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Yamareco

記録ID: 655426
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

白馬三山ワンディ時計回り

2015年06月07日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 富山県 長野県
 - 拍手
minori1209 その他1人
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
12:22
距離
20.7km
登り
2,567m
下り
2,548m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
11:17
休憩
1:04
合計
12:21
距離 20.7km 登り 2,570m 下り 2,559m
5:42
12
猿倉登山口駐車場
5:54
24
6:18
10
6:53
7:00
66
9:30
9:42
109
11:31
11:47
63
12:50
13:01
47
13:48
13:49
69
14:58
24
15:22
17
15:39
15:45
9
15:54
16:00
57
16:57
21
17:18
37
17:55
18:00
0
18:03
ゴール地点
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2015年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
○猿倉〜小日向のコル 
 標高約1500m地点くらいから残雪で夏道が消え、かなり迷いました。小日向のコルに向かって南下する地点が分からず、大きく西へルートを外してしまいました。
○小日向のコル〜鑓温泉
 夏道は等高線に沿って山腹を巻いてますが、一旦200mほど下り、鑓温泉に向かう谷の中心線を登ります。多少落石の跡はありますが危険は感じられませんでした。
○鑓温泉〜鑓温泉分岐
 鑓ケ岳側からの落石の跡がかなり多く、雪渓が茶色に染まっていました。気持ち悪いので天狗側の山腹をトラバースしましたが、思いのほか傾斜がきつく滑落の危険を感じました。谷の中心線が正解だったと思います。
○鑓温泉分岐〜杓子岳
 残雪は全くありません。ずーとがらばですが、粒が小さく歩きやすいです。杓子岳は長野県側が絶壁ですので油断は禁物です。
○杓子岳〜白馬岳
 危険を感じる個所はありませんでしたが、杓子岳から最低鞍部約2600mまで下り、小ピーク丸山を経て300m以上登り返すので、最も辛い箇所でした。
○白馬岳〜猿倉
 小雪渓あたりが急勾配で、疲労の限界に近い足なってましたので、多少恐怖を感じました。幸いかなり深いステップが切ってありましたので、安全に下りることができました。
 


