白馬岳 大雪渓を登り、白馬大池から栂池に下山



- GPS
- 17:58
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,920m
- 下り
- 1,335m
コースタイム
- 山行
- 7:33
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 8:21
天候 | 19日 ずっと快晴 20日 快晴でしたが、昼前からガスが出てしまいました。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
帰り:上信越道、長野インターより帰京 白馬エリアは、電車の経路から中央道経由のイメージでしたが、長野インター経由の方が若干距離も所要時間も短いのですね…。 駐車場は、八方第5駐車場(無料)を利用しました。 3連休前のため駐車場は混雑していました。 まずは、八方の湯のある「第2駐車場」を見ましたが、前日AM1時くらいですでに満車。「第5駐車場」は半分くらい埋まっていました。それも、朝5時に出発した頃には満車になっていました。 猿倉への道ですが、土砂崩れのため、猿倉荘の下のヘリポートまでの通行でしたが、前日の7月18日午後3時から、従来通りの猿倉まで入れるようになっていました。これにより、ヘリポートからの15分くらいの登りは解消されています。ただ、情報の混乱もあり、ヘリポートから歩くことになった方も、いくらかいらっしゃた様子です。 https://hakubakan.com/hut/news250717-2/ 八方駐車場から猿倉までは、タクシーを事前予約しました。混雑時は予約が安心と思います。第5駐車場発で、3800円でした。 アルプス第一交通:0261-22-2121 帰りのタクシーは、栂池ロープウェイの列に並びつつ電話して予約しました。30分後と言われたので、そんなに時間がかかるのかな?と、その時は思ったのですが、ロープウェイとゴンドラリフトは、お客さんが多いこともあってか、結局50分ほどかかってしまい、少々お待たせしてしまいました。 栂池から八方第5駐車場まで、3600円でした。 アルプス第一交通:0261-22-2121 栂池ロープウェイとゴンドラリフトの乗継は、2100円でした。栂池自然園の駅で乗車時に通しチケットを購入します。現金のみです。ロープウエイは短いですが、ゴンドラリフトは、距離がとても長いです。 宿泊は白馬頂上宿舎を利用しました。ほか2名は小屋泊で、私はテント泊 テント泊料金 3000円 (小屋泊夕食付13500円、2食付15000円) テント泊料金は、人数×2000円+テント数×1000円になります。 白馬山荘にはテン場がありませんので、テントがあるとこちらになりますね…。 小屋に泊ったお二人の話しでは、食事はバイキング形式で、素晴らしかったようです✨。 https://yamagoya.hakubakousha.com/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山届については、猿倉荘に登山相談所が開設されており、そこに提出しました。 コースは一般コースですが、雪渓の通行に関しては、日々状況が変わると思いますので、最新情報の収集をお勧めします。 【猿倉〜白馬頂上宿舎】 猿倉荘をスタートし、ゆったりと登山道を登ると、未舗装の車道に出ます。しばらくはこの車道を辿り、御殿場と呼ばれる場所で、再びゆったりした登山道に入ると、白馬尻小屋に着きます。小屋は設営されていないようですが、テント場は利用可。トイレも19日午後から設置された模様…。通った時はまだ無かったような…。 白馬尻小屋の少し上から、大雪渓が始まります。最初は緩やかに始まりますが、どんどん傾斜が出て来て、一気に高度を上げていきます。中間で、一旦緩やかな地点が出てきます。再び傾斜が立ってきて、中洲のように地面が出ているところを通過。地面の上を行くのも、雪渓を回り込むのもありと思います。そして、最後に急登があって、大雪渓が終了。葱平に到着です。 この後、ガラガラした急登を登り詰めて、小雪渓をトラバースします。小雪渓は傾斜が急ですが、ステップが切ってあります。対岸に渡って、上陸点から少し登ると避難小屋がありました。再び急登をどんどん登り詰めていくと、お花畑が周囲に広がり、やがて頂上宿舎に着きました。 ・大雪渓の通過は、前爪が必要とまでは思いませんでしたが、深くささるアイゼンがいいと思いました。チェーンスパイクは便利ですが、傾斜が急なところは、うまく止まらず、滑るのではないかと思いました。 ・上からの落石は注意が必要ですが、今回通過中は直接の遭遇はありませんでした。横の方では、時々ガラガラと音を立てて少々転がっている感じはありました。 ・上から人がよく落ちてきます(笑)。1回目は、休憩中にペットボトルを落とした人が拾おうとして急に動いてバランスを崩して転倒して転がってきました。中間の緩斜面ですので、大して転がりませんが、気をつけましょう…。 2回目は雪渓上部の急斜面のところで、下っていた人がスリップで止まらなくなって私の正面に滑り降りてきたので、踏ん張って停めました(笑)。 ・大雪渓が終わると葱平からお花が増え始め、さらに小雪渓を越えで急登を詰めていくと、両側にお花畑が広がるようになります。 