御前谷遡行〜雄山東面第三尾根登攀
富山県
とりちゃん
けるかす
体力度について
- GPS
- 17:44
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,879m
- 下り
- 766m
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| 天候 | 8/15 晴れのち曇り、夕方から雨 8/16 曇り時々晴れ 夜は冷え込み、シュラフカバーだけだと寒い |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
ダム下の橋渡しは工事通行止め |
| その他周辺情報 | 温泉 薬師の湯 ギア 50m×2(クライミング自体は難しくなく、せいぜい�検△修海泙廼�曲もしないので、一本でもいけると思う。岩は若干もろいが、気を付けてれば問題なし。懸垂もなし。) カム 0.2ー3×1 だいたい使った ハーケン×5 二回各1枚づつ使った ナッツ 小さいの3つ 使わず 靴 ラバー クライミングシューズ(とり 登攀途中から使用) |
| 予約できる山小屋 |
立山室堂山荘
|
写真
黒部ダムでバスを降りてすぐに、ダム下流という標識へしたがって進むと作業道・登山道にでるので、下っていく。建物をでるまえにお手洗いとて洗い場(水汲める)がある。川底まで降りて橋を渡り登山道を少しいくと、ダム側へ続く道があるので歩いていくと濡れずに御前谷へ入ることができる。(と
川底まで降りて橋を渡り登山道を少しいくと、ダム側へ続く道があるので歩いていくと濡れずに御前谷へ入ることができる。(と
8m滝流量多く、正面突破は不可。右岸巻きも出だし悪く、早くも撤退かと思ったが、なんとか這い上がって続行。(け巻いてるときに上から見ると、出だしシャワーだがすぐに水の被らないところへいけるので、ビショビショ覚悟ならいけた(と
巻いてるときに上から見ると、出だしシャワーだがすぐに水の被らないところへいけるので、ビショビショ覚悟ならいけた(と
スラブを抜けたけるかす氏にお助けしてもらう。1ピッチ目はこの後、ロープを出して10mほどトラバース、その後灌木まで直上してピッチ。切った(と
1ピッチ目はこの後、ロープを出して10mほどトラバース、その後灌木まで直上してピッチ。切った(と
石橋のかかる大滝は迫力満点。石橋にあがると降りるのが大変みたい。石橋にロープを渡して、下で確保して反対側に降りれば、降りれそうと思った。(と
1
腕力勝負。途中岩壁にあたるので、そこを右側へ(と
雪渓を溶かして水を作ることも可能(と
�喫�1p目、気をつけていても落石、凹角からの抜けが悪く、ザックを降ろして突破。(けけるかす氏ザックを自分の1m弱上にクローブヒッチでとめて、押し上げる感じで登った。ワイドぽくのぼればさして難しくはない(と
けるかす氏ザックを自分の1m弱上にクローブヒッチでとめて、押し上げる感じで登った。ワイドぽくのぼればさして難しくはない(と
2ピッチ目洞窟ぽいところをトラバース。洞窟直上もいけそうではあった。トラバースしていくとルンゼを直上することになるが、そこできると落石があたるので少し戻った灌木のあるひろめのスペースでピッチをきった。(と
洞窟ぽいところをトラバース。洞窟直上もいけそうではあった。トラバースしていくとルンゼを直上することになるが、そこできると落石があたるので少し戻った灌木のあるひろめのスペースでピッチをきった。(と
�喫�3p目、途中灌木とハーケンで支点構築、出だしに支点構築できず怖い。這松に載ってるだけの岩や浮石が落ちてこれまた怖い。(け残置ハーケンを3.4枚みかけたので、ここいくのは正解のようだ。(と
残置ハーケンを3.4枚みかけたので、ここいくのは正解のようだ。(と
残置ハーケンに追加でハーケンを一枚目うち、終了点とした(と
スラブは登らずに横から巻いていけた。登っても合流するだけである。(と
5ピッチ目�喫�から先、�曲�取付きまでに、細尾根を1p+クライムダウン。岩剥がれるなと願いながらのリード。絶妙な距離にスタンスあり。(け
�喫�から先、�曲�取付きまでに、細尾根を1p+クライムダウン。岩剥がれるなと願いながらのリード。絶妙な距離にスタンスあり。(け
�曲�1p目、途中這松に支点とり、逆くの字に延ばす。(け計6ピッチ目。浮き石もちらほらだが、持つとき置くときに気にかければ問題なし。とりはここからクライミングシューズはいた。快適〜。(と