   
その他周辺情報 道の駅小谷にある深山の湯に行きました。620円、清潔で快適でした。
スタート地点猿倉荘です。この建物の左脇に登山口があります。
2015年06月07日 05:44撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
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6/7 5:44
スタート地点猿倉荘です。この建物の左脇に登山口があります。
登山口の標識と看板です。
2015年06月07日 05:46撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
6/7 5:46
登山口の標識と看板です。
5分ほど登山道を歩くと林道に出ます。
2015年06月07日 05:52撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
6/7 5:52
5分ほど登山道を歩くと林道に出ます。
さらに1分ほど歩くと鑓温泉登山道の標識がありますので、ここから左に入ります。
2015年06月07日 05:55撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
6/7 5:55
さらに1分ほど歩くと鑓温泉登山道の標識がありますので、ここから左に入ります。
しばらくはこんな夏道が続きます。葉っぱがまだ茂ってなく、それほど圧迫感を感じません。
2015年06月07日 06:13撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
6/7 6:13
しばらくはこんな夏道が続きます。葉っぱがまだ茂ってなく、それほど圧迫感を感じません。
1400mを過ぎたあたりから残雪がいっぱい、夏道がさっぱり分からなくなりました。
2015年06月07日 06:22撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
6/7 6:22
1400mを過ぎたあたりから残雪がいっぱい、夏道がさっぱり分からなくなりました。
小日向のコルへのルートが分からず、こんな斜面を登ってしまいました。
2015年06月07日 07:14撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
6/7 7:14
小日向のコルへのルートが分からず、こんな斜面を登ってしまいました。
gpsでしっかり方向を確認し、藪の薄いところを突き抜けて小日向のコルへ向かいます。
2015年06月07日 07:33撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
6/7 7:33
gpsでしっかり方向を確認し、藪の薄いところを突き抜けて小日向のコルへ向かいます。
抜けるような青空、すくっと立つ白樺。
2015年06月07日 07:59撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
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6/7 7:59
抜けるような青空、すくっと立つ白樺。
小日向のコルから白馬鑓ケ岳を望む。夏道は右側山腹にあるらしいですが、200mほど下り、右手の谷中心部を目指します。
2015年06月07日 08:16撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
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6/7 8:16
小日向のコルから白馬鑓ケ岳を望む。夏道は右側山腹にあるらしいですが、200mほど下り、右手の谷中心部を目指します。
谷の全景です。写真では分かりませんが5〜6人が中腹あたりを登っているのが見えました。
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谷の全景です。写真では分かりませんが5〜6人が中腹あたりを登っているのが見えました。
鑓温泉へ向かう雪渓を登ります。
2015年06月07日 08:47撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
6/7 8:47
鑓温泉へ向かう雪渓を登ります。
オー.テルマエ.ヤリ!!お姉さんの姿も見えます。
2015年06月07日 09:27撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
6/7 9:27
オー.テルマエ.ヤリ!!お姉さんの姿も見えます。
谷の中腹に見えた人たち、混浴ツアーだった。羨ましいー。
2015年06月07日 09:31撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
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6/7 9:31
谷の中腹に見えた人たち、混浴ツアーだった。羨ましいー。
槍温泉の先、落石を避け天狗側から大きく迂回しました。
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槍温泉の先、落石を避け天狗側から大きく迂回しました。
すると、こんな斜面をトラバースする羽目に。滑落が恐ろしく、相方と交互にステップを切りました。
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すると、こんな斜面をトラバースする羽目に。滑落が恐ろしく、相方と交互にステップを切りました。
下を見るとこんな感じです。写真じゃよく分かりませんけど。
下を見るとこんな感じです。写真じゃよく分かりませんけど。
やっと緩斜面、稜線も見えてきました。
やっと緩斜面、稜線も見えてきました。
ほっとして小休止していると、左側の岩の間の細い雪渓をグリセードとバックステップで下りてくる人がいる。滑落されたらやだな〜と思ってたら、スルスルと下りられこちらに来られた。自分らより結構年配のおじさんでビックリ、すごい人がいるもんです。
ほっとして小休止していると、左側の岩の間の細い雪渓をグリセードとバックステップで下りてくる人がいる。滑落されたらやだな〜と思ってたら、スルスルと下りられこちらに来られた。自分らより結構年配のおじさんでビックリ、すごい人がいるもんです。
稜線に向かう最後の夏道です。アイゼンを担いで荷物は重くなったけど足取りは軽くなりました。
稜線に向かう最後の夏道です。アイゼンを担いで荷物は重くなったけど足取りは軽くなりました。
ついに稜線、槍温泉分岐です。しかし、すでに時間は6時間半を経過し、下山の時刻が心配になります。
ついに稜線、槍温泉分岐です。しかし、すでに時間は6時間半を経過し、下山の時刻が心配になります。
目指す白馬鑓ヶ岳です。
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目指す白馬鑓ヶ岳です。
相方談「砂利の山、ダンプが走ってそうや」失礼な!しかし、小日向のコルから見た表側と全然違うな〜。
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相方談「砂利の山、ダンプが走ってそうや」失礼な!しかし、小日向のコルから見た表側と全然違うな〜。
天狗の頭へ続く美しい稜線をバックに、相方が頂上を目指します。
