奥秩父縦走 甲武信ヶ岳から瑞牆山まで


- GPS
- 56:00
- 距離
- 34.4km
- 登り
- 3,745m
- 下り
- 3,327m
コースタイム
- 山行
- 3:05
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 3:20
- 山行
- 9:30
- 休憩
- 4:20
- 合計
- 13:50
- 山行
- 4:50
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 6:40
金曜は小雨予報だが土日の予報が良いので2泊3日のテント泊を計画。
2日目は疲れてしまい小屋泊にするが結果オーライって感じで…
天候 | 6日(金) 夕方より小雨、7日(土) 晴れときどき曇り、8日(日) 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
国師岳周辺の登山道に残雪あり |
その他周辺情報 | 日帰り入浴 ハイジの村クララ館820円(バス乗車時100円割引券が貰えたので720円) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
携帯
時計
タオル
カメラ
|
---|
感想
6日(金)
塩山駅発西沢渓谷入口行きバスの午後便に標準を合わせ特急電車に乗る。
缶ビールを飲みつつ本を読んでいたら塩山駅に到着、30分後に発車のバスを待つ。
荷物は体感で16kg程度、冬装備だった前回よりはるかにましだがまだ重い。
今回は荷物の軽量化のため持ち込むお酒はウィスキーの小瓶だけにしておいた。
予定より数分遅れで到着したバスは自分以外に4人の乗客を乗せて発車。
他の人は地元の人らしくどんどん下車しすぐに自分一人の貸切状態になる。
予定通り西沢渓谷入口に到着、既に小雨が降り始め傘を差した人の姿が目立つ。
廃業した西沢山荘前から徳ちゃん新道を使い少し早めのペースで甲武信小屋を目指す。
登山道では山つつじの他に石楠花の花も咲き始めていた、来週末あたりは満開かも。
登るにつれ雨足が強まってきたので先日買ったばかりのポンチョを着てみる。
今回雨具としてポンチョを初めて試してみたが登りで裾を踏んでしまい歩きにくい。
次回からは普通のレインウェアに戻そうと思いながら裾をたぐりつつ登る。
木賊山手前から残雪と凍結個所が出てきたが持参した簡易アイゼンを使うほどではない。
甲武信小屋に到着、受付を済ませ早速テントを設営しようと思ったらポールを固定するグロメットがついた部品が無い、昨年北岳で使ったあと外して取り込み忘れたらしい…
小屋泊にするか悩んだがテントに付属している紐でポール末端を無理やり結わえ設営する。
テントと格闘してるうち身体が冷えたので酸辣湯麺を作りウィスキーとともに頂く。
ほどなく就寝…
7日(土)
深夜0時を少し回ったあたりで目が覚める。
荷物の軽量化のためにダウンジャケットとダウンパンツを省いたせいで少し肌寒い。
寝袋はモンベルの♯2だがこの時期の標高2400mでは不足なのかもしれない。
眠れそうにないので登山計画を練る、はたして東を目指すべきか西を目指すべきか…
東の雲取山迄のコースタイムはひときわ長いので西の金峰山を目指すことにする。
そもそも提出した登山届には金峰山方面へ行くコースを記載したことを思い出した。
夜明けまで持参した本を読む、林芙美子の『放浪記』、中学生の時に読んだ際には
さして面白くもないと思ったがそれは自分の人生経験が足りなかったからであるらしく
今読むとなかなかに興味深い、といってもまだ100ページも読んでないが…
夜が明けたのでテントを撤収、他の登山客も起きていて朝陽を眺めている。
まずは甲武信ヶ岳、山頂から見える雲海が美しく富士山の裾は見えるが頭は雲隠れ。
気圧の変わり目で強風が吹いていたが少し下ったら樹林帯に入り風の影響は減った。
一見優しい稜線だが突如足元が100m以上切れ落ちた所もあり油断はならない。
国師ヶ岳に近づくにつれ残雪が多くなる、無理せずアイゼンを着けておけばよかった。
なんとか国師ヶ岳に到着、コースタイムを早めるどころか休憩時間分予定より遅れ気味。
