☆秋の紅葉日帰り周遊☆八方尾根〜唐松岳〜五竜岳〜遠見尾根

2010年10月11日(月) [日帰り]

• GPS: 10:18
• 距離: 23.2km
• 登り: 2,065m
• 下り: 2,742m

コースタイム

6:21八方黒菱平〜6:57八方池山荘〜7:34八方池〜8:50唐松岳頂上山荘〜9:04唐松岳
唐松岳9:22〜9:32唐松岳頂上山荘〜10:54遠見尾根分岐点〜10:58五竜山荘
五竜山荘11:08〜11:41五竜岳11:55〜12:36五竜山荘13:17〜14:18大遠見〜15:40アルプス平〜16:39エスカルプラザ
(デジカメ撮影時間参考)
　

天候

濃霧のち晴れ時々曇

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

八方黒菱平のリフト・クワッドは利用せず。
遠見テレキャビンも利用せず、スキー場を下山。
エスカルプラザから黒菱平までのタクシー代金は、￥5400でした。

コース状況／危険箇所等

★八方尾根〜唐松岳★
黒菱平から八方池までの区間は、非常に手の行き届いた整備された登山道。と、言うより遊歩道。。。
危険な箇所や道に迷う事はまず無いでしょう。
八方池から唐松岳の区間は、最初は景観のよいなだらかな尾根道が続きますが、樹林帯を過ぎてから山容が険しくなり、森林限界付近からガレ場・ザレ場が続きます。
鎖場も1〜2箇所ありますが、降雨・濃霧時以外は特に身の危険を感じる程の事はありません。
天気の良好の時は、正面に唐松岳、そこから北に延びる不帰キレットの険しい痩せ尾根、白馬三山の勇壮な山並みが登山者の目を楽しませて貰えます。
南方には五竜岳・鹿島槍ヶ岳の素晴しい峰々が一望出来ます。

★唐松岳〜五竜岳★
唐松岳頂上山荘より程なくして、岩稜帯の小ピークが幾つか続き、鎖場が連続する険しい痩せ尾根が鞍部まで続きます。
危険性が高いとしたら、このコースでは五竜岳頂上直下の岩場より嫌らしく思えました。
緊張感を絶やさず、慎重に足を運べばそう難しいルートではありません。
むしろ鎖に頼り過ぎて足場を見失う事の方が危険と感じました。
鞍部から五竜山荘までの区間は一変して穏やかな気持ちのよい稜線が続き、リラックスした気持ちで稜線歩きを楽しめます。
五竜山荘から五竜岳の区間は、ザレ場からガレ場・岩場の急登となり、四つん這いの岩登りも交じります。
三点支持重視で慎重に対応すれば難しい事はないでしょう。
岩肌が尖ってる岩稜帯なので手袋はお忘れなく。。

★五竜山荘〜遠見尾根★
白岳を経て遠見尾根の長い稜線下り。地図上では平均的に高度を下げる尾根に見えますが、アップダウンが案外あり体力を予想外に消耗します。
尾根の八方側は急傾斜・崩落箇所が数箇所ありますので濃霧時は特に慎重に、登山道を外れないよう注意が必要です。
大遠見からアルプス平の区間は登山道の整備がとても行き届いていて、景色をオカズに軽快な山歩きが楽しめます。。。
特にこの時期、中遠見から小遠見周辺の紅葉は素晴しく、疲れた体をタップリと癒して貰えます。。。
八方池廻りの紅葉も絶品でした!

写真

10/11 6:21

八方黒菱平のスタート地点。
リフトを横目に霧雨の中、スキー場を登ります。

10/11 6:30

砂利とコンクリートの場内道路。
ノッケから急勾配で息が上がります。

10/11 6:36

10/11 6:36

クワッド乗り場の木道。
霧で視界が悪く登山道を通り過ぎてしまいました。

10/11 6:44

クワッド横を石畳みのジグザグ登山道。

10/11 6:56

間もなくガスが切れます。。
その上は好天の模様。。。

10/11 6:57

八方池山荘より視界が開け、色付き始めた樹木。

10/11 6:59

美しい日本の北アルプスへようこそ看板。。

10/11 7:04

八方尾根の爽やかな稜線歩き。。。

10/11 7:04

まだ白馬三山はガスで見えません。

10/11 7:11

天空のオアシスに脱出!

