赤石岳、荒川三山（前岳・中岳・東岳＜悪沢岳＞）
EY
体力度について
- GPS
- 19:59
- 距離
- 26.6km
- 登り
- 3,094m
- 下り
- 2,834m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 4:08
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 4:49
- 山行
- 8:09
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 9:14
- 山行
- 0:50
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:50
| 天候 | 一日目：曇り 時々 雨 時折晴れ間、二日目：晴れのち曇りのち小雨（稜線強風）、三日目：曇り（お花畑から東岳＜悪沢岳＞まで強風）のち晴れ、四日目：快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
畑薙夏季臨時駐車場に駐車します。料金は無料です。簡易お手洗いがあります。 ここからは東海フォレストさんの登山バスで椹島ロッヂまで向かいます。料金は3,000円です。貰えるチケットは登山小屋などで前金として使えます。また小屋の領収書が帰りのバスの乗車券となり、椹島ロッヂで交換できます。 帰りは県道60号、189号、27号、静岡市街地へ。 山奥の県道には数多くの落石がありました。また一か所崩れていて砂利道を進みました。こちらは帰りの7/21（火）には片づけられていました。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
椹島〜赤石小屋 針葉樹林帯より森林浴をしながらのコースです。最後に『歩荷返し』なる急登がありますが、ゆっくり登れば大丈夫でしょう。 蜂注意の看板が二つありました。 危険個所にはロープが張られています。 赤石小屋 夕食17：00 朝食5：00 赤石小屋〜赤石岳 森林から森林限界、お花畑・岩場、稜線歩きと変化していきます。途中の岩場では、水が流れているところ、浮石もあるので足元確認しながら進みました。稜線はしっかりしているので、風がありましたが歩きやすかったです。 赤石岳〜小赤石岳〜荒川小屋 小赤石岳へは登り返しとなります。稜線はしっかりしています。小赤石岳の肩から降りはつづら折りを数回重ねます。大聖寺平からはトラバース道です。少しザレている場所もありました。荒川小屋近くで一か所残雪があり、泥道になっていて滑りやすかったです。 荒川小屋 夕食17：00 朝食4：30 荒川小屋〜荒川三山〜二軒小屋ロッヂ 荒川小屋からお花畑まで少し細い道もありますが、注意すれば大丈夫でしょう。お花畑は楽しめました。稜線に出てからは強風となり、岩場も多くなり足場と体勢に注意が必要でしょう。 視界が悪いときには、前岳からの中岳への引き返すことになる道には間違えないように注意が必要でしょう。中岳を超えてからは本格的に岩稜帯の様相になってきます。東岳（悪沢岳）を超えてからもしばらく岩稜帯が続きますので、浮石・落石等に注意が必要です。千枚岳までの稜線では、細い道の箇所もあります。 千枚岳から二軒小屋までは、稜線と別れて尾根歩きとなります。森林限界から森林浴となります。このルートはあまり人が歩いていないため、ルートがやや不鮮明です。足跡・ペンキ・テープ・地形を確認しながら進めば、大丈夫でしょう。2,200m以降からは、つづら折りしながら、急坂が続きます。二軒小屋が間近になってからの道には、足元が柔らかいつづら折り・丸鉄棒梯子や鉄製足場など足場に注意が必要です。 二軒小屋 お風呂16：00〜20：00 夕食18：00 朝食7：00 |
| その他周辺情報 | 畑薙夏季臨時駐車場から2kmほどで温泉白樺荘があります。（7月は火曜日定休日） |
写真
畑薙夏季臨時駐車場お手洗いあります。生憎の曇り空、雨もちらほら。ザックカバーなど雨装備にします。
バス待ちで並んでいる際にお二人組とお話、貴重なお話聞けました。なお、荒川小屋でばったり再開しました。
お手洗いあります。生憎の曇り空、雨もちらほら。ザックカバーなど雨装備にします。
バス待ちで並んでいる際にお二人組とお話、貴重なお話聞けました。なお、荒川小屋でばったり再開しました。
