西岳・権現岳・編笠山（「遠い飲み屋」で緩いテント泊！富士見高原口から時計周回）

2025年08月23日(土) 〜 2025年08月24日(日)

• GPS: 11:00
• 距離: 16.5km
• 登り: 1,565m
• 下り: 1,563m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:28
• 休憩: 0:31
• 合計: 3:59

距離 7.1km 登り 1,168m 下り 129m

11:05 富士見高原リゾート駐車場
11:12 富士見高原登山口
11:33 11:34 五叉路分岐
11:41 11:45 不動清水
12:35 12:37 林道出合
13:11 13:16 小広場
13:55 14:14 西岳
14:56 乙女の水
15:04 青年小屋

2日目

• 山行: 4:03
• 休憩: 2:57
• 合計: 7:00

距離 9.5km 登り 540m 下り 1,589m

4:31 青年小屋
4:56 のろし場
5:08 西ギボシ
5:13 5:24 東ギボシ
5:31 5:34 権現小屋
5:34 縦走路分岐
5:36 5:46 権現岳
5:47 6:01 縦走路分岐
6:04 権現小屋
6:11 6:18 東ギボシ
6:26 6:34 西ギボシ
6:42 のろし場
6:59 8:05 青年小屋
8:34 9:29 編笠山
10:42 臼久保岩小屋
11:01 11:03 盃流し
11:11 11:12 五叉路分岐
11:26 富士見高原登山口
11:31 富士見高原リゾート駐車場

天候

8/23 晴れ
8/24 晴れ、9時頃から稜線はくもり

アクセス

利用交通機関：

自家用車

中央道 小淵沢ICまで。
その後、県道11号（八ヶ岳高原ライン）を北上し、大平交差点を左折で鉢巻道路へ。
※鉢巻道路（県道11号）は山梨から長野に入ると県道484号となります。
鉢巻道路を約3kmほど直進すると右手に富士見高原スキー場の入口が見えるので、中へ入ります。
中に入ってすぐ、ゴルフ場＆スキー場の案内があるので（左折）、それに従って進んで行きます。
一番奥にゴルフ場の駐車場、手前はスキー場の駐車場がたくさんあります。
登山者駐車場として開放されている区画がありますのでそこへ停めてください。

■駐車場
富士見高原スキー場・ゴルフ場駐車場　約100台　無料
一番手前の駐車場（B-1駐車場）が登山者に解放されています。

コース状況／危険箇所等

■道の状況（危険箇所など）
[富士見高原駐車場〜不動清水]
少しだけ林道を歩いたあと登山道へ入り、蛇行する林道を横切ったり、一時的に林道を歩いたりする感じで進んでいきます。
基本的には案内の通りに進めば大丈夫ですが、途中1箇所、案内を見落として通り過ぎてしまっています。
このログはアテにしないでください…。

[不動清水〜小広場〜西岳]
樹林帯をひたすら登り続ける感じです。
目立った危険箇所はありません。体力勝負です。
西岳の山頂直下だけ、ややザレ気味なため、そこだけお気をつけください。

[西岳〜青年小屋]
今回の全行程の中ではほぼフラットな部類ですが、細かいアップダウンはそれなりに存在します。
危険箇所はありません。

[青年小屋〜ギボシ〜権現小屋〜権現岳]
最初は樹林帯ですが、森林限界を超えると岩場になります。
鎖場も多いため慎重に進むようお願いします。
権現岳の山頂、最高地点は恐らくバリエーション扱いです。
岩の上になるため滑落等に注意。

[青年小屋〜編笠山]
岩場歩き中心の道です。傾斜はそこまでキツくないですが、そこそこ歩きにくいため足元注意。

[編笠山〜𦥑久保岩小屋〜盃流し]
最初は岩場歩きです。
樹林帯に入ったあとは延々と下り続けます。体力勝負なコースです。
盃流し周辺、大雨による土石流や工事で姿が変わってしまっているようです。

その他周辺情報

■温泉
ふれあいセンター もみの湯　10:00〜21:30（最終入館21:00、第3火曜休）　650円
https://www.vill.hara.lg.jp/sightseeing/facility/61047.html
7、8、10、3月は無休。第3火曜が祝日の場合は翌平日休。
以前は掛け流しだった気がしたのですが、内湯に塩素臭があったのと、お湯の色が薄くなったように感じました…。