10/11 7:12

雲の上に出ました!
今回同行したKさんとKさんの息子さんのY君。
そして紅一点のMさん。。。

10/11 7:14

10/11 7:15

廻りの山々のガスが上がってきました。

10/11 7:19

10/11 7:19

やっとお目見えした白馬三山。。
白馬岳と白馬鑓ヶ岳のピークはまだガスってます。

10/11 7:20

10/11 7:25

逆光ですが八方ケルン。

10/11 7:28

10/11 7:31

八方池が間もなくです。

10/11 7:31

10/11 7:32

爽快です!

10/11 7:34

素晴しいロケーションに神秘的な八方池。。。

10/11 7:34

10/11 7:38

八方池廻りは紅葉が進み、心を和ませます。。

10/11 7:45

突然出現したダケカンバの大木。
写真で表現しずらいのが残念。

10/11 7:46

10/11 7:47

ダケカンバの原生林。
電柱より太い大木が稜線に勢揃い!
この地に根差した生きづかいとたくましさを感じました!

10/11 7:47

目が覚める彩。。。

10/11 7:53

ナナカマドの真っ赤な実。。
あちこちに自生してます。。

10/11 8:05

10/11 8:14

霜焼けした紅葉樹も目立ちましたが、今が盛りです。。

10/11 8:20

不帰嶮、不帰キレットが姿を現しました。

10/11 8:21

10/11 8:35

雲海の彼方に富士山!八ヶ岳!南アルプス!

10/11 8:37

目の前の雲海と美女Mさん^^

10/11 8:43

鎖場と雲上の富士山!八ヶ岳!

10/11 8:50

唐松岳頂上山荘が突然現れました!

10/11 8:50

10/11 8:51

到着う〜☆

10/11 8:53

唐松岳が目の前です。。

10/11 8:53

いつかは縦走してみたい不帰キレット。

10/11 8:55

幻想的な景観。。

10/11 9:04

ひと足先に唐松岳頂上!

10/11 9:04

ガスの中からKさん、Y君、Mさん!!!
あとチョットだよ〜

10/11 9:12

ガスが切れ西に剱岳の勇壮たる山容。。。
素晴らしい!!!

10/11 9:20

剱を背に記念撮影。。

10/11 9:22

五月に登った立山と剱岳。。

10/11 9:31

振り返って唐松岳。。
百名山に入れてくれ〜〜!　

10/11 9:32

同様。。。

10/11 9:32

南に五竜岳がガスの中から出現。
皆に「今日のメインディッシュはあちら!今からあそこに行くんだよ」と説明したら・・・
ブーイングでした。。。

10/11 9:32

唐松岳頂上山荘通過。

10/11 9:35

富士山が皆に勇気を与えてくれました^^

10/11 9:37

山荘をバックに岩場の核心部に前進。。

10/11 9:40

鎖場を慎重に下ります。
風もなく、岩場も濡れてないので皆難なく越えてきます。。

10/11 9:41

数箇所険しい小ピークが続きます。

10/11 9:44

チョット腰が引けてる・・かな?
このあと突然風が吹き、Y君の帽子が回収不可能の崖下に飛ばされしまいました。
キャップクリップは必需品ですね。。

10/11 9:45

10/11 9:57

Mさん^^慎重です。。。

10/11 9:59

写真で見るより、現場は高度感があります。。

10/11 10:06

険しい痩せ尾根が終わり、一気に心地よい稜線に様変わり。。

10/11 10:11

五竜岳が近づいてきました。

10/11 10:12

蟻んこサイズの皆がバンザ〜イ!!!

10/11 10:12

剱岳が常に見守ってくれてました^^

10/11 10:42

10/11 10:45

男らしい五竜の山肌。

10/11 10:54

遠見尾根分岐点。

10/11 10:55

五竜山荘から五竜岳への稜線ルート。

10/11 10:57

素晴らしい景観^^

10/11 10:58

五竜山荘に到着!
ザックをデポして五竜岳に急ぎます。。

10/11 11:09

五竜山荘と先程登った唐松岳。。

10/11 11:28

五竜岳への登り。もう少し!

10/11 11:28

振り返って登ってきた登山道がよく判ります。

10/11 11:37

南方に鹿島槍ヶ岳の南峰と北峰が。
五竜から難所の切れ落ちた稜線が続きます。

10/11 11:38

鹿島槍ヶ岳の右肩に槍ヶ岳が望めます。

10/11 11:38

登ってきた稜線の向こうに白馬の町並みが望めます。

10/11 11:39

五竜山荘が米粒のよう。。

10/11 11:39

八峰キレットとの分岐点。

10/11 11:41

五竜岳山頂!
バックに剱岳。。。

10/11 11:41

何枚も撮ってしまいます^^

10/11 11:49

ご機嫌でヤジロベエ〜?
跳び箱?

