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Yamareco

記録ID: 700322
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

南ア南部周回 聖岳〜赤石岳〜荒川三山〜椹島

2015年08月12日(水) 〜 2015年08月15日(土)
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
28:51
距離
45.1km
登り
4,731m
下り
4,774m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:44
休憩
0:36
合計
5:20
7:36
67
8:43
8:49
46
9:35
9:48
34
10:22
10:28
69
11:37
11:45
66
12:51
12:54
2
2日目
山行
7:08
休憩
0:38
合計
7:46
5:30
2
聖平小屋
5:32
5:32
19
5:51
5:52
49
6:41
6:41
73
7:54
7:54
147
10:21
10:26
37
11:03
11:19
44
12:03
12:18
10
3日目
山行
5:05
休憩
0:21
合計
5:26
4:58
64
6:02
6:02
119
8:01
8:01
4
8:05
8:17
19
8:57
8:59
56
9:55
9:55
29
10:24
4日目
山行
8:51
休憩
0:59
合計
9:50
4:50
51
6:19
6:21
12
6:33
6:34
3
6:37
6:48
63
7:51
8:02
29
8:31
8:37
40
9:17
9:21
24
9:45
10:00
29
10:29
10:30
37
11:07
11:07
10
11:17
11:17
92
12:49
12:49
98
14:27
14:27
12
14:39
14:39
1
14:40
ゴール地点
8/12:聖平小屋にてテント泊
8/13:百間洞山の家にて小屋泊(2食付)
8/14:荒川小屋にてテント泊
8/15:椹島にてテント泊
天候 8/12 曇り時々晴れのち曇り
8/13 雨、稜線上は強風
8/14 霧のち曇り
8/15 晴れのち曇り
8/16 晴れのち?
過去天気図(気象庁) 2015年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
行き
畑薙第一ダム夏期臨時駐車場に8/12未明着
8/12 朝6:40発(臨時便)の東海フォレスト送迎バスで聖沢登山口へ
駐車場はバス出発時点で7割程度と十分余裕あり

帰り
8/16 椹島より朝6:30発の東海フォレスト送迎バスで畑薙第一ダム夏期臨時駐車場へ
コース状況/
危険箇所等
畑薙第一ダム駐車場、椹島へのアクセスは特種東海フォレストのホームページへ
http://www.t-forest.com/alps/index.html
自分は新静岡IC下車後、県道27→189→60と経由しました(「井川」方面への標識に従えば道なりです)
深夜に走行する場合は小動物に注意を。道中タヌキやテン?の轢死体を5匹以上見かけました。

登山道は全般に整備されていますが、北アルプスのメジャーコースのように鎖・梯子・ロープが設置されている訳ではありません。聖岳から歩いて兎岳への登り、荒川中岳から進んで悪沢岳の登り、千枚岳の登りの岩場に注意です。特に千枚岳は手掛かりとなる岩に亀裂が多数入っており脆くて危険です。

椹島から帰りバスの最終は午後2時と早いです。この時間を過ぎると5時間以上かけて駐車場まで歩くか椹島ロッジに宿泊するしかありません。
自分は当初より下山後椹島にてテント泊の予定でしたが、途中でもしかして終バスに間に合うかもと思うも無理でした(笑)。下山口手前の鉄塔のある岩尾根付近のコースが荒れており時間がかかります。ここは中部電力の巡視路を利用しているようですが、あまりメンテされていないように感じました。
笊ヶ岳などロングコースへ行かれる方は椹島で2泊されるそうです。このあたり一帯は特種東海製紙の私有地なので、必ず宿泊してもらおうという戦略なのかもしれませんね。
その他周辺情報 テント泊の場合も椹島ロッジのお風呂が利用可能でした。(午後4時から7時まで)
自分は3時50分頃にフライングで入りました(笑)。洗い場が5つしかなく、すぐにいっぱいになります。オープン直後ではなく遅い時間の方が空いている感じです。

椹島ロッジでは携帯(docomo)は使えませんが(softbankは使えるらしい)、Wifiが使えます。宿泊受付のある建物の中にパスワード等を記した貼り紙があります。この建物内ならネットが快適に使えました。

