雲取山・原三角測点を訪ねて(その2)
- GPS
- 10:13
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 1,617m
- 下り
- 1,629m
コースタイム
- 山行
- 8:53
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 10:17
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
|
---|---|
共同装備 |
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ツェルト
|
感想
原三角測点を訪ねて2基目。雲取山は、原三角測点、補助点、一等三角点の標石が一箇所に集められていて、原三角測点の案内板まで設置されている。雲取山の標石は、台座から上の部分の高さは白髪岩の標石と同じ(400mm)だが、上面が広く下面がやや小さい。高さに対し横幅が広く見え、ずんぐりした印象を受ける。正面に彫られた「原三角測点」の文字は同じだが、設置者の「内務省地理局」と設置年月の「明治十五年十二月」が同じ右面に2列に彫られている。設置年月は白髪岩の標石に対し2ヶ月遅い。
横の案内板には、以下の様に刻まれている。
「雲取山『原三角測点』
全国に設置されている三角点は、わが国の測量の基準として利用されているばかりではなく、地殻変動を知る手がかりとしても重要な役割を果たしています。
わが国における本格的な三角測量は、明治の初期に当時の内務省地理局によって始められました。
この雲取山にある『原三角測点』は、現在の形の一等三角点が設置される前、明治16年(1883年)に埋設された測量標識で、測量の歴史上貴重なものです。
平成10年6月
建設省国土地理院」
丹波山村営の小袖乗越駐車場に着いたのは6時頃。未だかなりの空きがあった。雲取山頂まで10.8kmと表示されている。往復で21.6km、長い道程だ。登山道は段差も少なく平坦で、傾斜も緩く歩きやすい。七ツ石小屋までは樹林の中を歩くが、風が無く暑い。雲取山頂までの中間点のマムシ岩に到着したのは8時20分、駐車場から約2時間掛かった。七ツ石小屋下分岐に到着した。左の迂回路は下山で使うことにし、右に折れて急坂を登り七ツ石小屋に向かう。七ツ石小屋で休憩し、七ツ石山に向かう。少し登ると、迂回路との分岐に水場があり、塩ビのパイプの先から水が流れ出ている。冷たい水を口に含み七ツ石山に向かう。急坂の尾根道を登って行くと七ツ石神社に出る。平将門迷走ルートの看板(9/10)には、「この中の両側から数えて四番目が将門に間違いなしと信じた秀郷は強弓に矢をつがえて射った。矢は狙い違わずその影武者人形の胸板を見事に射抜いたが、その途端、七体の人形は大きな七つの岩石に化身してしまった」と記されている。看板の左側に七ツ石神社があり、その裏に七つの大きな岩が連なっている。七つの大岩の先に七ツ石山の頂上があり、山頂には御影石の立派な山頂標識がある。展望が良く、晴れていれば富士山や南アルプスが望める。七ツ石山から一旦標高差で100m程下りブナ坂に降りる。ここで七ツ石小屋下分岐からの迂回路と合流する。ブナ坂からは西側が開けた緩やかな尾根道を進んで行く。雲取山ヘリポートの手前に新しい植生保護柵のゲートが設置されている。キャンプ場整備工事中の奥多摩小屋跡地を過ぎ、ヨモギノ頭を巻き道で越えると、小雲取山の急坂となる。小雲取山を越えると緩やかな尾根道になるが、雲取山の手前で東京消防庁がヘリコプターで救助訓練を実施していた。訓練の様子を見ながら終わるまで暫く待機し、雲取山避難小屋には11時27分到着した。小袖の駐車場からは約5時間10分だった。避難小屋でゆっくり昼食を取り、山頂の原三角測点に向かう。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する