白馬三山 （猿倉を起点に，大雪渓を登り，鑓温泉から下る）

2015年07月26日(日) [日帰り]

• GPS: 12:20
• 距離: 19.0km
• 登り: 2,292m
• 下り: 2,277m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:53
• 休憩: 1:19
• 合計: 12:12

4:35 猿倉荘
5:21 5:26 白馬尻荘
8:34 8:56 白馬岳
9:28 9:28 丸山
10:19 10:36 杓子岳
11:21 11:56 鑓ヶ岳
12:32 12:32 大出原
13:42 13:42 白馬鑓温泉小屋
14:09 14:09 杓子沢
15:02 15:02 小日向のコル（1824m）
16:47 猿倉登山口駐車場

天候

いいお天気でした。
朝方は少し風が強かったですが，次第におさまり，
午後になっても，稜線上でもあまりガスってこなかったようです。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

猿倉の登山者用無料駐車場。
前夜（土曜日の夜）23時ごろに到着したときに，すでに8割方埋まっていました。
朝，出発時には満車。
でも，夕方17時ごろに戻ってきたときにはガラガラだったので，
やっぱり土日で出かけてきた方が多かったんですね。
（618K）

コース状況／危険箇所等

白馬大雪渓では，ほとんどの方がアイゼンを使用しておられました。
でも，ボクは荷が重くなるのがイヤだったので，今日もキックステップ。
朝5〜6時台はまだ雪渓もけっこう固いので，
アイゼンはあったほうが楽だと思います。