携帯(docomo)は荒川小屋、荒川三山の稜線、千枚小屋などで使えました。
8/12朝6時頃の畑薙第一ダム夏期臨時駐車場
入口付近は満車だが、奥の方にはまだまだ駐車スペースが残っている
2015年08月12日 05:59撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/12 5:59
8/12朝6時頃の畑薙第一ダム夏期臨時駐車場
入口付近は満車だが、奥の方にはまだまだ駐車スペースが残っている
特種東海フォレストの送迎バス
定刻は8:00だが臨時便が6:40に出た
バス停付近には6時頃から人が並び出したが、臨時便が出るとの確定情報がある訳でもなく、「たぶん出るだろう」との予想で並び出したらしい
自分は6時前から車内でスタンバイしていたが、駐車場所から並ぶ人が見えたのですぐに列について正解だった
定員を超えた人は次の便(これも臨時便?)となった?
2015年08月12日 06:26撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/12 6:26
特種東海フォレストの送迎バス
定刻は8:00だが臨時便が6:40に出た
バス停付近には6時頃から人が並び出したが、臨時便が出るとの確定情報がある訳でもなく、「たぶん出るだろう」との予想で並び出したらしい
自分は6時前から車内でスタンバイしていたが、駐車場所から並ぶ人が見えたのですぐに列について正解だった
定員を超えた人は次の便(これも臨時便?)となった?
バスの乗車場所のすぐ横で登山届を記入できる
2015年08月12日 06:26撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/12 6:26
バスの乗車場所のすぐ横で登山届を記入できる
聖沢登山口で下車
2015年08月12日 07:37撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/12 7:37
聖沢登山口で下車
歩き出してしばらくは植林地の急登
2015年08月12日 07:53撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/12 7:53
歩き出してしばらくは植林地の急登
急登が終わるとトラバース道が続く
2015年08月12日 08:04撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/12 8:04
急登が終わるとトラバース道が続く
地図に記載のある水場
普通の小沢だった
2015年08月12日 08:07撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/12 8:07
地図に記載のある水場
普通の小沢だった
フシグロセンノウ
2015年08月12日 08:18撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/12 8:18
フシグロセンノウ
聖沢吊橋
かなり揺れるので吊橋に慣れていない自分は冷や汗だった
2015年08月12日 08:45撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/12 8:45
聖沢吊橋
かなり揺れるので吊橋に慣れていない自分は冷や汗だった
吊橋を渡り一気に急坂を登ると視界が開け聖岳が!
(手前の尖ったピークは奥聖岳、最高点は左奥の丸いピーク)
2015年08月12日 10:30撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
8/12 10:30
吊橋を渡り一気に急坂を登ると視界が開け聖岳が!
(手前の尖ったピークは奥聖岳、最高点は左奥の丸いピーク)
ミヤマトリカブト
2015年08月12日 10:51撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/12 10:51
ミヤマトリカブト
この吊橋は上下に揺れる
2015年08月12日 11:00撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/12 11:00
この吊橋は上下に揺れる
オタカラコウ
2015年08月12日 11:03撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/12 11:03
オタカラコウ
岩頭滝見台にて
2015年08月12日 11:44撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/12 11:44
岩頭滝見台にて
滝の上部は聖岳
2015年08月12日 11:45撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/12 11:45
滝の上部は聖岳
眼下には聖沢の急流
2015年08月12日 12:06撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/12 12:06
眼下には聖沢の急流
やがて流れはせせらぎとなる
2015年08月12日 12:25撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/12 12:25
やがて流れはせせらぎとなる
鉄製の橋を渡りしばらく進むと・・・
2015年08月12日 12:39撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/12 12:39
鉄製の橋を渡りしばらく進むと・・・
聖平小屋のテント場に出る
2015年08月12日 12:53撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/12 12:53
聖平小屋のテント場に出る
聖平小屋に到着
早速テン場の手続き
サービスのフルーツポンチが美味かった
2015年08月12日 12:58撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/12 12:58
聖平小屋に到着
早速テン場の手続き
サービスのフルーツポンチが美味かった
小屋・テント場共通の外トイレ
小屋からは離れているので雨の日は不便かも
2015年08月12日 16:28撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/12 16:28
小屋・テント場共通の外トイレ
小屋からは離れているので雨の日は不便かも
夕方にはテント場は賑わっていた
2015年08月12日 16:31撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/12 16:31
夕方にはテント場は賑わっていた
8/13 雨の中、聖平小屋を出発
ここからしばらくは防水コンデジで撮影
8/13 雨の中、聖平小屋を出発
ここからしばらくは防水コンデジで撮影
小屋を出て木道を進む
ここも鹿の食害で高山植物は全滅?
小屋を出て木道を進む
ここも鹿の食害で高山植物は全滅?
すぐに上河内岳方面への分岐
すぐに上河内岳方面への分岐
看板によれば聖平一帯はニッコウキスゲのお花畑が広がっていたが、鹿の食害で絶滅したとある
2
看板によれば聖平一帯はニッコウキスゲのお花畑が広がっていたが、鹿の食害で絶滅したとある
時折強く雨が降る中、淡々と進む
時折強く雨が降る中、淡々と進む
歩き出して70分で小聖岳着
そのままスルーして先へ進む
1
歩き出して70分で小聖岳着
そのままスルーして先へ進む
3013Mの聖岳に到着
聖岳本峰へは視界が悪く先が見えない登りで精神的に辛かった
3
3013Mの聖岳に到着
聖岳本峰へは視界が悪く先が見えない登りで精神的に辛かった
聖岳三角点ゲット
聖岳から下ってしばらくの岩の上に雷鳥の親子が
ちょっとわかりにくいが四羽いた
2
聖岳から下ってしばらくの岩の上に雷鳥の親子が
ちょっとわかりにくいが四羽いた
兎岳の避難小屋
