秘境雲ノ平と現世の楽園高天原へ現実逃避の旅5日間

2015年08月06日(木) 〜 2015年08月10日(月)

• GPS: 104:00
• 距離: 47.9km
• 登り: 4,045m
• 下り: 4,039m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:00
• 休憩: 0:20
• 合計: 5:20

8:00 折立
11:00 11:20 太郎平小屋
13:20 薬師沢小屋

2日目

• 山行: 6:50
• 休憩: 2:10
• 合計: 9:00

4:20 薬師沢小屋
6:10 アラスカ庭園
7:20 祖母岳
7:40 8:00 雲ノ平山荘
8:40 奥スイス庭園
9:40 高天原峠
11:00 11:30 高天原山荘
11:40 13:00 高天原温泉
13:20 高天原山荘

3日目

• 山行: 6:50
• 休憩: 2:00
• 合計: 8:50

4:20 高天原山荘
5:20 5:30 水晶池
6:50 7:10 苔岩乗越
7:30 ワリモ岳
8:10 8:30 鷲羽岳
9:30 10:10 三俣山荘
11:00 11:30 三俣蓮華岳
13:10 黒部五郎小舎

4日目

• 山行: 6:20
• 休憩: 0:30
• 合計: 6:50

5:00 黒部五郎小舎
6:40 6:50 黒部五郎岳
9:00 9:10 赤木岳
9:50 10:00 北ノ俣岳
11:30 太郎山
11:50 太郎平小屋

5日目

• 山行: 2:40
• 休憩: 0:10
• 合計: 2:50

4:20 太郎平小屋
5:40 5:50 三角点
7:10 折立

累積標高差(参考値)
一日目　↑1201.1m　↓628.9m
二日目　↑870m　↓689m
三日目　↑1203m　↓911m
四日目　↑857.6m　↓933.1m
五日目　↑55.1m　↓1008.6m

天候

1日目曇り、2〜5日目晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

富山駅から富山地鉄バスで折立へ
6時富山発のバスは予約がすぐ埋まります

コース状況／危険箇所等

ハシゴがあるが、高度感はない

写真

8/5 22:22

仕事で嫌なことがありました。逃げるように北へ向かう電車に飛び乗る。北陸新幹線初乗車!

8/6 7:02

翌日。富山発折立行きの始発のバスは発売日の夜には残り5席位になってました。(帰りはこのバスに6人だけ)