【白馬頂上宿舎〜白馬岳】 白馬頂上宿舎から山頂を目指して、まずは主稜線まで登ります。あとは、展望の稜線歩きで、まずは頭上の白馬山荘を目指し、さらに白馬岳山頂に登り詰めて行きます。道は広めで、ざらざらしていますが、歩きやすいです。 【白馬岳〜白馬大池】 白馬岳から白馬大池までは、展望の稜線区間で、2500m以上の遮るものの無い稜線が、刻一刻と風景を変えながら続いていくという、まことに贅沢な区間です。 全体的に石のガラガラした道ですが、道幅は十分で離合もしやすいと思います。 まずは下って三国境、ゆっくりと登り返して、いくつかのピークを越えたり巻いたりしながら小蓮華山、さらに謙著なピークの船越ノ頭まで来ると、白馬大池が眼下に見えます。白馬大池には小屋があって、休憩や補給もできます。 【白馬大池〜栂池自然園】 白馬大池までの距離が長いのと、小屋もあるので、錯覚して下山したような気分になりますが、まだまだ大雪渓の最上部より高く、森林限界の上なので、ここから本格的な下りが始まります。 といっても、最初は白馬乗鞍岳への登り。大岩のゴロゴロみちを岩の上を跳びながら登って行く感じで、緩やかですがけっこう疲れます。白馬乗鞍岳の山頂部は広い岩の台地で、道は最高点は通っていない感じです。ここからは下り一方になります。少し下ると雪渓を渡る場所があります、ルート上にロープが張ってあり、対岸に上陸します。少し下の方に上陸するのも可です。上陸すると岩のゴロゴロした樹林の中の急な下りが始まります。歩きづらい道をかなり下ると、平坦な木道がはじまり、天狗原です。天狗原から先は、普通の登山道の下りが続きますが、250m下りは、疲れた足には、なかなかつらいものがありました。そして、栂池自然園のビジターセンターのところに出ます。ここで靴が洗えたり、トイレに行けたりします。さらに車道を10分ほど下るとロープウェイ駅に到着。登山終了です。 |
その他周辺情報 | 白馬塩の道温泉 倉下の湯 https://www.kurashitanoyu.com/ 800円です。比較的すいているのと、レトロ感のある露天風呂で、とても良かったです。 駐車場の場所からして、八方の湯かな…と思っていたのですが、前回行ったときにとても狭くて、イモ洗い状態だったようなかった記憶があって、他にいい所はないかな…と思っていたら、タクシーの運転手さんが教えてくれました。第5駐車場からは逆にちょっと近い感じがします。 3連休ではありますが、ゆったりと入ることができました。 呑者屋 https://mall.hakubamura.net/n/ 夕食は、お蕎麦屋さんを利用しました。お蕎麦もしっかり量があって、おやきもついていて、良かったと思います。 |
写真
装備
個人装備 |
登山用服装一式
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
帽子
着替え(行動中)
靴
予備靴ひも
ザック(笛付き)
ザックカバー
食糧
行動食
非常食
嗜好品
飲料・水(必要量)
食器(箸・スプーン・コッヘル等)
地図(昭文社)
提出用計画書
ヘッドランプ
予備電池
ロールペーパー
保険証
携帯(コンパス/時計/地形図/計画書/GPS/カメラ)
サングラス
タオル
ストック
シェラフ・シュラフカバー
全身(半身)マット
コンロ(エスピット)
ライター
常備薬
前爪付アイゼン
ピッケル
テント一式
ゴミ袋
|
---|---|
共同装備 |
ツェルト
エマージェンシーシート
ファーストエイドキット
|
感想
やっと、白馬岳に登りました😆。
まだ登ってないの?と言われそうな山の一つで、一度は登っておかないと…と思い続けていたのですが、なかなか機会無く、ですね。白馬岳は、花の山というイメージですし、アルプス行くなら、槍だぜ、剱だぜ…みたいな感じの嗜好だったので、どうも後回しになっていた気がします。それで、今回は満を持しての「梅雨明け十日」を狙っての、山行を計画。きっとここで梅雨明け最初の連休だというところに白馬の計画をセットして、5/1の予約開始日に予約してあったのでした。
当初は、白馬三山縦走で鑓温泉下山を計画していたのですが、今年は雪が多くてルートができておらず、白馬大池経由の下山にしました。大雪渓⇒白馬大池で、王道ルートです。なかなか白馬岳が楽しめたのではないかなと思います。今回は旭岳もと思っていたのですが、予想以上に疲れたので断念しました。テント持って登るのはさすがにきつかったです。軽量化は試みたので、13kgしかない?のですが…(笑)。
白馬岳の花は次から次へといろんな花が現れて素晴らしかったですし、また花の咲く面積が広くて、お花畑とはこういうものか…というのがよく判りました。また、大雪渓の登りはダイナミックで、とても涼しくて(寒いくらい)楽しめました。これで、三大雪渓完登です(笑)。(下ったのもあるけど…)当日はすごい好天に恵まれ、人も多かったのですが、花は期待したものはすべて見られたし、雷鳥さんにも出会えましたし、言う事なしです。また、白馬三山や旭岳や、栂海方面目指して登りに来ないといけないですね。良い山行でした。
No.592,2025-51
白馬岳:日本百名山(64/100)、展望の山旅(64/72)、ヤマレコ30選(33/34)リーチ!
