雪解けが進む尾瀬ヶ原 至仏山と燧ヶ岳
mkt1003
体力度について
- GPS
- 32:28
- 距離
- 34.1km
- 登り
- 1,942m
- 下り
- 1,955m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 6:01
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 6:51
- 山行
- 8:54
- 休憩
- 2:08
- 合計
- 11:02
| 天候 | 2日間とも雲ひとつ無い快晴！風もほとんどありませんでした。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
タクシー 自家用車
丸沼高原方面との分岐(鎌田交差点)で国道401号に入り、戸倉まで。 国道120号沿いはコンビニ多数有り。特にセブンイレブンが何件も有るのが嬉しい。 セブンイレブンの最終は、尾瀬高校を過ぎ、片品郵便局手前のガソリンスタンドの隣。 コンビニ最終は、鎌田交差点を国道401号に入ってすぐのデイリーヤマザキ。 5月1日朝7時の時点で、尾瀬第一駐車場の駐車率は20％程度。 尾瀬第一駐車場は、280台収容で料金1000円/日。 尾瀬のアクセスや駐車場関係は、下記URLを参照下さい。 http://www.geocities.jp/mhnskow/ozeakusesu.html 戸倉から鳩待峠までは、乗り合いタクシーを利用。 バスの始発が7:50に対して、乗り合いタクシーは順次出発なので、7:00頃に戸倉を出発し、鳩待峠には7:30に着きました。料金は、大人930円/人。 詳しくは下記URLを参照下さい。 http://www.oze-info.com/info/oze/kotu/parking.html |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【鳩待峠~至仏山】 ・至仏山へは樹林帯方面に行きます(案内板有り)。 ・最初はなだらかな登りですが、徐々に急になります。登って行くと視界が開けてきて、燧ヶ岳をはじめ、武尊山や平ヶ岳、会津駒ヶ岳が見えてきます。 ・アイゼンは鳩待峠より着けました。 ・子至仏山のトラバースは、トレースがしっかり有り問題ありません。 【至仏山~山の鼻】 ・至仏山山頂では、先ほど挙げた山の他に苗場山や谷川岳、妙高山、火打山、守門岳等が見えました。天気が良いと、武尊山方面に富士山が見えるそうです。 ・至仏山山頂より100mほどは、雪が有り、ヒップソリで滑りました。 ・そこから一旦雪が切れ、木道をしばらく下ります。 ・また雪が有り、しばらくヒップソリで下りました。 ・樹林帯を、抜けると尾瀬ヶ原へ出て、山の鼻はすぐそこです。 【山の鼻~見晴(尾瀬ヶ原横断)】 ・尾瀬ヶ原の横断は2時間程度かかり、テント装備を担いで横断するには気が遠くなります(上高地から横尾までの3時間歩きに近いものがあります)。しかも、太陽が照りつけ暑い！ ・トレースか有りますので、それに沿って歩きます。 ・牛首分岐から見晴、竜宮方面に少し行くと、木道が水に埋まっています。 ・牛首分岐より、東電小屋方面に40~50mほど一旦迂回し、雪で埋まっている湿地の上を歩き元のルートへ復帰しました。 ・天気が良かったため、復路が心配でしたが、一部雪が薄くなっていたため、往路と違う場所を通りましたが、何とか戻れました。復路てば多くの方とすれ違ったため、皆さん復路は苦労したと思います。 ・久しぶりのテント装備を担いでの山行で疲れていたためか、竜宮小屋と見晴の小屋が見えてからが随分長く感じました。 【見晴~燧ヶ岳】 ・見晴からは、ピンクテープ＆赤ペンキがしっかりとあり迷いません。 ・しかし、下田代十字路で見晴新道と尾瀬沼方面へ分岐しますが、尾瀬沼方面のピンクテープ＆赤ペンキがしっかりしていて、間違って尾瀬沼方面へ行ってしまいました(15分くらいロス)。 ・見晴新道方面は、ピンクテープか水色テープがあり、よくルートファインドする必要があります。GPSか地図＆コンパスて確認する必要有りです。 ・多くの方が沢沿いのルートを登っていましたが、自分は尾根ルートを行きました。どちらもトレースあります(下りは沢沿いルート選択)。 ・急坂がずっと続くので、景色が変わらず、メンタル的に辛いです。 ・急登になる前にアイゼン付けた方がいいです。 ・旧温泉小屋道分岐手前で雪が切れ、夏道を歩きました。 【燧ヶ岳山頂付近】 ・柴安�に燧ヶ岳山頂の標識があります。 ・柴安�から爼�へは一旦鞍部へ下ります。この下りがめっちゃ急です。 自分は柴安�にザックを置き、空身で爼�に向かいましたが失敗でした。 アイゼン、ピッケル欲しいところです。 【水場情報】 ・鳩待峠、山の鼻、見晴キャンプ場にあり。山の鼻と見晴キャンプ場の水場は利用しましたが、双方ともこの時期は冷たくて美味しいです。 ・見晴キャンプ場はトイレの手洗い場の水を利用しますが、飲用不可の表示があります。燧小屋の受付ではここを、案内されます。2日間そのまま飲用しましたが、特にお腹を壊す事無く、問題ありませんでした(この時期だけかも。夏場はどうかな？)。 【DOCOMO携帯電波情報】 ・鳩待峠はLTEが入ります。 ・至仏山山頂も電波有り。 ・山の鼻、尾瀬ヶ原一帯、見晴キャンプ場、燧ヶ岳山頂は電波無し。 |
| その他周辺情報 | 下山後は国道401号と120号を戻り、花咲の湯へ。 綺麗な温泉でした。 また、レストランでヒレカツ定食(1070円)を食べましたが、なかなか美味しかったです。 大人650円、夏季シーズン(4〜10月)は21時まで。 冬季シーズン(11〜3月)は20時まで。 http://www.hanasakunoyu.com/main/modules/tinyd1/ |
写真
拍手
（もうすこしちゃんと撮ればよかったです。）
装備
| 備考 | テント装備は、残雪期の装備を持っていきましたが、夜中、お尻が冷たくて起きました。テント内にもう一枚マットが有ると暖かいですね。それ以外は特に問題なしでした。 ・テント⇒モンベルステラリッジテント2型(専用グラウンドシート併用) ・シュラフ⇒モンベルスパイラルダウンハガー#1 ・マット⇒モンベルULコンフォートシステムマット150(2.5cm) (枕もモンベルULコンフォートシステムピロー使用) ・ダウンジャケット⇒コロンビア ・ダウンパンツ⇒ナンガ |
|---|
感想
旅行会社のパンフレット等でよく見かけた尾瀬の文字。
何となく景色が綺麗な湿地というイメージは持っていたけど、一度も行った事はありませんでした。
昨年、残雪期は雪に埋まった尾瀬ヶ原を横断できる事を知って、今回、至仏山、燧ヶ岳と併せて尾瀬に行くことにしました。
沼田ICから戸倉まで車で進み、駐車場に車を止め、乗り合いタクシーに乗り込みます。
30分程で鳩待峠に到着しました。登山届けを投函し、重いテント装備を背負い、至仏山山頂を向かって登りだします。
鳩待峠から至仏山への登りは、緩な樹林帯の登りです。雪が固かったため、早めにアイゼンを装着します。1時間くらい登ると徐々に視界が開け、燧ケ岳が見えてきます。さすが東北以北最高峰の山で、天気もよく立派に見えます。また、武尊山も見えてきます。
更に1時間登ると、小至仏山手前までやってきます。ここは、谷川岳方面の景色が綺麗で、皆さん写真を撮っていました。
