火打山


- GPS
- 16:22
- 距離
- 21.7km
- 登り
- 1,437m
- 下り
- 1,428m
コースタイム
- 山行
- 7:32
- 休憩
- 1:53
- 合計
- 9:25
天候 | 1日目:曇りのち晴れ 2日目:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【笹ヶ峰〜黒沢橋】 ほぼ木道歩きで、傾斜も緩やか 【黒沢橋〜富士見平】 "十二曲り"あたりから、徐々に傾斜がキツくなります。 "十二曲り"より、そのあとの方がハード。 【富士見平〜高谷池ヒュッテ】 比較的なだらか 【高谷池ヒュッテ〜天狗の庭】 少し雪がありますが全く問題ないです。 雪が薄い場所もあるので、踏み抜き注意。 【天狗の庭〜火打山】 雪が少し残ってますが、特に問題なく通れました。 【火打山〜黒沢池ヒュッテ】 黒沢池までの下りは、粘土質で滑りやすいです。 …しっかり、滑りました。 【黒沢池ヒュッテ〜富士見平】 黒沢池ヒュッテを出たところに残雪あり。ここが1番残ってます。 踏み跡はしっかりあります。取り付きだけキックステップで行けば、後は大丈夫です。 |
その他周辺情報 | 【温泉】 苗名の湯に入りました。 広い休憩スペースがあります、 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
ガスカートリッジ
コッヘル
地図(地形図)
ヘッドランプ
常備薬
携帯
時計
タオル
カメラ
三脚
|
---|---|
共同装備 |
ガスカートリッジ
コッヘル
|
感想
今年の夏山は当たり年!週末の晴れ率がとにかく高い。みなさんのレコを見てても、本当に良い天気だなぁと感じる日々。
ここ火打山は何度か計画していたが、そのたびに天候不良で断念を余儀なくされた山だったので、今回、絶好のコンディションで登ることが出来たことは、山の神に感謝しかない。前回の北岳があまりに良すぎたため、少し呆けてしまった感もあったが、またしても、ガツンとやられた感じだ。
金曜の夜、霧の中、登山口駐車場に到着。広い駐車場の車は疎らでした。
起きた時は青空だったものの次第に雲が優勢となる。今回は、登れれば良いかぁくらいの気分だったので、むしろ暑くないのは好都合といった感じだった。
黒沢橋までは緩やかな登りで、なかなか高度が上がらないが、黒沢橋を越えて十二曲りに入ったあたりから、ようやく高度が上がり始める。
高度が上がるにつれ登山道は花々に彩られる。この時期の定番、マイヅルソウやゴゼンタチバナは至るところに咲き乱れ、サンカヨウ、ショウキランなど最近は御無沙汰だった花々にも出会えた。
富士見平からは、ちょいとひと登りすると、突然、高谷池ヒュッテが姿を表す。
この時点で、雲多めで火打山も隠れ気味だし、明日の方が予報は良い。さてこれからどうしたものか・・・。頂上からの展望を取るなら、明日登頂なのだが、黒沢池は断念かなと(暗いうちからスタートする選択肢は、我々には無い(笑))。
とりあえず、まずはスイーツ休憩で作戦会議(笑)。すると、・・・あれ?何となく、晴れてきてない?そこそこの天気なら、今日のうちに登頂して、明日は黒沢池に行こう!とアタック決定。
天狗の庭までの道は多少雪が残っているものの、ほぼ夏道が出ていて、雪の苦手な私でも十分歩ける道になっていた。木道に入ると、火打山が目の前に現れる。感動の瞬間だ。天狗の庭では、晴れたり曇ったり。それでも逆さ火打にワタスゲの絶景に溜息が漏れる。残念ながらタクサンコザクラとはいかなかったものの、ハクサンコザクラも見ることが出来た。
火打山までの登り。ライチョウ平付近の雪渓に一見、ギョッとしたものの、軽く横切るだけで難なくクリア。それ以降は特に苦もなく登頂。眺望は期待していなかったものの、日本海側には雲海が広がり、西側は焼山まではしっかり見えている。上出来だ。
山頂は大勢の人で賑わっていたが、程なくして下山者が増え、静かなランチタイムとなる。ここでアクシデントが発生し、めちゃくちゃ焦ったけど、何とか大事にならずに済んだ。この日は、ゆっくりと小屋まで戻る。
夕飯は、楽しみにしていたカレーとハヤシの相盛り。久しぶりに山小屋でおかわりもした。やっぱ、疲れた時はカレーが1番。
もう一つの楽しみだった星空は、朝3時まで晴れ間が見えず…。やっと晴れたと思えば、月が明るすぎて星もぼんやり。天の川は形も分からず。
翌朝、朝食後の散歩に天狗の庭へ。昨日も感動したけど、やはり朝日効果は絶大で、逆さ火打もワタスゲも黒沢池も5割増し。もう、これで帰っても良いかと思えるくらい(笑)。
その後、小屋に戻り改めて重い荷物を背負い、気持ちも新たに黒沢池へ向かう。黒沢池まで、サクッと行けるかと思っていたが、思っていたよりも長かった。
黒沢池ヒュッテで、弁当のおにぎりを1つ食べ下山開始。ヒュッテを出てすぐに雪道のトラバースがあるが、高度感は無く私でも難なくクリア。
ここからが、こっちのコースの醍醐味だ。すぐに木道が始まり、ワタスゲ祭りとなる。至るところで、今年はワタスゲの当たり年と言われるが、ここも例外では無く、一面を白いぽやぽやが躍る。
チングルマの果穂もいっぱいあり、チングルマが咲き乱れる時も見てみたいと感じた。天狗の庭も楽園だったが、ここもまた楽園。何とも贅沢な山だ。
ワタスゲ祭りが終わってからも、コバイケイソウやハクサンフウロ、ハクサンチドリなどが彩り、飽きさせない。
ひとしきり堪能した後は、分岐点までひと登り。そこから先は、ひたすら下山。
色々あったけど、無事帰って来れたことが何より。今回の山行は、本当にそれに尽きる。
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