白馬三山の縦走路はまったく危険箇所はありません。

鑓温泉への下り。鑓温泉の手前に鎖場が3ヵ所ほどありますが，
慎重に通過すれば大丈夫。

鑓温泉から小日向のコルまでの間に，
雪渓を下り，トラバースする箇所が3ヵ所ほどあります。

その他周辺情報

下山後は，八方の湯で汗を流しました。（大人800円）

写真

7/26 4:27

朝4時半，猿倉の駐車場を出発します。少し雲がありますが，白馬岳は見えています。

7/26 4:35

猿倉荘。30年ぶりにやって来ました。あのころとあまり変わっていない印象です。

7/26 4:36

猿倉荘の脇から，登山道が始まります。さぁ，白馬岳へ！

7/26 4:46

10分ほどで鑓温泉への分岐。白馬三山をぐるっと周回して，ここへ戻ってくる予定です。

7/26 5:09

白馬尻へはまず林道を歩き，そして登山道へ。正面に白馬岳が見えてきました。

7/26 5:21

白馬尻に到着。

7/26 5:22

大雪渓の末端が見えてきました。白馬尻で水を補給していきます。登山客でいっぱいでした。

7/26 5:27

道の脇に，キヌガサソウがたくさん咲いていました。

7/26 5:37

いよいよ大雪渓の登高が始まります。

7/26 5:41

赤いベンガラで示されたルートをたどって，どんどん登っていきます。

7/26 6:04

天狗菱が見えてきました。

7/26 6:07

ふり返れば，上信越の山々がしだいに姿を現します。

7/26 6:12

ところどころに落石。上からの落石に注意しながら，できるだけ速やかに雪渓を登っていきました。

7/26 6:25

天狗菱がいよいよ間近に迫ってきました。

7/26 6:25

後方の上信越の山々もますます高くなりました。

7/26 6:39

大雪渓もあと少し。白馬尻から1時間ほどでした。

7/26 6:44

大雪渓を登り切りました。みなさん，どんどん登ってきます。

7/26 6:51

天狗菱がかっこいい！

7/26 6:52

葱平のお花畑を登っていく。

7/26 7:03

いいお天気です。稜線に上がるのがたのしみ。

7/26 7:18

小雪渓をトラバースします。

7/26 7:20

トラバースの途中から，大雪渓を見下ろす。

7/26 7:24

葱平の緊急避難小屋。このうしろの大岩を昔，登って遊んだことがあったなぁ。

7/26 7:24

雪とお花畑の斜面。

7/26 7:29

小雪渓の向こうに，杓子岳山頂が見えてきました。

7/26 7:35

村営頂上宿舎が見えました。あと少し…。

7/26 7:48

杓子岳のむこうに，白馬鑓も見えてきました。

7/26 8:01

村営白馬岳頂上宿舎に着きました。まもなく稜線です。

7/26 8:08

稜線に出ると，白馬岳山頂が見えました！

7/26 8:09

ふり返ると，とんがった剱岳。2週間ぶりだね〜。

7/26 8:18

白馬山荘を通過します。

7/26 8:19

白馬岳山頂へのゆるやかな登り。

7/26 8:34

白馬岳山頂（2932m）です。30年ぶり，4回目の白馬岳。こんなにお天気のいい日に来たのは初めてかな。

7/26 8:35

雪倉岳〜朝日岳の稜線。蓮華温泉からこれを登ってきて…，

7/26 8:35

小蓮華山〜白馬大池の稜線。これを蓮華温泉へ下るというルートも考えたのですが…。

7/26 8:38

白馬岳山頂の展望盤。

7/26 8:46

白馬岳山頂から南のほう。後立山連峰や立山・剱。遠くには槍・穂も見えてます。絶景〜！

7/26 8:48

白馬のお隣の旭岳。

7/26 8:56

剱岳をちょっとアップで。ここからの剱は本当にとんがってます。

7/26 9:11

杓子・白馬鑓を縦走します。

7/26 9:21

シナノキンバイとハクサンイチゲいっぱいの斜面。

7/26 9:26

杓子岳への縦走路から，白馬岳をふり返る。村営頂上宿舎のテン場が見えます。ここにテント泊したことが3回ありますね。

7/26 9:28

丸山から杓子岳と白馬鑓ヶ岳。

7/26 9:38

さらに，もうちょっと先へ進んで杓子と鑓。

7/26 9:40

大雪渓が見えます。人がつながって登ってきています。

7/26 9:43

白馬からの剱は，きれいな三角錐のように見えてかっこいいなぁ。

7/26 9:45

最低鞍部から杓子岳への登り。標高差200m。

7/26 10:00

ふり返って，白馬岳と小蓮華山。

7/26 10:01

道は，右へのトラバースルートと山頂へのルートに分かれます。

7/26 10:19

杓子岳（2812m）に到着しました。

7/26 10:21

山頂から杓子尾根をのぞき込む。来年5月はこれを登ろうかと思っているんですが，すぐそこの登りは緊張しそう…。

7/26 10:21

杓子岳山頂からの白馬岳と小蓮華山。

7/26 10:21

杓子岳山頂からの白馬岳と旭岳。

7/26 10:36

