記録ID: 8099165
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積雪期ピークハント/縦走
剱・立山
剱岳北方稜線(僧ヶ岳ー毛勝山ー剣岳)
2025年04月27日(日) 〜
2025年05月01日(木)


- GPS
- --:--
- 距離
- 35.7km
- 登り
- 4,960m
- 下り
- 4,557m
コースタイム
剱岳北方稜線
行動4日停滞1日
4/27快晴
宇奈月温泉(8:00)登山口(9:00)僧ヶ岳(13:40)・1754(15:00)=C1
宇奈月温泉スキー場から入山。途中で猿の集団に遭遇した。登山道からはひたすら一本調子の尾根をゆく。すれ違った玄人登山者曰くウドの頭までは雪繋がってそうとのこと。僧ヶ岳ピークは渋くていい感じだった。・1754でC1。シングルブーツのソールが終わりかけていることに気づいてしまうが、アイゼン履いていれば大丈夫そうなので続行。メルカリで買うやつはえげつない壊れ方をすることが多い気がする。
4/28高曇り
C1(1:40)駒ヶ岳(2:40)滝倉山(7:30)ウドの頭(11:30)平杭乗越(12:30)=C2
頑張って早出した。駒ヶ岳までは夏道が出ている箇所が多い。駒ヶ岳から・1753までは不安定な雪と藪とを交互に繋いでゆく。藪漕ぎグレードは高め。雪もクレバスチックで面倒くさく、深夜からの藪漕ぎに意味不明感を感じて発狂しかける。ようやく朝が来て調子が上がってきたものの、滝倉山あたりから降雪し始めたため一時停止。これは思ったより早く崩れるか、と思ったがすぐに回復しだした。仮眠しながら様子を見るが、普通に天気持ちそうなので出ることにする。なんだかんだ1hくらい寝てた。ウドの頭の手前ポコの下りは立木を使って25m懸垂1p。今回は雪が繋がっていたため、そのまま雪壁を繋いで登り返す。めんどい感じにならんくて良かった。ウドの頭は右からネグって尾根に合流。平杭乗越にてC2。それにしても毎日あちいなぁ。
4/29 雨のち雪
停滞 C2=C3
深夜2時過ぎから猛烈な降雨。雷が近くでドカドカ落ちている。くわばらくわばら。慌てて登攀具をビニール袋に詰め込んでテントの外にぶん投げる。夜明けごろには雪に変わり5-10cmほど積る。昼前に回復の兆しを見せたため、準備して出てみるも風も強いしやっぱダメそう。大人しく停滞を決め込む。ダウンロードしてあったエヴァの序破2本見てなんだかんだ充実したレスト日。なぜかQはダウンロードしてなかった。
4/30 快晴
C3(5:30)毛勝山(7:30)猫又山(9:30)ブナクラ乗越(10:00)赤谷山(13:00)=C4
朝起きると3月チックな空気になっていて気分が上がる。毛勝山の登りの天国への階段は確かに傾斜強い。ピパイロ分岐の刑務所の壁を思い出す。ひたすらダブルアックスで高度を上げていき毛勝山へ。ここから猫又山まではサクサク進んで気持ちがいい。ブナクラ乗越への下りは急でバックステップを交えながら下る。最後は岩稜チックになるので右側のルンゼから下りて合流。赤谷山を超えたすぐの岩付近でC4。剱岳が見渡せる良いテンバだ。
5/1快晴
C4(5:20)赤ハゲ(6:20)池平山(9:00)三の窓(12:00)剱岳(13:50)早月小屋(15:15)馬場島(17:15)
今日も快晴。できたら今日中に下山を目標にする。白萩山あたりから先行者のトレースが明瞭になる。白ハゲから大窓への下りは雪壁をクライムダウンで通過。大窓への頭への登りは夏道を使いながら行くが所々藪漕ぎでしんどいかった。池平山までも思ったより遠い。小窓への下りも急だがこちらもクライムダウンで行けた。・2650へのしんどい登りを経て、三の窓への下りで50m懸垂1p分。ここでついに小窓尾根からの先行pに遭遇。池ノ谷ガリーの途中で先を譲ってもらいあとはひたすら剱岳ピークを目指す。剱岳直下の登りが堪えるが、特に何もなくピークまで。この時期にほとんど人に会わずに稜線を歩けたことに非常に満足。早月尾根のいつもの懸垂箇所は今回はクライムダウンで行けた。脳死とは行かないまでも、スタコラ下って馬場島山荘まで。1月と比べると大層早くて感動した。それでもやっぱり長いけど。馬場島山荘は今日からオープン。山荘前で装備をしまっていると、剱岳を眺めていた宿泊者の方からビールをごっつあんして頂いた!話を伺うとAACH出身の元山岳警備隊の方も知っているとのこと。酒を飲むと暴れると笑って言っていたので、我々の伝統ですと答えておきました。
