記録ID: 72912
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
北アルプス表銀座〜燕岳
1982年08月13日(金) 〜
1982年08月15日(日)


- GPS
- 56:00
- 距離
- 34.7km
- 登り
- 2,205m
- 下り
- 2,259m
コースタイム
8月13日 上高地―徳沢―横尾―一の俣―槍沢ロッジ(泊)
8月14日 槍沢ロッジー大曲―槍が岳山荘ー水俣乗越ーヒュッテ西岳
8月15日 ヒュッテ西岳ー大天井ヒュッテ―切通し岩ー燕山荘ー燕岳ー燕山荘―中房温泉
8月14日 槍沢ロッジー大曲―槍が岳山荘ー水俣乗越ーヒュッテ西岳
8月15日 ヒュッテ西岳ー大天井ヒュッテ―切通し岩ー燕山荘ー燕岳ー燕山荘―中房温泉
天候 | 13日 晴れ 14日 晴れのち曇り 15日曇りのち一時雨 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
予約できる山小屋 |
|
感想
この山歩きの思い出は2日目から始まる。初日上高地からのんびりと歩いて槍沢ロッジに投宿した私たちは、その日まだ太陽がでていない午前4時ごろからランプをつけて歩きだした。やがて、夜が明け朝食。「Nくん缶詰出して。」と言われ、(あっ、荷物が軽くなる。)と一度は思った。しかし、だ。昨日入れておいたはずの缶詰がない。そしてその必死にさがす私の様子を見て、二人はすべてを察したようである。「ないの?」「うん。」一ノ俣か槍沢ロッジに忘れたようである。そして、その1件で完全に気落ちしてしまったのである。体力がもともとないうえに、精神的なショックを受けた私には槍沢は大きすぎた。二人は私を置いてどんどん登っていく…。槍が岳は雲の中に隠れていく。とうとう体が動かなくなって大きな岩に座っていると、上からバッタのように元気に降りてきた人が、「あっ、槍登ってきたんすかぁ。」と元気に話しかけてくる。思わずムムム…あ。今思えば愛想悪く見えただろうな。やっとのことで槍の肩にたどり着いた時、すでにあと二人は槍の穂先まで登ってきたみたいだった。槍ヶ岳山荘の前でかなり長い時間待たせたようだった。やむを得ず、自分は今年の登頂をパス、仕方なく西岳へほうへと向かった。何回も何回も槍が岳を振り返り、いつかあのてっぺんに立つんだとそればっかり考えていた。蝶、常念、穂高、北アルプスの山が少しだけ身近に感じられた。
次の日は初めての高峰での雨。でも、その日にピークにたつことができた燕岳は私のかけがえのない山のひとつになっている。最後に降りた有明への下山路は想像以上に長く感じた
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この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍 [5日]
中房温泉から上高地まで表銀座ルート縦走 燕岳(合戦尾根) 大天井岳(表銀座) 西岳(喜作新道) 槍ヶ岳(東鎌尾根)
利用交通機関:
電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
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