里見八犬伝めぐり~上野國編・其の弐(里見城跡探訪ノ巻)

- GPS
- 02:29
- 距離
- 6.6km
- 登り
- 135m
- 下り
- 135m
コースタイム
- 山行
- 1:56
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 2:29
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(「買い物ついで」の散歩中に駐車場をお借りしました) |
コース状況/ 危険箇所等 |
一般道の町歩きですので危険な個所はありません。 ただし、里見城跡への入り口(取付き)は非常に分かりにくく、畑の中の畦道や少々の薮もありますのでご注意ください。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
飲料
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
携帯
時計
カメラ
|
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感想
南総里見八犬伝ゆかりの地めぐりウサトレも、安房国を飛び出して、坂東(関東)一円にその守備範囲(攻略範囲)を拡大中のウサクマです。
妙義山は、群馬県の下仁田町・富岡市・安中市の境界に位置する日本三大奇景の一つとされる山で、もともと関東ふれあいの道でも中之嶽神社と妙義神社を結ぶ中間道(お中道)がコースに含まれていることもあって、ウサトレで行ってみたいお山でした。ただ、山麓の起点までのバス本数が少なく、横浜から日帰りでは・・・で、なかなか具体化していませんでした。
そこに来て昨今の里見八犬伝めぐりウサトレがマイブームとなって、愛車うさぎ号のウサトレ参戦により、がぜん今年のGW目玉企画として妙義山石門めぐりが浮上!
里見八犬伝で、妙義山に立ち寄る四犬士は妙義山周辺を観光するのですが、馬琴先生の妙義神社や妙義山の描写がすごく熱がこもっていたので、ウサさんはものすご~く妙義山に行きたくなってしまいました~
その場面とは・・・
信乃、荘助、現八、小文吾の四犬士は、荒芽山に向かうが、急ぐ旅ではないので、名所を訪ねた。妙義神社に参拝し妙義山を登り降りして、隈なく遊観した。中嶽(なかのたけ)の辺にある茶店で、遠眼鏡を覗いた荘助は道節の姿を発見する。早速四犬士は道節のいた場所へと向かった。
今回の妙義山ウサトレはGW企画なので2泊3日で計画。
まずは1日目に、表妙義 妙義山の東にある妙義神社を聖地巡礼後、里見城跡を探す。
そして翌日に、表妙義西側の石門めぐりと、中之嶽神社に聖地巡礼。
という計画です。
ですので、1日目の妙義神社参拝と里見城跡探しです。
妙義神社の参拝もさきほど無事に済ませて、うさぎ号は高崎市に移動しました。
高崎市里見地区。群馬県 榛名山南麓に今も残る「里見」という地名は、全国に広がる里見氏のルーツです。平安時代の終わりから鎌倉時代の初めごろで「里見八犬伝」の安房里見氏の先祖たちは、長い間この里見郷を拠点にしていました。
今もなお残る「里見氏」ゆかりの史跡を、少しの時間ですが巡礼してみました。
まず、中里見にある光明寺。こちらは鎌倉時代の里見氏の菩提寺。「里見山」と彫られた寺標に、早くも胸熱なウサさん。やっぱりこの土地から、里見氏は始まったんだなぁ…なんてしみじみ。里見氏の塋域に手を合わせ、里見城跡に向かって歩き出しました。
中里見町の山合の道を、里見城跡のある下里見町に向かって歩きながら、見上げると、人があんまり入ってなさそうな薮山。この辺りに、里見城の出城だった「雉郷城跡」があるらしいのですが、取り付きもわかりませんし、ネット情報だと結構薮らしい。今回は時間も限られているし、装備も町歩きモードなので、パスしま~す。
梨園が続く道を歩くと、白い梨の花がまだ残っていて、とてもキレイです。秋になると「里見梨」が収穫されるのかな? 食べてみたいなぁ~
浅間神社も通り過ぎしばらく歩くと、謎の案内表示が。よくみると「里見城跡」って書いてある!? 案内板からしばらく歩くと、左側の畑の向こうにこんもりと薮山。くま的には、たぶん里見城跡はこのあたりだと思うけど、入り口がわからないのでそのまま素通りしたら、城山稲荷神社に到着してしまいました~
稲荷神社らしく、多くの鳥居が奉納され、本殿前には可愛い狐様が並んでいますので、こちらはしっかりとお詣りします。・・・が、あれ? 里見城跡入り口は下から入るのかな? と周囲をウロウロ。稲荷神社から、里見の街が見下ろせました。里見氏のご先祖様も、里見城からこんな風景を見てたのかな~などと思いを馳せますが、城山稲荷神社からの、赤い鳥居が連なる参道を降り、下から里見城跡へ上る階段? 登城口?がないかと探してみても、やっぱり見つからない。
やっぱり城山稲荷神社の手前あたりからとりつくのかな? なんてまた坂を登って戻ってみたら、来るときに怪しいと思ったまさにピンポイントの畦の草むらの中に、かつて案内表示が掛けてあったと思われる、朽ちた棒が倒れているのを発見!
その棒あたりの向かい側の薮を、ガサガサと抜けてみたら・・・薮が開けて、山の上に平らな場所がぁ! ついに里見城跡にたどり着きました♪ なんか秘密の場所を見つけたみたいで、感動も倍増です。
里見八犬伝は、結城の戦いに敗れた里見義実が、結城城の落城に際して死を決意した父 里見季基と別れて、安房へ落ち延びる場面からはじまります。
では、安房に落ち延びる里見義実は、それまでどこを拠点にしていたのか。そう、それが、ここ上野国里見郷なのです。
安房里見氏のルーツ、そして里見八犬伝のはじまりのさらに前哨、里見八犬伝ゼロともいうべき上野国 里見のふるさとめぐりは、探検チックで、とても興味深かったです。
さて、明日はいよいよ妙義山の名勝石門めぐりです。
【里見八犬伝めぐり~上野國編 ウサトレ一覧】
其の壱 妙義神社参拝ノ巻 (2025年4月27日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8069386.html
★其の弐 里見城跡探訪ノ巻 (2025年4月27日)
其の参 妙義山名勝石門群巡礼ノ巻 (2025年4月28日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8076359.html
【里見八犬伝めぐり~武蔵國編 ウサトレ一覧】
其の壱 べらぼう石浜對牛楼ノ巻 (2025年3月23日)
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其の弐 本郷円塚山忍岡ノ巻 (2025年4月19日)
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【里見八犬伝めぐり~下総國編 ウサトレ一覧】
其の壱 滸我芳流閣ノ巻 (2025年3月1日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7860751.html
其の弐 伏姫桜国府台合戦ノ巻 (2025年3月30日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7961733.html
其の参 結城合戦ノ巻 (2025年4月12日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8007467.html
【里見八犬伝めぐり~安房國編 ウサトレ一覧】
其の壱 滝田城跡犬掛ノ巻 (2024年1月5日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6345679.html
其の弐 館山城跡ノ巻(2024年1月6日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6345679.html
其の参 稲村城跡ノ巻(2025年1月24日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7728723.html
其の肆 白浜城跡野島崎ノ巻(2025年1月24日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7729642.html
其の伍 洲崎ノ巻(2025年1月25日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7732181.html
其の陸 宮本城跡ノ巻(2025年1月25日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7734962.html
其の漆 伏姫籠穴富山ノ巻(2025年2月21日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7824011.html
其の弐の補(館山城救援第二章再ノ巻)(2025年2月22日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7828798.htm
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