八峰キレット(五竜岳→鹿島槍ヶ岳)

2025年08月02日(土) 〜 2025年08月04日(月)

• GPS: 23:19
• 距離: 24.0km
• 登り: 2,624m
• 下り: 2,841m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:29
• 休憩: 0:26
• 合計: 5:55

距離 6.3km 登り 1,037m 下り 182m

7:54 アルプス第1ペアリフト終点
7:57 地蔵の頭
9:56 小遠見山
10:18 10:19 中遠見山
11:02 11:27 大遠見山
12:17 西遠見山
13:42 13:43 白岳
13:45 13:46 遠見尾根分岐
13:52 五竜山荘

2日目

• 山行: 9:35
• 休憩: 2:07
• 合計: 11:42

距離 8.9km 登り 1,136m 下り 1,194m

4:38 五竜山荘
5:54 6:16 五竜岳
8:37 8:52 北尾根ノ頭
9:13 口ノ沢のコル
10:26 11:23 八峰キレット小屋
11:30 11:39 八峰キレット
13:20 13:23 鹿島槍ヶ岳北峰
14:17 14:37 鹿島槍ヶ岳
15:30 15:31 布引山
16:16 冷池山荘テント場
16:22 冷池山荘

3日目

• 山行: 4:45
• 休憩: 0:53
• 合計: 5:38

距離 8.9km 登り 451m 下り 1,465m

5:05 冷池山荘
5:24 冷乗越
5:58 爺ヶ岳北峰
6:39 6:44 爺ヶ岳中峰
7:05 7:15 爺ヶ岳南峰
7:48 8:12 種池山荘
8:24 富士見坂
8:48 水平岬
9:19 9:20 駅見岬
9:32 9:45 ケルン（柏原新道）
10:30 柏原新道登山口
10:43 ゴール地点

天候

晴れ時々霧

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

往路: 前泊して車でエスカルプラザ登山者専用駐車場に駐車
復路: 扇沢→信濃大町(バス)、信濃大町→神城(電車)、神城駅→エスカルプラザ(バス)

コース状況／危険箇所等

◯鎖場
・良く核心とされる所も含めて注意すれば問題無し。

◯梯子
・キレット小屋に一番近い梯子は最後に梯子を留めているワイヤーが足に引っかかるので注意

◯その他
・今回の核心であるガレ場とザレ場は非常に滑り易く、ストック必須

その他周辺情報

◯前泊
・see 遊 in HAKUBA 和楽
　非常に快適でコスパ最高。共同の冷蔵庫がある。

◯五竜山荘
・総合: ここまできたかというほど整備されて快適
・設備: トイレにはウォッシュレット、乾燥室は強力な暖房送風機、部屋にはUSB充電器と山小屋の概念を覆されました。
・水: 天水を消毒して煮沸したものを買えるが私には消毒剤の匂いがキツくて味を付けないと飲めなかった。
・部屋: 今回は寝床の足元が空いていて荷物が置けたので快適

◯冷池山荘
・五竜山荘のような先進の設備とは言えないが、スリッパの番号制やテラスハウスなど随所に効率化と宿泊者の事を考えた工夫があり快適でした。

写真

8/4 12:50

エスカルプラザに車を停めて出発！

8/2 7:37

あそこに見えてるのはどこの山かな？

8/2 7:40

ゴンドラ山頂駅からの素晴らしい展望。目指す五竜は左端。、

8/2 9:38

この頃からガスのように暗雲が‥

8/2 9:45

五竜岳が正面に見えてテンション上がる。

8/2 10:17

この頃かな？女子2名の体調が悪くなり、男子2名が荷物を少し持ってあげる事に。Aさんは帰ろうかと思ってたどの事σ^_^;

