20240211-近江遠征-武奈ヶ岳-神璽谷-イブルキノコバ-パノラマコース-ダケ道
- GPS
- 09:19
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,310m
- 下り
- 1,261m
コースタイム
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 9:20
天候 | 曇り、たまに日射し、小雪ないし雪 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
神璽谷 何カ所かの狭いトラバース箇所のうち、片足の幅程度しかないところでは、12本爪クランポン(アイゼン)だとかえって歩きにくそうで、積雪の量や雪面の硬さにもよりますが、こういう所ではチェーンスパイクの方が進みやすいようです。今回は、チェーンスパイクを使いました。 堰堤群をすべて越えた先の谷筋から斜面を登っていく所では、無雪期はロープがあって登降するような急斜面が新雪に埋もれていて、膝くらいまでの深さに足が沈み、柔らかい雪質のために2、3歩登っては1歩ずり下がったりしながら、よじ登ることになりました。 +++++ イブルキノコバ イブルキノコバの前後では、何人もの人が通った足跡があるのですが、踏み抜き、谷側斜面への雪面の滑り落ちが多く、体重をかけても沈まずに歩ける幅が片足の幅程度しかない所があちこちにありました。 今日は、イブルキノコバからコヤマノ分岐までの登りの前半の尾根筋にはトレースがありませんでしたので、トレースがあった無雪期の通常ルートの谷筋から登りました。 尾根筋を下った時 20230223-近江遠征-武奈ヶ岳-コヤマノ岳 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5206054.html 八雲ヶ原と武奈ヶ岳を行き来する人では、雪面の足跡(トレース)を見ていますと、パノラマコースを通る人がイブルキノコバを通る人よりもずっと多い様子でした。 |
その他周辺情報 | 天然温泉 比良とぴあ https://www.hiratopia.com/ 混雑していて、男性は入場制限(一人の場合では待ち時間 5 分ほど)でした。靴は、下駄箱がいっぱいで、下駄箱の上に置きました。 登山リュックのロッカーは、空いていました。 |
装備
個人装備 |
不織布マスク(携行)
ネックゲイター(Buffフェイスマスク二つ折り ブルー 装用)
ネックゲイター(MAMMUT Aconcagua Light Neck Gaiter ブルーネックゲイター 携行)
長袖シャツ(Foxfire TSプレイドシャツ秋冬用緑赤格子柄)
長袖インナーTシャツ(ミズノブレスサーモ 黒)
半袖インナーTシャツ(おたふく手袋ボディータフネス 黒)
足首丈インナー(ミズノブレスサーモ 黒)
ダウンジャケット(ユニクロ 紺)
ハードシェル(finetrack エバーブレスアクロジャケット+パンツ 青+黒)
靴(La Sportiva Trango Tower Extreme 黒)
靴(防水ウィンターシューズ MIZUNO SNOW SCAPE II 黒 街歩き用 登り神璽の滝まで使用)
靴下(ミズノブレスサーモ極厚パイルB2JX950408 チャコールグレー)
長ゲイター(Sea to Summit Alpine Gaiters eVent 黒 携行のみ)
手袋(防寒テムレスLL 青)
手袋(Black Diamond ライトウェイトフリース Polartec グローブL/M 黒)
手袋(3M THINSULATE 防寒作業用手袋LL ネイビー+黒 携行のみ)
手袋(ラフ&ロード ゴアウインドストッパーマルチグローブ Lサイズ 黒)
ザック(Blue Ice Warthog 45L M Turkish Blue=青)
ドラムバッグ(DESCENTE Move Sport 4L)
ファーストエイドキット(赤)
タープポンチョ(MG TRAIL 橙色+銀シート)
コンパス+笛+ヘッドライト+予備靴紐2本
ストック(Black Diamond Distance FLZ 折畳式+スノーバスケット 携行のみ)
ASWAYKE電子ホイッスル(赤)
ヘルメット(折畳式 Edelrid Madillo 白)
チェーンスパイク(CAMP ICE MASTER EVO 青)
12本爪アイゼン(Grivel G12 Jマチック+mountain dax crampon bag 携行のみ)
ハンマー(ミゾー チコ+ホルダー)
雑巾
サングラス(KOHLA ヒマラヤングラス ブラック)
ハクキンカイロミニ×2
