中央アルプス縦走(空木岳→木曽駒ヶ岳)



- GPS
- 23:46
- 距離
- 30.3km
- 登り
- 3,476m
- 下り
- 2,895m
コースタイム
- 山行
- 2:40
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 3:11
- 山行
- 9:47
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 11:13
- 山行
- 8:15
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 9:04
天候 | 3日間晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
バスタ新宿発 中央道駒ヶ根インターで下車、 徒歩で路線バス女体入口まで、 女体入口から菅の台バスセンターまで路線バス移動、 池山登山口まで徒歩移動 下山後は 北御所登山口バス停から菅の台まで路線バスで移動、 こまくさの湯に寄った後 菅の台から女体入口まで路線バスで移動、 中央高速バス駒ヶ根インターまで徒歩移動 中央高速バス 新宿-飯田線 駒ヶ根インター発でバスタ新宿まで |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な箇所はないが、空木岳~宝剣岳区間は岩場も多くコースタイムがかかるので、装備が重い場合特に計画立てる際は注意する。長いです。 |
その他周辺情報 | 下山後の温泉: 早太郎温泉こまくさの湯 700円 最寄りバス停は菅の台 |
写真
装備
個人装備 |
テント
シュラフ
シュラフマット
ザック
レインウェア上下
ストック
薄手フリース
着替え
帽子
コッヘル
ガス缶
バーナー
食料
行動食
水
ヘッドライト
水筒
サングラス
手袋
登山靴
ウインドブレーカー
ビニール袋
ファーストエイドキット
折り畳み傘
エマージェンシーシート
虫除け
日焼け止め
ヘルメット
|
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感想
今年の夏の縦走、元々は土日まで入れた5日間の行程で南アルプスを予定していましたが、椹島の土砂崩れにより今年もあえなく直前に計画変更。台風もあって平日3日間行程に短縮して中央アルプスを縦走することにしました。
このルートは同行者といつかやろうと言っててまだ実現できておらず、念願の3日間晴れ予報での実行でした。3日に短縮したのでロープウェイも使わず伊那前岳経由で下山することにしました。
池山尾根:
1日目その日の朝に新宿からバス移動してきて池山避難小屋まで。暑いですが木陰は涼しいのでなんとか池山経由で辿り着きました。
池山避難小屋はすぐ前に水場もあり快適。
次の泊地: 檜尾小屋まで水場は無く途中の小屋で購入になるので、翌日は使用する分をここで汲んで持って行く必要あり。
4リットル持ったら持ちすぎで重かったので池山尾根の途中で1リットル捨てました。
大地獄・小地獄は階段と鎖で整備もされており気をつければ特に危ない感じもなし。空木平の分岐まではずっと樹林帯で視界も開けません。虫がちょっと多いので気になる人はネット持参推奨。
駒石は簡単に登ることができます。
空木岳バックの撮影ポイント。
空木駒峰ヒュッテは空木岳直下にあり。
飲料販売、トイレ200円
空木岳~木曽殿山荘:
空木岳山頂は強風で、帽子が飛ばされてしまうのでシェルのフードとサングラスで不審者ルックな記念写真。
空木岳の木曽殿山荘側の山頂直下は鎖場で、出すのを忘れてましたが土日であれば特にヘルメット推奨。こちらも気をつけて通過すれば特に問題なし。
木曽殿山荘は空木岳から277mも下りた鞍部にあり、どちらから下りてきても直前に激坂があって圧倒されます。トイレ200円で利用可、ポカリスエット500円補給。
木曽殿山荘~東川岳~檜尾小屋:
2日目最大の頑張り区間。とにかく暑くて長くてキツイです。私が特にバテており、全区間で一番進みが遅く消耗してます。でも絶景です。
熊沢岳になかなか辿り着かず、体力気力が削がれます。手前の見た目が似たような山が三つ並んでる風景は綺麗ですが。
熊沢岳でライチョウに遭遇。雛を探してる親と動き回る雛達で人間がいても目の前を横切ってくるので可愛いんだけどちょっと心配になります。
熊沢岳の先は少し鎖場あり。こちらも気をつければ特に問題なし。
やっとの思いで檜尾岳に到着。檜尾小屋は檜尾尾根側に下ってすぐ。小屋が大変映える場所に建ってるのですぐわかります。
コースタイムはヤマレコ1.2以上で計画を組むべきでした、同行者が足早くてテント泊荷物でも0.8で歩けてしまうので尚更。なんとか檜尾小屋に15時前には到着。
檜尾小屋:
テント場は予約制⛺️2000円、携帯トイレ2回分付き。直前にも関わらず友人が二張分予約に成功したので今回の縦走が現実化しました。でも小屋も新しく快適そうです。テント場絶景。トイレ綺麗だし、冷えたコーラやビールまで売ってます。水場は10分くらい檜尾尾根を下ったところに出てます。冷たくて美味しい水です。
テント場のトイレが使い捨てトイレをブースで使用する方式で、タンクが無いので匂わず綺麗でした。
今後国立公園でこの方式を採用するトイレは増えるかも。
檜尾小屋~宝剣岳:
3日目スタートから暗い中檜尾岳登り返して、夜明けと小屋のシルエットを眺めながら先に進みます。
相変わらずアップダウンあり途中にハシゴや岩場もあって、絶景ですがゆったり歩きとは行きません。
島田娘は冬季も登られている山のようで、いつか冬も行ってみたいです。
宝剣岳は岩山なのでヘルメット装着。ボトルなど引っ掛けないようになるべく物をザックにしまってスタートしました。岩を潜る際に荷物がやっぱり邪魔でしたが、滑らず掴みやすいミニ岩場で楽しかったです。
前回写真撮影やったトロルの舌分岐がどこにあるのかちょっとわからず、山頂で写真撮ったら先を急ぎます。
宝剣山荘~木曽駒ヶ岳~伊那前岳:
3日目の疲れもあって日差しが暑いしで歩行スピードが上がらないので、山荘付近に荷物をデポして中岳~木曽駒ヶ岳は往復してきました。
同行者は平気そうでしたが標高高いので空身でも私は息が切れ気味。
前回木曽駒ケ岳に来た時は確かガスり気味だったので、今回周辺の風景がよく見られて良かったです。逆側から登るルートも気になります。
これまで歩いてきた道が宝剣岳越しに見えて感激です。長かった。
伊那前岳までは木曽駒ヶ岳に登りに来た人が時間潰しに往復したりしてるようで、こちら側からカールを見るのも絶景なのでピストンでも少し歩いてみるのをおすすめします。
伊那前岳~北御所登山口に下山:
伊那前岳周辺はライチョウ天国のようで相変わらずヒョコヒョコ出てきます。地図上に道迷い注意⚠️の印があるあたりは確かに道がわかりにくいので、よく周囲を見てルートファインディングしてください。
下り始めるとすぐに樹林帯に。暑いですが高所の日差しは強烈なので木陰は嬉しいです。上部は枝が出ていて薮みがありますが、下って行くとこのルートは大変歩きやすくいい道でした。水場もあります。
登山口から最後1時間弱はロード歩きで、工事区間もあり。工事事務所のトイレを登山者に開放されていて、大変助かりました。ありがとうございます。
バスに間に合うよう最後足が痛い中早歩きは疲れましたが、おかげで下山してすぐバスでこまくさの湯に行けて最高でした。
暑い・キツイ・長い中央アルプスの縦走、空木岳~木曽駒ヶ岳なんとか歩き通せて感無量です。
大変充実した3日間で、同行者にも感謝です。ありがとうございました。
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