小至仏山をトラバースし、至仏山への最後の登りです。息を切らしながら、何とか山頂へ到着。山頂は多くの人で賑わっていました。ここからの景色は、最高に良かったです。
北には平ヶ岳や越後三山、守門岳も見えました。東に目をやると、雪で埋まった尾瀬ヶ原越しに堂々とした燧ケ岳が聳えています。その左側には会津駒ヶ岳がなだらか山容を見せます。
南には上州武尊山、その左に目をやると、日光白根山が特徴的な形をしている事がわかります。ここら辺の山域には詳しくありませんが、どれも特徴的な形で有名な山だという事が理解できました。
山頂で食事をとり、下りはヒップソリでシリセード。ちょうど良い感じで雪が緩み、ぐんぐん標高を下げます。途中、木道を通り、またヒップソリで下ります。1時間ほどで山の鼻に下りました。時間に余裕ができたため、山の鼻で少し日向ぼっこをします。
休憩した後、見晴を向けて出発です。今回の山行の目的の1つである、雪で埋まった尾瀬ヶ原の横断。ルート状況に記載しましたが、木道が水で埋まっているなど、少しルートファインドが必要です。尾瀬ヶ原の横断は2時間くらいかかり、疲れました。また、この日は天気が良く、雪の上を歩いているにもかかわらず、太陽の照り返しが暑く砂漠の上を歩いている気分でした。
見晴に着いた時にはヘトヘトで、燧小屋でテントの受付をし、テント設営、食事をとり、早めに就寝しました。
翌日は朝の冷え込みで起床した事もあり、早めに起床し、5時前に見晴をスタート。
燧ケ岳への取り付きでルートミスをし、15分程度ロスしましたが、何とか燧ケ岳への取り付きはできました。
しかし、ここからが長かったです。延々と続く急登で、3時間くらいひたすら急登を登ります。アイゼンを付けるタイミングが遅かったため、足の疲労も結構なものでした。でも、3時間登った甲斐があって、稜線に出ると、素晴らしい景色でした。
尾瀬ヶ原越しの至仏山。昨日は反対から見たと思うと少し感慨深かったです。
尾瀬ヶ原の蛇行した川の様子も見て取れます。尾瀬ヶ原を挟み対峙する至仏山と燧ケ岳。この2つの山が尾瀬の景色を一層迫力があり、綺麗なものにしているのかなと登ってみて思いました。
柴安�瑤釆撕瑤謀�達し、柴安�瑤了劃困濃灰好�ーのベテランの方と少し話し、パンを1つ食べ、下山開始です。今日のうちに鳩待峠まで戻らねばなりません。テントの回収、尾瀬ヶ原の横断が少し気が重いです。
しかし、下りはいつものようにスイスイです。特に雪の下りはあまり膝に負担がかからないため、飛ばせます。しかし、このときにザックにくくり付けていた、緑色のノースフェイスのレインウェアを落としてしまいました。中途半端にザックにつけていたためです。すれ違った方が拾ってくれ、桧枝岐小屋に届けてくれたそうで、桧枝岐小屋の方が自宅へ送ってくれるそうです。拾ってくれた方、小屋の方本当にありがとうございます。
（テント回収時に気づき、小屋の方へ落し物があれば送って頂けないか話をしていました。）
そんな失敗がありましたが、テント装備を担ぎ、尾瀬ヶ原を戻ります。
途中の木道水没点は、雪が薄くなっていましたが、何とか迂回できました。
山の鼻までは割りとスムーズに戻れました。最後の鳩待峠への緩やかなのぼりがしんどかったです。ヘトヘトになりながら何とか16時に鳩待峠へ戻りました。
今回は2日間とも天気に恵まれよかったです。レインウェアを落とす失敗がありましたが、良い方に拾って頂き、とても感謝しています。
次はニッコウキスゲが咲く夏に家族と来たいと思います。
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
燧ヶ岳の最新記録
至仏山の最新記録
俎�瑤虜膿卦�録
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する