桂小場->西駒山荘(泊)->将棊頭山->伊那スキーリゾート

2025年01月11日(土) 〜 2025年01月12日(日)

• GPS: 21:04
• 距離: 20.0km
• 登り: 1,759m
• 下り: 1,934m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:28
• 休憩: 1:27
• 合計: 9:55

距離 9.4km 登り 1,690m 下り 57m

7:01 スタート地点
7:47 7:51 桂小場
9:40 9:47 野田場
10:23 横山道分岐
10:36 馬返し
10:44 白川分岐
11:38 12:16 大樽小屋
12:29 12:40 胸突八丁（信大コース分岐）
13:53 14:06 津嶋神社
15:04 15:15 胸突の頭
16:34 16:35 将棊頭山
16:53 16:55 水場
16:56 西駒山荘

2日目

• 山行: 9:48
• 休憩: 1:01
• 合計: 10:49

距離 10.6km 登り 69m 下り 1,877m

8:22 西駒山荘
8:29 8:43 将棊頭山
8:56 9:21 西駒山荘
9:38 将棋ノ頭
10:25 10:30 長尾根ノ頭
11:22 11:23 八丁立
14:49 14:50 辻山
14:56 14:57 駒ヶ岳登山道五合目
17:08 17:16 権現山
18:41 18:47 伊那スキーリゾート南登山口
19:11 ゴール地点

天候

晴れ時々くもり

アクセス

利用交通機関：

自家用車

伊那スキーリゾート駐車場にもう1台をデポして桂小場登山口に駐車

写真

1/11 6:52

えちさんの車を伊那スキーリゾートの駐車場に停め、そこからここ桂小場の駐車場エリアまで移動し登山スタートです！

避難小屋泊なのですがスノーシューなどいろいろ冬装備を持ってきているので20kgを越える結構な荷物になりました

1/11 7:43

車道をてくてく歩いて桂小場登山口に到着です

今回はえちさんにたくさん写真を撮ってもらいましたーありがとうございます

結構日影は冷えこむのでたまに陽が当たる場所で光合成をしますw

かなり雪深いですがトレースもあるので特にアイゼンやチェーンなど必要なくどんどん登っていきます。途中でワカンを履いて凄い勢いで下山してくる方とすれ違いました。どうやら早朝先発隊はラッセル地獄とのこと。撤退してこられたようです・・・トレースありがとうございます

1/11 11:37

大樽小屋に到着です

1/11 12:09

綺麗な小屋です。しかし中は寒い・・・外の陽があたる場所の方が暖かいー

1/11 11:47

お昼はカップ麺です。えちさんからいただいたはっさく大福が絶品でした！大福の中身が新鮮なはっさくなのです。シャキシャキした歯ごたえのジューシーな果肉が疲れた体を癒してくれます！ごちそうさまでしたー

標高が上がってくるとスノーモンスターたちが出現してきます。しかし眺望はないですね・・・いつになったらご褒美いただけるのやら

1/11 13:45

先人たちの作ってくれたトレースのおかげでどんどん登っていけます。それでもたまに踏み抜いて抜け出すのに苦労するような状況。ラッセルは想像以上に大変な模様・・・

1/11 14:07

左手には木々の間から将棋ノ頭の美しい稜線がチラチラ見えます。稜線に上がったらどんな景色が待っているのだろう！テンション上がります

1/11 14:11

樹氷がとても美しい。しかしなかなか稜線に出れない・・・何度もあともう少し！という掛け声で頑張って登ります

1/11 15:12

ついに稜線に出ました！先週登った南アルプスの山々と八ヶ岳が一望できました！！

1/11 15:25

茶臼山には向かわずそのまま先に進みます。しかし茶臼山への稜線の美しいことよ！何度も振り返ります

1/11 15:25

将棊頭山に向けて最後の登り！と思って気合入れて登りますが
稜線は強風で気温もかなり低く、黙々と一歩一歩登り進みます。景色は絶景なのですが、ゆっくり楽しんでいる余裕がない・・・

