ウトウの頭・長沢背稜・雲取山・石尾根
- GPS
- 33:23
- 距離
- 35.7km
- 登り
- 2,668m
- 下り
- 2,947m
コースタイム
東日原6:55 - 一石山神社7:20 - 支稜の尾根上7:50 - 一石山(合流点)8:10(4851歩)8:20 - ミズナラの巨木8:40 - 金袋山9:15(8874歩)9:20 - 篶坂の丸9:45(10553歩)9:50 - ウトウの頭10:25(12908歩)10:35 - 大京のクビレ11:10 - 縦走路11:45(15992歩)12:30 - 水松山13:05(18687歩)13:10 - 長沢山13:50(21062歩)14:00 - ヤケトの頭(?)14:45(23298歩)14:50 - 縦走路合流(芋ノ木ドッケ)15:40(25833歩)15:50 - 巻き道合流16:15 - 大ダワ16:35,16:50 - 雲取山荘17:10(31323歩、泊)
20日
雲取山荘6:00 - 雲取山頂6:30(1562歩) - 避難小屋6:50 - 奥多摩小屋7:25 - ブナ坂7:50 - 七ツ石山8:05(8742歩)8:15 - 鴨沢分岐8:27 - 千本ツツジ(?)8:45 - 高丸山9:15(13483歩)9:25 - 日陰名栗峰9:50(15706歩)9:55 - 鷹ノ巣避難小屋10:25(18186歩)10:30 - 鷹ノ巣山10:55(20170歩)11:10 - 倉戸山分岐11:32 - 城山付近12:00(24402歩)12:05 - 巻き道に合流12:25 - 六ッ石山分岐12:50 - 六ッ石山頂12:55(28341歩)13:05 - 三ノ木戸下山道分岐 13:50 - 三ノ木戸山分岐13:55 - 三ノ木戸山頂14:05(33414歩)14:15 - 814mピーク付近15:00(39030歩)15:10 - 稲荷神社15:35 - 車道15:47 - 羽黒三田神社16:05 - 奥多摩駅16:28(45504歩)
天候 | 19日午前は晴れ、それ以外曇り。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
奥多摩駅16:30発 |
コース状況/ 危険箇所等 |
トイレ 東日原BS、雲取山荘、頂上避難小屋、鷹ノ巣避難小屋、奥多摩駅。奥多摩小屋にもあると思いますが、未確認。 雨宿り可能箇所 東日原BS、一石山神社社務所(下に店有り。店の方が良いでしょう)、雲取山荘、頂上避難小屋、奥多摩小屋、(七ツ石降りて七ツ石小屋)、鷹ノ巣避難小屋、三ノ木戸山頂付近(写真参照)、羽黒三田神社、奥多摩駅。 ・一石山神社->一石山 神社社務所の横を登る。急登です。所々石段の痕跡(?)がありますので、それを外さないように登る。一石山まで、踏み跡はあるものの、良い道ではありません。 ・一石山->篶坂の丸 広い尾根を緩やかに登る感じの道になります。指導標などはナシ。それぞれの山頂にはプレートがあり、現在地確認&進行状況把握は容易です。ミズナラの巨木は広い窪地の森林の中にあり、とっても良い雰囲気です。 ・篶坂の丸->ウトウの頭 2万5千図の1443mのピークまでは今までの道と同じ。そこから標高差100m程急坂を登りユルユル行けばウトウの頭に着きます。 ・ウトウの頭->大京のクビレ(最低鞍部) いきなり急激な下り。でここか肝心ですが、最後、左側に岩場を避ける巻き道を行くのが正しいルートだそうです。岩に書かれた赤の×を見たら手前の左に行く道を探しましょう。事前にこの情報は得て、頭にあったのですが、ここだったか確証が持てず、左にルートらしきものも見えなかったので、真っ直ぐ行って岩場の上に行っちゃいました。そこからやや右手を強引に行きましたが、落ちたら痛そうどころではありません。とってもデンジャラスで、怖い思いをしました。左に巻く道を探して行くべきです。10分は岩場でウダウダしてました。 ・大京のクビレ->縦走路 直ぐに左手からモノレールが上がって来ます。ウザイという方もいらっしゃいますが、まぁこの横を行けば稜線に導いてくれると思えば気楽。デンジャラスな思いをした後なので、そう思いました。モノレール終点から7分程で縦走路にでます。ちなみに縦走路にはロープが張ってあり「これは登山道ではありません」って書いてありました。縦走路で休んでた人に「一体どこから登ってきたの?」って聞かれました。 ・水松山まで。 途中にヘリポート有り。水松山は縦走路を外れた所にありますが、分岐は判ると思います。危険箇所ナシ。 ・水松山->長沢山 水松山から、長沢山方面に縦走路に戻ると、天祖山の分岐は越してしまうようです。昭文社地図では、水松山->長沢山1時間と逆より20分も長いコースタイムになってますが、理由はわかりません。両山頂の標高差は40mも無く、そんな急な登りもありません。 ・長沢山->ヤケトノ頭 桂谷ノ頭を過ぎて、木の根は勘弁してくれー。って位、木の根っこだらけの所があります。