稜線に出ないとつながりません。
なお荒川小屋ではDoCoMoとauが東側の窓際でつながりました。
臨時駐車場から椹島ロッヂまでの送迎バス（定員28名補助席込）7/18では7時ぐらいから臨時バスが3台出ていたそうです。自分ので4台目。112名がこの時点で入山ということになります。
その内、ほとんどが千枚小屋へ。自分は少数派の赤石小屋方面です。
7/18では7時ぐらいから臨時バスが3台出ていたそうです。自分ので4台目。112名がこの時点で入山ということになります。
その内、ほとんどが千枚小屋へ。自分は少数派の赤石小屋方面です。
標高を1100mにセットします。ここから約1,400m登ります。
あいにくの空模様でしたが、気持ちは高まりました。でも足取りはノンビリです。
この影響で赤石小屋では、7/18現在テレビ線が切れていました。
赤石小屋まで1/5です。このような指標があると行程上助かります。
ひょっとすると、この看板の間に巣があるのでしょうか？
しばらくそっと進みました。
赤石小屋までの3/5道標が見当たりませんでしたので、これが3/5かもしれません。
最後の難関 歩荷返しここから急登です。
赤石小屋のご主人から 昔は歩荷さんの人力で小屋まで物資を運んでいて、ここが難所だったそうです。今はヘリ
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ここから急登です。
赤石小屋のご主人から 昔は歩荷さんの人力で小屋まで物資を運んでいて、ここが難所だったそうです。今はヘリ
小屋まで30分だそうです。小休憩して、ここからの登りは楽になりました。
赤石小屋一泊二食で9,000円、お手洗い代100円、登山バッチ500円
飲料水は小屋の前のタンクより、無料です。
お手洗いは別の建屋になります。歩いてすぐです。
宿泊客は15名ほどで、のんびりできました。自分と同じ単独行の方や二人組の方と山についての貴重なお話をいただけました。
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一泊二食で9,000円、お手洗い代100円、登山バッチ500円
飲料水は小屋の前のタンクより、無料です。
お手洗いは別の建屋になります。歩いてすぐです。
宿泊客は15名ほどで、のんびりできました。自分と同じ単独行の方や二人組の方と山についての貴重なお話をいただけました。
傘雲がかかっているような・・・しかも二重に・・・・・・
天気がもってくれるよう願うばかりでした。
傘雲は変わらず、この雲を見ると荒天の記憶がありましたが・・・
岩場の急坂を超えると、稜線です。強風のため、パーカー装備です。先行している皆様はここに荷物をデポしていました。
単独行の自分は不安のため、バック背負って、
先行している皆様はここに荷物をデポしていました。
単独行の自分は不安のため、バック背負って、
今回の目標の一つです。会えました！
登山道にひょっこりといまして、しかも足元近くに雛鳥もいました
親子
小屋の方曰く、雛鳥を複数羽連れているそうですが、一羽のみでした
急いで雨装備に着替えます。
稜線から少しでも隠れると、風が弱くなりました。
荒川小屋案内板荒川小屋は
一泊二食で9,000円、お手洗い代100円、登山バッチ500円
水場は小屋より、歩いて5分程度。
お手洗いは別の建屋になります。歩いて2分程度です。
荒川小屋は
一泊二食で9,000円、お手洗い代100円、登山バッチ500円
水場は小屋より、歩いて5分程度。
お手洗いは別の建屋になります。歩いて2分程度です。
荒川小屋お世話になりました。
こちらの小屋も宿泊客が少なく、スペース広く使わせていただきました。東側であればDoCoMo、auの電波が入ります。
畑薙ダムでお会いしたお二人組と合流した感じになりました。またご年配の方や百名山を制覇されている方ともご一緒でき、貴重なお話をいただけました。
お世話になりました。
こちらの小屋も宿泊客が少なく、スペース広く使わせていただきました。東側であればDoCoMo、auの電波が入ります。
畑薙ダムでお会いしたお二人組と合流した感じになりました。またご年配の方や百名山を制覇されている方ともご一緒でき、貴重なお話をいただけました。
ゆっくり堪能するつもりでしたが、風が強かったのでサクサク進みました。
稜線で小屋の方とお会いして、天気が良くなるのを待って直すそうです。