行動4日停滞1日
4/27快晴
宇奈月温泉(8:00)登山口(9:00)僧ヶ岳(13:40)・1754(15:00)=C1
宇奈月温泉スキー場から入山。途中で猿の集団に遭遇した。登山道からはひたすら一本調子の尾根をゆく。すれ違った玄人登山者曰くウドの頭までは雪繋がってそうとのこと。僧ヶ岳ピークは渋くていい感じだった。・1754でC1。シングルブーツのソールが終わりかけていることに気づいてしまうが、アイゼン履いていれば大丈夫そうなので続行。メルカリで買うやつはえげつない壊れ方をすることが多い気がする。
4/28高曇り
C1(1:40)駒ヶ岳(2:40)滝倉山(7:30)ウドの頭(11:30)平杭乗越(12:30)=C2
頑張って早出した。駒ヶ岳までは夏道が出ている箇所が多い。駒ヶ岳から・1753までは不安定な雪と藪とを交互に繋いでゆく。藪漕ぎグレードは高め。雪もクレバスチックで面倒くさく、深夜からの藪漕ぎに意味不明感を感じて発狂しかける。ようやく朝が来て調子が上がってきたものの、滝倉山あたりから降雪し始めたため一時停止。これは思ったより早く崩れるか、と思ったがすぐに回復しだした。仮眠しながら様子を見るが、普通に天気持ちそうなので出ることにする。なんだかんだ1hくらい寝てた。ウドの頭の手前ポコの下りは立木を使って25m懸垂1p。今回は雪が繋がっていたため、そのまま雪壁を繋いで登り返す。めんどい感じにならんくて良かった。ウドの頭は右からネグって尾根に合流。平杭乗越にてC2。それにしても毎日あちいなぁ。
4/29 雨のち雪
停滞 C2=C3
深夜2時過ぎから猛烈な降雨。雷が近くでドカドカ落ちている。くわばらくわばら。慌てて登攀具をビニール袋に詰め込んでテントの外にぶん投げる。夜明けごろには雪に変わり5-10cmほど積る。昼前に回復の兆しを見せたため、準備して出てみるも風も強いしやっぱダメそう。大人しく停滞を決め込む。ダウンロードしてあったエヴァの序破2本見てなんだかんだ充実したレスト日。なぜかQはダウンロードしてなかった。
4/30 快晴
C3(5:30)毛勝山(7:30)猫又山(9:30)ブナクラ乗越(10:00)赤谷山(13:00)=C4
朝起きると3月チックな空気になっていて気分が上がる。毛勝山の登りの天国への階段は確かに傾斜強い。ピパイロ分岐の刑務所の壁を思い出す。ひたすらダブルアックスで高度を上げていき毛勝山へ。ここから猫又山まではサクサク進んで気持ちがいい。ブナクラ乗越への下りは急でバックステップを交えながら下る。最後は岩稜チックになるので右側のルンゼから下りて合流。赤谷山を超えたすぐの岩付近でC4。剱岳が見渡せる良いテンバだ。
5/1快晴
C4(5:20)赤ハゲ(6:20)池平山(9:00)三の窓(12:00)剱岳(13:50)早月小屋(15:15)馬場島(17:15)
今日も快晴。できたら今日中に下山を目標にする。白萩山あたりから先行者のトレースが明瞭になる。白ハゲから大窓への下りは雪壁をクライムダウンで通過。大窓への頭への登りは夏道を使いながら行くが所々藪漕ぎでしんどいかった。池平山までも思ったより遠い。小窓への下りも急だがこちらもクライムダウンで行けた。・2650へのしんどい登りを経て、三の窓への下りで50m懸垂1p分。ここでついに小窓尾根からの先行pに遭遇。池ノ谷ガリーの途中で先を譲ってもらいあとはひたすら剱岳ピークを目指す。剱岳直下の登りが堪えるが、特に何もなくピークまで。この時期にほとんど人に会わずに稜線を歩けたことに非常に満足。早月尾根のいつもの懸垂箇所は今回はクライムダウンで行けた。脳死とは行かないまでも、スタコラ下って馬場島山荘まで。1月と比べると大層早くて感動した。それでもやっぱり長いけど。馬場島山荘は今日からオープン。山荘前で装備をしまっていると、剱岳を眺めていた宿泊者の方からビールをごっつあんして頂いた!話を伺うとAACH出身の元山岳警備隊の方も知っているとのこと。酒を飲むと暴れると笑って言っていたので、我々の伝統ですと答えておきました。
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