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Yamareco

記録ID: 749815
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

鋸岳(熊の穴沢↑寝木小屋沢↓)第二高点〜第一高点〜三角点峰

2015年10月24日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:00
距離
17.4km
登り
1,735m
下り
1,736m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
12:25
休憩
0:55
合計
13:20
3:28
147
5:55
5:56
249
10:05
10:13
62
11:15
11:24
13
11:37
11:47
16
12:03
12:17
68
13:25
13:34
187
16:41
16:45
3
16:48
ゴール地点
一般登山道ではありませんのでgpsデータはupしておりません。ルートは手書で実際の歩行路とは大きな乖離がありますので新規に読図を楽しめるルートかと思います。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
戸台大橋奥の戸台川河川敷駐車場
コース状況/
危険箇所等
【駐車場〜熊ノ穴沢】
第二堰堤で工事をしているおかげで河原にしっかりした道路が出来ている。
第二堰堤まで安全に早発ちが出来る。角兵衛沢前の渡渉はこの日は水量が少なく飛び石で渡れた。10月4日に訪れた際には膝上だった。
熊ノ穴までのアプローチに南アルプスバスの利用も可能。歌宿の先の自由乗降区間の丹溪新道で下車する事で河原歩きは片道分回避出来るが出発時間が遅くなる。
【熊ノ穴沢〜中ノ川乗越】
熊ノ穴沢のガレ沢の岩は角兵衛沢よりも大きく安定していて歩きやすい
【中ノ川乗越〜第2高点】
中ノ川乗越にビバークサイト有り
第2高点直下のガレ場は慎重に登るも結構岩を落とす
【第2高点〜鹿の窓ルンゼ】
大ギャップから落ちるガレはトラバースして第3高点は巻く。このあたりを初めて通行する場合は若干不明瞭なので要注意。大ギャップの通過は岩に直塗りされたマーキング(薄く消えかけている)に従いバンドを横断し鹿窓の取り付きに至る道が安全ルート。左側の草付きのジグザグ道の巻き道を登ると鹿窓直下の鎖場に至る。鹿窓直下の鎖場はホールドは豊富なので鎖は保険として登れる。
*大ギャップを(誤って)下り過ぎると事故に繋がる確率大。朝、大ギャップから熊穴沢へ落ちるガレ場を軽く偵察に向かったが早々と撤退した。切り立った崖の岩は剥がれ安くとても登れるものではなかった。下からでさえ容易に登れない箇所なのでここを下降するのはかなり危険を伴うのではないかと思う。
大ギャップ付近ドコモ携帯通話可(付近で迷った知人との会話実績あり)
【鹿の窓〜第1高点】
鹿窓を潜りぬけると約20mの垂直下降の鎖場(小ギャップ)
鎖不使用ルート有り
ザックを引っかけたら終わるので後ろ向きの下降となる
下りの後はV字の登り返し
鎖伝いに登るとハングした岩に当たる
ホールドはあるので鎖は保険としフリーで登る
【第1高点〜角兵衛沢のコル〜三角点ピーク】
角兵衛沢のコルにビバークサイト
角兵衛沢を下れば戸台へのエスケープ道
三角点ピークは縦走路を外した少し奥に有る
【三角点ピーク〜横岳峠】
三角点ピークの先に北へ踏み跡が続いているが下山ルートでは無いので注意が必要
編笠山へのルートだと思うが途中から踏み跡は消える
【横岳峠〜寝木小屋沢〜戸台川】
今回歩いた寝木小屋沢支流のルートにガレ場は無く角兵衛沢や熊ノ穴沢の様なガレ沢歩きが回避出来る
*寝木小屋沢
特に登攀技術を必要とする箇所は無いが読図、VR歩きの経験必要。1600m付近からルートは角兵衛沢へ誘導してる様だったがそちらへのテープ類は無視して等高線の広い歩きやすそうな寝木小屋沢支流を下降した。最終的には寝木小屋本流にドンピシャで降りる事が出来た。今回歩いたルート上に滝やキレット無し。
*一般ルートではありません。実際に歩かれる際は最大限の準備と装備で自己責任の上で臨んでください。