ようやく腰を下ろして休憩
ここまで強風や急登でかなり大変だった
2
兎岳の避難小屋
ようやく腰を下ろして休憩
ここまで強風や急登でかなり大変だった
少しガスが薄くなってきたかな?
少しガスが薄くなってきたかな?
小兎岳2738M
雨が止んだのでカメラは一眼にチェンジ
2015年08月13日 11:18撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 11:18
小兎岳2738M
雨が止んだのでカメラは一眼にチェンジ
一瞬ガスが引き前方に見えたピークは・・・?
もしかして中盛丸山?
凄い急登に見えるけど・・・
勘弁して欲しい(これが南アの醍醐味か?)
2015年08月13日 11:21撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/13 11:21
一瞬ガスが引き前方に見えたピークは・・・?
もしかして中盛丸山?
凄い急登に見えるけど・・・
勘弁して欲しい(これが南アの醍醐味か?)
百間洞方面の稜線も一瞬見えた
2015年08月13日 11:21撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 11:21
百間洞方面の稜線も一瞬見えた
中盛丸山に近づくと青空も
2015年08月13日 11:46撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/13 11:46
中盛丸山に近づくと青空も
中盛丸山2807M
今日最後のピーク(大沢岳はもちろんパス)
2015年08月13日 12:13撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 12:13
中盛丸山2807M
今日最後のピーク(大沢岳はもちろんパス)
百間洞下降点
2015年08月13日 12:31撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 12:31
百間洞下降点
百間洞山の家手前のお花畑
マルバダケブキの群落
2015年08月13日 12:47撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 12:47
百間洞山の家手前のお花畑
マルバダケブキの群落
マルバダケブキ
2015年08月13日 12:42撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/13 12:42
マルバダケブキ
今日のお宿「百間洞山の家」が見えた
テント場は小屋からかなり離れている感じ(自分は今回は小屋泊まりだけど)
2015年08月13日 12:51撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/13 12:51
今日のお宿「百間洞山の家」が見えた
テント場は小屋からかなり離れている感じ(自分は今回は小屋泊まりだけど)
百間洞山の家に到着
小屋は定員の6割ほどで十分なスペースで寝ることができた
(見えた範囲なので実際はもっと空いてたのかも)
2015年08月13日 13:19撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/13 13:19
百間洞山の家に到着
小屋は定員の6割ほどで十分なスペースで寝ることができた
(見えた範囲なので実際はもっと空いてたのかも)
百間洞山の家の夕食は名物のトンカツ
毎食毎に衣を付けて揚げたてを提供してくれる
とてもおいしくご飯もおかわりして満腹に
2015年08月13日 17:16撮影 by  iPhone 6, Apple
12
8/13 17:16
百間洞山の家の夕食は名物のトンカツ
毎食毎に衣を付けて揚げたてを提供してくれる
とてもおいしくご飯もおかわりして満腹に
朝食は4:30から
2015年08月14日 04:30撮影 by  iPhone 6, Apple
4
8/14 4:30
朝食は4:30から
朝食後しばらくでヘッデンのいらない明るさとなったので出発
2015年08月14日 05:01撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/14 5:01
朝食後しばらくでヘッデンのいらない明るさとなったので出発
百間平を通過
今日もガスガスで視界がない
2015年08月14日 06:06撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/14 6:06
百間平を通過
今日もガスガスで視界がない
馬ノ背と呼ばれる岩尾根らしいが視界がないので・・・
2015年08月14日 06:35撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/14 6:35
馬ノ背と呼ばれる岩尾根らしいが視界がないので・・・
地図で「大斜面下コル」とあるところ
2015年08月14日 06:54撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/14 6:54
地図で「大斜面下コル」とあるところ
大斜面の登り出しらしいが、大斜面自体が見えないので・・・
うーむ
2015年08月14日 07:04撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/14 7:04
大斜面の登り出しらしいが、大斜面自体が見えないので・・・
うーむ
淡々と歩いて大斜面終了?
2015年08月14日 07:15撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/14 7:15
淡々と歩いて大斜面終了?
しかしここからの登りが辛かった
2015年08月14日 07:38撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/14 7:38
しかしここからの登りが辛かった
何が何だか・・・
とにかく辛い
2015年08月14日 08:03撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/14 8:03
何が何だか・・・
とにかく辛い
ヘロヘロになって赤石岳避難小屋に到着
2015年08月14日 08:08撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/14 8:08
ヘロヘロになって赤石岳避難小屋に到着
名物管理人さんとお話したかったが、生憎先客のお相手中だった
2015年08月14日 08:09撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/14 8:09
名物管理人さんとお話したかったが、生憎先客のお相手中だった
小屋前の置物
2015年08月14日 08:09撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/14 8:09
小屋前の置物
赤石岳3120Mゲット!
2015年08月14日 08:20撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
8/14 8:20
赤石岳3120Mゲット!
続いて小赤石岳3081Mゲット
標柱しか見えないので同じような写真ばかりだ(笑)
2015年08月14日 09:00撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
8/14 9:00
続いて小赤石岳3081Mゲット
標柱しか見えないので同じような写真ばかりだ(笑)
小赤石岳の肩から一気に高度を下げる
写真では視界不良に見えるが実際はもう少し明るい
2015年08月14日 09:37撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/14 9:37
小赤石岳の肩から一気に高度を下げる
写真では視界不良に見えるが実際はもう少し明るい