8/6 8:22

登山開始です。まずは林道から

8/6 9:28

見晴らしの良い所に出るが、もう雲があがって遠くまでは見通せません

8/6 9:33

振り返ると有峰湖

8/6 10:37

登山道のみならず水路まで整備されています

8/6 10:47

波打つ草原

8/6 10:49

気持ちのよい平原が続きます

8/6 10:50

ハクサンイチゲ

8/6 11:23

太郎平小屋に到着。水を補給します

8/6 11:25

天気が気になりますが、雨を覚悟で薬師沢小屋に向かいます

8/6 11:27

イワカガミ

8/6 11:27

コバイケイソウ

8/6 11:33

木道

8/6 11:44

ニッコウキスゲ

8/6 11:51

カベッケヶ原

8/6 12:03

8/6 12:03

黒部の源流にほど近い水

8/6 12:13

木道をすすむ

8/6 13:23

薬師沢小屋に到着。今日はここで宿泊します。
布団1枚分もらえました

8/6 13:40

小屋すぐ横の川。

8/6 13:42

イワナ釣りの人もいました

8/6 14:01

透明感伝わりますでしょうか

8/7 4:26

おはようございます。ここから雲ノ平まで激坂

8/7 5:50

朝露

8/7 6:17

そして雲ノ平に到達
アラスカ庭園より笠ヶ岳

8/7 6:17

アラスカ

8/7 6:23

薬師岳

8/7 6:30

槍ヶ岳。山体を拝むのは初めてです

8/7 6:35

槍ヶ岳@わたすげナメ

8/7 6:55

奥日本庭園。ハイマツが日本ぽい

8/7 7:07

予定より早く進んでいるので右の祖母岳に向かうことにします

8/7 7:15

今日は天気が良くてよかった

8/7 7:20

祖母岳山頂のアルプス庭園

8/7 7:29

花が多い

8/7 8:06

雲ノ平山荘から北に進路を取ります

8/7 8:10

赤い屋根が絵になりますね〜

8/7 8:14

赤牛岳と、後立山連峰

8/7 8:39

高天原へ進路を取ります

8/7 8:41

薬師岳アップ

8/7 8:48

奥スイス庭園

8/7 9:17

こういう感じで草原と樹林帯を出たり入ったりしながら進みます

8/7 9:24

ハシゴ。この後も激下りが続き、登り返すと思うとげんなり

8/7 10:18

沢を渡るとそろそろ今日のゴール

8/7 10:23

動物病院によくいる猫

8/7 10:33

オワタ／(^o^)＼の木

8/7 10:33

ワタスゲ

8/7 10:43

高天原山荘屋根が見えました

8/7 10:46

高天原。それは浮世からは隔絶された楽園。
欲にまみれた俗世間から逃れ、現実逃避の旅もここまで行き着いてしまいました…

8/7 11:39

更に奥へ進みます。次第に硫黄臭が

8/7 12:45

楽園の正体、それは風呂

8/7 11:54

風呂。近くに沢があるので、おのずと温泉→水浴び→温泉→…の無限ループに…ととのった!!
もうここに住んじゃおっかな

ネタ的に10分ほどの滞在ですますつもりでしたが1時間半くらいいました

8/7 13:01

雲がだいぶ上がってきました

8/7 11:04

高天原山荘はとても綺麗でしかも空いてます(この日は1/3くらい布団あまってました)

8/7 17:04

高天原山荘はランプの小屋

8/7 17:35

明日は長い行程なので早く寝ます

8/8 4:23

おはようございまーす。雲ノ平に戻るルートをやめて、岩苔乗越へ向かうことにしました

8/8 5:31

途中水晶池に寄ってみる

8/8 5:30

波もなくしんとしてここだけ張り詰めたような空気が漂っています

8/8 5:30

逆さ水晶。ここに一人で佇んでいるとあれを思い出しますね

8/8 5:26

浦沢直樹のMONSTERオーベンベルクの森

8/8 5:27

「誰にでも、元気になれる場所はある。たとえば、君が大学の屋上から家並みを眺めるようにね。」

8/8 5:27

「それが鏡のように静かな水面に、映しだされて…見えるでしょ？信じられません。こんな風景があったなんて…」

8/8 5:29

「見える…見えるよ」

8/8 5:59

はい、登山道に戻ります
岩苔乗越ルートも花畑

8/8 6:15

猛毒トリカブト

8/8 6:21

8/8 6:22

明るくなってきました

8/8 6:23

黒部の源流にかなり近い沢

8/8 6:42

薬師岳

8/8 6:49

この雪解け水こそ黒部の源流(厳密には違います)

8/8 6:55

ここね

8/8 6:56

なんか、コースがわからなくなり雪渓を通る

8/8 7:18

岩苔乗越から黒部五郎岳

8/8 7:20

更にルート変更してワリモ岳方面へ行くことにします(源流碑はパス)

8/8 7:22

8/8 7:24

8/8 7:26

槍ヶ岳、奥に北岳と富士山

8/8 8:01

来た道を振り返る。ワリモ岳と水晶岳

8/8 8:11

鷲羽岳山頂に到着。360度全部見渡せます

鷲羽岳山頂より1

鷲羽岳2

8/8 8:19

槍ヶ岳〜穂高連峰

8/8 8:20

黒部五郎岳

8/8 8:30

鷲羽池

8/8 8:30

笠ヶ岳に、ひこうき雲

8/8 8:31

三俣方面へ。ちょっとこわいくらい斜度があります

8/8 9:25

三俣山荘に到着し

8/8 9:49

鷲羽岳を振り返る

8/8 10:10

石にされた雷鳥

8/8 10:23

天気が素晴らしい

8/8 10:36

8/8 10:48

三俣蓮華岳。見る角度で山容がめまぐるしく変わります

8/8 11:06

山頂

8/8 11:10

黒部五郎岳と赤木岳

8/8 11:12

雲ノ平、祖父岳、水晶岳

8/8 11:13

槍穂高

三俣蓮華岳から鷲羽岳。羽根を広げた鷲が迫ってくるようです。
眼前に迫るこの迫力は写真では伝えきれません

8/8 11:36

水晶

8/8 11:46

黒部五郎と火の鳥

8/8 11:52

打ち上げ花火

8/8 12:21

稜線の道。3日めで長い行程なので肩が痛いです。休憩が多くなっています

8/8 12:43

ようやく今日の宿に到達

8/8 13:10

黒部五郎小舎
つかれました〜
ここも乾燥室まで使ってぎりぎり一人一布団でした

8/9 7:52

ではこのへんで今回の食糧人気ランキングでも

まずナンバー3「ビーフジャーキー(写真なし)」
これまで個包装してないやつを持って行ってましたが今回は個包装のやつだから日持ちして長期山行にぴったり。ただ喉が渇くものは山ではあんまり推奨されないみたいですね。