稜線に出ました。風が強いので前岳に行くのを検討していましたところ、中岳より来られた方から大丈夫と言われたので、慎重に前岳へ進むことにしました。
風が強いので前岳に行くのを検討していましたところ、中岳より来られた方から大丈夫と言われたので、慎重に前岳へ進むことにしました。
荒川三山東岳（悪沢岳）ここで千枚小屋から登ってきていたfusumaさんたちと合流できました。ここからはご同行しつつ、道中お花講義もいただきました。
ここで千枚小屋から登ってきていたfusumaさんたちと合流できました。ここからはご同行しつつ、道中お花講義もいただきました。
一口大のおにぎり5個、たくあん です。美味しかったです！
中岳に雲がかかっていますが、ようやく山体を見ることが出来ました。
右手が千枚小屋への道、左手の二軒小屋へ向かいます。二軒小屋までここから5kmです。
休憩には適しています。虫は寄ってきます。
赤ペンキルートが分からなくなったら、進む先に不安があったら、まず立ち止まり、みんなでルートファインディングです。後ろからみると意外と道が見えます。
ルートが分からなくなったら、進む先に不安があったら、まず立ち止まり、みんなでルートファインディングです。後ろからみると意外と道が見えます。
標高2000mを過ぎてからは急坂が始まります。つづら折りしながら、あるいはまっすぐに、高度を下げていきます。落ち葉などでで滑りやすく、写真のように細い道もあります。
16時からお風呂をいただけました。
20時ごろに夜は星空が綺麗でした。
シェフからの献立の説明がありました。ありがとうございます。
まずはオードブル
二軒小屋からの出発では、ロッヂの皆様にお送りいただけました。お世話になりました。
赤石岳 畑薙ダムへのバスより運転手さんが停まってくれて撮れました。ありがとうございます。ここ以外にも聖岳などの眺望があるところで説明していただきながらのドライブでした。
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運転手さんが停まってくれて撮れました。ありがとうございます。ここ以外にも聖岳などの眺望があるところで説明していただきながらのドライブでした。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ライター
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
|
|---|
感想
日本百名山 赤石岳、荒川三山東岳（悪沢岳）への山行です。
登山基地である椹島から時計回りに、赤石小屋・赤石岳・荒川小屋・荒川三山・二軒小屋とまわっていきました。多くの方が千枚小屋からの反時計回りのルートを選択されているため、人の少ない山行となりました。
一日目
畑薙ダム臨時駐車場からバスで椹島へ向かいます。
7時過ぎに到着しましたが、すでに臨時便バスが3台行っていることにびっくりしました。28人乗りですから、7時の時点で84人の方が入山されていることになります。人が多そうだなぁと思っていましたが、自分の選択した赤石小屋からのルートは4台目のバスでは自分一人のようでした。
いつもなら雨の場合は山行を中止していますが、今回は2日目以降晴れる予報でしたので、向かうことにしました。赤石小屋まで8名ぐらいと会っただけの静かな登山となりました。ほぼ登りの行程ですが、ゆっくり登れば疲れは少なく危険もないでしょう。赤石小屋では15名ほどの宿泊（千枚小屋は100名規模だったそうです）でゆったりでき、赤石岳ピストンのお二人や単独行の方と山についての話で楽しめました。
赤石小屋の皆様、ありがとうございました。
二日目：岩場や急登を超えての赤石岳へ
予報では9時以降から小雨ということで、気分が少々重たいままでの出発になりそうでしたが、朝焼けの聖岳、朝食後雲が切れて赤石岳が見えてからは、テンションがあがりました。森林浴から森林限界、岩場とぬけて赤石岳への稜線に出てからは、風が強くなってきました。カールを進むと念願の赤石岳。眺望はありませんでしたが、達成感は十分にありました。雲の上がってきたので早々に荒川小屋へ向かいます。その道中、これまた念願のライチョウに出会えました。雛鳥・親鳥ともに可愛かったです。また出会えることを祈りつつ、別れると小雨・・・ 荒川小屋に着くと本格的な雨 ライチョウ様が呼んだように感じました。
