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Yamareco

記録ID: 787227
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
東海

西穂高〜今度は上高地から

2015年12月27日(日) 〜 2015年12月28日(月)
 - 拍手
tokotko その他2人
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
30:25
距離
41.1km
登り
2,591m
下り
2,594m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:02
休憩
0:20
合計
7:22
8:16
34
スタート地点
8:50
8:50
5
8:55
8:55
2
8:57
9:05
56
10:01
10:02
25
10:27
10:27
16
10:43
10:43
15
10:58
10:58
4
11:02
11:13
265
15:38
2日目
山行
6:26
休憩
1:53
合計
8:19
6:23
18
6:41
6:42
33
7:15
7:40
12
7:52
7:57
7
8:35
8:50
15
9:20
9:23
9
9:32
9:52
14
10:06
10:07
7
10:14
10:17
158
12:55
13:03
4
13:07
13:07
6
13:13
13:14
24
13:38
13:38
35
14:13
14:25
7
14:32
14:32
10
14:42
ゴール地点
天候 晴れ〜稜線はガス時々お陽サマ
過去天気図(気象庁) 2015年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
中の湯 バス停 
コース状況/
危険箇所等
登山口に登山ポストあり。
独標以降はさらに危険個所多数
釜トンネルを抜けて準備してここからスタート
2015年12月28日 09:22撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/28 9:22
釜トンネルを抜けて準備してここからスタート
どーん!.....前穂、吊尾根が.....
2015年12月28日 10:35撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
12/28 10:35
どーん!.....前穂、吊尾根が.....
緩やかな樹林帯を登ってまずはテントの用意。
手が寒い寒い。
2015年12月28日 14:19撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/28 14:19
緩やかな樹林帯を登ってまずはテントの用意。
手が寒い寒い。
日の出前、昨夜、思ったより雪が降って軽くラッセル。
2015年12月29日 05:42撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/29 5:42
日の出前、昨夜、思ったより雪が降って軽くラッセル。
独標直下のクライマーさん
2015年12月29日 07:19撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
12/29 7:19
独標直下のクライマーさん
西穂〜!
2015年12月29日 07:35撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
12/29 7:35
西穂〜!
ガスの合間の西穂
2015年12月29日 08:16撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
12/29 8:16
ガスの合間の西穂
越えてきた峰々
2015年12月29日 08:17撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
12/29 8:17
越えてきた峰々
ピラミッドピークにて西穂と
2015年12月29日 09:20撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6
12/29 9:20
ピラミッドピークにて西穂と
独標を登り返すクライマー
2015年12月29日 09:33撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
12/29 9:33
独標を登り返すクライマー
丸山まで
2015年12月29日 10:06撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/29 10:06
丸山まで
西穂山荘まで帰って来て〜
2015年12月29日 10:15撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
12/29 10:15
西穂山荘まで帰って来て〜
登山口に到着後......「14:20分のバスに行くぞ」
私「えっ!......」
2015年12月29日 13:08撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/29 13:08
登山口に到着後......「14:20分のバスに行くぞ」
私「えっ!......」
釜トンネルはヘッデン用意する間もなくラストスパート!!!!
2015年12月29日 14:02撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/29 14:02
釜トンネルはヘッデン用意する間もなくラストスパート!!!!

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター ネックウォーマー バラクラバ 毛帽子 着替え 予備靴ひも ザック サブザック アイゼン ピッケル ビーコン スコップ ゾンデ 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 水筒(保温性) ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ナイフ カメラ ポール シェラフ
共同装備
調味料 調理器具 テント

感想

長い釜トンネルは外の光を取り込み、いよいよ上高地へと期待も膨らむ。
初めての上高地。
雪の上高地でまったりとした散策は、いつかの夢。
今日の目的は、西穂高。
去年の残雪期に訪れて以来だが、あの時は反対側のロープウェイからだった。
今回は、下から登り、テント泊し、下山の計画だ。
はやり、私はこのスタイルが好きだ。
自分の足で、おうち担いで、ご飯担いでが・・・・体力と時間にが必要だけれど。