後日、角兵衛沢へ誘導されるルートも歩いてみた。こちらはテープ類豊富で地図を開く事も無く角兵衛沢一般登山道へ合流できるルートとなっていた。
戸台川より
双児山と駒津峰
だいぶ明るくなってきた
戸台川より
双児山と駒津峰
だいぶ明るくなってきた
角兵衛沢渡渉点
今日は飛び石で渡れた
10月4日に訪れた際は膝上だった
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角兵衛沢渡渉点
今日は飛び石で渡れた
10月4日に訪れた際は膝上だった
角兵衛沢を見送り熊穴沢出合までさらに左岸を遡上する
角兵衛沢を見送り熊穴沢出合までさらに左岸を遡上する
熊ノ穴沢が見えた
1
熊ノ穴沢が見えた
取り付きはこんな感じ
テープ類の目印あり
1
取り付きはこんな感じ
テープ類の目印あり
取り付きこそ荒々しいが中に入ると北八ッ風
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取り付きこそ荒々しいが中に入ると北八ッ風
紅葉が見頃のようだ
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紅葉が見頃のようだ
第二高点へ
古い案内板
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第二高点へ
古い案内板
大ギャップへ続くガレ
少し偵察に行って見るとする
300メートル程進んでみたが
踏み跡やたまにテープ類もあるが
ここは厳しいな・・・
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大ギャップへ続くガレ
少し偵察に行って見るとする
300メートル程進んでみたが
踏み跡やたまにテープ類もあるが
ここは厳しいな・・・
熊ノ穴沢正規ルートに戻る
良く踏まれて歩きやすい
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熊ノ穴沢正規ルートに戻る
良く踏まれて歩きやすい
至第2高点
傾斜が厳しくなってくる
1
傾斜が厳しくなってくる
凹みが中ノ川乗越
見えてからがなかなか到着しない
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凹みが中ノ川乗越
見えてからがなかなか到着しない
途中何度も休憩した
岩は大きく安定しているので歩きやすい
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途中何度も休憩した
岩は大きく安定しているので歩きやすい
中ノ川乗越
凹みが見えてから1時間近くかかって到着
南アルプス林道が見える
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中ノ川乗越
凹みが見えてから1時間近くかかって到着
南アルプス林道が見える
第2高点前のガレ場
向かって右側を登る
どんなに注意をしても落石させる
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第2高点前のガレ場
向かって右側を登る
どんなに注意をしても落石させる
第2高点手前からの八ヶ岳
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第2高点手前からの八ヶ岳
第2高点到着
鉄剣の奥は第1高点
槍ヶ岳が第1高点とんがりの左に見える。そして奥穂〜乗鞍岳へ続く。
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第2高点到着
鉄剣の奥は第1高点
槍ヶ岳が第1高点とんがりの左に見える。そして奥穂〜乗鞍岳へ続く。
甲斐駒ケ岳
手前は熊穴ノ沢頭、左に烏帽子岳、
甲斐駒〜駒津峰〜双児山の縦走路
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甲斐駒ケ岳
手前は熊穴ノ沢頭、左に烏帽子岳、
甲斐駒〜駒津峰〜双児山の縦走路
八ヶ岳
左手前に雨乞岳(山梨百)
中央のとんがり山は大岩山~日向八丁の縦走路
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八ヶ岳
左手前に雨乞岳(山梨百)
中央のとんがり山は大岩山~日向八丁の縦走路
白根三山方面
北岳、間ノ岳
奥に悪沢岳、塩見岳
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白根三山方面
北岳、間ノ岳
奥に悪沢岳、塩見岳
仙丈ヶ岳
左の奥は北岳と間ノ〜悪沢〜塩見
右の奥は地蔵岳
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仙丈ヶ岳
左の奥は北岳と間ノ〜悪沢〜塩見
右の奥は地蔵岳
横浜からみえた方に撮って頂きました
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横浜からみえた方に撮って頂きました
大ギャップ
ガレを詰めて左の壁を登れば第3高点
ここは通らず鹿窓直下の鎖場へ
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大ギャップ
ガレを詰めて左の壁を登れば第3高点
ここは通らず鹿窓直下の鎖場へ
大ギャップから落ちるルンゼのバンドを横断する。パッと見何処を通過したら良いのか分かりにくい。携帯通話可。迷った山仲間から電話がかかって来た事があった。
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大ギャップから落ちるルンゼのバンドを横断する。パッと見何処を通過したら良いのか分かりにくい。携帯通話可。迷った山仲間から電話がかかって来た事があった。
鹿の窓手前
長い鎖場
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鹿の窓手前
長い鎖場
小ギャップからの第1高点
ここから下って(画像左の)岩壁を登り返す
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小ギャップからの第1高点
ここから下って(画像左の)岩壁を登り返す
鎖伝いに登ると中腹にハングした岩がある
ホールドはあるのでフリーで登る
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鎖伝いに登ると中腹にハングした岩がある
ホールドはあるのでフリーで登る
誰も居ない山頂
セルフで
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誰も居ない山頂
セルフで
第1高点から
手前に第2高点、左は甲斐駒ケ岳、奥に北岳、間ノ岳
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第1高点から
手前に第2高点、左は甲斐駒ケ岳、奥に北岳、間ノ岳
北岳、間ノ岳〜悪沢岳
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北岳、間ノ岳〜悪沢岳
仙丈ヶ岳
角兵衛沢11時30分
これを下れば2時間ほどで戸台川だが・・・
時間、体調、余裕はある
鋸岳三角点峰へ向かう
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角兵衛沢11時30分
これを下れば2時間ほどで戸台川だが・・・
時間、体調、余裕はある
鋸岳三角点峰へ向かう
目指す鋸岳三角点峰
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目指す鋸岳三角点峰
三角点峰へ向かう途中から振り返り
第1高点
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三角点峰へ向かう途中から振り返り
第1高点
鋸岳三角点
奥まった所にひっそりとある
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鋸岳三角点
奥まった所にひっそりとある
釜無川ルートは北へ
寝木小屋沢ルートは南へ
横岳は西へ
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釜無川ルートは北へ
寝木小屋沢ルートは南へ
横岳は西へ
寝木小屋沢ルート取り付き
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寝木小屋沢ルート取り付き
昔の伐採跡
傾斜はゆるく歩きやすい
寝木小屋沢の支流を下降する
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傾斜はゆるく歩きやすい
寝木小屋沢の支流を下降する
テープ類や案内のない場所
コケや藻がはげている箇所は人が歩いた痕跡なのでこういうのを見かけると安心する
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テープ類や案内のない場所
コケや藻がはげている箇所は人が歩いた痕跡なのでこういうのを見かけると安心する
ボルダリングで遊べそうな大岩
この付近から角兵衛沢へのテープ類の誘導を意識的に無視した
ボルダリングで遊べそうな大岩
この付近から角兵衛沢へのテープ類の誘導を意識的に無視した
沢と名は付いているが枯れ沢
ちょっとした水溜まりがあった
沢と名は付いているが枯れ沢
ちょっとした水溜まりがあった
寝木小屋沢本線と合流
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寝木小屋沢本線と合流
寝木小屋沢のガレ場を下るとほどなくして戸台川に合流する
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寝木小屋沢のガレ場を下るとほどなくして戸台川に合流する
寝木小屋沢、戸台川出合
正面が戸台川
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寝木小屋沢、戸台川出合
正面が戸台川
戸台川を歩いて駐車地へ戻る
ここまで来ればもう安心
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戸台川を歩いて駐車地へ戻る
ここまで来ればもう安心
戸台川から双児山
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戸台川から双児山
大崩ノ頭と第一尾根
4
大崩ノ頭と第一尾根
甲斐駒ケ岳〜駒津峰〜双児山(片方)
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甲斐駒ケ岳〜駒津峰〜双児山(片方)
工事車両が入るのでしっかりした道となっている
1
工事車両が入るのでしっかりした道となっている
紅葉を眺めながら歩けたので最後まで飽きる事も無く歩けた
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紅葉を眺めながら歩けたので最後まで飽きる事も無く歩けた
夕日に映える甲斐駒
6
夕日に映える甲斐駒
駐車地到着