荒川小屋では畑薙臨時駐車場でバス待ちしていた時にお話ししていたお二人組とも再会し、お花や山行のことでお話が進みました。その後百名山制覇された方・ご年配の方もご同席となり、山へのアクセス・おすすめのルートなどで楽しいひと時を過ごせました。ありがとうございました。
荒川小屋の皆様、ありがとうございました。
三日目：お花畑からの荒川三山へ
朝から強風の中、荒川三山へ進みます。お花畑でも風が強く、堪能することは控えサクサク進みました。少々もったいないなぁ と思いながらも東岳（悪沢岳）でfusumaさんたちと合流するため、体力温存のため、あまり立ち止まらずに進みました。稜線に出てからは、強風とガスのため行程が急に大変になりましたが、他の登山者の方や山小屋の方のご意見を参考にしながら慎重に、前岳・中岳とピークを進みました。中岳から東岳（悪沢岳）へは降りと登り返しがきついことは地図で下調べしていても、キツイ行程でした。頂上近くになるとfusumaさんたちを発見！何とか予定通り東岳（悪沢岳）で合流できました。
これから二軒小屋までは同伴させていただき、4人パーティとなりました。千枚岳までも高山植物の宝庫でfusumaさんの講義のもと、天気も良くなってきたので植物観察に勤しみました。
二軒小屋までの道は自分たち以外の登山者とは会えませんで、静かな登山となりました。急坂が続くので、慎重に怪我がないように注意しながらの行程でした。終盤千枚小屋の方がルート用のテープ貼り作業をされていまして、お仕事お疲れ様です。
二軒小屋はお風呂もあり、お食事も美味しく、夜は星空観測もでき、素晴らしい小屋でした。皆様、ありがとうございました。
四日目
バスで二軒小屋から椹島、椹島から駐車場へ
一番の快晴でした。そのためかバスの運転手の方が眺望が望めるところで、停まっていただけ赤石岳、聖岳などを見ることができました。運転手さんありがとうございます。
今回、山小屋を三泊使っての行程でした。どの小屋も素晴らしく、また利用したいと思いました。また南アルプスの自然の奥深さも堪能でき、大切にして、後世に残せるように と思いました。
こっそり拍手
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yaykohosipi さん
天候が崩れ昼前に山小屋に到着して夜まで退屈な時間になるなぁ・・・
などと思っていましたが楽しい時間になったのはEYさんのおかげです。
さすがに高山植物の本を持ち歩くほど花に詳しく内容の濃いレポートに感動しました。自分の適当なレポートを反省(笑)
なかなか一緒に計画を立てて登山とは行かないと思いますが、情報交換やらヨロシクお願いします。
もしかしてバッジ集めてます？
かなりバッジ大好きな方です(^^)
こちらこそ楽しい時間をありがとうございました。
高山植物については勉強を始めたばかりです。図鑑を片手に、詳しい方の助言をいただきながらアップしました。そのため記録の公開に時間がかかったわけです。
バッジ集めています。私も好きな方です。
今後ともよろしくお願いします。
EYさん、お疲れ様でした。
同じく単独行で、赤石小屋で隣だった者です。無事予定通りの行程をこなされて何よりです。
さて、こちらは強雨風の中、悪沢岳を経由しカッパが意味をなさない程に濡れてしまい、スマホがお釈迦になりました(笑)。そのため、テント装備ながらも濡れと寒さで千枚小屋で一泊となり、人生初の連続小屋泊まりとなりました。
南アルプスの懐の深さ(アクセスの悪さ？)とスケールに虜になりそうです。
またどこかでお会いしましょう、赤石小屋での楽しいひと時、ありがとうございました。
こちらこそお世話になりました。
荒川三山では、風とガスに行く手を塞がれつつも、無事予定通りに行程をこなせました。
行程としては、3日目の荒川三山のルートが一番長かったわけですが、一日目・二日目を控えめにしていたので、三日目が最も体調としては快適でした。
二日目の雨については自分も９０分ぐらいカッパを着ての行程でしたが、 iEIOTASさんも無事に（？）に小屋に着けたそうでしたが、私は雨が強になる前に荒川小屋に避難できました。
私も南アルプス南部の奥深さの虜になりまして、さっそく紅葉が始まるころの聖岳への計画を立案し始めました。
またどこかの山でお会いできることを願いまして、失礼します。
ありがとうございました。
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