北奥千丈岳という聞いたことのない峰にも訪れてみたが実は今回の最高峰(2601m)。
前国師岳からずっと下ると大弛峠、車で来れる峠としては最高地点という標識があった。
大弛峠から少し登ってまた下った所が朝日峠、そこから30分ほど登り返すと朝日岳。
行動食の煎餅を全部食べてしまったので非常食のフルーツシロップ漬けを食べる。
既に計画より30分以上遅れこのままだと富士見平小屋到着は17時を回ってしまう。
17時以降に到着して部品の足りないテントを設営し、またあの味の濃い酸辣湯麺食べ
肌寒く寝るのを想像すると金峰山小屋に泊まろうという考えは自然な成り行きだった。
実は金峰山小屋の夕食は定評があるらしく食べてみたい小屋食リストに入っている。
しかし小屋泊するとなると今まで背負ってきたテント泊用の荷物が不憫でならない。
などと堂々巡りしても拉致が開かないので電話で問い合わせ予約をとって小屋へ行く。
他にも予約のお客さんはいるようだが到着は自分が一番乗り、受付を済ませ缶ビールを購入。
漫画『宇宙兄弟』の単行本を読んでいると次々に来客が訪れ計8人の宿泊客になった。
17時半から夕食、チキンステーキをメインとしたワンプレートディナー、ロゼワイン付。
野菜たっぷり具沢山のスープがとても美味しい、お代わり可能なので2杯お代わりする。
夕食の後腹ごなしも兼ね山頂まで夕陽を見に行ってみる、薄着だったので少し寒かった。
20時半の消灯時間まで漫画を読み、残ったウィスキーを飲んで過ごした。
8日(日)
朝陽を見に行く予定なのに目を覚ましたら4時20分。
むにゃむにゃと眠い目を擦りつつ山頂へ向かう、同宿の二人が先に向かっていた。
到着すると既に朝陽は登りつつあり五丈石はモルゲンロートに照らされ始めていた。
朝陽を存分に堪能して下山すると宿の玄関前にいた黒ラブが妙に懐いてくる。
朝食は頼んでないので持参した酸辣湯麺を食べる、味が濃いので食べたくなかったが
余った温泉卵を3つ入れてみたらいい具合にまろやかになり美味しく頂けた。
この日は富士見平小屋まで下山しておしまいのつもりだったがあまりに天気が良い。
地図を眺めていたら八丁平経由で小川山へ行くルートがあり行ってみようと思う。
眺めのいい稜線から樹林帯に入り大日岩から八丁平方面へ向かうが道がよく分からず。
岩をくぐり抜けて行くような場所があったがその先は登山道というには微妙なところ。
岩自体フリクションが効くのでまだ先の方まで歩けそうだが道が続いてないと厳しい。
ということで無理せず戻ることにした、一応他の道も探してみるがやはり分からず。
大日小屋の前を通過し鷹見岩という昨年行かなかった場所に行ってみる。
それほど高い場所にある岩ではないが開けていて特に瑞牆山の展望にはうってつけ。
カメラをズームして撮影すると瑞牆山の岩の上に立つ登山者の姿が確認できた。
小川山には行けなかったけど瑞牆山くらいは行っておくか、と予定を改め再出発。
富士見平小屋で休憩をとらずそのまま瑞牆山へ向かうが背中の荷物が邪魔に思える。
小川山(八丁平方面)との分岐あたりで荷物をデポしてサブバッグだけの軽装で登る。
羽が生えたような身軽さに足が進み沢を横切るべきところを沢沿いをしばらく登ってしまう。
途中で気付いて分岐に戻り桃太郎岩を経由してひたすら登り続けていると山頂に到着。
ここでみずがき山荘からのバス時刻表を確認すると11時25分発かその次は12時50分発。
12時50分でも良いが途中温泉に寄りたいので11時25分発をめざしペース早めに下山。
富士見平小屋から先は軽く駆け足で下りたが最後の最後で派手に転んでしまった。
しかしバスには間に合ったし温泉にも寄れそうなので良かったということにしておこう。
バスの運転手は若く爽やかな好青年、自分に適齢期の娘がいたら婿に欲しいくらいだ。
途中下車したクララの湯でゆったりと1時間以上を過ごし次のバスで韮崎駅へ。
後から来る特急電車の方が1時間ほど早く着くのだが、観る予定の映画は18時から。
特急料金との差額で缶ビール5本とおつまみを買って鈍行電車に乗り込んだ。
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