地図で「ダマシ平」とあるところ?
2015年08月14日 09:43撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/14 9:43
地図で「ダマシ平」とあるところ?
徐々にガスは薄くなり青空も
2015年08月14日 09:48撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/14 9:48
徐々にガスは薄くなり青空も
大聖寺平へ下りる
2015年08月14日 09:48撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/14 9:48
大聖寺平へ下りる
大聖寺平
再びガスに包まれた
2015年08月14日 09:56撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/14 9:56
大聖寺平
再びガスに包まれた
トラバース道を進み緩く高度を下げると樹林帯に
ほどなく荒川小屋が見えた
2015年08月14日 10:20撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/14 10:20
トラバース道を進み緩く高度を下げると樹林帯に
ほどなく荒川小屋が見えた
荒川小屋に到着
午前10:30とあり得ない時間だが、本日の行程は終了
2015年08月14日 10:29撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/14 10:29
荒川小屋に到着
午前10:30とあり得ない時間だが、本日の行程は終了
テントを設営し濡れたものを乾かす
2015年08月14日 11:47撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7
8/14 11:47
テントを設営し濡れたものを乾かす
正面には赤石岳のラクダの背
山頂のガスがなかなか取れてくれない
2015年08月14日 13:25撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/14 13:25
正面には赤石岳のラクダの背
山頂のガスがなかなか取れてくれない
積乱雲の向こうは大きな富士山だった!
2015年08月14日 13:59撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/14 13:59
積乱雲の向こうは大きな富士山だった!
明日通過する千枚岳
2015年08月14日 14:53撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/14 14:53
明日通過する千枚岳
テント場はどんどん埋まり、夕方にはほぼ一杯に
自分の張り方が悪く、2張分のスペースの中央寄りを占拠してしまったので、隣のテントとの間に微妙な空間が・・・
2015年08月14日 14:54撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
8/14 14:54
テント場はどんどん埋まり、夕方にはほぼ一杯に
自分の張り方が悪く、2張分のスペースの中央寄りを占拠してしまったので、隣のテントとの間に微妙な空間が・・・
明けて8/15、予定通り5時前に出発
今日こそ間違いなく晴れ!
2015年08月15日 04:58撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/15 4:58
明けて8/15、予定通り5時前に出発
今日こそ間違いなく晴れ!
大きな富士山のてっぺんも見える
2015年08月15日 05:23撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
8/15 5:23
大きな富士山のてっぺんも見える
しばらく登ると赤石岳に朝日が射してきた
2015年08月15日 05:24撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
8/15 5:24
しばらく登ると赤石岳に朝日が射してきた
先ほどまで過ごした荒川小屋テント場を見下ろす
まだ多くの方は出発前
2015年08月15日 05:24撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 5:24
先ほどまで過ごした荒川小屋テント場を見下ろす
まだ多くの方は出発前
この青空が恋しかった
2015年08月15日 05:33撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
8/15 5:33
この青空が恋しかった
正面から存分に朝日を浴びる
2015年08月15日 05:36撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 5:36
正面から存分に朝日を浴びる
振り返ると大きな赤石岳
2015年08月15日 05:36撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 5:36
振り返ると大きな赤石岳
今年はどこの山もタカネマツムシソウがいっぱい
2015年08月15日 05:39撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 5:39
今年はどこの山もタカネマツムシソウがいっぱい
鹿除けの柵が現れ、ここが荒川中岳直下のお花畑かな?
2015年08月15日 05:42撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 5:42
鹿除けの柵が現れ、ここが荒川中岳直下のお花畑かな?
登山道は扉を開けて柵の中へ進む
2015年08月15日 05:43撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 5:43
登山道は扉を開けて柵の中へ進む
紫の花はハクサンフウロ、ヨツバシオガマなど
シナノキンバイやハクサンイチゲなど初夏の花は終わっているので少し寂しい感じ
2015年08月15日 05:46撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 5:46
紫の花はハクサンフウロ、ヨツバシオガマなど
シナノキンバイやハクサンイチゲなど初夏の花は終わっているので少し寂しい感じ
ウスユキソウ
2015年08月15日 05:50撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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ウスユキソウ
2015年08月15日 05:50撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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イワギキョウ
2015年08月15日 05:50撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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イワギキョウ
緩くトラバース気味に登ると荒川前岳・中岳のコルへ
2015年08月15日 06:00撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 6:00
緩くトラバース気味に登ると荒川前岳・中岳のコルへ
中央に笊ヶ岳の双耳峰
2015年08月15日 06:06撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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中央に笊ヶ岳の双耳峰
荒川前岳〜中岳の稜線に到着
