記録ID: 5958386
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
日程 | 2023年09月18日(月) 〜 2023年09月19日(火) |
---|---|
メンバー | , その他メンバー2人 |
天候 | 9/18(月)曇り時々雨 9/19(火)曇り |
アクセス |
利用交通機関
<駐車場>
車・バイク
◆市営新穂高第3駐車場(P5) 無料 ・約250台停められる広い駐車場ですが、混雑期はすぐに満車になります。 ・登山指導センターのトイレが24時間利用できます。確認していませんが、簡易トイレが設置されることもあります。 ・携帯は問題なく使用できます。
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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/ 危険箇所等 | ≪新穂高温泉〜槍ヶ岳山荘≫ ・よく整備されています。危険箇所、不明瞭箇所はありません。 ・白井沢から槍平小屋までは滑りやすい大岩がゴロゴロしているので、この区間が一番歩きにくいです。 ・白出沢出合、滝谷出合などの渡渉箇所は増水時に注意。 ※滝谷出合にはカメラが設置されており、槍平小屋のX(旧ツイッター)で定期的に増水状況がが発信されています。 ≪槍ヶ岳山荘〜穂先 ≫ ・急峻な岩場ですが、鎖や鉄製のステップが適度に設置されているので、恐怖心さえなければ問題なく通過できます。 ・この日は雨に濡れた梯子や岩が滑るので、やや気を遣いました。 |
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その他周辺情報 | <宿泊> ◆槍ヶ岳山荘 1泊2食付き 14000円 ・現在は事前予約制で、ネット予約が可能です。 ・現在の定員は300名なので、布団は1人1枚確保できます。 ・テント場は40張ほどで、先着順です。 ・水は1L200円で販売していますが、宿泊者は無料です。 ・携帯はどのキャリアも繋がるようですが、場所によって電波の強弱があります。 <日帰り温泉> ◆平湯温泉 ひらゆの森 700円 ・平湯温泉で最も有名な日帰り温泉で、宿泊や食事も可能です。 ・泉質はカルシウム、マグネシウム混じりの塩化物泉で、内湯は硫黄臭がします。 ・露天風呂が広く、のんびりできます。 |
過去天気図(気象庁) |
2023年09月の天気図 |
写真
感想/記録
by SHAKATAK
北アルプスのシンボルとも言える槍ヶ岳(3180m)。
遠くからでもハッキリと認識できるそのシルエットは、特別な存在感を放っています。
以前登頂した時は、新穂高温泉から2日間(小屋泊)の行程で登ったので、次はテント泊で表銀座か裏銀座から縦走しよう…と思っていましたが、なかなか機会が作れないまま9年が経過していました。
この間、周辺の色々な山から槍ヶ岳を眺めていましたが、「もう一度登ってみたい」という想いが強くなったので、今回久しぶりに計画してみることにしました。
事前の予報では、初日・2日目ともに午前中は「晴れ」で午後は「曇りor小雨」でしたが、直前には2日間とも厚い雲に覆われる予報に変わってしまいました。眺望は期待できそうにないですが、気温が高めで風も弱い予報だったので、登頂自体は可能と考えて、予定通り歩き出しました。
新穂高温泉から槍平小屋を経由して槍ヶ岳山荘に至る「飛騨沢ルート」は、穂先を除いても標高差は2000mを超えます。2日間の行程なら、翌日には一気にその標高差を下らなけらばならないので、脚力温存を意識してゆっくり歩きました。
スタートから9時間近く掛かりながらも、多少の余力を残して槍ヶ岳山荘に到着しましたが、辺り一面はガスガスで、眺望は望めそうにありません。しかし、雨は止んでおり、風も強くないので、登頂はできそうな感じです。
翌朝の予報は「曇り」ですが、雨の可能性もあるので、このまま穂先を目指そうか迷いましたが、天候回復に期待して初日の山行を終了しました。
この日の宿泊者はおそらく150人くらいで、定員の半分くらいだったと思います。大部屋でも布団1枚分のスペースが確保されているので、快適に過ごすことができました。
翌朝は雨は降っていないものの前日よりもガスが濃く、また、夜中にまとまった雨が降ったらしく、小屋周辺は完全に濡れていました。「前日に登っておけば良かったかな…?」と思いかけましたが、早朝アタックした登山者から「風が弱いので問題なく登頂できる」との情報が得られたので、穂先を目指すことにしました。