計6ピッチ目。浮き石もちらほらだが、持つとき置くときに気にかければ問題なし。とりはここからクライミングシューズはいた。快適〜。(と
出だしは、直上。(トラバースは浮き石が気になる)(と
�曲�3p目、蜘蛛の糸を掴むが如く抜けに這松に手を伸ばす。以降は安寧の地。(け計8ピッチ目
ここを登れと言わんばかりの凹角。ちょっとコケコケしてた。ここを抜ければロープの要らない比較的平坦な草地にでる。(と
計8ピッチ目
ここを登れと言わんばかりの凹角。ちょっとコケコケしてた。ここを抜ければロープの要らない比較的平坦な草地にでる。(と
感想
沢パインやりたいなぁ、赤石沢とかかなと考えていたところ、けるかす氏提案の沢で、沢セクションも面白そうなのでこちらへいくことにした。
○一日目
黒部ダム〜御前谷〜サル又ノカール
お盆前半の大雨で御前谷も増水気味。基本岩の上を歩いていく。水流を横切れるのは限られた場所で気を遣った。
登れる滝もごうごうと水が流れ落ちる有り様で、巻きの一手！
石橋のかかった滝は、見ごたえあり。
水はわりと冷たく、最後の水が枯れるポイントは氷水のよう。とはいえ、今回は下にサワ用の薄目のタイツを着ただけで遡行。歩きメインなので、濡れることはあまりない。
渓相はわりと明るく開けた感じ。ヌメリはあまり感じなかった。
○二日目
幕営地〜第三尾根〜大汝山〜室堂(雷鳥荘寄り道)
メインイベント第三尾根登攀！
�機船櫂ぅ鵐箸猫犬�らい。
1/3はハイマツこぎ、1/3はクライミング、1/3は歩きそんな感じでした。
けるかす氏はとおしでサワタビ、私は2峰でクライミングシューズ使用。
基本的には簡単そうなところを登っていけば、1.2峰はオッケー。3峰は登らずにガレ場を巻く。
登攀は簡単だが、詳細なトポはないので、ルーファイで登る。だが、前述のとおり簡単なところを選んでいけばたどり着けるはず。
少し岩がもろいが、気をつけてれば問題なし。
野性味のあるアルパインだね。
錫杖岳みたいにすっきりした岩登りも楽しいけど、こういうやつもたまにやると面白い。
大汝山から室堂までは走って一時間。子連れや、サークルできてるっぽい大学生、夫婦など賑わっていた。
立山東面尾根の2,4尾根登攀と御前谷の下部（取水堰堤まで）遡行したことがあり、どこかで御前谷にかかる大滝を見たいと思っていたところ、お盆後半に御前谷から第三尾根に繋ぐ計画を立てた。久しぶりの泥臭い行程で、専らビビりのせいか不安を吐露することもしばしあったが、お互いフォローして行程通すことができてよかった。
●御前谷
水量の多さは入渓時点では気づかず、8m滝で明らかに多いことがわかった。右岸巻きの出だしが悪く、早くも撤退が過ったものの、ザックなしだと登れて続行できた。石橋のかかる滝はやはり魅力的で、こんな身近なところに自然の芸術美があることに驚かされる。取水堰堤から先は未知の世界だが、一気に開放的となり気持ち良かった。大滝の迫力は勇ましく、とても近づくことができなかった。ここは大人しく右岸巻き。この先沢の水は冷たく、太陽の光もなく、極力濡れまいと思いながら、ゴーロを登っていくと、あれだけあった水も急になくなる。雪渓を登った先は、東面尾根をかつて登った時にベースとしていた思い出のビバークポイントへ。ゆっくりしたかったが、雨が降り始めて寒く、日のあるうちにご飯をたくさん食べて早めの就寝となった。
●東面第三尾根
全体的に這松とは喧嘩せず、お友達になり、うまく利用していく必要がある。Ⅰ峰まで2Pほど怖いピッチをリードした。岩がよく剥がれ落ちたり、ただ這松に乗っているだけの岩もあったので、このせいでいつも以上に緊張するクライミングとなった。このピッチのリード変わってくれないかな…と思うところもしばしあったが、ロープの流れや順番的に気を遣うピッチにリードがよく当たった。覚悟を決めて登ったものの、やはり緊張から喉がカラカラに渇いた。Ⅱ峰登り切ってようやく緊張から解放されて安堵に包まれた。この先はロープ出すようなところはなく、落石に注意しながら詰めていく。最終的には、靴はサワタビのまま、クライミングシューズの出番なし、チェンスパは草付きで役立った。終われば服は土と汗と這松の香り漂い、ズボンは汚れて穴は広がり、外付けマットも破れていた。必死だったんだろうなと。
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