感想

寝木小屋沢は70年程前の古地図では実線ルートとして記されているが今は歩かれる事が少なくなり廃道となっている。東端の熊穴沢ノ頭から西端の三角点ピークまでの繋がりを鋸岳と総称。(山梨百名山手帳より)今回のルートは『鋸岳』をしっかり歩けるコースとなっている。

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コメント

あこがれの第2高点ですが
ruhasamen
こんにちは

しかし、このルートで日帰りとは…
いつもビックリさせられますcoldsweats02
こんどは、長野県側攻めましたね〜
もう鋸は、行っていないルートないのでは?
オッサンも行きたいですが、高所恐怖症でさすがに無理です。
写真を見て行った気持ちになれました。
2015/10/25 17:14
Re: あこがれの第2高点ですが
Kazuhagi さん
こんにちは
先日、このルートは丹溪新道から入って途中まで偵察を行ってましたのでスムーズに行動が出来ました。
第2高点を取るなら甲斐駒からのルートが比較的安全で楽かと思いますよ。
2015/10/25 18:04
第二高点でお会いした者です
ruhasamenさん はじめまして
第二高点でシャッターを押した横浜の人の同行者(埼玉在住)です。昼過ぎに自宅に到着してヤマレコをチェックしましたら、あの時の方ではありませんか。
撮っていただいた写真は投稿してませんが、カッコよく撮れています。ありがとうございました。

過去のレコを見て、釈迦ヶ岳が1日違いだったようでびっくりです。もしかしてまたどこかでお会いするかも知れません。その時はまたよろしくお願いします。
2015/10/25 18:56
Re: 第二高点でお会いした者です
syabinさん こんにちは
こちらこそありがとう御座いました。
第2高点でシャッター押して頂いたのは初めてで良い記念になりました。
釈迦ヶ岳ですか!ヤマレコにはあまりあげてませんが一番多く登ってる近所の裏山です。
釈迦ヶ岳はあえて悪天の時に自然を体感したくよく登ってます。
また何処かでお会い出来る事を楽しみにしてます。
2015/10/25 21:35
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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