モバイルバッテリー(Anker PowerCore 10000)
Garmin eTrex 32x
GoPro HERO9 Black+Volta/スリーブ青+ランヤード
RICOH THETA SC2+自撮り棒+リモコン
ココヘリ
地図(国土地理院1/25000)
タオル
ハンドタオル
着替え一式
行動食
非常食
飲料1L
水分以外11.5kg+健康保険証+山岳保険会員証
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感想
今年は暖冬ということで、六甲山で氷雪のトレーニングができそうにないので、今シーズン最後の雪山になるかもしれない武奈ヶ岳に行くことにし、正面谷から青ガレは昨年登ってみましたので、今回は冬季のマイナールートのトレーニングに神璽谷を登ってみることにしました。
行動時間が長くなることが予想されましたので、今回は、冬季のマイナールートをより速く通り抜けることをトレーニングの目的にして、装備を絞ることにし、ダメなら撤退することにしました。
昨年は、積雪での重量トレーニングで一般登山道でしたので、アイゼンのほか、おもり代わりにいろんなものを合計 17.5kg 携行しました。
20230223-近江遠征-武奈ヶ岳-コヤマノ岳
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5206054.html
今回は、重量を減らし、ザックも Blue Ice Warthog 45M にして昨年より細身にするため、まず使うことがなさそうなピッケルと Snow Plak ほか、おもりにしていたさまざまな道具類を省略しました(昨年 Snow Plak を使いました)。そのかわり、ミゾー チコを携行しました。
着雪が少ない木の根の急斜面や狭いルートでは、チェーンスパイクの方が取り回しやすく、結局、チェーンスパイクですべて通しました。
神璽谷の最後の新雪の急斜面とイブルキノコバ前後では、踏み抜きと沈み込みが多かったのですが、チェーンスパイクで行けてしまいました。
12 本爪アイゼンと Snow Plak の方が、よりよかったかもしれませんが、神璽谷に何カ所かあった雪が少ない木の根や岩の斜面では、Snow Plak は邪魔でしたでしょう。またルートが狭い所では、雪が少なければ、アイゼンよりもチェーンスパイクが歩きやすいです。
コヤマノ分岐から武奈ヶ岳、パノラマコースからダケ道は通行量が多く、雪がよく踏み固められていて、チェーンスパイクでよかったです。
+++++
履き物
出発から神璽の滝への降下箇所まで
Mizuno Snow Scape2
神璽の滝への降下箇所から神璽の滝の往復
Mizuno Snow Scape2 + チェーンスパイク (C.A.M.P. Ice Master Evo)
神璽の滝への降下箇所からダケ道の下り始め15 分後くらいまで
La Sportiva Trango Tower Extreme + チェーンスパイク
ダケ道の下り始め 15 分後くらいからカモシカ台の下まで
La Sportiva Trango Tower Extreme + 右足だけチェーンスパイク
カモシカ台の下からイン谷口まで
La Sportiva Trango Tower Extreme
イン谷口から帰着まで
Mizuno Snow Scape2
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雪中行用に携行していて使ったもの
チェーンスパイク C.A.M.P. Ice Master Evo
手袋 ゴアウインドストッパーマルチグローブ
手袋 防寒テムレス
ハクキンカイロミニ 2 ケ(袖口の中)
雪中行用に携行していて使わなかったもの
12 本爪アイゼン Grivel G12 J Matic
ロングゲイター Sea to Summit Alpine gaiter
トレッキングポール Black Diamond Distance FLZ
ミゾー チコ
サングラス KOHLA Himalayan Glass
寒冷用ネックゲイター MAMMUT Aconcagua Light Neck Gaiter
今回は携行しなかった雪中行装備
Snow Plak Approach
帽子(カジメイク防寒耳付ワークキャップ 599 グレー)
手袋(Black Diamond ライトウェイトソフトシェルグローブM 黒 予備)
サングラス(予備)
日焼け止め(ホリカホリカ UVクリアスティック 2022 SPF50 PA++++)
JETBOILマイクロモ黒+JETPOWER100g
ピッケル Blue Ice BLUEBIRD 60cm 青