2015年08月15日 06:17撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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荒川前岳〜中岳の稜線に到着
荒川前岳3068Mゲット!
向こうに赤石岳
2015年08月15日 06:22撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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荒川前岳3068Mゲット!
向こうに赤石岳
再び分岐に戻り今度は中岳へ
2015年08月15日 06:28撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 6:28
再び分岐に戻り今度は中岳へ
荒川中岳3083Mゲット!
2015年08月15日 06:35撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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荒川中岳3083Mゲット!
このピークには三角点が設置されている
2015年08月15日 06:36撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 6:36
このピークには三角点が設置されている
中岳避難小屋
さすがに稜線は風が吹いて寒いので、ここから防風ジャケットを着用
2015年08月15日 06:40撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 6:40
中岳避難小屋
さすがに稜線は風が吹いて寒いので、ここから防風ジャケットを着用
次は荒川東岳(悪沢岳)だ
2015年08月15日 06:52撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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次は荒川東岳(悪沢岳)だ
タカネナデシコがあちこちに
2015年08月15日 07:15撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 7:15
タカネナデシコがあちこちに
悪沢岳への登り開始
千枚小屋を朝出た方が次々と下りてくる
2015年08月15日 07:17撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 7:17
悪沢岳への登り開始
千枚小屋を朝出た方が次々と下りてくる
大きなイワツメクサの群落
2015年08月15日 07:23撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 7:23
大きなイワツメクサの群落
2015年08月15日 07:24撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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間もなく悪沢岳
2015年08月15日 07:43撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 7:43
間もなく悪沢岳
荒川東岳(悪沢岳)3141Mゲット!
今回の山行での最高地点
晴れてくれてありがとう!!
2015年08月15日 07:54撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 7:54
荒川東岳(悪沢岳)3141Mゲット!
今回の山行での最高地点
晴れてくれてありがとう!!
赤石岳から荒川前・中岳
赤石岳の後ろは兎岳〜中盛丸山へと続く峰々かな?
ずっと通して歩いてきた
2015年08月15日 07:58撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 7:58
赤石岳から荒川前・中岳
赤石岳の後ろは兎岳〜中盛丸山へと続く峰々かな?
ずっと通して歩いてきた
ほぼ貸し切りの悪沢岳山頂
2015年08月15日 07:58撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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ほぼ貸し切りの悪沢岳山頂
ケルンの向こうは塩見岳
ここも早く登りたいなぁ
2015年08月15日 08:06撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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ケルンの向こうは塩見岳
ここも早く登りたいなぁ
左から甲斐駒ヶ岳、間ノ岳、農鳥岳
2015年08月15日 08:07撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 8:07
左から甲斐駒ヶ岳、間ノ岳、農鳥岳
伊那の集落を挟んで中央アルプス南部の峰々?
2015年08月15日 08:07撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 8:07
伊那の集落を挟んで中央アルプス南部の峰々?
手前に塩見岳〜蝙蝠岳
塩見岳の向こうに仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、間ノ岳〜農鳥岳
南ア北部の3000Mの峰々がワンフレームで見える
そして自分が立つのは日本第6位の高峰・悪沢岳
2015年08月15日 08:08撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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手前に塩見岳〜蝙蝠岳
塩見岳の向こうに仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、間ノ岳〜農鳥岳
南ア北部の3000Mの峰々がワンフレームで見える
そして自分が立つのは日本第6位の高峰・悪沢岳
悪沢岳周辺には巨岩が多い
2015年08月15日 08:13撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 8:13
悪沢岳周辺には巨岩が多い
赤石岳
赤石岳の左後方は聖岳なのかな?
2015年08月15日 08:21撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 8:21
赤石岳
赤石岳の左後方は聖岳なのかな?
そして3776Mも
2015年08月15日 08:25撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 8:25
そして3776Mも
名残惜しいが悪沢岳を後に丸山へと進む
2015年08月15日 08:30撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 8:30
名残惜しいが悪沢岳を後に丸山へと進む
丸山3032M
2015年08月15日 08:34撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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丸山3032M
悪沢岳を振り返る
2015年08月15日 08:39撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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悪沢岳を振り返る