初めての上高地は素敵な所だ。
釜トンネルを抜けると左に焼岳が見え、カーブを曲がると正面に、ゆっくりと流れる梓川の背後で突然的に、明神、前穂がそびえ立つ。
すらっと伸びた樹林の間から、奥穂から前穂に伸びる完璧なバランスとも思える様に、うつくしい吊尾根。
焼岳から眺めたそれを更に近くで眺めて、大きさを益々感じる。
それらを横目で見ながら、上高地帝国ホテルの脇を通り(行きは行き過ぎてしまった)田代橋で梓川の向こうに渡ると、西穂高への登山口がある。
ここで、ハイキングはおわり、登山道へと行く為に水分と食べ物を口にいれる。
初めは、樹林帯を緩やかに高度を上げていく。
雪はひざしたで、トレースははっきりしていて、迷いはない。
その後の急登を越えると、尾根に出るが、風が強く、冷たい為、私はハードシェルを着こんだ。今日はよく冷えている。
尾根沿いを暫く進むと再度、樹林帯にでる。
どこを通っても行けそうなくらいには雪があるが、ツボ足の場合はトレースを追うと楽チンだ。

テント設営し、明日に備える。
陽が落ちると指先から冷えがシンシンと冷える。

朝、小雪がまだ降っている。山荘玄関の温度計は−11度。
山荘〜丸山までは薄暗いのと、昨晩の雪でトレースが無い状態なので、目印を探しながらになって少しの不安があった。
初めの登りを越えるとなだらかいなり、テープも確認できる積雪と明るさになった。
が、丸山の道標からの尾根間違いに注意が必要だ。
暗い時は山頂が確認しづらいので、風はかなりつよめの吹いている。
時折、身体のバランスがくずれてしまうほどだ。
予報では14m/sくらいの風だが、体感はもっと強かったと感じる。
丸山〜独標までは比較的安全に進める。
独標手前で、上高地側に風を避け一息入れる。
温かい飲み物とおしるこサンドをバリバリ食べ、身体を温める。
食べ物を口にすると、体温は幾分か上昇するように感じる。
暖かな所から強風吹き荒れる所に跳び出すのは勇気がいると思いつつ、仲間の後に続く。
前回のイメージではかなり切り立ったイメージだったが随分と緩やかな所と感じた。
自分の記憶とはあてにならないなぁと反省。
このころには太陽はあがっている様だが、雲の中・・・太陽が恋しいと思うばかり。
独標以降は岩が露出していることが多く、アイゼンの引っ掛けには注意が必要だ。
ここから、山頂までは十数個のピークを越えていかないといけない。
なるべく、風に当たらぬルート取り、岩の弱点を選んで安全なルート選択の必要がある。

こんな状況下、遅い選択や間違いは体力の消耗が激しいので間違えない事を、することは重要な事で、その為には何より経験を積む事は欠かせない。

ここからは晴れていればずーっと山頂がよく見えるのだけど、あいにく、強風にながされたガスが切れたり、切れなかったり・・・。
でも、切れ間から朝陽に照らされ山頂の硬派な岩稜はこのくらい厳しめの天候の方が雰囲気がでるなぁと感じてしまう。(これ以上だと身体が無理)

この間の大小のピークを乗り越えていくあたりはとても登り甲斐のあるルートと思う。
ピークについた時感じたことは・・・・寒い。

私には寒すぎた・・・・・でも、それは、色々な寒さ対策が出来ていない証拠かも。
色々な事を楽しむには、余裕がないと楽しめない。
今回は、寒さが自分にとっていっぱいいっぱいの要素だったと思う。
でも、今の自分にとっていっぱいいっぱいの経験が出来た事はとても貴重な経験が出来たと思う。
ひとりでは途中で戻っていただろう。
ひとりではやり遂げようという思いも湧かなかったろう。
余裕のある人、すなわち、より厳しい事を経験した人のその時間はとても重要ななににも代えがたいものであるとつくづく感じた。
ただ、死と引き換えにしなければならない経験はしちゃいけないけれど・・・。


今日も迎え入れてくれた西穂高に感謝!!
(穏やかではなかったが、時折みせる表情はすばらしかった・・・・)
貴重な体験を共に過ごしてくれて、余裕を与えてくれた仲間に感謝!!

下山時、バスの発射時刻に間に合うよう真っ暗な釜トンネルを、ヘッドランプなしで、最後の力を振り絞り、残り数分と迫ったシーンはとても緊迫していた・・・・。
自分のせいで一時間の待ちぼうけをさせるのはねぇ・・・いやだもんねぇ。

今回、目だし帽とゴーグルとフードだったが、頬と鼻に少し凍傷にしてしまった。
幸い、すぐに回復したが、ゴーグルと目だし帽のすき間に風が入ったと思われる。

今日も、無事山行出来た事に感謝!!!

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