塩見岳〜安倍荒倉岳(鳥倉日帰りピストン)
- GPS
- 13:10
- 距離
- 44.1km
- 登り
- 4,121m
- 下り
- 4,126m
コースタイム
- 山行
- 11:18
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 13:10
・登山道の平坦部分、下りは所々走っています。
天候 | 快晴! 午後から雲が広がりました |
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過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
23時頃の到着で9割方埋まっていました。第2、第3駐車場も結構停まっていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※特別危険を感じるような箇所はありません。 ○鳥倉登山口〜三伏峠 ・林道途中の橋の裏にスズメバチの巣があり、通行注意です。 (三角コーンと注意書き有) ・「4/10」〜「7/10」看板あたりは木の根の張り出しや落石等一部歩きにくい箇所があり、悪天時は特に通行注意です。 ○塩見小屋〜塩見岳 後半はクサリ場あり。混雑時は落石等にも注意です。 ○塩見岳〜北荒川岳 北俣岳分岐から先の下りはザレ場で斜度が急なので通行注意です。 |
その他周辺情報 | 下山後に松川町の信州松川温泉清流苑(日帰り入浴500円)で入浴しました。 大鹿村村内に日帰り入浴施設が欲しいところです・・・ |
写真
感想
9/7土曜日は鳥倉林道から塩見岳を経由し、仙塩尾根上の未踏だったピーク、北荒川岳、新蛇抜山、安倍荒倉岳を歩いてきました。
昨年は塩見岳〜蝙蝠岳の日帰りピストンだったので、今年はもう少し距離を伸ばして歩いてみることに。
距離は長く、アップダウンの数も多く、累積標高も4,000m超えとなっていますが、実際歩いてみれば、数字ほどのしんどさは感じない内容でした。
先日の赤牛岳日帰りに比べれば何のその。
塩見岳より先の未踏エリアの状況が気がかりでしたが、全体に歩きやすいトレイルが続きます。
ピーク間のアップダウンは比較的緩やかで歩き続けても疲れにくい内容。
また、9月に入り朝方は涼しく、日中も樹林帯の稜線歩きは終始快適でした。
仕事終わりに下道、分杭峠経由で鳥倉登山口へ移動。
23時頃の到着で既に第一駐車場はほぼ埋まっていました。
第二、第三もかなり停まっていたので、日数かけて縦走されている方が多く利用している印象でした。
仮眠してAM1時半過ぎに起床。準備して2時過ぎ出発。
朝は気温低く涼しく、森林限界までの登りも非常に快適でした。
歩き出しはうっすら雲が掛かっていましたが、三伏峠に着く頃には満天の星空。
天気は快晴となり、稜線に出て暫く歩くと朝焼けが始まります。
もう少し早くスタートすれば山頂御来光も間に合ったなと若干悔やみながら、塩見小屋手前で日の出を迎えます。
整備されたクサリ場を通過し山頂へ。
塩見岳西峰山頂まで登ると東峰と奥に富士山がようやく望める位置関係。
ここに来る時は晴天率が高く(もちろん天気予報良い日を選んでいるのもありますが…)、毎回富士山含め南アルプスの南部北部両側の大展望を楽しめています。
しばらく休憩し、北荒川岳への長い下りへ。
下りは急傾斜のザレ場。
特に下部に登山者がいる場合には、落石を起こさないよう慎重に下ります。
下り切ってからは快適な稜線歩き。
途中のダケカンバ林はまともな草本が殆ど生えておらず、シカの食害の影響の酷さが見てとれます。
北荒川岳手前の斜面でタカネビランジを遠目に一株確認できたのみ。
北荒川岳は塩見岳の好展望地。
谷を挟んで見上げる塩見岳の大きさを存分に感じられる立地条件です。
帰りの登り返しに戦々恐々しながら、進行方向に間ノ岳や農鳥岳を眺めつつ樹林帯へ入ります。
樹林帯は緩やかなアップダウン続く、思いのほか歩きやすいトレイル。
歩き始めて7時間が経過し疲れも出始めますが、距離はぐんぐん進みます。
通過点に近い小ピーク、新蛇抜山と安倍荒倉岳に登頂し折り返しへ。
特に折り返し地点の安倍荒倉岳は小さな看板と三角点、ハイマツ越しの僅かな展望のみ。
予想はしてたけど、思っていた以上に残念な感じでございました。
復路は塩見岳への標高差400m近い登り返しとさらに終盤に本谷山や三伏山への登り返しもあり、ここまで来るとそのまま北沢峠まで縦走したくもなります。
次回来ることがあれば絶対縦走しようそうしようと心に誓い、覚悟を決めて復路へ。
北荒川岳まではノーストップで戻り、しっかり休憩した後に長い登り返しへ。
標高差はありますが、急登なので休み休み登ればそこまでしんどさは感じず思ったよりはサクサク。
北俣岳分岐が見えた時は謎の達成感に包まれました。
塩見岳東峰まではさらにもうひと登り。
山頂に着くと多くの登山者で賑わっていました。
復路の山場を越えたことに一安心し、山頂で長休憩し残りの行程に備えます。
あとは何度も歩いたことのある登山道なので、残りの体力を振り絞って下り切りました。
登山口の林道に降りてからは走って第一駐車場へ戻り終了。
昨年6月に蝙蝠岳まで歩いた時よりも、歩いた後の足の疲労は少なかったように感じました。
日頃のトレーニングの成果が目に見える形で現れると、モチベーションも上がりますね。
小渋湖経由で松川町へ戻り、いつもの清流苑で入浴し、帰宅しました。
今年の何となく立てていた目標もさらに一つ達成でき、納得のいく登山となりました。
日本百高山も今回の3座を加え90座(レコ登録は81座)を超え、信州百名山とともに達成が見えてきました。
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