甲州アルプス縦走（初狩駅⇒湯ノ沢峠小屋⇒大菩薩峠⇒小菅の湯）

2025年04月26日(土) 〜 2025年04月27日(日)

• GPS: 14:24
• 距離: 41.7km
• 登り: 3,294m
• 下り: 3,021m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:51
• 休憩: 0:30
• 合計: 6:21

距離 17.5km 登り 1,988m 下り 804m

7:12 初狩駅
7:36 藤沢子神社
7:42 滝子山分岐
8:32 8:35 最終水場
8:57 9:01 フタマタ沢ノ頭
9:08 北方川西尾根分岐
9:31 桧平
9:39 9:41 男坂
9:43 9:44 女坂
9:56 9:57 男坂・女坂分岐
10:13 10:17 滝子山・三角点峰
10:21 10:22 滝子山
10:26 滝子山・三角点峰
10:40 10:42 滝子山・笹子駅分岐
10:48 10:49 アモウ沢乗越
11:33 11:34 大谷ヶ丸
11:46 11:48 米背負峠
12:04 天下石
12:42 12:45 ハマイバ丸
13:06 13:11 大蔵高丸
13:30 湯の沢峠のお花畑
13:33 湯ノ沢峠

2日目

• 山行: 7:21
• 休憩: 0:43
• 合計: 8:04

距離 24.2km 登り 1,305m 下り 2,217m

5:11 湯ノ沢峠
5:48 5:54 白谷ノ丸
5:56 5:57 黒岳の広葉樹林
6:10 6:12 黒岳
6:32 川胡桃沢ノ頭
6:43 賽ノ河原
7:04 7:09 牛奥ノ雁ヶ腹摺山
7:36 7:40 小金沢山
8:06 狼平
8:21 天狗棚山
8:26 8:31 石丸峠
8:42 熊沢山
8:59 大菩薩峠
9:12 9:13 熊沢山
9:18 石丸峠
9:31 米代
9:43 玉蝶山
9:57 牛ノ寝通りと巡視道の合流点
10:10 10:12 榧ノ尾山
10:21 榧ノ尾
10:44 牛ノ寝標柱
11:06 11:09 狩場山
11:16 ショナメ
11:26 11:27 大ダワ
11:45 11:46 大マテイ山
11:56 11:57 大ダワ
12:12 12:14 山沢入りのコル
12:21 12:23 山沢のヌタ入り
12:36 12:38 山沢川の木橋
13:09 13:14 小菅の湯
13:15 ゴール地点

天候

1日目：曇り（夕方から雨）／2日目：晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き：JR初狩駅
帰り：バス（小菅の湯→奥多摩駅）、JR奥多摩駅
※奥多摩駅行き「小菅の湯」発着のバスは土日祝日のみ運行で一日2本のみ（最終15:25）のため利用の際は念のため事前に便の確認を。他、上野原駅行きも同様でこちらの最終便は16:28（4/27現在）。バス利用の際はご注意ください。

尚、当初は「小菅の湯⇒初狩駅」を考えていたものの、公共交通機関を使っての「小菅の湯」への移動は到着時間がどうしても昼近くになってしまうためルートを逆転するはめに。去年のこの時期は「小菅の湯」へ早い時間に到着する便があったようなのだが、ダイヤ改正による減便で消滅した模様。地方衰退の影響が自分たちにとっても無縁ではないことの一例か。

コース状況／危険箇所等

部分部分で踏み跡が薄くルートに迷う場所が割とあった（自分史上比）。堆積した枯れ葉で踏み跡がわかりづらい、踏み跡が薄いから同じところを歩かず益々踏み跡が薄くなっている、そもそも百名山のような人がいっぱいな道ではない。色々と理由はあるのだろうが、他のエリアと比べGPSの確認回数が多い山行だった。
とはいえ、ベテランにはきっと足跡が見えてるだろうなとも思うレベルなので、自分のレベルも低いことを承知の上であえて書くと、初心者だったり脱初心者したばかりの方は注意レベルを1段ではなく2段階ほど引き上げて通った方がいいと感じた。

その他周辺情報

下山先の「小菅の湯」。ラジウム泉。大人800円。
凄い楽しみにしていた小菅の湯だったが、今回、膝の調子が今一つ思わしくなかったため、バブル浴槽に少し浸かった後はずっとシャワーで膝とアキレス腱を冷やしていたため思うように入浴できなかった。残念。

写真

4/26 7:11

スタート駅。この駅での下車は自分の他2パーティほど。

4/26 7:33

4/26 7:40

藤の花があちこちに。この時期は藤がキレイ。

4/26 7:41

さあいこうか。

4/26 7:42

4/26 7:43

このあたりはみっしりと藤の花。

4/26 7:55

執拗な巻き付き方に思わず写真撮影。幹の上の方は跡がついちゃっている。

4/26 7:59

水の流れを越える場所が何ヶ所か。

4/26 8:07

4/26 8:18

見たことのない植物。

4/26 8:32

最後の水場。

4/26 8:33

その姿、まるでツンデツンデ。

4/26 9:00

このあたりからアカヤシオが散見し始める。

4/26 9:33

檜平到着。ここの桜は見事。今年は丁度開花シーズンに子供の卒業式参加で北海道へ行っていてあまり楽しめなかったのだが、ひっそりと山中に咲く満開の桜でようやく今年の桜を堪能。