陽が陰ると寒さが身に染みます・・・稜線に出たのであともう少しで山小屋かな？と思っているので装備を整えずにそのまま突き進んでいきます

1/11 15:25

真っ白な御嶽山が右手に見えます

1/11 15:34

稜線は極寒の世界です

1/11 15:48

いくつもピークを登り降りしながら稜線を進みます。疲労もピークで寒さが体力をどんどん奪っていく感じがします・・・休憩する場所もなく、とにかく前に進むしかない

1/11 15:48

振り返ると茶臼山頂上の岩が見えます

1/11 15:49

なにもかも真っ白で凍ってます

1/11 15:55

右手、木曾駒ケ岳方面、雲の切れ間から陽が差すと少し暖かさが感じられます

1/11 15:55

振り返ると登ってきた稜線とピークが！なんという絶景でしょう

1/11 15:56

前方にはこれから登るピーク。あのさらに向こうに西駒山荘があるはず・・・

1/11 16:42

やっと小屋が見えてきました。最短距離で小屋に向かおうとしてハイマツの踏み抜き地雷原ルートを通ってしまいました・・・

1/11 16:44

下界の山は夕陽に染まり始めてます・・・

1/11 16:52

西駒山荘への夏道ルートに乗れました。なんとか陽が落ちる前に避難小屋に辿り着けそうです

1/11 17:04

倒れこむように避難小屋に入りました。2名の先客がそれぞれ小屋内にテント張っておられました

1/11 17:04

小屋の中は冷えこむと聞きましたが・・・果たしてテントなしで過ごせるのかどうかーとか考えながら小屋泊の支度を整えます。ダウンを着込んでシュラフに包まると少し落ち着いてきました

1/11 17:14

外に出てみると風も少し穏やかになって夕焼け空を楽しむことができました。やっと余裕が出てきましたw

1/11 17:14

避難小屋の前にはテント泊の3名がおられます。今晩は総員7名で夜を過ごすことになります

1/11 18:07

夕飯で腹ごしらえします。まずは定番のボイルソーセージ！

1/11 18:34

からのーしゃぶしゃぶとお鍋です。おいしゅうございました！

1/11 19:25

外に出てみると月明りで結構明るく風もなし　明日の天気はどうなるのかな・・・とりあえず木曾駒ケ岳は諦めるので朝はゆっくりしよう　ということになり眠りにつきました

1/12 5:58

特に凍えることなく朝を迎えることができました。かなり熟睡できました

1/12 6:13

朝ごはんは昨晩の残り汁と具材で雑炊です。その後、荷造りを始めます

1/12 8:00

外に出てみるとなんと快晴！昨日は見えなかった北アルプスの山々まで見通せます

1/12 8:10

とりあえず目の前の将棊頭山に登頂しよう！

1/12 8:19

ということでスノーシューの出番です！！

将棊頭山で記念撮影。後方の木曾駒ケ岳はガスってます・・・今日はやはり無理ですね

1/12 8:33

南アルプス方面。ガスがかかって良く見えないですね・・・

1/12 8:33

北アルプス方面

1/12 8:34

そして木曾駒ケ岳方面。かなり悪天候の模様。あの雲はどんどんこちらに向かってきています・・・

1/12 8:34

八ヶ岳方面。昨日のような抜けるような景色はなかったのですが素晴らしい眺望です！

1/12 9:18

小屋に戻って下山開始です。辻山ー＞権現山ー＞伊那スキーリゾートに抜ける稜線を下る予定にしました。最初からスノーシューで出発です

まずは将棋ノ頭に向かって進みます

将棋ノ頭から先はモフモフの雪が積もった稜線歩きになります

1/12 9:47

全くトレースのついていない雪の斜面をどんどん下っていきます。スノーシューが大活躍です。なんて気持ちが良いのでしょう！！これが体験したかったー

1/12 10:44

休憩です。えちさんのカバンからは美味しいお菓子がどんどん出てきます。暖かいコーヒー飲んで温まります

その後も雪原をどんどん進みます。稜線ではなくなったのでルート探しが重要になります。とにかくピンクテープを探してキョロキョロしながら進みます。テープを見つけると歓声上げて喜びますw