ビブラムは木は滑るんだ! 桂谷ノ頭は多分標識があった所で、現在地は書いてなかったと思います。ヤケトの頭も標識は見つけられませんでした。地形と時間からの推定です。 ・ヤケトノ頭->芋ノ木ドッケ ユルユルとした登り。急登ナシでコンスタントに登る感じ。途中倒木だらけの所有り。なんで?酸性雨?強風の通り道?鹿に会う。 ・芋ノ木ドッケ->山荘 雲取->三峰の芋ノ木ドッケの巻き道までは、それなりの道。で、巻き道に合流すると一気に道が良くなります。大ダワからは男坂を行きました。 ・山荘->雲取山頂 途中から鎌仙人レリーフ経由の道を行っても、余り変わりないと思います。 ・雲取山頂->七ツ石山 特に問題なし。人が多いのが難点でしょうか? ・七ツ石山->鷹ノ巣山避難小屋 巻き道はとらず、稜線上を忠実に行きました。高丸山の手前で、巻き道と稜線上の道が近接するところが有り、相互に行き来出来ます。高丸山にしろ、日陰名栗山にしろ、キュッと登ってキュッと下ります。結構なアルバイト(標高差80m以上)なので、巻いた方が楽なのは間違いないし、時間もかからないでしょう。防火帯を行くので、晴れていれば頭のお皿が乾いてへこたれちゃうの間違いなし。この意味でも樹林の中を行く巻き道が有利。ガスってて助かりました。 ・鷹ノ巣山避難小屋->六ッ石山 ここも稜線上を忠実に行きましたが、巻き道の方が良い道だと思います。皆さん巻き道の方を行くようで、稜線上の道は静かなもの。城山の先で、急な下りがあります。六ッ石山手前の最低鞍部でサルを見かける。 ・六ッ石山->三ノ木戸山 1452mピークの先の下りでめげてました。もう3万歩でカラータイマー点滅。せっかく来たのだからと三ノ木戸山の山頂に行くことに。分岐にはその様な表記はありませんが、縦走路が南側斜面から北側斜面に行くところなので、判ると思います。山頂はただっ広い尾根で、どこが山頂だか判然としません。地図には御前山がよく見えるような記載がありますが、南面の植林が結構成長しているのであまり見えないと思います。藪もナシ。山頂の先、縦走路に降りる道があったようですが、気がつきませんでした。尚、「雨宿り可」の所は写真を見てください。山頂手前左側にあります。 ・三ノ木戸山->奥多摩駅 もう下り飽きたー、足痛いー、もう電車乗りたいー、帰りたいー。って力一杯だれまくってました。なので、下り道だった記憶しかないです(^_^;。途中、表土が流れて、道が溝になり、赤土(関東ローム層?)が露出している所があります。まぁよく滑ること。車道に出たところでまだ標高600m。羽黒三田神社で480m。奥多摩駅は350m。奥多摩駅着16:28位。16:30の青梅行きに飛び乗る。 ・雲取山荘 部屋は6畳位。そこに4名で、一人布団一枚。昔の北アルプスの布団一枚に2.5名の時代を知る者としては夢のよう。ゆっくり寝れました。 トイレはとても綺麗でした。男性大は二個室。朝、待ちが入るのは仕方なし。女性も二個室のようです。多分、小屋に泊まらない人も使えると思いますが、募金箱に小銭を入れるのがエチケットでしょう。ちなみに当然(?)和式・水洗です。 水場は山荘前、雲取山側にあります。小屋に泊まらない人も自由に汲めると思います。 食事は、山小屋の食事です。ご飯はお代わり自由なそうな。晚飯はポテトサラダ等、野菜が出たのが嬉しかったです。もちろん、多量というわけには行きませんが....。残している人がいうのが信じられなぁ〜〜い。だったら俺にくれ!。缶詰のおかずを一品持って行った方が良いかもしれません。朝ご飯は、卵や納豆、ふりかけ、海苔等、ご飯にあわせるものが一杯。一膳では全部入れると大変。 天場の人も食事は頼めるようで、テントの人が食事に来てました。 |
写真
感想
今回は三連休を利用して、雲取山荘泊まりで、日帰りではとても行けない長沢背稜西部にトライしてみました。「多摩川分水嶺を行く」の一環です。
酉谷山からでは遠すぎるかな?と思ったし、延々小川谷林道を行くのも嫌なので、前から注目していたタワ尾根にチャレンジしてみました。標識等整備されていない感がありますが、一部を除き、基本的に登り易い尾根では?と思います。標識など整備されれば、点線の難路扱いしなくても良いのでは?と思います。
が、ウトウの頭-大京のクビレ間は要注意。岩場の巻き方を間違えて、怖い思いをしました。
今回、山荘着が17:40着と日没直前の予定だったので、タワ尾根の頭を省略してしまったのが残念です。実際は日没の30分前に着いたので、行ける余裕はあったのにぃ。いずれチャンスがあれば再訪してみたいです。
長沢背稜は人通りの少ない、静かな道。木の根にやられた以外は、歩きやすかったと思います。短距離ながら木の根は参った!鹿もガスの中で会ったので、一瞬ビビリました。スワ熊か猪か?鹿と判って写真パチリ。増えすぎて、木の皮を食べ尽くす有害獣指定となり、駆除中だそうな。
所々、木が大量に倒れていたのが気になりました。部分的に全滅に近く倒れてます。何でなんでしょ?