10/11 12:05

八峰キレットから鹿島槍ヶ岳。
来年は必ず縦走するぞお〜!

10/11 12:13

米粒の皆がバンザ〜イ!!!
下山は慎重に。。

10/11 12:22

10/11 12:40

目的達成で^^お約束の乾杯^^
たまりましぇ〜ん!!!
五竜名物「山が好き!酒が好き!」Tシャツ二枚購入しました^^

10/15 11:28

五竜限定!
まさに^^うってつけのTシャツ!!
感激!!!

10/11 12:52

皆でお昼タイム。。
ここは居酒屋・・だっけ。。。

10/11 13:28

お腹もいっぱい。。さあ遠見尾根を下ります。
皆元気です^^

10/11 13:50

10/11 14:04

西遠見通過。。

10/11 14:08

ボブスレーも通過。。。

10/11 14:18

大遠見通過。。。。

10/11 14:33

紅葉レベルまで下りてきました。

10/11 14:36

10/11 14:41

中遠見通過。。

10/11 14:46

この時期はもう無いと思ってたらやっと高山植物発見。。
見事な紫のリンドウ。。。

10/11 14:57

10/11 14:58

ピンボケですが鮮やかな紅葉でした。。。

10/11 15:03

10/11 15:07

小遠見周辺は素晴らしい紅葉。。。

10/11 15:19

最後にクッキリと白馬鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳!!!

10/11 15:31

地蔵の頭デス。

10/11 15:40

アルプス平駅。テレキャビン乗り場。
お疲れ様でした〜
と、言いたいところですが^^時間にゆとりがあったので自力で下ります。。。

10/11 15:44

チケット売り場のお兄さんに、「お薦め出来ません、自己責任で下って下さい」と・・・クマが度々出ると威されました!

10/11 15:52

てな事で^^
口笛ピュウピュウ歌合戦で下ります!

10/11 16:08

テレキャビンで8分。。
歩いて1時間。。。
どっちがお得???

10/11 16:14

エスカルプラザが間もなくです。。。
最後は皆堪えてました。

10/11 16:39

下山完了!!!
お疲れ様でしたあ^^

10/10 12:52

★おまけ写真(その1)★
前日は、地元の里山できのこ狩り。。。
このきのこはダルマさんに似てるので、地元ではダルマ(フウセンダケ)と呼んでます。^^

10/10 12:49

★おまけ写真(その2)★
今年は猛暑だったので例年の様には採れません。
でもそこそこありました!
このあと・・・
クマのプーさんと遭遇!!!
久々ナタを抜きました。。

10/10 15:56

★おまけ写真(その3)★
今日の収穫は、ミネゴシ(サクラシメジ)・ホウキダケ(ネズミダケ)・ホテイシメジ・ダルマ(フウセンダケ)・ウスズミ(ウラベニホテイシメジ)他。。。
クリも沢山ありました。^^

10/10 16:01

★おまけ写真(その4)★
本気でダルマさんです^^

撮影機器：

FinePix Z33WP 富士フイルム

感想

sanpo69

　体育の日の3連休、一週間前から週間天気予報と睨めっこ。。
後立山連峰を端から端まで縦走する計画をひそかにたくらんでいましたが、天候不順で断念。
幸い後半で天気の回復が見込まれたため、急遽今回のルートを設定し、今年から登山を始めた仲間と紅葉を楽しみに行って参りました。。

この時期は一度降ると雪になる可能性が大でしたので、今回の山行はラッキーでした。。。
品格のある山々と紅葉に染まる山肌は、最高の贅沢を感じるお金で買えない価値がありました。
ペース配分がそれぞれ違う4人でしたが、目的は一緒で皆とても頑張りやさんで難なく日帰り登山を達成出来ました!!
テレキャビンを横目に、クマの出没を恐れながらの下山は・・皆の疲れた身体にムチを打ってしまいチョット反省しております。
ともあれ無事に到着し、達成感と満足感に浸りながら入った温泉がすこぶる良かったので貼り付けときます。。。
白馬大橋のそばの「倉下の湯」。http://www.kurashitanoyu.com/index.html
泉質は鉄分・塩分・ミネラルをたっぷり含んだ褐色の湯でした。

お気に入り☆の山々と温泉が^^また増えました。。。