写真

8/23 11:05

【8/23 Day:1】
少し久し振りな富士見高原駐車場。
今日は短い行程なので、のんびりと出発です。

8/23 11:09

フサフジウツギ

8/23 11:09

カワラナデシコの白が咲いていました。

8/23 11:09

しょこたん

8/23 11:10

ジョーさんが撮りそうな花…らしいので撮りましたw
クサボタンですね。

8/23 11:11

ゲートは左脇から抜けます。

8/23 11:12

程なくして、林道から登山道へ。

8/23 11:20

割とすぐ、林道に戻るんですけどね。

8/23 11:26

再び登山道へ入ります。
暫くはこんな感じの繰り返し。

8/23 11:29

タチギボウシ

8/23 11:30

ワレモコウ

8/23 11:34

五差路分岐。
今回は、歩いたことのない西岳へ直登するルートへ。

8/23 11:41

そこにミラー（ry

8/23 11:45

不動清水。
チョロチョロではあるものの、水は出ていました。

8/23 11:52

キバナヤマオダマキ

8/23 12:27

ミヤマモジズリ

8/23 12:36

何度か横切る林道。

8/23 13:05

ひたすら、そこそこの傾斜の登りが続きます。

8/23 13:12

小広場。
本当に小さな広場でした（笑）

8/23 13:17

秋麒麟

8/23 13:23

道標がイチイチ渋くて、大変良いです（笑）

8/23 13:38

ハナイカリ

8/23 13:39

シナノオトギリ

8/23 13:39

イブキジャコウソウ
今年、あまり見ていない気がしました。

8/23 13:39

山頂直下まで来るとようやく開けて展望が。
編笠山が近い！

8/23 13:40

奥秩父の山々は雲の中…。

8/23 13:43

南アルプスも見えませんでした…。

8/23 13:52

やっと見えてきました。

8/23 13:54

西岳、山頂！
「岳」のお団子が欠けてしまってますねー。

8/23 13:54

マツムシソウとミネウスユキソウ

8/23 13:55

権現岳と編笠山の存在感が素晴らしい！

8/23 14:05

せっかくなので、おやつ休憩にします（笑）

8/23 14:14

ヤマハハコ

8/23 14:15

では、青年小屋へ向かいます。

8/23 14:18

エゾシオガマ

8/23 14:19

ゴゼンタチバナ、実。

8/23 14:28

青年小屋−西岳間は平坦だと思っていたのですが。
思っていた以上に起伏がある…人間の記憶って、いい加減だなぁ、、、と感じた瞬間でした（苦笑）

8/23 14:29

マルバノイチヤクソウ

8/23 14:33

たまに開けると、とても雰囲気が良いです。

8/23 14:35

編笠山の存在感も抜群。

8/23 14:55

こんなに荒れてたっけ？？という感じですが水場です。
何処かのワンゲルさんたちの給水タイムと被ってしまったのですが、先にどうぞと譲っていただいたのでサッと補給できました。

8/23 14:57

冷たくて美味しい水です。

8/23 15:05

そして、青年小屋に到着！
今日はここで終了、受付しに行きます。

8/23 15:42

本日の寝床、完成。
平らな場所があまり残ってなくてここにしたのですが、周囲がグループだらけでちょっと居づらかったのはここだけの話。

8/23 16:17

ひとり宴会スタート。
つくねとうりずん（四角豆）のアヒージョ。
山にうりずん持ってくる人、かつて居ただろうかという感じですw
後のことを考えて油控えめに使用したら、オイリーな油炒めっぽい仕上がりに…。

8/23 16:29

こちらも点火！

8/23 16:45

青菜とアーモンドフィッシュ炒め、鰯粉がけ。
アヒージョの残り油で作成。

8/23 16:46

雲隠れしていた権現岳顔を出した！
いいですねー。

8/23 17:30

炊いたご飯でタコライス。
レトルトが期限切れしていたので、今回はそれを消費。

8/23 17:56

編笠山の裾野に日が沈む…。

8/23 17:56

よく見たら、富士山！
今日は見えないと思っていただけに、ビックリ。

8/23 18:14

遠い飲み屋で日本酒を1合で量り売りしてくれます。
コッヘルに入れてもらったそれは、秋田の銘酒「雪の茅舎」です。

8/23 18:39

テント泊だと提灯の向こうで飲めないのが残念ですが、ここだったらテント泊してしまうよなー、、、って感じなので、どちらを取るか難しいところですね。

では、おやすみなさい！

8/24 3:27

【8/24 Day:2】
おはようございます。
というか、こんな時間に起きる予定はなかったのですが…目覚めてしまったので活動開始。
まずは朝食。甘酒を使って粕汁風雑煮。