二日目は鴨沢に降りればいいやと思っていたのですが、七ッ石山頂で「まだ早いよなー」、鷹ノ巣山頂で「稲村岩は急坂だし、峰谷はバスの時間がなぁ」、六ッ石山頂で「ここまで来たら、奥多摩まで行っても一緒だしぃ」とついつい、石尾根全部行っちゃいました。最後は4万歩突破。完全にカラータイマー点滅してました。
結構な皆さんが、三峰方面より登り、鴨沢に降りたようです。山荘で同室だった、三条の湯から上がって来た人とは、結局石尾根を似たようなペースで進むことに。めぼしい山頂の都度、「やぁ!」「また会ったね!」「降りるの止めたの?」「いやぁ取り敢えずもうちょっと」「取り敢えずで奥多摩駅まで行ったりして」.....。慧眼です。その通り。どこのどなたか、お互い名乗りませんでしたが、またどこかでお会いしたいです。
一日目、前半は晴れ、後半からガス、翌日は終日ガス。アチチが苦手な私としては、かなり助かったのですが、展望まるでナシ。雲取山、鷹ノ巣山など展望のよい山でガスで何も見えずが残念。雲取周辺で木にコケがびっしりだったのは、このガスのおかげなのかも知れないなぁと思いました。
三ノ木戸山から、ツルツル滑る赤土の溝の中の道を下ってるとき、後から鳴り物の音がうるさいのが近付いてくる。五月蠅いなぁと思って振り返るとなんと自転車。結構な段も有る道を、走ってんだか滑ってんだか。元気に下って行きました。
先々週の川乗山より、気温がだいぶ低くなり、いよいよ秋の気配がしました。秋山シーズンですね。
a_tomさん こんにちは
地図の繋がりを毎回確認させていただいております 笑
いよいよ雲取山も繋がったのですね・・・
さらなる道の繋がりを楽しみにしております
(すみません・・・勝手に私の楽しみにしています・・・)
ヤマレコでは未登攀の山はまだ行かれないのでしょうか?
それとも私が見逃しているのでしょうか・・・
to4さん、お久しぶりです。
多摩川の分水嶺の内側、行ってないところは無い!って位まで色々なルートを登って見ようと思ってます。地元の川ですからね。「おまいらの降ったところは全部知っとるから、言うてみい!」って、近所の水面に言えるようになろう!が目標です。何年先になるかは判りませんが....。
次は大菩薩嶺の予定。分水嶺の西地区は始めてなので、まずは一般ルートから。取り敢えずは飛び地になるけれど、おいおい繋いでいくつもり。なのでまだまだ頑張って広げてる最中です。
ヤマレコでは未登攀の山はこの前登られてしまいました。コースも私の狙っていたのと同じ、日の出山北稜-日の出山-勝峰山です。勝峰山の記録が見あたらなかったので、狙っていたのですが、低い山なので冬に取っておこうと思ってたら、登られてしまいました。まぁ、別の所を捜します。
青梅警察の山岳救助隊、「今副隊長の山岳救助日誌」って本を、なぜだか雲取山荘で買って、読みました。青梅警察、五日市警察のHPを見ると、私も行っている範囲で死亡事故が起こっているんですね。それも1000mにも満たない一般登山道で。単独ばっかりの登山なのでもうすこし慎重に行動しようと思った次第。ウトウの頭の先の岩場も落ちたら只じゃ済まない所でした。強引突破はチトやり過ぎ。少し慣れてきたので、奢りが出てきたかも知れません。to4さんも気をつけて安全登山で登ってください。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する