8/2 11:42

雪渓が沢山残ってる。

8/2 11:50

チングルマがあちこちに咲いてました。特に種池山荘周辺。

8/2 11:52

ツマトリソウ。花が沢山咲いてました。

8/2 12:00

コイワカガミ

8/2 12:02

西遠見

8/2 12:04

五竜が大分近づいてきた。

8/2 12:07

ヤマハハコ

8/2 12:09

雪渓が崩壊してカッコいい形になってる。

8/2 12:33

オトギリソウ

8/2 12:53

五竜岳の岩場が始まりました。手も足もいっぱいあって鎖が無くても大丈夫なくらい。

8/2 12:57

陽当たりの良い所のチングルマは散っていた。

8/2 13:15

ウツボグサ

8/2 13:16

ヤマブキショウマ

8/2 13:21

イブキジャコウソウ

8/2 13:22

ハクサンフウロ

8/2 13:26

またまた鎖場

8/2 13:34

いや、もう始まってましたけど(笑)

8/2 13:35

ミヤマキンバイ

8/2 13:41

五竜山荘が見えた！

8/2 13:45

唐松への分岐

8/2 13:49

五竜山荘とうちゃこ。トイレはウォシュレット、部屋にはUSBの充電器付きと山小屋の概念を覆されました。

8/2 13:50

この山行を通してコマクサが沢山咲いていた。

8/2 13:51

トウヤクリンドウ

8/2 14:01

五竜とテン場。テン場は台風予想だったためか空いていた。テン場は下の方だとトイレとか大変そうだけど冷池山荘に比べたら問題無し。

8/2 17:44

夕飯のカレー。味噌汁も美味しかった。

8/2 18:32

もうすぐ日の入り

8/2 18:35

山頂のガスも晴れてクッキリ。明日行くからねー。

8/2 18:35

夕日でブロッケン現象が2回発生した。

8/2 18:58

五竜とテン場と落陽

8/2 18:59

この夕日が見たかった。

8/3 3:26

テン場と五竜の向こうには星空が！

8/3 4:55

予報通り綺麗に晴れてくれて良かった。これからキレット。

8/3 4:56

五竜山荘を振り返る。唐松も見えている。

8/3 4:56

日の出が綺麗だねぇ。

8/3 5:26

鹿島槍ヶ岳とキレット

8/3 5:40

まずは五竜の山頂へ。

8/3 5:45

結構岩岩なんですね。

8/3 5:49

剱岳と立山三山

8/3 5:50

もう山頂はすぐそこ

8/3 5:53

とうちゃこー。素晴らしい展望。

8/3 5:54

左手に鹿島槍ヶ岳、正面に剣岳と立山三山

8/3 5:58

さぁ、これからだ！

8/3 6:01

ずっと来たかった八峰キレット。丁度キレット小屋への物資補給ヘリが来てキレット小屋の位置が分かりました。しかしながら行ってみると思ったより大分遠くに有り、メンタルが厳しかった。