8/24 4:32

元々は行く予定になかったのですが、起きてしまったので散歩しに行ってきます！w

8/24 4:51

少し空が明るくなってきて、ようやく撮影できた編笠山。

8/24 4:55

権現岳の後ろ、マジックアワーの色合いになってきました。

8/24 4:58

太陽が出るまでまだもう少し掛かりそうなので、ギボシまで上がってみることにします。

8/24 5:00

雲上の日本一。

8/24 5:00

編笠山の左に南アルプス…鳳凰・白峰三山・甲斐駒・仙丈・鋸。
右側で見切れているのは中央アルプス。

8/24 5:08

んー。
ちょっと間に合わないかな…？

8/24 5:12

写真で見ると強烈な印象ですが、実際は足場もしっかりしていて歩きやすいです。

8/24 5:16

赤岳方面。
雲海が赤く染まる！

8/24 5:16

ご来光はちょうど雲の上に出てきたくらいでした。
快晴じゃなかったので間に合った感じでした。

8/24 5:20

ギボシの山頂で日の出観賞です。

8/24 5:22

風景が昼の色に変わりつつあります。

8/24 5:28

南アにズーム！

8/24 5:32

権現小屋。
今年も休業…このまま廃業ですかねー。

8/24 5:32

タカネヒゴタイ

8/24 5:35

すっかり明るくなったところで、登頂します！

8/24 5:42

山頂！
ほぼ同着のワンゲルさん達と交代で撮影し合いました。

8/24 5:43

奥秩父の山々が神々しくなってる！！

8/24 5:44

これは「子抱き富士」ということで良いのでしょうか？（苦笑）

8/24 5:48

ギボシに日が差してきましたね。

8/24 5:54

キレット縦走路との分岐まで戻りました。
本当はキレット歩きをする時に権現岳の再訪をしようと思っていたんですけどねー。
展望を楽しめたので、まぁOKです。

8/24 6:01

分岐のところで補給してたら…早くも雲が上がってきて赤岳が見えなくなりつつある！！

8/24 6:05

ミヤマコゴメグサ

8/24 6:06

キオン

8/24 6:20

明るくなったので、花を撮りながら戻ります！

8/24 6:21

ミヤマオトコヨモギ

8/24 6:22

シコタンハコベ

8/24 6:27

これだけスッキリ晴れたの、ちょっと久し振りで純粋に嬉しいw

8/24 6:30

ウメバチソウ

8/24 6:37

トウヤクリンドウ

8/24 6:37

カワラナデシコ

8/24 6:41

トリカブト

8/24 6:44

編笠山（左）と西岳（右）。
双子みたいですねー。

8/24 6:46

森を抜けて…。

8/24 6:58

小屋へ戻りました。
テントを潰します！

8/24 8:01

出る前に1枚撮っていただきました。

8/24 8:04

それでは、編笠山の上まで行きますか。

8/24 8:05

重装備だと、これをピョンピョン超えていくのは至難の業w

8/24 8:12

岩場を抜けたあたりで振り向いて1枚。
だいぶ雲が出てきました…。

8/24 8:25

紅白でおめでたそうな実w

8/24 8:26

荷物が重たいせいで、わずかな距離なのにハァハァゼェゼェ…。

8/24 8:33

そして、登りきったら絶景が…。

8/24 8:34

待っていませんでした…orz
雲が出るの、早すぎやしませんか？？

8/24 8:37

とりあえず、編笠山の登頂写真。
3人組のお姉さん達と撮りあって、少し談笑。日帰りで権現岳も含めた周回だそう。

8/24 8:48

西岳ももうすぐ営業終了…。

8/24 8:51

赤岳の勇姿はこれが最後でした。

8/24 8:58

朝が早過ぎて空腹なので、編笠山の山頂でランチ。
9時前にランチ…昼メシとは？w

8/24 9:15

コーヒーもしっかりいただきました。

8/24 9:30

もう少し晴れていて欲しかったけど、仕方ないですね。
下山します。

8/24 9:38

下ってて思ったのですが、昨日と違ってそこまで暑くない。
雲で日差しが遮られて歩きやすかったw

8/24 9:42

岩場歩きはここまで。
この先は樹林帯になります。

8/24 9:51

このルート、、やはり人が少ないからかちょっと荒れ気味。
逆に、静かに歩けるというメリットはあるんですけどね（笑）

8/24 10:42

景色に変わり映えがないので、少し端折って𦥑久保岩小屋跡。

8/24 10:54

林道跨ぎ始まりました。

8/24 10:59

ミヤマママコナ

8/24 11:01

