北沢峠から、雨の仙丈ヶ岳と、晴れの甲斐駒ヶ岳


- GPS
- 14:30
- 距離
- 29.0km
- 登り
- 2,838m
- 下り
- 2,862m
コースタイム
- 山行
- 5:18
- 休憩
- 2:08
- 合計
- 7:26
- 山行
- 5:21
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 6:57
天候 | 1日目:曇りのち雨 2日目:曇りのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
■芦安の無料駐車場 真っ暗闇の中、駐車場の場所がよく判らず、車で近辺を行ったり来たりしました。 初めての方は、以下の地図を予習&印刷して持参することをオススメします。 http://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/kanko/yama/files/shiei-parking01.pdf/at_download/file また、今回は7月3連休の2日目、台風は通り過ぎ前日も雨模様だったために登山客が集中してしまったのか、駐車場は深夜2:00にも関わらず、第1〜第5までほぼ満車状態でした。自分は第5の隅っこに1台だけ空きスペースを見つけて、何とか駐車することができました。 ■(往路)芦安〜広河原〜北沢峠の交通手段 1時間ほど仮眠の後、始発5:10出発の乗合タクシーに乗るべく(時刻表は下記)、4:00前後にタクシー乗り場のある第2駐車場に到着しました。 https://www.pref.yamanashi.jp/kankou-sgn/documents/27jikokuhyou.pdf ただしこの時点ですでに、第2駐車場を半周するほどの待ち行列。10数台で運用している乗合タクシーは、予定時刻よりも早めにピストン輸送を開始しましたが、自分のわずか3人手前で第1便の定員は終了。あえなく、5:15の路線バスの列に並び直すことになりました。第1便のバスには何とか乗車できたものの、広河原までの1時間の間は立ち乗車を余儀なくされ、登山前から疲れてしまいました。 広河原から北沢峠の路線バスは、たまたまなのか乗り換えがスムーズで、待ち時間ゼロ&残り座席わずかのところで何とか乗り込めました。 ■(帰路)北沢峠〜広河原〜芦安の交通手段 2日目の下山後、12時過ぎに北沢峠の指定のバス停に到着しました。直前のバスが出発した直後だったものの、当日の北沢峠〜広河原間は時刻表を無視してピストン輸送を繰り返していたらしく、20分かそこらで次のバスに乗れました。 13:00頃に広河原に到着しましたが、広河原〜芦安間のバスはそんな融通を利かせていないらしく次便は14:30定刻出発で1.5H待ちだったため、乗合タクシーの列に並び直しました。乗合タクシーには結局、14:00前に乗り込むことができました。 タクシーを待つ間も広河原には下山する登山者がぞくぞく押し寄せ、このあと帰る人たちの帰宅時刻は何時になるんだろうと、ひとごとながら心配になりました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
FieldAccessの記録によると、 1日目の仙丈ヶ岳は、距離16.1km、高低差1,107m。 2日目の甲斐駒ヶ岳は、距離12.9km、高低差1,014m。 多くの登山者が訪れている人気の山のため、コース上に特段の危険な箇所はありませんでしたが、個人的に気になった点は以下の通りです。 ●2日目、夜明け前の4時出発だったこともありますが、長衛小屋〜仙水小屋間の、仙水小屋の手前のところで、谷沿いの踏み跡もある道に迷い込んでしまい、時間をロスしました。 ●仙水峠〜駒津峰、および、駒津峰〜双児山〜北沢峠にかけては、羽虫が大量に飛んでいました(特に、駒津峰〜双児山間は顕著でした)。ここ最近持参している防虫ネットが大活躍しました。 ●六方石〜甲斐駒ヶ岳山頂までは、直登ルートと巻き道ルートに分かれます。前者は岩場を山頂までほぼまっすぐによじ登るルートで、高度感があり、体力も使います。自分は今回、登りは直登ルート、下りは巻き道ルートを選択しましたが、登りは連日の登山で疲労した足にはかなり堪えました。 ●あと、今回テントを張った長衛小屋のキャンプ場は、現地に到着した朝7:00の時点ですでに95%以上が埋まっている状態で、テントを張れるのはずっと奥の河原の水辺のみでした。1日目は雨が降り始めたため、増水してテントが流されたりしないかひやひやしながら寝ましたが、今回は杞憂でした。 |
その他周辺情報 | 第5駐車場のすぐ真上にある「金山沢温泉」に立ち寄り入浴しました。 http://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/sisetsu/onsen-kanayamasawa おとなひとり850円。悪くはないのですが、浴場が広くない、内湯が熱すぎる、洗い場が3つしかなく待ち行列が発生、などなどで、少し残念でした。コスパでみるとう〜ん、ですね。 |
予約できる山小屋 |
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写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
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感想
この週末は、今年度初めの登山計画通り、北沢峠を中継地点に、仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳の二つの名峰に登ってきました。
仙丈ヶ岳は今回初登頂(百名山55座目)で、甲斐駒ヶ岳はちょうど2年前の2013/7/21に黒戸尾根側からの登頂実績があります。
いずれも人気の山で、かつ、登山最盛期の7月3連休の山行きでしたので、ある程度の混雑は予想していたものの、芦安の無料駐車場、芦安〜広河原〜北沢峠間の路線バス・乗合タクシー、北沢峠のキャンプ場の混雑は予想を超えるものでした。
お天気も、台風一過直後の好天を期待していたものの、19(日)は途中から天気が崩れて雨模様となり、せっかくの仙丈ヶ岳の初登頂に文字通り水を差す結果となってしまいました。一方、翌20(祝)は梅雨も明けてこの上ない晴天でしたので、過去に晴天での登頂実績があった甲斐駒ヶ岳と、仙丈ヶ岳の登頂予定は、逆にしておけばよかったと反省しきりです。
仙丈ヶ岳は、雨模様だったとはいえ、藪沢〜馬の背ヒュッテ〜仙丈小屋〜山頂にかけての高山植物は評判通りで素晴らしく、つらい登りの途中途中でほっこりさせられました。次回はぜひ晴れの日を狙って、馬の背ヒュッテに宿泊するなどして、もっとゆっくり訪問したいと思いました。また、前週のヤマレコでは雷鳥の報告が相次いでいたのでなにげに期待していたのですが、今回は残念ながら雷鳥を確認できず、こちらも次回へ持ち越しです。
甲斐駒ヶ岳は、今回、六方石からの直登ルートを選択しましたが、体力的にはキツかったものの達成感の大きいルートでした。苦労して最後の岩場を登り切ると、突然目の前の視界が大きく開け、感動的な体験ができます。前回同様、晴れの日の甲斐駒ヶ岳山頂からの甲府盆地や、周囲の南アルプスの山々、八ヶ岳連峰、富士山の眺めは、素晴らしいの一言です。また、下山時に立ち寄った摩利支天も、途中一組しかすれ違わずあまり人気が無いようでしたが、ここから再度見上げる甲斐駒ヶ岳山頂や、切れ落ちた崖など、見応えがありますので、時間と体力があればぜひ訪れてほしいです。
ともあれ、仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳、今回も貴重な思い出をありがとうございます!
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