好天の三連休とは、混んでいて大変ではなかったですか? 私も初めての白馬岳は雪渓→雪倉岳→蓮華温泉でしたが、海の日の三連休で混んでいてウンザリでした。
旭岳を残しましたね😁。 いつかいつか、と言いつつ旭岳のためだけにはなかなか行かれませんね。次は鑓温泉ですか。
コメントどうもありがとうございます。
無事、行ってきました。混んでいましたね…。ただ、渋滞して停滞するまでは、あまり無かったように思えるので、そこはストレスはなかったです。ソロで快調に歩こうとすると、ちょっとイライラするかもですね。一番待ったのは、山頂の写真の行列😆😆。
2日目は、20人くらいの団体さんが、2組くらいいらっしゃって、抜きつ抜かれつしていました。というか、彼らの動きを見ながら動くみたいな(笑)。
まぁ、これだけ、豪快な景色なので、混んでいても景色が打ち消してくれた感じです。
旭岳ですね。残しましたね😆。久々のテント担ぎで、失速しました😓小屋に着いたらもう動きたくない状態でした。今後は、鑓温泉と三山縦走もありますし、朝日方面もありますし、祖母谷方面も面白そう。そうだ…祖母谷+旭岳って良さげですね…と思いつきました🤣
とりあえず、旭岳を見ることができて、立派な山だとわかったので興味も湧きましたし、周辺状況がよく判ったので、心理的ハードルも下がりました。次回はもっと楽しみたいと思います。
また、頑張ります✨
山頂から、なんか見覚えのある人影が見えるような、見えないような…と思ったら泥助さんだったんですね?😄
私、雄山から万歳してたの🙌見えましたか?
コメントどうもありがとうございます。🙏
あぁ、そうだったのか…。やけに立山の方に惹かれると思ったら、鷲尾健さんの視線を感じていたのですね。一瞬キラッ✨と光ったような。😆
レコ楽しみにしてまーす。
なんと白馬岳大雪渓…すごいです
ちょうど昨日YouTubeで見たばかり
かなりの急登だと言っておりました…
しかもテント担いでって凄すぎる!
大変だったと思います💦
景色も大絶景ながら雲海や朝陽ですか
最高ですね♪
天気も良かったみたいで!
見える山々も迫力ある感じでお花もいっぱい
ウップルソウ会えたのですね〜⤴️
リンネソウも咲いてたのですね🌸
そしてそしてヤマレコ30選リーチですか
次はどこのお山かな?😊
大変おつかれさまでした🙏
はい、大雪渓✨です。雪渓自体は足元がフラットで、あまり足を上げなくていいので、ゆっくり歩けば、スタスタと歩けましたよ…(笑)。何より涼しい!
でも、雪渓を抜けた後のガラガラは急登で段差もあって、とてもきついです。
荷物は久しぶりに重かった…。じわっと効いてきますね😅最後の方は本当に疲れました💦。昔は、テント泊と言えば20kg近かったので、13kgですから随分軽くなった…という印象があります。加齢対応は、なんとか道具の進化と工夫で解決といったところです(笑)…。
景色や花は文句なしで、元々期待したものはすべて叶いました…という、稀有な山行でした。白馬は初めてでしたので、ここに来られたら、次回に繋がるのも良かったです。周りの山々の雰囲気もよく判ったので、また計画をたてるのが楽しみです。
ウルップソウは、終わったものばかり見たので諦めかけていたのですが、頂上宿舎より上はまだ残っていて良かった!
リンネソウはもしかしてあるかな?…と思いながら、ハイマツの下とか時々除きながら歩いていたら、一か所見つけました。探し当てると嬉しものですね。
でも、他の方のレコをみると、もっといろいろとあったみたいで、これ見たかったなぁ…と思うものがいろいろあります。次回の楽しみです。
ヤマレコ30選…、あとは甲斐駒ですが、年内には計画していますので、順調に行けば達成予定。でも、楽しみな所は沢山あるので、次はどこかな…と考えるのも楽しいですね。
コメントどうもありがとうございました🙏。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する