火打山・妙高山(笹ヶ峰in燕温泉out)


- GPS
- 17:11
- 距離
- 24.9km
- 登り
- 2,183m
- 下り
- 2,375m
コースタイム
- 山行
- 5:31
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 7:10
- 山行
- 7:29
- 休憩
- 2:17
- 合計
- 9:46
天候 | 7/26 晴れ、山頂付近は霧 7/27 晴れ、山頂付近は霧 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
燕温泉-(燕・関温泉線)-関山駅-(えちごトキめき鉄道はねうまライン)-上越妙高駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・笹ヶ峰登山口〜火打山方面は全体に整備状況が良い。 ・高谷池ヒュッテの水場は池の水そのままで、かなり濁っていた。煮沸しても使いたくない、という意見が出たので、結局小屋で水を買って調理した(400円/500ml) ・黒沢池ヒュッテから長助池分岐はやや藪っぽい。 ・大倉乗越から長助池分岐の下りは緊張感のあるトラバースがあった。 ・長助池分岐手前に1箇所雪渓の上を歩く箇所があった。直に崩壊しそう。 ・長助池分岐から妙高山はひたすら急登。 ・妙高山から燕温泉への道は、山頂直下が鎖場を含む急な下り。下り始めで尾根通しの薄い踏み跡を辿ってしまったが、これは間違いで、少し西側を巻くように下るのが正解だった。 ・光明滝付近は高度感のあるトラバースがあり、注意が必要。 |
その他周辺情報 | 燕温泉黄金の湯 無料 燕温泉岩戸屋 800円 |
写真
装備
個人装備 |
シャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
(ゲイター)
帽子
着替え
登山靴
予備靴ひも
(サンダル)
ザック
ザックカバー
(サブザック)
行動食
非常食
(予備食)
水
コッヘル
ブキ
ライター
地図
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
スマートフォン
筆記用具
救急箱
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
時計
(サングラス)
(ストック)
マット
シェラフ
(ヘルメット)
(軽アイゼン)
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共同装備 |
テント
ヘッド
カート
鍋
調理器具
|
感想
【記録】
入山直前、共同装備の分配をしていたら、4人用テントのポール忘れが判明…。日帰りにすることなども検討したが、もう1つの2人用テントのポールで多少不格好にはなるが一応立てられることがわかったので、そのまま登ることにする。
入域料を支払って入山。
黒沢の橋を渡るとちょっと急登。どこが十二曲りかあまり分からなかった。Tが足を釣りかけたので装備の再分配をして、芍薬甘草湯を飲ませた。
富士見平で富士山は見えなかったが、チラチラと見える火打山に期待が高まる。K野がやけに落ち込んでいた。
高谷池ヒュッテは三角形型だった。テント場は予約制なので張りやすかった。ストックで2人用エスパースを立てて、エスパースのポールでステラ4を立てた。ステラは何時にも増して背が低く、地を這うようだった(寝心地は悪くなかったらしい)。
天狗の庭はお花畑で、特にワタスゲがたくさん咲いていた。火打山や焼岳がよく見えた。2年前にも登ったことがあるK野は、膝に不安があるのでここで残って絵を描いていた。
火打山の登りは、特に記憶が無いが、いつの間にかガスが上がってきて、山頂はガスに包まれていた。
山頂でのんびりしていたら、遠くで雷鳴が聞こえたので、慌てて下山開始。
下山中に登ってくる人とすれ違い、雷鳴が鳴っていましたよと伝えても、聞こえました、とだけしか返答がなく、気にしない人もいるんだなと思った。
テント場に戻る。K野は先に戻って休憩していた。何やら元気がないので聞いてみると、2L水を忘れたらしいと言う。富士見平でションボリしていたのもこれが理由らしい。水の残量を確認するため、私が自分のザックから水を出してみると、あるはずのない2本目の2Lボトルが出現。登山口で間違えてK野のボトルを自分のザックに入れてしまっていたらしい。道理でやけにザックが重かったはずである。一件落着。