1/12 11:04

ビスケットのかけらを探して道を辿るヘンゼルとグレーテルのようなw

1/12 12:41

たまに雪も降ってきたりします。天気はそれほど悪くもなさそう

1/12 13:06

お昼ご飯はカップ麺です

その後、お湯も作ります。雪山では白湯が本当に美味しくて温まるので切らさないようにします

最初は楽しかったスノーシューラッセルもだんだん苦痛になってきました。たまに踏み抜いたりすると体力削られます・・・なかなかペースが上がらず少し焦りが出てきます

ラッセルはえちさんと交代しながら進みます。一人だと心が折れてました・・・本当に心強いです

辻山を越えると右手に景色のひらけた稜線歩きになりますが・・・景色はほとんど見えません。心の目で遠くを見ます。その後もラッセルが延々と続きます

1/12 17:08

ついに権現山に到着です！かなり時間がかかってしまいましたがここまで来ればスキー場まであと少し。ここからはトレースがついてました。ラッセル地獄はここで終わりました・・・本当にお疲れ様です

1/12 17:16

権現山は南アルプスを一望できる眺望で有名とのこと。かなり薄暗くなってますが確かに南アルプスのスターたちが眼前にそそり立つ姿を眺めることができました。これはこれで凄い景色です！
先週はあそこにいたんだなぁと感慨に浸ります

1/12 18:42

トレースもあるのでスノーシュー外してどんどん下って登山口まできました。あたりは真っ暗でヘッドライトの明かりが頼りです

1/12 18:53

車をデポしているスキー場まで帰ってきました。ゲレンデでかかっている歌を聴きながら側道を通って駐車場まで辿りつきました。いやー本当にお疲れさまでしたー

1/12 21:14

その後、大急ぎで閉店間際のスーパー温泉に行って、伊那駅前の焼肉屋さんで夕食です。たらふくお肉をいただきました！本当においしゅうございました

撮影機器：

iPhone 11 Pro Max Apple

装備

個人装備

・チェンスパ・ストック・１２本刃アイゼン・ピッケル・ゴーグル・スノーシュー

感想

なべ

今回は広島からはるばる車でこられた山友のえちさんと木曽駒ケ岳クラッシックルートでロープウェイを使わずに目指してみよう！という山行となりました。初日は天候に恵まれて快適な雪山ハイクでしたが、想像以上にクラッシックルートは大変でした・・・後半はかなりバテてしまいました。ロープウェイで10分で一気に上がってしまう登山コースができるまでは、木曾駒ケ岳はかなり難易度の高い山だったのだろうと思われます。西駒山荘の冬期避難小屋泊は思ったほど冷え込まず快適に過ごすことができましたが、稜線の爆風もあり2日目木曾駒ケ岳はあきらめて下山することにしました。予定通り下山は伊那スキーリゾートへのルートにしたのですが、トレースが全くなく（冬期は人がほとんど入っていない？）えちさんと交代しながら終日スノーシューハイクを楽しむことができました（途中ラッセル地獄もありましたがw）。下山後も温泉＆焼肉で締めくくることができて大満足の山行となりました。今回の登山を企画してくれたえちさんには大感謝です。またご一緒させてくださいねー

コメント

えち

なべさんおはようございます♪
ヘンゼルとグレーテルの世界が本当に気持ち良かったですね！
下山して数日経った今、やっぱり木曽駒へ延びる稜線を歩きたいなぁ〜なんて思ってたりします。笑
なべさんのお陰で本当に素晴らしい体験が出来ました♪
ありがとうございました！＼(^o^)／

なべ

えちさん！木曽駒ヶ岳への稜線歩きしてみたかったですねーとはいえあの爆風だと景色楽しむのは難しそうでした。。。そのかわりにスノーシューハイク堪能できてよかったです！大変でしたが今は良い思い出です^_^

サニータ/さな

木曾駒ヶ岳を目指して、ロープウェイなしでテント泊なんて、さすがですね〜！興味あって、私もやりたかったコースです！参考になりました！　日曜の天気はやはり早い時点で、中央アも南アも悪化したんですね。。。なべさんの記録は面白くて、仕事中（笑）トイレでこっそり見ちゃいます！　そっか・・2泊なら木曾駒ヶ岳まで挑めることができたということかな・・・

なべ

サニータさん、コメントありがとうございます。ロープウェイだとあまりにも楽すぎて真の木曽駒ヶ岳登山とはいえないのかも。。。とか思いました。またリベンジします！！