杓子岳からの白馬鑓ヶ岳。

7/26 10:46

今度は白馬鑓への登りです。

7/26 10:54

ふり返れば，杓子岳の西側斜面の向こうに白馬岳。

7/26 11:09

急登を登り切って，あとはゆるやかな道を白馬鑓の山頂へ。

7/26 11:13

ふり返れば，杓子と白馬，そして旭や小蓮華。

7/26 11:21

白馬鑓ヶ岳山頂（2903m）に到着しました。

7/26 11:21

ここでも写真を撮ってもらいました。

7/26 11:22

白馬鑓からの剱岳。

7/26 11:56

白馬鑓からの後立山連峰。五竜や鹿島槍。そして，2週間前に歩いた針ノ木の稜線も見えます。

7/26 11:57

白馬鑓からの白馬岳。

7/26 12:09

鑓温泉への下り。その向こうには八方尾根が見えてます。

7/26 12:09

では，これで剱岳にもさよならです。またね〜。

7/26 12:15

鑓温泉への分岐。

7/26 12:16

鑓ヶ岳をふり返る。

7/26 12:17

さぁ，あとは下りです。下のほうに白馬の町が見えてます。

7/26 12:32

大出原を通過。

7/26 12:33

大出原を下ります。

7/26 12:34

チングルマがいっぱい咲いていました。

7/26 12:58

鑓ヶ岳方面を仰ぎ見る。

7/26 13:08

まもなく鑓温泉というところで鎖場が出てきました。先に団体さんがいて渋滞中。

7/26 13:21

小日向のコルはまだまだ遠くです。ちょっとあせってきました。

7/26 13:42

やっと鑓温泉に到着です。

7/26 13:44

「時間があれば，ここで40年ぶりに露天風呂に入ろう」と考えていましたが，時間がありません。それに，ちょうど女性専用時間でした。残念…。

7/26 13:59

鑓温泉から雪渓を下り，雪渓をトラバースしてきました。

7/26 14:00

鑓沢の上部。

7/26 14:09

杓子沢の雪渓をトラバース中。

7/26 14:10

杓子沢から，遠く山腹に鑓温泉を見る。

7/26 14:36

小日向のコルが近づいてきました。たくさん歩いて，足の裏が痛いです。

7/26 14:48

遠く鑓温泉をふり返る。

7/26 15:00

小日向のコル付近にミズバショウが咲いていました。

7/26 15:01

もっとたくさん咲いているのを見つけました。

7/26 15:02

小日向のコルを通過。

7/26 15:06

すると今度は，白馬岳から小蓮華山への稜線が目の前にきれいです。

7/26 16:29

もう，小日向のコルからのゆるい長い下りがつらかった〜。とうとう鑓温泉への分岐。猿倉はまもなくです。

7/26 16:37

やっと猿倉荘が見えました。

7/26 16:42

猿倉荘に到着。本日の白馬三山周回の山旅も終了です。お疲れ〜♪

撮影機器：

サイバーショット DSC-WX300 SONY

感想

ひさやま

白馬三山の日帰り縦走をしてきました。
お天気も最高で，気持ちいい稜線歩きを堪能できました。

ボクが白馬岳へ初めて行ったのは40年前，高校2年生だった1975（昭和50）年7月下旬です。
高校登山部の夏山合宿で，蓮華温泉から朝日岳〜雪倉岳〜白馬三山を縦走し，
鑓温泉のお風呂に入って猿倉へ下った4泊5日の山行でした。

2回目は，大学3年生だった1979（昭和54）年7月上旬。
友人と2人で，猿倉から白馬大雪渓を登り，
白馬三山〜不帰ノ𡸴〜唐松岳〜五竜岳〜鹿島槍ヶ岳〜爺ヶ岳と縦走して，
扇沢へ下った2泊3日の山行でした。
雨は降らなかったけど，あまり天気はよくなかったなぁ。

そして3回目は，社会人になって5年目の1985（昭和60）年8月。
職場の友人と2人で，10年前の夏山合宿のときと同じように，
蓮華温泉から朝日岳〜雪倉岳〜白馬岳と縦走して，
白馬大雪渓を猿倉に下った3泊4日の山行。

そして，今回が4回目，30年ぶりの白馬岳でした。
じつは最初は，土日の1泊2日で，蓮華温泉を起点に，
朝日岳〜雪倉岳〜白馬岳〜小蓮華山を縦走したいと考えていました。
でも結局，日曜日に日帰りするしかなくなったので，予定を急きょ変更。
猿倉から白馬三山を歩くことにしたのです。

36年前，白馬大雪渓を登ったときにはガスっていて，まわりは何も見えなかったので，
今回，きれいに晴れ上がった大雪渓の登りはとっても気持ちのいいものでした。
そして，白馬岳から杓子岳，鑓ヶ岳と縦走する間，
後立山連峰や立山・剱の絶景に，ボクのテンションはずっと上がりっぱなし。最高でした。
険しさとたおやかさを兼ね備えた山容，残雪とすばらしいお花畑。
やっぱり白馬はいいですね。
でも，せっかくだから，鑓温泉に入ってきたかったなぁ。
そしてまた，1泊2日で蓮華温泉からの周回ルートも歩きたいです。

次回の山行の予定はお盆休みです。今年はお天気に恵まれるといいんですが…。
そして，どこへ行きましょうか。1泊，2泊，3泊のテント泊で行く山行。
お盆休みはそんな山旅に出かけたいですね。