奥穂高岳


- GPS
- 16:49
- 距離
- 36.4km
- 登り
- 1,961m
- 下り
- 1,955m
コースタイム
- 山行
- 4:53
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 5:22
- 山行
- 4:14
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 6:01
- 山行
- 4:59
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 5:16
天候 | ・1日目:晴れ、山の上はガス、13時半すぎには雨 ・2日目:晴れ、9時過ぎには雲やガス、雨は降らず ・3日目:晴れ、やはり9時ぐらいには一部の稜線にはガスがかかっていそう |
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過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
・帰り:上高地から新島々までバス、新島々から松本までは電車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・上高地~涸沢:よく整備された歩きやすい道。不明瞭なところも皆無。 ・涸沢~穂高岳山荘:涸沢からのパノラマコースは一部残雪のトラバースがあります。チェンスパはいらないくらい。そして、ここ最近ザイテングラートでの滑落遭難死が続いているので要注意。最近亡くなった方は100メートル近い滑落だったそうなので、ザイテンの外に落ちてしまったのかもしれないと思った。確かにザイテンの端のザレた道を歩くところは下りで足を滑らせたら、ザイテンの外に投げ出されてしまうかもしれないとと思った(手がかり足がかりのある岩場より、片側が切れ落ちたザレ道の方が怖かった) 鎖は最近つけたと思われるぴかぴかのものがつけられており、○マークも至るところにある。 ・穂高岳山荘~奥穂高岳:山荘からも見える部分が核心部。岩をひたすら登り、鎖やハシゴを越えていくとゆるやかな登りの稜線歩きになる。 ・穂高岳山荘~涸沢岳:岩岩な道。道は明瞭で登りやすい。三角点は標識から少し北穂高岳側に行ったところにある。1,2メートルほど登山道から登る必要があるが危険性は低い。 |
その他周辺情報 | 涸沢ヒュッテ:お湯とお茶のポットが食堂にあり、宿泊者は無料。 穂高岳山荘:セルフサービス喫茶にお湯100円。コーヒー、紅茶などもある。水筒に入れるお湯は200円、お茶は400円。朝は貰えないので欲しい人は夕食後などに売店で購入すべし(朝、探している人がいたので) 上高地アルペンホテル:日帰り入浴、大人1,000円。フェイスタオルのレンタルつき。温泉ではないが、9:30~11:30まで入れるので早めに上高地に下りてきた時には便利。 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
槍ヶ岳に登った次は奥穂高岳に登ってみたい、そして穂高岳山荘にも泊まりたい、でも上高地から一気に穂高岳山荘に行くのはきつそうなので、同じく泊まってみたかった涸沢ヒュッテに泊まろう!と計画を立てたら、驚きの毎日の行動時間が5時間以内のゆるゆる山行になりました(笑)
さすがに暇を持て余して漫画を読んだり本を読んだりもありましたが、ここ最近は13時ぐらいには雨(時には雹!と雷!)な上に9時過ぎには雲がもくもく……なので、できる限りナイトハイクをしたくない勢にはこれぐらいのゆる山行でよかったのかもしれません。
1日目は雨予報が早く降られることも想定していましたがセーフ。それでも13時半頃には雨が降り出したので、結構びしょ濡れで到着する登山者も多かったです。
2日目は涸沢ヒュッテでモルゲンロートを見てから出発。道中、途中までご一緒した方は涸沢でテント泊で、今日は奥穂高岳と涸沢岳ピストンのこと。初めてのザイテングラートで、昨日は涸沢に常駐している長野県警の山岳遭難救助隊の方に色々お話を聞いたそうですが、やはりザイテングラートで事故が続いていることは県警の方も気になっているようで、とにかく「怖かったら戻る!」と言われたとのことでした。とはいえ、ザイテングラートにそこまでの高度感はないような……。ただ急登でそれなりに手足をフルに使って登るので疲れる。休み休み登りましたが、下りてくる人には結構ストックを持っている方が多く、そちらの方が気になりました。せめてザイテングラートでは仕舞った方がいいと思います。
ヘロヘロになりつつ穂高岳山荘に到着。とはいえ宿泊受付も10時半からでまだ早すぎるので、吊尾根を前穂高岳までピストンする予定でしたが、穂高岳山荘に着いた頃には雲がもくもくで尾根もガスりそうだったので早々に取り止めて、奥穂高岳でのんびりとジャンダルムを歩く人を眺めていました(笑)
奥穂高岳の山頂では百名山完登の方がいて居合わせた人でお祝いをしたり、防衛大学校の山岳部の部員たちがいて、そのフレッシュさにまぶしくなったりと楽しかったです。
結局、奥穂高岳と涸沢岳に行くだけになった雑魚山行の私と違って、穂高岳山荘に来る人たちは猛者揃い。奥穂高岳から山荘に帰る途中で出会った方は昨日、上高地から入って穂高岳山荘に泊まり、今まさにジャンダルムを往復してきて、これから穂高岳山荘にデポしたザックを持って涸沢岳を越えて北穂高岳に行き北穂高小屋に泊まるとのこと。翌日は大キレットを越えて槍ヶ岳山荘泊。話を聞くとこれが初めての北アルプスだそうで、なんて北アルプス満喫プラン!かと。そのまま涸沢岳まで歩きながら話し、お互いの健闘を祈ってお別れ。余談ですが、この方はジャンダルムでヘルメットをしていない中年男性登山者とすれ違ったそうです。怖い。
そして涸沢岳から山荘に戻るとテントの受付をしている男性の方がおり、山荘の方が今日の出発地点と翌日の予定を聞くのですが、なんと今日は西穂高からで、明日は槍ヶ岳山荘までと。私の後ろで別の方も「ヤバいやつだ」と仰っており、心の中で頷いてしまいました。テントで縦走はキングオブ猛者すぎる……。
そして相部屋で同室だった方は雪山から山を始めた山歴何十年の75歳の大ベテランの方や、昨日岳沢小屋に泊まり明日は涸沢岳~北穂高岳~大キレット越えの方、昨日槍ヶ岳山荘に泊まり今日大キレット~北穂高岳~涸沢岳を越えて明日は奥穂高岳に登りジャンダルムを往復して重太郎新道から上高地に下りる方などなど……。涸沢ヒュッテに1泊してのんびり上がってきた上に明日も涸沢からのんびり下りる予定の自分が恥ずかしくなりそうなメンツでした(笑)が、皆さんとても優しく面白い方たちで持て余した山荘での時間を楽しく過ごせました。岩場の登り下りは楽しいし(奥穂高岳や槍ヶ岳の山頂部分など)多少高度感はあっても大丈夫だけど、高度感のあるトラバースが大の苦手で、だから剱岳のカニのヨコバイに行ける気がしないと話す私に皆さん優しくアドバイスして下さいましたが……やっぱり写真を見ると無理!(笑)
ちなみにオススメの剱岳満喫ルートは馬場島から入り、早月小屋にテントを張って二日分の料金を払い、テントはそのまま剱岳に登り、別山尾根で室堂側に下りて剣山荘に泊まり、翌日また剱岳に登り早月小屋に戻ってテントを片付けて馬場島に下りるそうです。無理すぎる(笑)
3日目は早々と暗いうちから出立する猛者の方々を見送り、小屋の前でのんびり日の出を見てから出発。下りに事故が多発しているザイテングラートを慎重に下りて、涸沢に下りてからはサクサクと横尾からは無心で歩いて上高地に戻って、お風呂に入って帰路に着きました。
のんびり山行、最高です!(笑)
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