越後駒ケ岳ー中ノ岳ー兎岳ー荒沢岳ー銀山平
ganbaruken
体力度について
- GPS
- 25:56
- 距離
- 28.2km
- 登り
- 2,568m
- 下り
- 2,867m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 4:00
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 4:59
- 山行
- 7:06
- 休憩
- 2:35
- 合計
- 9:41
- 山行
- 6:19
- 休憩
- 2:06
- 合計
- 8:25
| 天候 | 8／9 晴れ 8／10 晴れ 8／11 晴れ後曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
銀山平から浦佐行きは、12：00のバスを逃すと、17：27までありません。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
荒沢岳の下り鎖場は慎重を期す。 |
| その他周辺情報 | 銀山平遊覧船乗り場そばにカモシカの湯あり。（￥５００） |
写真
バスでここまできます。枝折峠。本日は自転車レースのため、カラーコーン、テントが設営されており、この後一般車通行止めのようです。
1
本日は自転車レースのため、カラーコーン、テントが設営されており、この後一般車通行止めのようです。
近そうに見えてこれが意外に遠い道のりでした。
登山道の両脇にあります。
道を整備している方に感謝です。
帰りのバスを待つこと4時間半。（17：27発）
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
シェラフ
|
|---|
感想
夏のこの時期に登るにはちょっと暑いかと思ってたのですが、標高も2000m近くあり緯度もそれなりに北なのでそれほどでも考えていたのですが大きな誤算でした。朝夕はそれなりに気温が下がるのですが、直射日光をまともに受ける稜線は熱気ムンムンで歩行中は汗が体中から噴き出てきてかなり体力を消耗する登山となりました。まあ、それでも休憩すると谷から吹き上げてくる風はすずしく心地よく、ついつい休憩時間が長くなるものの、消耗した体を十分にいたわってくれました。
さて、この山域は東京からは新幹線でくると1時間強でこれるほど近いのですが、駅（最寄は浦佐）からの交通手段が悪く利用できるバスはほとんどありません。ほとんどの方はマイカー利用なのですが、マイカー利用でない私のような場合は、限られたバスorタクシーを利用することとなりますが、タクシー代金を考えると（往復で20，000以上）バス利用となります。そのため朝6：30の小出発（日曜日だけ）に乗車するために前日（土曜日）小出駅前泊するしか方法はありません。乗車した登山者は私を含めて3名だけで、みなさん枝折峠で下車し越後駒ヶ岳を目指されるようでしたが、私以外は日帰り往復登山の様相で、夕方の帰り便で戻るようでした。
枝折峠からの越後駒ヶ岳は標高の割には山体が異常に大きく感じられ、とても4時間程度でたどり着けるのかと思います。だいたい、このあたりの山はどこも山体が大きく感じるのは谷が複雑に入り組んでいる事、また、登山者が少ないことも一因なのでしょう。
道行山、小倉山あたりまでは比較的緩やかな登りが続くのですが、そこを過ぎるとやがて傾斜を増してくるともに森林帯を過ぎると太陽も容赦なく照りつけてきてきます。標高が上がるに従い、心地よい風が吹いているはずが、この急傾斜ではふきでる汗に負けてしまい、しまいには太ももが攣りだし、途中大休止してようやく駒の小屋に到着となりました。
早々ビールを購入後、テントを設営、時間もあったので駒ヶ岳まで往復してきましたが、百名山の割には頂上では4名の登山者しかおらず、やはり暑い時期には敬遠されるのでしょう。この山のベストシーズンは、残雪期（5月）と紅葉（10月）の時期なのでしょう。
8／10
昨日もそれほど登山者がいなかったのですが、この後2日間はさらに登山客が激減しました。同方面に進む登山者はおらず、かろうじて8／10に兎岳の手前で一人、そして8／11に荒沢岳直下で一人すれ違っただけでしたので、やはりみなさん暑さを敬遠しているのしょう。それと、基本的に避難小屋orテント泊となる事も大きな要因でしょう。
さて、昨日足が攣ったこともあったので、今日は を朝方処方し予防対策をとって出発。これが奏したのか（だいたい、2日目は体が山慣れしいつも好調だが）、本日はかなりのアップダウンにかかわらず至って好調だった。ただ、靴を新調していたので、親指外側の靴擦れが途中下りで気になり出したものの、それほど苦痛には至らず我慢できるほどで助かった。
今日も、昨日と同様に日差しが厳しくかなりの消耗戦となったが、休憩すると稜線の風は涼しく、バテないように休憩はなるべくこまめにとるように心がけた。ただ、駒ヶ岳からの稜線から見る中の岳は近くに見えるようでなかなか近づかず、黙々と足元を見つめる時間がながかったものの、ほぼ時間通り中の岳そして兎岳に到着した。
兎岳に到着する頃には大分雲も上がりだし、中岳、駒ヶ岳ともに雲に隠れる時間が長くなりだしたものの、天気が崩れ出す気配はなかったので、予定通り今日のテント泊地である、巻倉山・源蔵岳鞍部へと向かった。
巻倉までの道は兎から見るとかなりの距離と感じるが、緩やかな斜度の下りが続き、最後の巻倉への急登を超えると、草原状のテント泊地までは労せず到着した。ここは、テント泊地（4〜5程度）用に部分的に刈り込みされており、草地がテント場ではない。水場は谷へ下り、そこから50m程行くと湧水地点が現れる。
8／11
朝のうちは比較的雲が少なく駒ヶ岳、兎、中の岳ともに見渡す事ができたが、荒沢岳に近づくしがたい雲が湧き出し視界不良となってきた。あいかわらず、下りの際の靴擦れに悩まされながらも、太陽は雲に遮られているため体力的にはかなり楽な一日となったが、最後の急登を登り荒沢岳に到着するころには雲の中となり視界はきかかなくなってしまいました。
最後のピーク荒沢岳頂上を後に、いよいよ鎖場、はしごの連続する下りとなります。最初の鎖場を通過後はしばらくは急な尾根の下りが連続するのですが、やがて岩場地帯となり、こでストックをしまい、鎖に頼る下りが始まります。30分ほどは鎖場が連続しますので、しまいには足より手がくたびれるほどです。やがて、岩場地帯を通り過ぎると、緩やかな尾根となり、最後の尾根上のピークを過ぎると一気に銀山平へと下ります。
下山すると思いのほかダム湖からの風が涼しく、ダムサイトまでの車道を心地よく歩くことができました。
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