【十七座〜二十座】53km！薬師岳〜水晶岳〜祖父岳〜祖母岳

2023年09月28日(木) 〜 2023年10月01日(日)

• GPS: 33:06
• 距離: 53.3km
• 登り: 4,168m
• 下り: 4,117m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:52
• 休憩: 0:29
• 合計: 7:21

7:12 折立
8:04 8:05 太郎坂
8:40 8:40 青淵
8:53 8:53 積雪深計測ポール
9:17 9:17 ベンチ
9:49 9:49 五光岩ベンチ
10:06 10:06 太郎兵衛平
10:40 10:41 太郎平小屋
11:19 11:36 薬師峠
12:07 12:08 薬師平
12:50 12:58 薬師岳山荘
13:23 13:23 薬師岳避難小屋跡
13:34 13:38 薬師岳
13:46 13:46 薬師岳避難小屋跡
14:01 14:02 薬師岳山荘
14:19 14:19 薬師平
14:37 薬師峠

2日目

• 山行: 8:14
• 休憩: 2:34
• 合計: 10:48

14:37 薬師峠
6:34 6:57 太郎平小屋
7:35 7:36 第一徒渉点
7:41 7:47 第二徒渉点
7:52 7:54 薬師沢第2ベンチ
8:05 8:06 第三徒渉点
8:21 8:22 薬師沢ベンチ
8:54 8:54 カベッケが原
9:11 9:12 薬師沢小屋
10:37 10:38 黒部本流・Ｂ沢合流地点
13:01 13:01 高天原峠
13:37 13:37 高天原峠・岩苔乗越分岐
13:49 14:14 高天原山荘
15:05 16:41 高天原温泉
17:05 高天原山荘

3日目

• 山行: 7:16
• 休憩: 2:44
• 合計: 10:00

17:05 高天原山荘
6:56 7:01 高天原温泉
10:21 10:24 温泉沢ノ頭
11:23 11:24 水晶岳北峰
11:32 11:40 水晶岳
12:08 12:30 水晶小屋
12:52 12:52 ワリモ北分岐
12:59 12:59 岩苔乗越
13:36 13:37 祖父岳
13:47 13:50 祖父岳分岐
14:18 15:25 雲ノ平テント場
15:39 16:33 雲ノ平山荘
16:46 雲ノ平テント場

4日目

• 山行: 7:14
• 休憩: 0:55
• 合計: 8:09

16:46 雲ノ平テント場
7:14 7:16 雲ノ平山荘
7:32 7:35 祖母岳
7:47 7:48 奥日本庭園
8:13 8:14 アラスカ庭園
10:16 10:18 薬師沢小屋
10:27 10:27 カベッケが原
10:59 10:59 薬師沢ベンチ
11:04 11:04 第三徒渉点
11:14 11:14 薬師沢第2ベンチ
11:23 11:27 第二徒渉点
11:32 11:33 第一徒渉点
12:28 13:06 太郎平小屋
13:20 13:20 太郎兵衛平
13:33 13:33 五光岩ベンチ
13:49 13:49 ベンチ
14:06 14:06 積雪深計測ポール
14:15 14:20 青淵
14:35 14:36 太郎坂
14:59 14:59 十三重之塔 慰霊碑
15:00 ゴール地点

天候

1日目 曇り〜大雨〜濃霧
2日目 快晴
3日目 快晴〜暴風雨
4日目 曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

折立までの有峰林道は駐車場込み乗用車で2000円
結構距離があるので、ココだけで30分以上あります
ゲートは6時〜20時、6時にはゲート前に長蛇の列ができます
平日は停められそうですが休日とかは厳しそうで、午後にゲート通過して駐車場で車中泊の人もいました。
折立のテン場は熊害で閉鎖(2023/10/1時点)でした。
ちなみに私は木曜の朝4時半にゲート前駐車場到着で2番手、並んでいたトラックに譲って頂いてスムーズにゲート通過、折立でも登山口近くの駐車場に停められました。

コース状況／危険箇所等

沢の上り下りの多いこのルートは雨の後に難易度が跳ね上がると思います。

大東新道(上り) 薬師沢小屋〜高天原の沢歩きは慣れた人なら問題ないと思いますが、コース内に不明瞭な箇所が多く、とりわけB沢出会までの区間で増水によるルート途絶が何ヶ所かありました。こういうコンデションでなければ高天原までのショートカットルートとしては非常に良いルートだと思います。

温泉沢(上り) 高天原♨️の混浴風呂の脇を沢沿いに上がっていくルートで、マイナー(破線)ルート。コース自体の危険度はそれほど高いように感じませんでしたけれども、こちらも不明瞭なポイントが何ヶ所かありました。また、上部は岩場や両端の切れた岩稜帯もあるので、高度感はそれなり。体力必要です。

雲の平〜薬師沢(下り) 雨後の増水の影響か、登山道の急斜面が滝のようになっていました。登山靴の中は濡れ覚悟です。ここのくだりが嫌で大東新道を下りてくる人がいるほど雨後はスリップしやすく、段差が多いルートです。特に雨後の下りは辛いと思います。

