雨の五竜岳 山容は見えず


- GPS
- --:--
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 2,142m
- 下り
- 2,142m
コースタイム
天候 | 雨のちガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレはカフェテリア黒菱に。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
明るい所で見れば何のことは無いのですが、雨&真っ暗な時分に出発したため、黒菱駐車場からの登り口探しに苦労しました(標識無し。黒菱第3リフト下の乗り場の左手の急勾配の車道がそれ。ゲートがあります)。同様に、その車道を登った所にあるアルペンクワッドリフトの上の乗り場付近からの石畳道の登り口も見つけることができずに、しばしさまよいました。 その他はコース明瞭。雨だったこともあり、結局、地図を一度も出しませんでしたが、迷うことはありませんでした。 牛首、及び五竜岳手前の岩場は、危なそうな箇所に鎖があるため、それほど恐怖感は感じませんでしたが、それにしても岩が雨ですべります。いつも以上に慎重に通過しました。 八方尾根の登山道に一部雪が残っていますが、夏靴でも問題無し。但し、朝のうちは水をまいたスケートリンクの様によくすべりました。 |
写真
感想
昨年9月に槍ヶ岳山頂でお会いした日本百高山踏破のベテランの方に、山ベスト3を挙げていただいたところ、「五竜岳」の名が。当時はその名前を知らず、水滸伝か何かで出てきた山賊のこもる山に名前が似てるな、というくらいの印象でしたが、その後、皆様のレコを眺めていると、確かに良さそうな山との認識に昇華。いよいよ週末に決行!という段階で、冬山になってしまいました。
改めて、今シーズン紅葉の時分に行く計画を立てていましたが、先週登った鹿島槍ヶ岳からその大人の風格を間近に見てしまい、引き寄せられるように、、、黒菱駐車場に立っていました。
天気予報によれば、朝晩に雨が落ちるものの、午前中は登山日和。
早出・早仕舞を前提に登山計画を練りましたが、当日まで決めかねていたのが以下2点。
(1) スタート時間 : 明るい中で八丁池を見て行くか、暗い中で更に足を進めて唐松岳付近まで標高を稼いで御来光を拝むか。
(2) 下山ルート : 五竜岳から遠見尾根を通るか(テレキャビン+花三昧バス+八方ゴンドラを乗りついで黒菱へ)、来た道をそのまま引き返すか。
午前2時半に駐車場に着いた時点で、本降りとなっていた雨により、その悩みは無用となりました。
1時間ほど車の中で待っても雨が止む気配がなく、小降りとなった時点で、思い切って出発。
しかし、登山口がわかりません。
上の方に、光らしきものが見えるので、駐車場をうろちょろ登り口を探していると、ペット立ち入り禁止の説明書きのあるゲートを発見。
アキレス腱が伸びきるような急坂を登って行きます。
雨は何度か小康状態になるのですが、その期待をあざ笑うかの、また降ってきます。
八丁池通過時にはすっかり明るくなっていましたが、雨のため、今一。
6時20分に唐松岳頂上山荘到着。
雨はまだ降り止みません。
唐松岳から五竜岳を見ることが、今回の山行きの目的の一つでしたが、望むべくもなし。
唐松岳山頂はパスして、五竜岳へと向かいます。
いきなり牛首の鎖場。
稜線特有の風雨とすべりやすい岩。
本当、今日は諦めて引き返そうかと何度も思いました。
唐松岳は駄目でも五竜岳山頂に着く頃には雲が切れることに期待していましたが、矢張り駄目でした。
しかし、唐松岳に戻る途中、大黒山あたりで短い時間ですが、雨・ガスが切れ、牛首・唐松岳、そして左手に劔岳が見えてきました。
今日は五竜岳山頂に立てただけでも満足だと思っていただけに、望外の喜びです。
そのまま、唐松岳から五竜岳を! と更に期待しましたが、山頂に着く頃には再びガス。
残念ながら、終日、五竜山の山容を全く見ることが出来ませんでした。
(先週、鹿島槍からおつりの出るくらい見ているので、ふたつを半分に割れば、丁度良いくらいかな。)
前日の21時半に自宅を出発して、翌同時刻に戻るというタフなスケジュールとなりましたが(うち3.5時間は雨と中央高速の渋滞が原因)、ほぼ一年越しの目標が達成できたこと、また本日も無事帰宅出来て、満足のできる充実の一日となりました。
レコの感想を読んだら興味深々、悪天候の為展望の良くない写真を見ていっそう登ってみたくなりました。
タフな山行お疲れ様でした。
heinaiさん、
ありがとうございます。
悪天候の登山が嫌なので、結果的に日帰り専門になっているのですが、今回は全く裏切られてしまいました。
お陰さまで、もう一度登る楽しみが出来た次第です。
heinaiさんの山行記録を読ませていただきましたが、タフな山行が多いですね。
お互いに安全な登山を楽しみましょう。
pokepika様
早速五竜に行かれたんですね〜。行動力に敬服いたします・・。
雨天の中お疲れ様でした。(ちょっと天気は残念でしたね!)
本当に書かれている通り、先週の鹿島槍と足して2で割ると調度良かったですね・・。
私も3連休、五竜も検討はしたのですが、天候が・・ということと、自分にとっては結構ハード?な山が続いていましたので、今回は楽ちんな山でユルユルハイクでした。
次五竜に行かれる際は、鹿島槍との縦走ですか?
次回レコも期待してます・・。(今回のレコには日本酒の写真がなかったのが残念です。・・苦笑)
chaoさん、どうもありがとうございます。
いや、ほんとうに、五竜岳は秋の予定だったのですが、この日(7/19)の日中だけ天候回復との予想を見てしまい、これを天祐と呼ぶのかな、と変に独りで盛り上がってしまい、、、騙されました
この地域特有の微妙な状況により、天候回復が遅れたようで、天気予報官を恨んでも仕方が無いのですが。
今度、車一台をどちらかの登山口にデポして、五竜・キレット・鹿島槍縦走コラボでもやりますか!
追伸: 山行きの最大の目的の晩酌は当然したのですが、味が残念。おいしい酒ならどしどし紹介させてもらいますよ
pokepika様
あらら、晩酌のお酒は、今回は残念だったんですね〜。
いいですね〜、コラボ!でも、pokepikaさんのペースにおそらく私は、着いて行けないかな〜。(足手まといになってしまいまする
しばらくちょっぴりハードな山で鍛えておきますです。
はじめまして、私達3人パーティ、その日、雨の中五竜山荘へ上がって停滞、
泊まりました。翌日、唐松岳-八方池へと下りましたが、あの牛首を登る
だけで結構、時間を取られましたのに、出会った方、口にしていましたよ
牛首は、唐松から下るほうが、疲れると。(*^_^*)
何人もの方が、雨ですべって怖かったそうですが、お一人でよくぞピストンとは
凄い体力気力ですね、素晴らしいです。
天気の方は、20日のほうが、ずいぶんと良くなり、唐松岳からの
眺望を楽しんで下山しました。
こんにちは、Shimarakuさん、
コメントを頂戴し、ありがとうございました。
雨中の牛首は、当初誰も歩いておらず、滑りやすい岩と風が本当に怖くて、涙が出そうでした
途中で引き返すことも考えましたが、そこが知らないものの強み(怖さ)。
次回、同じ状況なら進みません。
天気予報では、3連休中19日が最もコンディションが良いことになっていましたが、山の天気は分かりませんね。
自分も唐松岳からの眺望を是非見てみたいです
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