記録ID: 745386
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
山梨県南アルプス市 北岳、御池小屋泊ー北岳ピストン、初冠雪で山頂の雪を踏んできました
2015年10月11日(日) 〜
2015年10月12日(月)
kintakunte
その他2人
- GPS
- 13:25
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,902m
- 下り
- 1,901m
コースタイム
1日目
- 山行
- 4:20
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 4:40
10:40
10:40
40分
草滑り、折り返し
11:20
白根御池小屋
2日目
- 山行
- 6:30
- 休憩
- 2:20
- 合計
- 8:50
14:00
天候 | 1日目 雨後曇り 2日目 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
〔1日目〕常に雨降りの状態です ・広河原〜御池小屋 沢沿いの広い道を上流へ詰めて行きますので楽ちんです、道は沢の模様。 急登が始まると木製ハシゴ、ギャップ、急登のミックスで、瞬間的には合戦尾根や早月尾根並みです。やはり道は沢模様。 第一ベンチが出て来ますんので一休憩、工程時間では1/3位です。 少し踊り場が有り斜度の緩くなりますが、再び急登が始まります。 木製ハシゴの割合が増えて来ます。 第2ベンチが出て来ます、工程時間の2/3位です。 ここを過ぎると御池小屋まで水平道と軽いアップダウン、道は常に雨模様だと沢の様で、時折池になっています。 雨でスリップしやすいです。特に木道・木製ハシゴ・木の根で、泥濘は余り有りません。 〔2日目〕小太郎尾根からは積雪数センチ有、肩の小屋から山頂までは10センチ程度で若干の圧雪 ・御池小屋〜草滑り〜小太郎尾根分岐 ひたすら登るのみ、整備の行き届いた登山道です。 道標の一部に工程時間に?な所はありますが、一定区間に有るので迷う事は通常ありません。 時々振り返って鳳凰三山の眺めが楽しめます。 ・〜北岳方の小屋 快適な縦走路、時々岩場が有り転滑落に注意が必要、風が強くかいた汗が冷えますので防風・防寒対策で着込みます。 ・〜北岳山頂 完全に積雪状態、凍ってはいないが一部圧雪になっているので軽アイゼンが欲しい。登り初めと山頂前は緩い登りだが、途中鎖場的な岩場が有り少し苦労する。滑落でバットレス側に落ちると命の危険があるので慎重にもぼりたい所です。 山頂の直前も谷側が急斜面になっていて道幅が足の幅しかない所があるにで、大変肝を冷やして歩きます。特に積雪時期は滑落に注意が必要です。 ・北岳山頂 360°の大展望があなたを待っています。 結構風が強い場所と聞いてはいましたが、この日は山頂直前のコルより風が弱く過ごしやすかったです。 |
その他周辺情報 | 芦安市営駐車には少し離れた所に公衆トイレ、目の前には温泉施設が有ります。自販機有ります。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ライター
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
|
---|---|
共同装備 |
アマチュア無線
ツエルト
|
備考 | アイゼン |
感想
1日目は予報に反して9時を過ぎても雨降りが続き、降水量も0.5mm/時間を上回る本降りに近かったです。登山道は沢の様に止めどもなく上から流れて来て靴を濡らします。風が余り吹かなかったのが幸いして上半身ぬれねずみでしたが御池小屋まで歩けました。
休むと冷えが来て、小屋で着替えをするまでこんなに濡れているとは思いもよりませんでした。北岳山荘について次の日好天気の作戦で山行を決行しましたが、1日目で思った以上に雨の洗礼でダメージを受けました。
もしこれで吹雪となっている稜線に出ていたらと思うと、「低体温症」の文字が頭を過りました。
もっとも草滑りで大分体力を消耗し登るのがやっとだったので、下山者からの情報であっさり当時の肩の小屋へは秋貯めて正解でした。
2日目は北岳山荘や間ノ岳へは諦めましたが、北岳ピストンアタックを慣行、積雪の状態により無理をしないと考えましたが、最悪のアイスバーンになっていないのでそのまま山頂をめざし登頂に成功。
好日の中で冠雪の北岳を楽しみながら登る事が出来ました。
先週北岳・間ノ岳を登ったT氏は2周連続でしたが、違った風景を楽しめて北岳の山頂を踏めたのではないでしょうか。
冷静に考えればこの時期の3000メートルは荒天ならば積雪は予想が出来たはずなので、アイゼンを携行しなかったのは経験不足による判断ミスでした。
ともあれ全員無事に山頂を踏めて帰宅出来たのは何より嬉しかったです。
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こんばんは、kintakunte様
北岳お疲れ様でした。
計画を見ていたのでどんな山行になるか
楽しみにしておりましたが、
まさかの初冠雪。きっと寒かったことでしょう。
しかしながら、初冠雪は年に一度だけ
その日を当てるとはひきの強さを感じます。
この6月、目一杯感動した北岳
秋&初雪の肩の小屋周辺からの山頂の
写真を見ながら、また行きたくなりました。
Aonumaさん、毎度です。
山行の曜日が限られている者にとって、確かに初冠雪の山を狙って登れる事は滅多にないですね。
でもこの時期の3000メートルのアイゼン携行は痛感致しました。
ここまで来ると2週連続の北岳を登ったT氏が羨ましくなります。
10月の後半は天候が安定しているのでまだまだ3000m級の山は登れますが、紅葉が終わってる為に楽しみがちょっと減る感じです。
リスクは有りますが何時かは白銀の峰々を見たいですね。
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