ナンバー2「小分けのカラムーチョ」
普段美味しいと思って食べているものは確実にうまい。小分けだからこれも長期山行むけ

8/7 9:00

そしてナンバーワン「干物セット」
中身は煮干し、昆布、干しダラ。小腹がすいたけど甘いのもしょっぱいのもピンと来ないというときにぴったり。個包装でなくても年単位で日持ちします

8/9 5:18

4日目。曇のち晴という微妙な天気なんで、今日は遅めに出発です。って晴れてるやん！
朝日に燃える黒部五郎岳

8/9 5:39

日本庭園のような石と花のカール

8/9 5:41

絶景に何度も足を止めつつ進みます

8/9 5:44

8/9 6:00

8/9 6:02

8/9 6:18

8/9 6:22

8/9 6:23

この先は穏やかそうです。こういう草原あるき好きです
岩稜帯、草原、樹林帯、海、砂地、全部揃ってます。
まさに地球の縮図

ゲーム脳で変換するとこういうことです

8/9 6:24

白山

8/9 6:42

黒部五郎岳山頂。風が気持ち良いです

8/9 6:44

朝日に照らされて輝く沢

8/9 6:45

笠ヶ岳、乗鞍岳、御嶽

8/9 7:07

今日の行程は短めなんでゆっくり行きたいと思います

8/9 7:26

薬師岳。もう、何度も見ました
人混みが嫌で山に来るんですけど、山に入ると人が恋しくなってくるんですよね

8/9 8:38

赤木岳と北ノ俣岳
際立った急斜面もなく雲上のプロムナードを楽しみます

8/9 9:44

有峰湖が見えました。スタート地点に戻ってきたことを実感。長かったこの旅もいよいよ終わりに近づいています

8/9 9:53

赤木岳

8/9 9:53

なんか日光白根山を思い出します(行ったことはなし)

8/9 9:56

今日のゴールが見えました。明日は3時間下るだけなんで、すでに終了モードに入ってます

8/9 7:19

黒部五郎以降のこの稜線は今回の旅で見た名山のほとんどをハイライトのように眺望することができました

北ノ俣岳より
劔岳、薬師岳、赤牛岳、水晶岳、ワリモ岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳、槍ヶ岳、黒部五郎岳、赤木岳

8/9 10:48

とても日本国内とは思えない広大な光景

8/9 11:19

関西の低山を息を切らして駆けまわっていた頃、アルプスなんて自分には来ることのできないところと思ってました。

8/9 10:29

今から、8年前くらい？

8/9 10:31

あの頃の自分から思い起こすとこみ上げてくるものがあります

8/9 11:36

太郎山

8/9 11:38

太郎平小屋に到着です。肩が痛いですが、安堵感と達成感のほうが強いです

8/10 4:20

おはようございます。今日もいい天気です

8/10 4:22

ただ折立から始発のバスに乗りたいので日の出もパスして下山開始します

8/10 5:08

剣立山。行きは雲で見えませんでしたがこんなかんじなんですね。

8/10 5:38

三角点で薬師岳も見納め

8/10 7:06

無事下山しました

8/10 9:40

有峰口駅

8/10 9:43

ホーム

8/10 11:50

実は富山自体が初めてでした。
新幹線までのスキマ時間で鮨と地酒を堪能

まったく…！
外界がちょっと本気出すとこういうすごいのが出てくる

この旅のインパクトをランキングにするとこうです
高天原温泉>水晶池>地酒>黒部五郎岳

8/10 12:19

では新幹線で帰ります

8/10 12:52

サンダーバードで関西へ。疲れました〜
次回は南アルプスのあそこへ行きます

撮影機器：

Canon EOS 60D Canon

感想

SYN

2年越しの念願である雲ノ平&高天原温泉に行ってきました。
5日の行程になるので、さすがに30Lザックでは足りないと買い直したり職場に根回ししたり準備がいろいろありましたが天気がほぼパーフェクトだったので満足です。