気を取り直して、夜ご飯の準備。水場で水を汲んだが、濁っており、N木がこれは使いたくないと言うので、調理に使うことは取りやめて、ヒュッテで水を買った。
ビールも買って、飲みながら、高級な水(いろはす)を使って棒ラーメンを調理。ソーキと高菜のおかげか、過去イチ美味しかった。ちゃんと作れば棒ラーメンも美味しいということを学んだ。
食後に地酒の利き酒セットを皆で楽しんだ。あっさりした飲みやすいものから濃厚なものまで色々あり、良かった。個人的には、特に「山廃純米 君の井」が美味しかったので、機会があればまた飲みたい。
19時就寝。
2時45分起床。満天の星空で期待が高まる。流星も見えたらしい。朝食を食べ、撤収して4時出発。
レインウェアを着るとか着ないとかでグダグダしながら黒沢池まで向かう。朝焼けの空が綺麗だった。日本海が意外と間近に見え、ここが日本海に近い山域であることを実感した。
出発から30分ほどたったところで、テントの番号札を返し忘れたことに気づく。足の速いメンバー2人で空荷で走って引き返す。朝の良い刺激になった。
黒沢池ヒュッテで先行するメンバーと合流。小屋の形状が独特だった。
大倉乗越まで登ると、妙高山が間近に見えて感動するとともに、これからの急登に先が思いやられる。
長助池分岐までの下りは、高度感のあるトラバースがいくつかあった。崩落気味のところや、滑りやすいところもあり、神経を使う。Tが転んで手を切ったので、処置をした。
長助池分岐の直前に、雪渓を渡る箇所があった。もうすぐ崩壊しそうな感じだが、雪渓を回避するのも難しい感じだったので、なるべく厚みのあるところを選んで雪渓の上を通過した。
長助池分岐から妙高山へは、400mの急登。しんどい。妙高山山頂はまたしてもガス。悲しい。
妙高山山頂からの下りは、尾根通しで行こうとしたら道を間違えた。西側を巻くようにして下るのが正解。N木のおかげで気づくことができ、登り返して正規ルートに復帰。急な下りで、鎖場をいくつかこなす。
そこからは無心で下る。疲れているメンバーもいたので、ゆっくりとしたペースで、淡々と下っていった。
光明滝を巻き下るところで、かなりの高度感のトラバースがあった。ここが一番緊張した、というメンバーもいた。
つづら折れをこなして、滝の下まで降りると、温泉を供給するためなのか、舗装された道になる。疲労困憊のTのザックを背負って、燕温泉まで下山した。
【感想】
・長らく行きたいと思いながら行けずじまいになっていた山域についに足を踏み入れることができた。
・天狗の庭はお花畑で、火打山もよく見えてとても良かった。妙高山は登り下りともに思ったよりハードだった。
・山頂が両方ともガスってしまったのは残念だった。今度は季節を変えて秋にリベンジしたい。
・山が久しぶりのメンバーもいて、2日目は時間がかかってしまったが、N木のフォローもあって装備の分担など調整しながら最後まで怪我なく歩き通せて良かった。今後の山行に向けて重い荷物を持つトレーニングにもなった。皆さんまた一緒に行きましょう!
【反省】
・テントのポール忘れが発生。別のテントのポールで立てた上で、そのテントはストックを使って立てることで事なきを得た。
・レインウェアの下を忘れた。先週バッグに入れたままのはず、と思い込んだのが間違い。気づいた時点で、もう雨に振られる可能性が低かったので山行継続の判断をしたが、もし気づく前に夕立などに降られていたら大変なことになっていた可能性がある。
→今後は「入れたはず」で済ませず、より注意深く装備の確認をする必要がある。
・妙高山の下り始めで道を間違えた。山頂から降りるタイミングは間違えやすいと頭では分かっていたのに、それを警戒できていなかった。N木に変だと言われるまで気づけなかったのも反省。道がそれまでより悪くなったということに敏感に気づけるようにしたい。
・天気はガスガスでしたが、初妙高、火打で湿地や内輪山の威厳ある山容を味わえたので個人的に大満足です
・雨飾山への縦走もやってみたい気持ちが湧きました
ポールを忘れてしまい申し訳ございませんでした
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