あまり記憶にない雰囲気になってきたのですが…。

8/24 11:03

どうやらこの辺、大雨で流れてしまってるみたいですね。

8/24 11:04

という訳で、盃流し入口。

8/24 11:08

ロープに沿って進みます。

8/24 11:09

ヤマハギ

8/24 11:11

五叉路に出ました。

8/24 11:12

昨日登ってきた道と合流。
もう少しでゴールです。

8/24 11:26

横着してGPS任せで戻っていきます。
で、ゲートまできました。

8/24 11:28

センニンソウ

8/24 11:28

最後の舗装路を行きます。

8/24 11:31

ゴール！
お疲れ様でした。

8/24 12:45

すぐ近くのホテルの日帰り入浴は塩素臭が強かった記憶なので、少し車を走らせてもみの湯へ。
でも、ここも塩素臭がするようになってしまってちょっと残念。
時代ですかねー。うーん。

8/24 15:27

帰りの八ヶ岳PA（裏口入場）で夕食。
久し振りに清里カレーにしました。
それにしても、15時半にいただく夕食とは一体w

8/24 15:40

まだ売っていたので八ヶ岳クッキーシューも。
お腹いっぱいで帰宅となりました。

撮影機器：

iPhone 13 Apple

感想

ジョー🐪

梅雨明け以降のお茶を濁し続けるハイキングからそろそろいい加減に脱却しなければ…と思い、テント泊で何処か歩くこともしました。

なのですが、最近、金曜日がちょっと忙しくなる傾向があり、なかなか夜のうちに家を出られないし、睡眠時間を確保しようとすると土曜はたくさん歩けない。
というところで、そんなに歩かないテント泊ができそうな場合を模索し、青年小屋に白羽の矢が立った次第です。

ええ、「ゆるハイクからの脱却」目的なのに、緩い山行を計画する本末転倒なヤツです、はい（笑）

コースタイムこそ短めですが、予定していなかった権現岳ピストンを追加したことで累積標高はそれなりになったので、まぁそこまで緩くはない仕上がりになったかな、と思います。
タイトル「緩いテント泊」ですけどw

いやー。
まさか2時半に起こされるとは思ってもみなくて（苦笑）
ワンゲルの若者たち、元気ですねw
水場で先に汲ませてもらったり、権現岳で写真撮ってくれたりと、いい子たちではあったけど、会話時の声のボリュームがちょっと惜しかったかなー。

元々、周囲のテントの皆さんも前夜に割といい時間まで談笑が弾んでいるようではあったので、あまり気にしてなかったのかも知れませんね。
（まぁ、こういうのって経験ですよねー）

人気エリアのテン場、いい勉強になりました。

コメント

ken222

こんばんは。
ギボシからの日の出のお写真を拝見したくてウズウズしていました。
雲海が赤く染まるシーンも素敵です。権現岳山頂からの雲海も！！　
実は深夜12時に歩き始めれば私みたいな鈍足でもご来光に間に合うかもと考えたのでした。でもクマが怖くてぐずぐずして3時出発にしたのでした。
きれいなお写真を拝見できたからよかったです。
きっと、いつかまたどこかで(^^♪

ジョー🐪

To：ken222さん

こんにちは！
ようやく公開できました😅

意図せず見ることになったご来光ですが、この日は雲が上がるまでの時間が早かったので結果的に正解だったのかなと思います。

一番すれ違いの多いタイミングで気づけずでしたが、逆に下ってくる人はまだそんなにいなかったと思いますが、今回は何とも惜しい感じでした。
またバッタリした際にはよろしくお願いします🙂（笑）

mkazu11

お疲れ様でした。ところで深夜早朝に行動される方々の中でモラルのない方が増えているような気がします。平気で日中と同じ音量で会話する人やヘッデンの明かりを寝てるテントに平気で向ける人。遠慮のかけらも無く自分たちの事だけしている。ワンゲルの方々なら尚更こう言うの学ばないんですかね〜とか思ったりしました。

ジョー🐪

To：mkazu11さん

こんにちは！
人の多い山域だと特に、他者への気遣い的なものがなくなってきているなー、と感じます。
時代が変わっていると言われてしまえばそれまでなんですけどね🥲

ワンゲルとか山岳会とか、長く在籍している人が学んでないと受け継がれていかないだろうと思うので、教える人がいないんだろうな…と思って静観してます。
特に学生はコロナで縦のつながりが一度リセットされてしまっているみたいなので、なかなか難しいんだろうなと思います。
見ず知らずのおっさんが声を荒げるのもなー、という感じもするので何も言いませんでしたが、「人の振り見て我が振りなおせ」じゃないですけど、学生生活の間に何か学んでくれるといいなと思います🙂