4/26 9:33

いやはや、本当に美しい。人の目にほとんど触れないこんな山奥に咲かせておくには実に惜しい開花っぷり。

4/26 9:34

4/26 9:34

4/26 10:21

4/26 10:21

滝子山到着。急登はないのだが、とはいえ地味に登り一辺倒で結構しんどかった。

4/26 10:22

うーん天気ぃ…。山頂でお話した方曰く、本来は眼前に富士山がドーンだそうな。残念。

4/26 10:54

自分の知っている秩父とはまるで別な景色。

4/26 10:58

4/26 11:01

4/26 11:34

4/26 11:47

4/26 12:05

天下石。

4/26 12:06

山奥とは思えぬ実に爽快感のある風景。

4/26 12:10

4/26 12:15

4/26 12:42

4/26 12:47

4/26 12:49

4/26 13:08

4/26 13:26

4/26 13:28

4/26 13:29

ここまで来れば湯の沢峠避難小屋はすぐそこ。

4/26 13:31

4/26 14:01

4/27 5:11

4/27 5:16

4/27 5:31

昨日とは打って変わって富士が望める素晴らしい眺望。青空サイコー。

4/27 5:39

4/27 5:46

4/27 5:51

4/27 5:54

4/27 6:10

4/27 6:33

4/27 6:42

4/27 6:57

4/27 7:07

日本一長い名前の「牛奥ノ雁ヶ腹摺山」（うしおくのがんがはらすりやま）だそうな。旧500円札のデザインとなったのは別ルートにある「雁ヶ腹摺山」。そちらもそのうち行ってみたい。

4/27 7:08

4/27 7:10

4/27 7:26

4/27 7:26

4/27 7:38

4/27 8:04

4/27 8:14

4/27 8:17

4/27 9:24

4/27 10:10

4/27 10:21

4/27 10:22

4/27 10:25

4/27 10:43

4/27 10:55

4/27 11:07

4/27 11:25

4/27 11:42

4/27 11:53

4/27 11:54

たぶんアカヤシオ。

4/27 11:55

馬酔木。

4/27 11:59

4/27 12:10

4/27 12:11

4/27 12:12

コル分岐。気づかずに直進してしまったという書き込みがあったため、かなり注意深く歩いていたので間違わずに済んだが確かに直進してしまうのも頷ける。

4/27 12:12

コルから山沢川方面の登山道を一枚。正直、ここ破線ルートでは？と訝しむほど歩きづらい道だった。慎重な通行を。

4/27 12:36

トチの巨樹コース分岐（経由地）から小菅までの間はこのような木の橋を何ヶ所か通る。またワサビの棚田らしきものも多く見かけた。

4/27 12:56

時代劇の悪徳商人と悪代官との間でやり取りされるヤマブキさん。

4/27 13:05

コースアウト箇所。
暫く舗装道路が続いたため無心に道路を進んでしまったが、小菅の湯はここを右折。右側石垣上にある看板には案内が記載されているが、こちら側は裏にあたるようでさすがに気づかなかった。

4/27 13:05

石垣上にある看板を逆側からみた案内。

4/27 13:08

自宅近所じゃもうどの品種の桜も見られなくなったがここではまだ見ることができた。山間の村の遅い春。

4/27 15:03

こどもの日が近いため鯉のぼりが風にはためいていた。

撮影機器：

moto g52j 5G motorola

装備

備考

去年のGWで痛い目にあったので、反省の意味も込めて念のためゲイターとチェンスパを持って行ったが全く必要がなかった。

感想

isaoclub

今年のGWは甲州アルプス縦走。
初狩駅から滝子山経由で湯ノ沢峠へ。翌日は日本一長い名前の牛奥ノ雁ヶ腹摺山を経て大菩薩峠に寄り、自分の中では今回の山行の核心部、牛ノ寝通りへ。ココ、ヤマレコで調べると通行量があまり多くなさそうで、ぷーさんとばったりは嫌だなぁなどと超警戒してた。まあ結果的に遭遇しなかったけど。ホントよかった！

で、今回の縦走だが、これまでに歩いた地図上の線を一筆に繋げるのにはまっていて、以前歩いた大菩薩峠を奥多摩の線につなげるための前段階。後日、小菅の湯から三頭山あたりにつないで一筆にする予定。

という目的はあったりしたものの、純粋に歩いてみて楽しいコースだった。富士の景色はもとより、森歩きではなく枯れ草原歩きが多かったのも○。奥秩父にありがちな森の鬱蒼感をここではあまり感じず、景色を充分に楽しめて非常に素晴らしい。最近の体重増が気になって、なぜかやってしまった登山2日前の全力スクワットの筋肉痛で驚くほど足が前に進まず正直涙目だったのだが、この景色には癒された。今回は方向が違うので行けなかった、旧500円札の裏のデザイン「雁ヶ腹摺山から望む富士山」もこの目で見てみたいので、そのうちまた湯ノ沢から雁ヶ腹摺山、岩殿山へ抜ける縦走にも挑戦してみたい。

それと湯ノ沢でお水を頂いたお姉さんに改めてお礼を。おかげさまで2日目も水分に余裕があり助かりました。針ノ木岳無事登頂できますように！

追記
滝子山の手前、檜平のサクラは今が最盛期、見事なまでに超見頃。めちゃくちゃオススメ。