9年前は、初日の午後、2日目の早朝と2回穂先に登りましたが、初日は問題なく往復できました。しかし、登頂が10月下旬だったこともあり、2日目の早朝は霜がおりて梯子や岩場が凍結しており、ツルツル滑って怖い思いをしました。
今回も濡れた梯子が滑るので、穂先に至る最後の梯子は、かなり緊張しながら登りました。岩の方はそこまで滑らなかったですが、前回のイメージが払拭できず、下りは特に慎重に歩きました。
なお、前回の下り(帰り)は南岳まで稜線を歩いた後に、南岳新道を通って槍平小屋に周回したので、今回もそのルートで考えていましたが、南岳新道は荒廃が進んでおり、下りでの使用は推奨されていない状況です。
前回は特に危険を感じる箇所は無かったですが、雨で濡れた岩場を下るのはリスクがあるので、今回は飛騨沢ピストンで下山しました。
また、槍ヶ岳は岩々したイメージがありますが、実は「花の百名山」の一座であり、花や草木が楽しめる山でもあります。今回は見ごろの時期を外していますが、それでもイワツメグサやゴマナなどの他、赤い実が鮮やかなナナカマドやナンテンの群生を見ることができました。
次はテント泊縦走をしたいところですが、合わせて花の見ごろの時期に来て、植物の方も鑑賞したいと思います。
遠くからでもハッキリと認識できるそのシルエットは、特別な存在感を放っています。
以前登頂した時は、新穂高温泉から2日間(小屋泊)の行程で登ったので、次はテント泊で表銀座か裏銀座から縦走しよう…と思っていましたが、なかなか機会が作れないまま9年が経過していました。
この間、周辺の色々な山から槍ヶ岳を眺めていましたが、「もう一度登ってみたい」という想いが強くなったので、今回久しぶりに計画してみることにしました。
事前の予報では、初日・2日目ともに午前中は「晴れ」で午後は「曇りor小雨」でしたが、直前には2日間とも厚い雲に覆われる予報に変わってしまいました。眺望は期待できそうにないですが、気温が高めで風も弱い予報だったので、登頂自体は可能と考えて、予定通り歩き出しました。
新穂高温泉から槍平小屋を経由して槍ヶ岳山荘に至る「飛騨沢ルート」は、穂先を除いても標高差は2000mを超えます。2日間の行程なら、翌日には一気にその標高差を下らなけらばならないので、脚力温存を意識してゆっくり歩きました。
スタートから9時間近く掛かりながらも、多少の余力を残して槍ヶ岳山荘に到着しましたが、辺り一面はガスガスで、眺望は望めそうにありません。しかし、雨は止んでおり、風も強くないので、登頂はできそうな感じです。
翌朝の予報は「曇り」ですが、雨の可能性もあるので、このまま穂先を目指そうか迷いましたが、天候回復に期待して初日の山行を終了しました。
この日の宿泊者はおそらく150人くらいで、定員の半分くらいだったと思います。大部屋でも布団1枚分のスペースが確保されているので、快適に過ごすことができました。
翌朝は雨は降っていないものの前日よりもガスが濃く、また、夜中にまとまった雨が降ったらしく、小屋周辺は完全に濡れていました。「前日に登っておけば良かったかな…?」と思いかけましたが、早朝アタックした登山者から「風が弱いので問題なく登頂できる」との情報が得られたので、穂先を目指すことにしました。
9年前は、初日の午後、2日目の早朝と2回穂先に登りましたが、初日は問題なく往復できました。しかし、登頂が10月下旬だったこともあり、2日目の早朝は霜がおりて梯子や岩場が凍結しており、ツルツル滑って怖い思いをしました。
今回も濡れた梯子が滑るので、穂先に至る最後の梯子は、かなり緊張しながら登りました。岩の方はそこまで滑らなかったですが、前回のイメージが払拭できず、下りは特に慎重に歩きました。
なお、前回の下り(帰り)は南岳まで稜線を歩いた後に、南岳新道を通って槍平小屋に周回したので、今回もそのルートで考えていましたが、南岳新道は荒廃が進んでおり、下りでの使用は推奨されていない状況です。
前回は特に危険を感じる箇所は無かったですが、雨で濡れた岩場を下るのはリスクがあるので、今回は飛騨沢ピストンで下山しました。
また、槍ヶ岳は岩々したイメージがありますが、実は「花の百名山」の一座であり、花や草木が楽しめる山でもあります。今回は見ごろの時期を外していますが、それでもイワツメグサやゴマナなどの他、赤い実が鮮やかなナナカマドやナンテンの群生を見ることができました。
次はテント泊縦走をしたいところですが、合わせて花の見ごろの時期に来て、植物の方も鑑賞したいと思います。
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