平小屋を経由して槍ヶ岳山荘に至る「飛騨沢ルート」は、穂先を除いても標高差は2000mを超えます。2日間の行程なら、翌日には一気にその標高差を下らなけらばならないので、脚力温存を意識してゆっくり歩きました。

スタートから9時間近く掛かりながらも、多少の余力を残して槍ヶ岳山荘に到着しましたが、辺り一面はガスガスで、眺望は望めそうにありません。しかし、雨は止んでおり、風も強くないので、登頂はできそうな感じです。
翌朝の予報は「曇り」ですが、雨の可能性もあるので、このまま穂先を目指そうか迷いましたが、天候回復に期待して初日の山行を終了しました。
この日の宿泊者はおそらく150人くらいで、定員の半分くらいだったと思います。大部屋でも布団1枚分のスペースが確保されているので、快適に過ごすことができました。

翌朝は雨は降っていないものの前日よりもガスが濃く、また、夜中にまとまった雨が降ったらしく、小屋周辺は完全に濡れていました。「前日に登っておけば良かったかな…?」と思いかけましたが、早朝アタックした登山者から「風が弱いので問題なく登頂できる」との情報が得られたので、穂先を目指すことにしました。

9年前は、初日の午後、2日目の早朝と2回穂先に登りましたが、初日は問題なく往復できました。しかし、登頂が10月下旬だったこともあり、2日目の早朝は霜がおりて梯子や岩場が凍結しており、ツルツル滑って怖い思いをしました。

今回も濡れた梯子が滑るので、穂先に至る最後の梯子は、かなり緊張しながら登りました。岩の方はそこまで滑らなかったですが、前回のイメージが払拭できず、下りは特に慎重に歩きました。

なお、前回の下り(帰り)は南岳まで稜線を歩いた後に、南岳新道を通って槍平小屋に周回したので、今回もそのルートで考えていましたが、南岳新道は荒廃が進んでおり、下りでの使用は推奨されていない状況です。
前回は特に危険を感じる箇所は無かったですが、雨で濡れた岩場を下るのはリスクがあるので、今回は飛騨沢ピストンで下山しました。

また、槍ヶ岳は岩々したイメージがありますが、実は「花の百名山」の一座であり、花や草木が楽しめる山でもあります。今回は見ごろの時期を外していますが、それでもイワツメグサやゴマナなどの他、赤い実が鮮やかなナナカマドやナンテンの群生を見ることができました。
次はテント泊縦走をしたいところですが、合わせて花の見ごろの時期に来て、植物の方も鑑賞したいと思います。

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