北岳・間ノ岳


- GPS
- 56:00
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 2,252m
- 下り
- 1,551m
コースタイム
- 山行
- 2:10
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:10
- 山行
- 7:10
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 8:30
天候 | 1日目晴れ 2日目晴れ&ガス 3日目暴風雨&濃霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
写真
感想
お盆前の駆け込みで、2泊3日で北岳と間ノ岳に行ってきました。
甲府からバスで広河原へ。バスは2台出てくれてました。広河原からはつり橋を渡ってスタートなのが趣がありますね。林間コースをと登って初日の宿泊地の白根御池小屋に到着。雨も降らなそうなので御池のほとりに天幕を張ってゆっくりと過ごしました。背後には北岳がみえていて、明日への期待が否応にも。
翌日は二股経由で大樺沢を登ります。息を切らせながら登りますが、振り返ると鳳凰が見えてて癒されます。ラストスパートの階段コーナーを登り切って八本歯のコルへ到着。いつの間にか鳳凰と同じくらいの目線になっていて、奥には八ヶ岳らしき山々も。気持ちのいい景色とは裏腹に、頭痛も始まり、ガスも多くなってきて、北岳の山頂は見えなくなっています。北岳山荘への道はお花がいっぱい咲いていて目を取られそうになりますが、結構切れていたりするので、気が抜けません。北岳山荘で、強風の中、天幕を設営して少し休憩しました。
ロキソニンを飲んだら少し症状が楽になったので、予定通り間ノ岳にむけて出発です。まず目指すは中白峰なのですが、頂上だと思って登っては騙され、登っては騙されして結構きつかった。頂上からは北岳は雲の中ですが、間ノ岳方面は、これから行く険しい道のりが見えます。テント装備はおいてきて身軽なはずなのに、ペースが上がらないのは空気が薄いからでしょうか。振り返ると自分の歩いてきた道のりが続いていて、あそこからここまで来たのかと励みになります。道中、落ちたら何百mも止まらないよな、などと考えながら、なんとか間ノ岳頂上に到着。生憎、頂上はガスのなかで山頂標に挨拶をして戻ります。
中白峰まで戻ると、サーッとガスが引いて、北岳の雄姿が目の前に。横には富士山も頭を出してくれて、ああ、これだよこれ、と何度か口に出していました。北岳山荘は多くのテントでにぎわっていてカラフル。北岳の雄姿の前にとても絵になってました。
翌日は朝から暴風雨。少し弱くならないかなと粘ってみましたが変わらないので、雨の中撤収をしてスタート。ガスガスで見通しの効かない中、一人で歩いていると心細くなります。八本歯への分岐を過ぎるとさらに風が強くなり、時折、岩にしがみついてないと飛ばされそうになります。八本歯に下ったほうが良かったかしらと思いながらも前に進んで北岳山頂に到着。もちろん、眺望はありませんが、ひどい嵐の中で達成感もひとしお。こんなコンディションですが、頂上には何人かの方がいらっしゃいました。レインから雨がしみてきて体が冷えてきたので、急いでくだります。
北岳肩の小屋あたりからは、水柱が立つほどの土砂降りに。太郎尾根分岐から草滑りにかけては、登山道が濁流なっていて、さながら沢下り。御池小屋迄降りてくると雨脚も風も弱まり、気持ちも楽になりました。御池小屋では何十人の人がノキシタで様子見をしていました。
早々に御池小屋を後にして、ヌカルミがちな道を下っていきます。高度も下がってきて体も温かくなり、ペースもあがります。今回の山行も、もう終わりなのだなと、キツかった半日を振り返りながらつり橋を渡り、広河原ビジターセンターで無事終了です。
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