荒川小屋も見える
2015年08月15日 08:48撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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荒川小屋も見える
進行正面に千枚岳の岩峰
2015年08月15日 08:57撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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進行正面に千枚岳の岩峰
千枚岳手前のお花畑
2015年08月15日 08:57撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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千枚岳手前のお花畑
2015年08月15日 08:58撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2015年08月15日 09:00撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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タカネビランジ
2015年08月15日 09:02撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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タカネビランジ
2015年08月15日 09:02撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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千枚岳の岩場
ホールドのあちこちに亀裂が入っており、ボロっと剥がれる部分も多数
鎖かロープが欲しいところだが・・・
2015年08月15日 09:10撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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千枚岳の岩場
ホールドのあちこちに亀裂が入っており、ボロっと剥がれる部分も多数
鎖かロープが欲しいところだが・・・
千枚岳2880M
単なる通過点かと甘く見ていたが、岩峰の通過はハードだった
2015年08月15日 09:20撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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千枚岳2880M
単なる通過点かと甘く見ていたが、岩峰の通過はハードだった
荒川三山を振り返る
2015年08月15日 09:26撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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荒川三山を振り返る
千枚小屋にて小休止
ここで軽食でもと考えていたが、まだ昼営業前。カップ麺等の販売はなく、そのまま下山することに
2015年08月15日 09:51撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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千枚小屋にて小休止
ここで軽食でもと考えていたが、まだ昼営業前。カップ麺等の販売はなく、そのまま下山することに
針葉樹の林を緩く下る
2015年08月15日 10:17撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 10:17
針葉樹の林を緩く下る
このあたりは明治時代に伐採された跡とのこと
2015年08月15日 10:22撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 10:22
このあたりは明治時代に伐採された跡とのこと
伐採した木を木馬に乗せて運んだ木馬道
このような跡はこの先あちこちで見かけた
2015年08月15日 10:35撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 10:35
伐採した木を木馬に乗せて運んだ木馬道
このような跡はこの先あちこちで見かけた
可愛いキノコちゃん
2015年08月15日 11:17撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 11:17
可愛いキノコちゃん
清水平の水場
冷たくて美味
2015年08月15日 11:49撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 11:49
清水平の水場
冷たくて美味
林道を横切る
2015年08月15日 12:32撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 12:32
林道を横切る
植林地を淡々と下る
2015年08月15日 12:34撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 12:34
植林地を淡々と下る
吊橋を渡ると・・・
2015年08月15日 14:20撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 14:20
吊橋を渡ると・・・
滝見橋脇の登山口に出た
2015年08月15日 14:29撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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滝見橋脇の登山口に出た
林道を12分ほど歩くと椹島へ到着
2015年08月15日 14:41撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 14:41
林道を12分ほど歩くと椹島へ到着
レストハウス椹
この前から送迎バスが出る
2015年08月15日 14:43撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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レストハウス椹
この前から送迎バスが出る
芝生広場の一画がテント場となっている
張る場所を指定されるが、一区画が自分のテントだと6張ほど張れる広大なスペース
2015年08月15日 16:18撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 16:18
芝生広場の一画がテント場となっている
張る場所を指定されるが、一区画が自分のテントだと6張ほど張れる広大なスペース
テント設営・入浴後はレストハウス椹で一人祝杯
写真は途中で気が付いて撮ったので既に生2杯目(笑)
2015年08月15日 16:33撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 16:33
テント設営・入浴後はレストハウス椹で一人祝杯
写真は途中で気が付いて撮ったので既に生2杯目(笑)
翌朝のテント場
これから送迎バスに乗って帰ります
また来るね!
2015年08月16日 05:52撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/16 5:52
翌朝のテント場
これから送迎バスに乗って帰ります
また来るね!