写真

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9/29 13:39

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9/29 14:20

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9/29 15:09

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9/29 16:59

9/29 17:05

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9/30 6:05

9/30 6:05

9/29 17:35

9/30 6:41

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9/30 10:22

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9/30 14:36

9/30 15:25

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9/30 15:34

9/30 15:52

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10/1 7:33

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10/1 7:48

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10/1 8:58

10/1 9:37

10/1 9:54

10/1 9:54

10/1 12:00

10/1 12:39

10/1 12:49

撮影機器：

iPhone 14 Pro 128GB SoftBank Apple

感想

taro

ちょっと怪しい天気予報の中、3泊4日の薬師〜水晶周回を決行しました。

1日目 この日の計画は折立から薬師峠でテント設営、その後薬師岳から北薬師岳のピストンでしたが、薬師岳山頂では15m/s以上もあろうかという強風と視界不良、翌朝のコンディションに掛けて北薬師岳は撤退しました。
が、テン場に戻ったあとも数十mm/hはあろうかという長時間の豪雨に見舞われ、仮設定した再アタック時刻の翌3時にも濃霧だったのであきらめることにしました。
薬師峠までのルートに特に危ないところはなく、太郎小屋までの前半は樹林帯で足元が悪い急登ですが、後半は階段と木道で整備されており、歩きやすかったです。(ただし濡れた下りの木道はほんと危ない！)
距離が長いのでただ単純にシンドイというのはあるかもしれません。

2日目 薬師沢経由、大東新道を通って高天原山荘への♨️目標ルート。予習せず臨んだ大東新道は、前日の大雨で増水し、一部渡沢のルートが不明瞭、何度か渡れるところを探すためにルートを往復し、かつ、濡れた足場で滑りそうになること数回、足場に浮き石を踏まされること数回、かなりの時間を要しました。
B沢出会の所まで行って、渓流釣りの方に出会うまでかなり不安な沢歩きでした。
B沢出会を超えたあとは急登、ロープを伝いながら、濡れた足場で滑らないよう細心の注意が必要で気の抜けない山歩となりましたが、なんとか岩苔乗越の分岐に到着し、よく整備された登山道に入った時には(やっと終わった…)と息をつきました。
一方、天気は昨日の雨が嘘のような終日快晴。
ここまでの疲れを癒す温泉では1時間ほどの長風呂、他の登山客と3人で混浴風呂に浸かりながら山の話で盛り上がりました。
平日だったこともあり、山荘泊は私を含めて5人(男3女2)、montbellカード提示で500円割引の11500円、寝床も広々と使えてラッキーでした。

3日目 前日の沢歩きでキツさが身に染みていたので当初予定を変更した岩苔乗越経由の水晶岳を検討したのですが、♨️で復活した身体で予定通り温泉沢の頭を目指すことに。
前日1日晴れたこともあり、増水も少し納まっていて、感想としては、増水した大東新道の方がキツかったと感じました。
とはいえ破線ルート、下部の沢は不明瞭箇所多数、上部は岩場と岩稜帯、高度感もそれなりにあり、今年いくつかの岩場を超えてきた経験が活きた気がします。
マイナールート故か土曜なのに誰とも出会わず、静かな登山が好みでもあるので、非常に満足出来ました。
その後は稜線伝いに水晶岳、目標としていた大物2座を踏破し、雲の平を目指しました。
それまで晴れだった雲行きが怪しくなったのは祖父岳手前、濃霧で眺望はゼロでした。
雲の平のテン場でも雨は降っていないものの、今にも降り出しそうな中設営、10数分かけて小屋に向かい、外を眺めながらビールと持ってきた柿ピー(梅)でひとり乾杯。
1630の夕食準備ギリギリまで小屋で過ごし、その後テン場に戻ったあとが大変、1800から初日を超える暴風雨、抜けるペク、動く押さえ石、テントの下を流れる雨水、大変なテント泊になりました。

4日目 2〜3時間は寝たような気がしますが、翌朝のテント内は3時頃まで降り続いた暴風雨による雨水の侵入で水浸し。予期して床下に岩場を組んでいた部分に荷物を纏めていたので大抵の難を逃れましたが、とはいえかなりのものが朝にはしっとり(ずっしり)としていました。
救いは分厚めのエアマット上で寝ていたことと、シュラフがナンガのUDDだったので、シュラフ内まで水を感じることがなかった点です。
意を決して小雨になった0545には行動開始、 0645に出発して下山を開始しました。
雲の平から薬師沢の下山道、またも前日の雨の影響で道がもはや川になっていてすべる！慎重な足運びでコースタイムも1.5倍ほど要しメンタルも相当削られました。
4日目にもなると薬師沢から太郎平までの登り返しも大した斜度でも距離でもないのに、地味に堪える山歩でした。この山行で1番キツかったのはココだったかもしれません。
太郎ラーメン🍜はこの疲れた身体とすり減ったスタミナとメンタルを回復させ、もうひと踏ん張り、もう一歩を出させてくれる下馬評通りの美味さでした。

色々ありましたが何はともあれ無事下山、楽天モバイルは山中で全く電波入らず、家族に心配をかけましたが、充実の山歩でした。