8/3 6:19

五竜山頂から戻ってキレットへの分岐

8/3 6:30

いったいどこに通れるルートがあるのか‥。

8/3 6:36

今回随所に出て来る核心のガレ場

8/3 6:53

この急坂のガレ場とザレ場を下る。いきなり滑って尻もちついて洗礼を受けました。早速ストック出して慎重に降ります。

8/3 6:58

戸隠の蟻の戸渡みたいな所。

8/3 7:28

特に岩場や鎖場で難儀する事は無かった。

8/3 7:39

何かでっかいの出て来た

8/3 8:29

途中に斜めってる梯子

8/3 8:35

まだまだある。

8/3 8:40

ずっと剣岳と立山を見ながら進む。

8/3 9:13

8/3 9:34

8/3 9:37

カライトソウ

8/3 10:02

こういうザレた所が地味に危ない。

8/3 10:05

慎重に一歩一歩降ります。

8/3 10:17

やっともう少しになったキレット小屋

8/3 10:17

この梯子のトップの右側に梯子を固定するワイヤーがあるのだが、登りきって梯子から抜ける時にワイヤーに足を引っ掛けやすいので注意。

8/3 10:21

キレット小屋が見えてきたー！

8/3 10:23

キレット小屋直前の登山道の崩壊

8/3 10:24

キレット小屋とこれから登る鹿島槍ヶ岳

8/3 10:30

とりあえずジンジャーエールで活力注入！

8/3 11:25

雪渓から上がってくる天然のエアコンの風で生き返る

8/3 11:28

良く出て来る核心と言われる所

8/3 11:29

写真だと怖そうに見えるが鎖もあるし全く問題無し

8/3 11:31

核心部の梯子を降りるメンバー

8/3 11:32

ホントはこの梯子の下が切れ落ちてて怖いんだろうけど草に埋もれて全く見えず、恐怖感ゼロ。

8/3 11:43

またまた雪渓の風スポット。涼しい！

8/3 12:49

やっと鹿島槍ヶ岳の北峰

8/3 13:04

疲れ切ってて北峰をパスしようと思いましたが意外と近いので荷物をデポして向かいます。左から行った方が楽に行けたけど右に行ってしまった。

8/3 13:20

後は向かいに見える南峰だ！

8/3 13:20

上の方は険しそう(汗)

8/3 13:51

こんな所にお花畑が。

8/3 13:51

もう少し

8/3 14:16

もう全員ヘロヘロです。

8/3 14:18

とうちゃこー

8/3 15:01

冷池山荘に向かう途中で雷鳥発見。

8/3 15:06

8/3 15:08

イワツメクサ

8/3 15:11

ハクサンフウロ

8/3 15:20

これで冷池山荘までの登りは終了

8/3 16:04

イブキトラノオ

8/3 16:23

冷池山荘に到着。効率的に色々考えられていて、快適に過ごす事が出来ました。

8/4 5:06

最終日も晴れてくれました。

8/4 5:07

雲海が見事です。

8/4 5:08

8/4 5:22

8/4 6:34

爺ケ岳中峰。雲海が見事です。

8/4 6:40

8/4 6:50

最後のご褒美に雷鳥の親子。子供は6匹もいて産毛が可愛かった！

8/4 6:55

コマクサもあちこちに咲いていました。

8/4 7:05

爺ケ岳南峰

8/4 7:11

右手の肘の上に種池山荘。頭の上には剣岳。左には針の木岳、奥には水晶岳も見えている。

8/4 7:44

種池山荘の近くはお花畑が見事にでした。

8/4 10:29

やっと下山。バスの時間を気にして最初は急いだ。おかげで扇沢から一本早いバスに乗れました。

8/4 11:41

信濃大町に着いて食べた鴨肉蕎麦はサイコーに美味しかった！

8/4 12:49

神城駅から25分の登りの車道歩きが辛いなぁと思っていたらまさに神がかり的にエスカルプラザのバスが！この後の高速もそれほど混んでなかったし恵まれた山行でした。

撮影機器：

iPhone 16 Apple

装備

個人装備

通常のハイキング装備、ヘルメット、手袋、スリング、カラビナ

共同装備

φ7m x 10m ロープ スリング 120 60 各1本 安全環付きカラビナ x 2

感想

kinta6066

百名山２座と三大キレットの一つを制覇出来るルート。昨年からのリベンジでやっと行けました。

良く核心と言われる鎖場の所は核心では無く、ザレ場とガレ場、そして体力が核心だと実感しました。

通常は鹿島槍ヶ岳→五竜岳と行く所、逆に行った方が若干登り調子になるので難易度は下がると言う事で行きましたが中々どうして‥長い。

登り始めは暑さのせいか女子2名が体調不良になったものの、段々と調子も上がって何とか達成する事が出来ました。

五竜での夕陽によるブロッケン現象や朝焼けの雲海に昇る日の出、最後は雷鳥の可愛い雛を連れた親子、そして何より気の合う仲間との楽しい山行は忘れる事は無いであろう素晴らしい思い出の一コマになりました。