感想

お盆の5連休をフルに使って念願の南アルプス南部を歩いてきた。
当初は聖平から一日で赤石避難小屋へ、あるいは百間洞から一気に千枚小屋へ等実質三日で周回するプランを考えていたが、中二日の天気予報が良くなく午前中の行動のみで百間洞、荒川小屋と小刻みに泊まる四日周回プランへと変更。結果、予報通りに雨が降り、変更プラン通りの行程で歩くことができた。もっとも天気が良くても当初のプラン通りに歩くことは困難だったろう。南ア南部は一つの山がとても大きく、デカザックを背負って一日で3000M峰2つを超えることは自分の脚力では無理だと感じた。

お盆休み前日の仕事終業後会社で着替え、自宅へは戻らずに直接静岡へ車を走らす。何せここ北陸金沢から静岡までは高速を飛ばして5時間、目的地の畑薙第一ダム夏期臨時駐車場へは新静岡ICからさらに2時間の山道だ。
日付が変わってしばらくで駐車場着。早速仮眠に。いつもは車ではなかなか寝付けない自分だが、今回は3時間ほどぐっすり眠ることができた。

8月12日、6時少し前に「毎日あるぺん号」のバスが到着。数人しか下りなかったがこの人たちが送迎バスの列の最初となり、徐々に駐車場で待機していた人が並び出す。自分も早速列の後方に。バスの定刻は8:00だが臨時バスが出るのでは?、という希望的予想で皆さん並んでいるらしい。結果的に予想通り6:40に臨時便が出たが、何だかよくわからないシステムだ。(臨時便の定員を超えた人はどうなったのだろう?)
聖沢登山口では5人が下車。いきなりの急登だが斜面上方から冷気が下りてきて涼しい。聖平小屋までのルートは急登と平坦道の繰り返しで、さほど苦労することもなく小屋に到着した。この日は長時間運転の疲れもあり、早々に就寝。

翌8月13日、未明からテントを叩く雨の音で目覚める。時折強雨も。雨は想定内なので少し小降りになった頃を見計らってテントの撤収開始。が、その直後に雷鳴2発。このためテント撤収完了後はしばし小屋前の自炊スペースで待機。ここの屋根は塩ビの波板なため実際よりも雨音が強烈に聞こえる。そのためなかなか出発の踏ん切りがつかない。トイレのためここを出ると意外に小降り(笑)。予定よりも30分遅れの5:30、聖岳へ向けて出発。雨で視界のない登りはさすがに辛い。今日は一眼カメラもスマホも雨対策のためザックに仕舞った。最近頼りきっているスマホのGPSがないと到着予測がわからず一層我慢の登りとなった。聖岳を過ぎると雨は小降りとなったが今度は強風に。休憩する場所もなく兎岳の避難小屋の存在はとても有難かった。
この日は百間洞山の家にて小屋泊二食付。百間洞では今朝の雷のおかげで停滞となった方が数人おられ、しばしその方々と懇談。夕食は名物のトンカツで満腹に。

8月14日、この日も予報はあまりよくない。朝食後濃いガスの中小屋を出る。テント場の登りで早くも息切れ。美味しいものを食べて畳の上で寝たのに調子は良くないようだ。もっとも今日は荒川小屋までの短行程。もっと遅く出発しても良かったかなと後悔するも調子は上がらず、後続にどんどん抜かれながらなんとか歩を進める。憧れの赤石岳の登りも視界がないとテンションは下がったまま。無事赤石岳を通過したものの、ここはもう一度リベンジだな。
荒川小屋へは10:30前に到着。十分先へ進める時間だが視界のない中進んでもつまらない。今日はとにかく体力の温存・回復と濡れたものを乾かして過ごそう。夕方は富士山が良く見えそれなりの夕焼けだったらしいが、早々に寝てしまい気付かず。

