記録ID: 678735
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無雪期ピークハント/縦走
甲信越
日向八丁尾根〜鋸岳〜甲斐駒ケ岳
2015年06月27日(土) 〜
2015年06月28日(日)


- GPS
- 32:00
- 距離
- 26.0km
- 登り
- 3,500m
- 下り
- 3,538m
コースタイム
1日目
- 山行
- 6:35
- 休憩
- 4:10
- 合計
- 10:45
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
※日向山〜大岩山 2015年度版の山と高原地図に駒岩まで一般ルートとして記載がある位なので、何の問題も無く歩けます。所々展望が開けて甲斐駒と黒戸尾根越しに見える鳳凰三山がキレイな場所があります。駒石からは破線ルートが記載されていますが、これまでと同じく特に危険な箇所も迷いやすい場所もありません。 ※大岩山〜烏帽子岳・三つ頭 2015年度版の山と高原地図に地図に道が無い場所ですが、誰が見ても判るであろう赤いマーキングがあるため歩きやすいです。大岩山から鞍部へ下降する場所が鎖とロープが何箇所もあり、また道幅も狭い為注意が必要です。ただし、鎖とロープがかなりしっかりと設置されていますので頼っていいと思います。 鞍部から再度登り返して行きますが、どうしても右へ右へとルートを取りたくなるのか、所々急な登りでルートミスしやすい方向に踏み跡がありますが、すぐに踏み跡が怪しくなりますので、赤い目印が無いなと思ったらすぐに戻る事をオススメします。 しばらく急な登りを続けると、視界が開けてニセピークを過ぎて、烏帽子岳へ到達します。烏帽子岳からの下降はハイマツの中を半分ヤブコギしながら三つ頭まで。虫がすごいです。 ※三つ頭〜六合石室 三つ頭〜六合石室までは右側が切れ落ちた稜線を歩きます。落ちたらタダではすみませんが、割と道幅があるのと、ここまでの道のりのせいでマヒしているのかそんなに怖くありません。時々、左側のなだらかな森の中を通りますが、気をつけないとルートを外します。ただ、外したルートでもなんとなく踏み跡があるので結果もとのルートに戻れます。明らかな登山道ですが真ん中に花が咲いていたりして、ここが破線ルートな事を思わせてくれます。六合石室はかなり快適な造りでした。行動時間が長かったので疲れていたせいもあり、ぐっすり寝ることが出来ました。 二日目 ※六合石室〜三つ頭〜中の川乗越 三つ頭から中の川乗越は主に樹林帯を歩きます。木の根が滑って非常にイヤな感じです。何度か急な上り下りをするのですが、ものすごく急です。 ※中の川乗越〜第二高点 ヤマレコやブログでも有名なガレ場を直登します。写真で見ると同じように見えますが、ルートとなる踏まれた場所があり、その場所は他の場所よりも岩が強固で歩き易いです。直登とは言え、時々左右に道が振れているので落ち着いてルートを保てば特に危ないという感じはありません。ガレ場を登りきった場所から、まっすぐ進んで尾根の下へ降りる踏み跡がありますが、正解はガレ場を登りきったら左上です。 そのままそのルートを登って行けば第二高点です。 ※第二高点〜第一高点 第二高点からは大ギャップを巻くために、かなり下ってから登り返します。 谷川へ側へ下降します。途中から大ギャップが見えて来ますが なんとなくガケ下へ行きたくなる気持ちをグッと抑えて、ルートを下へ下へと保ちましょう。やがてガレ場の沢へたどり着いたら、落ち着いて左斜め下を見ます。すると怪しげな登り口がうっすらと見えますので、そこまで下降しますが、恐ろしくガレ場が滑りますし、ここばかりは足場のしっかりした場所がありません・・・ 入り口の所に、矢印があります。降りてくるところからは見えませんので、下り過ぎない様に気をつけてください。 ここからは鹿窓ルンゼと言われる、おそらく核心部分です。 とりあえず、鎖のある場所まで登りますが、ここまで来た方なら何の問題も 無いと思います。左側に木が生えているので、そちら側を登った方が安全です。 長い鎖の場所から角度がかなり急になります。フリーでも登れるとは思いますが、とにかく岩が脆く、掴んだ場所がボロボロ取れます。上を見上げると、鎖の途中にもプロテクションがあったので、完全に鎖便りでよじ登りました。 帰りに落石がありましたが、ルンゼ状なので自分に向かって岩がすっ飛んで来ます。 左右に大きく避けるにも、やはり鎖を持っていた方が安心だと思います。 むしろ誰かと行ってトップロープで登ったり、懸垂下降した方がいいと思います。 その後危ないリッジを超えて、小ギャップです。 小ギャップの下降は長い鎖がありますが、右に巻き道があるので、それで3/4は安全に降りることができます。その後鎖を掴みながら降りれば危険はほぼないです。 その後の小ギャップの登りですが、左側にフリーでも登れそうなルートがあります。 一手目で岩がガバっと取れてヒヤっとしたので、ここも鎖便りで登りました。 ここを超えれば、後は普通に登って第一高点です。 ※六合石室〜甲斐駒山頂 石室から鋸岳方面に向かってすぐの樹林帯の途中に上に向かう道があります。 石室周辺から登れないか?とルートを探してしまいました。 その後は1箇所2箇所鎖場がありますが、鋸岳と違い石が安定しているのでものすごく楽でした。美しい白砂と石の道で、あまり見ない角度からの甲斐駒になりますのですばらしい道でした。 ※甲斐駒〜黒戸尾根 一般登山道のありがたさが良く判りました。道が広い、小屋がある、ハシゴがしっかりしている。など等。 |
その他周辺情報 | 尾白の湯 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
去年、仙丈ヶ岳から見た鋸岳の姿が忘れられず、今年の目標にしていました。
2週間前に二度目の黒戸尾根からの甲斐駒ケ岳へ登ったとき、甲斐駒ケ岳から鋸岳へ続く稜線を見て、これは行くしかないと決意。
風は強いが、二日目の午後には安定するという予報を信じてソロテン泊装備で出発しました。
破線ルート初挑戦でしたが、程よい緊張感を楽しみながらいい山行ができました。
反省点としては履いていた靴が、スポルティバの「トランゴハイク」で
できるだけ柔らかい靴で自分の足の力で登ろうと思っていたのですが
ちょっとムリがあったようでかなり足が痛くなってしまい、この山行の後に限界を感じたので
トランゴalpエボに買い換えました。
鋸岳からは普段見ることの出来ない角度からの甲斐駒ケ岳、また鋸岳〜甲斐駒ケ岳への道も素晴らしかったです。
日向八丁尾根は良く整備されていて歩きやすかったです。
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