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天狗の頭へ続く美しい稜線をバックに、相方が頂上を目指します。
ついに一個目、白馬鑓ヶ岳到達!残念ながら午後からガスが出て剣岳は拝めませんでした。
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ついに一個目、白馬鑓ヶ岳到達!残念ながら午後からガスが出て剣岳は拝めませんでした。
でも、雲上の人になりました。
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でも、雲上の人になりました。
白馬岳へ続く稜線に大感動!
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白馬岳へ続く稜線に大感動!
二つ目、杓子岳に向かいます。一旦200m以上下ります。
二つ目、杓子岳に向かいます。一旦200m以上下ります。
杓子岳頂上へ向かうルートとエスケープルートの分岐点です。
杓子岳頂上へ向かうルートとエスケープルートの分岐点です。
杓子岳は赤砂利の山です。
杓子岳は赤砂利の山です。
ガスもかかってるし写真じゃわかりませんが、杓子岳の絶壁です。
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ガスもかかってるし写真じゃわかりませんが、杓子岳の絶壁です。
二つ目、杓子岳に到達しました。まだ元気です。あと一つだけと思い込んでますから。
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二つ目、杓子岳に到達しました。まだ元気です。あと一つだけと思い込んでますから。
杓子岳下山途中で見つけたげんこつ岩。
杓子岳下山途中で見つけたげんこつ岩。
旭岳山腹に現れた奇跡?の雪型。ワンちゃん。
思えば、これを見つけて喜んでいた時が、つかの間の楽しい時間の最後でした。
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旭岳山腹に現れた奇跡?の雪型。ワンちゃん。
思えば、これを見つけて喜んでいた時が、つかの間の楽しい時間の最後でした。
最低鞍部から登り返しで疲労は限界点に達しようとしていたとき、雲間から一瞬現れた白馬山荘、私にはポタラ宮に見えました。相方が後ろから、おっ近い!と一声、私はあまりの遠さに眩暈がしました。写真はトリミングしたものです。
2015年06月07日 14:56撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
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6/7 14:56
最低鞍部から登り返しで疲労は限界点に達しようとしていたとき、雲間から一瞬現れた白馬山荘、私にはポタラ宮に見えました。相方が後ろから、おっ近い!と一声、私はあまりの遠さに眩暈がしました。写真はトリミングしたものです。
丸山を超え、やっと大雪渓との分岐点です。この間、写真を撮る気力もありませんでした。そして、この後も。
2015年06月07日 15:04撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
6/7 15:04
丸山を超え、やっと大雪渓との分岐点です。この間、写真を撮る気力もありませんでした。そして、この後も。
大雪渓分岐からの緩斜面を、カメのような歩みでやっと辿り着いた白馬岳。満面の笑みは主峰に到達した満足感か、それとも地獄の苦しみから解放されたからなのか?
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大雪渓分岐からの緩斜面を、カメのような歩みでやっと辿り着いた白馬岳。満面の笑みは主峰に到達した満足感か、それとも地獄の苦しみから解放されたからなのか?
白馬山荘でポンジュースを買い下山を開始したのがもう16時近く、ヘロヘロの足に小雪渓の急勾配は危険です。先行者のかなり深いステップに助けられました。
2015年06月07日 16:38撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
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6/7 16:38
白馬山荘でポンジュースを買い下山を開始したのがもう16時近く、ヘロヘロの足に小雪渓の急勾配は危険です。先行者のかなり深いステップに助けられました。
緩斜面になり尻セードで遊ぶ相方。私はピンクのヒップソリを背負ってましたが、制動が難しく歩いたほうが早いと思いほとんど使いませんでした。
2015年06月07日 17:03撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
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6/7 17:03
緩斜面になり尻セードで遊ぶ相方。私はピンクのヒップソリを背負ってましたが、制動が難しく歩いたほうが早いと思いほとんど使いませんでした。
ヒップソリに負けまいと駆け降りる自分。何度も体力が尽きかけているのに人間の身体って不思議です。
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ヒップソリに負けまいと駆け降りる自分。何度も体力が尽きかけているのに人間の身体って不思議です。
白馬尻小屋を越え雪渓末端、これから最後の夏道に入ります。さよなら白馬、また来る日まで。
2015年06月07日 17:30撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
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6/7 17:30
白馬尻小屋を越え雪渓末端、これから最後の夏道に入ります。さよなら白馬、また来る日まで。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 ゲイター ザック ザックカバー アイゼン 行動食 非常食 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ ポール ヘルメット

感想

相方の過去の印象で、猿倉から鑓温泉分岐までがキツイと言うので、辛いのは先に済まそうと時計回りを選択しました。しかし、超甘かったです。のっけからルートを外すし、小日向のコルからの下りの後の鑓温泉へ向かう雪渓登り、たぶん誤った選択であろうトラバース、稜線にたどり着くまでに時間と体力を使い過ぎました。鑓温泉分岐から杓子岳の下りまでは、稜線の景色に力を頂き疲れを忘れましたが、最低鞍部を過ぎ登りにかかると一気に疲労感が舞い戻って来ました。大雪渓分岐から白馬岳までの緩斜面の自分の足ののろさが信じ難く、気力を維持するのに自分との戦いでした。白馬岳山頂に辿り着いたときは、結局はガスがかかり何も見えなかったけど、ホッとし、充実感を得ることが出来ました。きついのが95%でしたが、この日は人気の長い長い縦走路ただの一人もおられず、風もなく時たまのイワヒバリのさえずりが、静寂を引き立たせる時間と空間を二人占めできました。

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利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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