8月15日、夜半にトイレに出ると満天の星空、好天を確信。テント撤収後4:50出発。赤石岳がくっきり見え一気にテンションアップ。何故かザックも軽く(乾燥したおかげか?)荒川岳へ向けて快調に登る。お花畑を過ぎ荒川岳の稜線へ登り詰めると素晴らしい大展望。昨日荒川小屋で半日停滞したのは大正解だった。擦れ違う人との第一声は「晴れましたね!」。視界のなかった赤石岳もコースを目の前でなぞると歩いた実感が沸いてくるから不思議なものだ。今回の最高地点・悪沢岳では風も収まり大展望を存分に堪能する。
千枚小屋からは樹林帯の長い下りを経て椹島へ下山。入浴後生ビールを一気にあおる。心地よい酔いが疲れた体に染み渡る。

8月16日、最終日は始発バスに乗って駐車場まで下り、再び長時間運転して自宅へ。車の多い東名を走るのは避けて新清水から国道52号経由で山梨へ。中央高速を松本で下り安房トンネル、神岡経由で夕方前に自宅へ帰り着いた。使った道具のメンテ・後片付けをしていると汗ダクに。下界はまだまだ暑い!

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コメント

お疲れ様(^_^)
dokuboさん、こんばんは
お盆休みをフルに満喫されたみたいですね

しっかりと事前準備されて実行する...まさにdokuboさんの山行ですね
天候は中々思うようにいかないようですが
垣間見える景色も素晴らしく南アを満喫されましたね

夏はdokuboさんにとって遠征の季節
秋になりましたら楽しくお話ししながらご同行してみたいものです
またヨロシクで〜す
2015/8/17 18:53
Re: お疲れ様(^_^)
toshiさんコメントありがとうございます。
今回は出発前に中日が雨予報となったので宿泊場所を変更して正解でした。
3日目にガスガスの中、荒川岳へ進んでいたら最後まで何も見えない山行だったと思います。
日程にも余裕があったので事前にプラン変更して正解でしたが、まぁ結果オーライですね。
秋にはぜひテントでご一緒しましょう。
2015/8/17 19:49
憧れの南アルプスの南部
空が青い!富士山が大きい!
ナンパな感じが全くしない、
南アルプスの南部は憧れの場所です。
一応地図は買ってあって、
妄想登山はたまにするのですが、
なかなか実行に移すことができません。

そして118枚目、南アルプスに咲くという、
タカネビランジはぜひ一度見たいお花なんですっ。
うらやましいなぁ。
2015/8/17 20:49
Re: 憧れの南アルプスの南部
seasunさんおはようございます。
南アルプス南部は北陸からのアクセスがとっても大変ですが、とても良かったです!
タカネビランジ、はじめて見たように思います。
悪沢岳から進んで千枚岳の手前にたくさん咲いていました。
ピンクっぽいのもあって、色々な種類の花が咲いている中でひときわ目立ってました。
お花や木々も白山や北アとは違ったものが多く、樹林帯を歩いていても楽しかったですよ。
ぜひ妄想を実行に移してください。
2015/8/18 6:48
これは、どのプランだったのでしょう!?
dokuboさん、お疲れさまでした〜。
何度も何度も改訂版が出された、dokuboさんのお盆プラン、最終的にはどれが採用されたのか、私にはもう分かりません〜

シブい山男のザックには、キティのマットが入っている・・・
驚きの新発見でした
2015/8/17 23:26
Re: これは、どのプランだったのでしょう!?
lanchidさんコメントありがとうございます。
「どのプラン」のお答えは最後に作った「雨予想ゆったりバージョン」と書いてあるヤツです。でもこれもベースとなったプランから中身とタイトルを変更してる気がするので、もはや自分でも訳わかりません(笑)
まぁ天気予報とにらめっこして直前までプランを練り直したってことで・・・。
キティのマット、痛いところを突かれました。ダイソーで適当なシートはこれしかなかったんです(汗)
2015/8/18 6:54
お疲れ様です
天気がいまいちでしたが南アの核心部を堪能されたと思います。
懐かしい所が幾つも写真にあり懐かしさで一杯です。有難うございます。
私はもう10年前ぐらいにテントを担いで三伏峠から池口岳まで縦走しましたが3日間とも晴天で心に残る山旅でした。南アの最奥にも魅力が一杯ですがなかなか遠くて時間ばかりが過ぎてゆきます。お疲れ様でした。
2015/8/18 8:28
Re: お疲れ様です
mi-bouさんいつもコメントありがとうございます。
光岳から池口岳は破線ルートですね。あちこち行かれてるようでさすがです。
今回はじめて南ア南部へ行きましたが、メジャーコースを歩いただけでもすっかり虜になりそうです。悪沢岳から見た塩見岳周辺の山々など、魅力的な山々がたくさん見えました。
2015/8/18 12:34
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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