シャベル BCA DOZER 1T UL SHOVEL Green
ビーコン Mammut Barryvox
プローブ bca Stealth 270
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出会った人の装備
山中で出会った人は、ほとんどすべて、12 本または 10 本爪のアイゼンとトレッキングポールまたはピッケルでした。
お一方、4 本か 6 本爪の軽アイゼンでしたが、トレッキングポールは持っておられました。
登りの行程、神璽谷降下箇所から北比良峠までの間のダケ道ですれ違ったお二方は、チェーンスパイクでトレッキングポールもピッケルも持たず、トレランスタイルでした。
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靴下
La Sportiva Trango Tower Extreme を履いて雪の中に行く時には、ミズノブレスサーモ極厚パイル B2JX950408 を使うことにしています。
販売終了
https://www.yodobashi.com/product/100000001005174252/
現行品
https://jpn.mizuno.com/ec/disp/attgrp/B2JX9504/
【発熱素材】ブレスサーモウール極厚ソックス[メンズ]
¥3,080 (本体価格¥2,800)
品番:B2JX9504
神璽谷で足が雪に埋もれた際に、少々靴の中が湿っぽくなったのですが、コヤマノ分岐から先の行程で雪に埋もれることがなく、大汗をかきながら行動していますと、靴の中が温まり、乾きました。
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手袋
ラフ&ロード ゴアウインドストッパーマルチグローブ
https://rough-and-road.co.jp/item/rr8852/
神璽谷で足が雪に埋もれるまでは、ラフ&ロード ゴアウインドストッパーマルチグローブを使いました。親指と人差し指の先が出せて、スマホ操作に便利です。
防寒テムレスのインナーにもなります。
防水性はありません。
神璽谷の後半では、雪面に手をつくことが何回もあり、防寒テムレスに換えました。
雪が柔らかいので、急斜面で手を雪面に突き入れれば支えになりました。ピッケルまたはミゾー チコの細い先よりも支持力が得られたかもしれません。
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ハクキンカイロミニ 2 ケの使い方
ハードシェルの袖口に入れ、袖口のマジックテープを絞って止めて袖口から落ちないようにしました。
手首を温めると指先まで血流で保温されるので、2 ケでこういう使い方をしています。
下山後、帰りは、胸ポケット両側にそれぞれ入れて、体幹の保温です。
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今日の滋賀県南小松の午前 7 時の気温は 4.7 度、午後 0 時の気温は 6.2 度でした。途中、少し日が射しましたが、曇りで、時折雪が降りました。風はあまりありませんでした。
神璽谷の雪の上のトレースは、あったり、消えていたりしました。
水分 1L を含む約 12.5kg の荷物で、水 750ml とミニ大福 2 ケ、エネルギーゼリー 1 パックを消費しました。
神璽谷の登りの最後で、左足の太ももの筋肉が痛み出し、ダケ道の下りで右膝と右の太ももの筋肉も痛み出しました。
寒いとはいえ、大汗をかいているので、水分が不足していたようです。
下山後の温泉では、両膝の裏も痛み出しました。翌日 12 日には、両足のふくらはぎの筋肉も痛んでいます。
六甲全山縦走や、六甲登山有馬往復 20kg 20km 2000m とは違う痛みで、ふだん使わない足の筋力を多用したようです。
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神璽の滝
山猫 さん
神璽の滝〜釈迦岳☆連瀑を巡って
2020年03月13日
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2255166.html
tanuki さん
神爾の滝(雌滝・雄滝)滋賀県大津市北比良
2024-01-14
https://ameblo.jp/ytanuki/entry-12836584811.html
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