蓮華温泉〜朝日岳〜栂海新道（雨のち晴れ、展望と暑さ）

2025年09月15日(月) 〜 2025年09月16日(火)

• GPS: 17:52
• 距離: 42.7km
• 登り: 2,879m
• 下り: 4,258m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:42
• 休憩: 0:34
• 合計: 6:16

距離 13.3km 登り 1,410m 下り 731m

6:31 蓮華温泉ロッジ
6:38 6:42 蓮華温泉キャンプ場
6:43 蓮華の森分岐
6:59 兵馬の平
7:21 7:30 瀬戸川橋
8:12 8:13 ヒョウタン池
8:16 8:18 白高地沢橋
9:23 9:24 花園三角点
9:26 五輪高原
11:23 吹上のコル
11:59 12:12 朝日岳
12:38 12:42 水谷のコル
12:47 朝日神社

2日目

• 山行: 10:00
• 休憩: 1:34
• 合計: 11:34

距離 29.4km 登り 1,469m 下り 3,527m

4:05 朝日神社
4:05 朝日小屋
4:10 4:17 水谷のコル
4:53 4:58 朝日岳
5:13 吹上のコル
5:29 照葉ノ池
6:02 6:14 アヤメ平
7:01 7:02 黒岩平
7:22 7:24 黒岩山
8:17 サワガニ山
8:39 8:45 北又の水場
9:23 9:27 犬ヶ岳
9:31 9:35 栂海山荘
10:09 10:11 黄蓮山
10:25 10:38 黄蓮の水場
10:49 菊石山
11:08 11:18 下駒ヶ岳
12:05 12:08 白鳥小屋
12:09 12:21 白鳥山
12:35 山姥平
13:00 13:09 シキワリの水場
13:14 金時坂ノ頭
13:40 坂田峠
14:15 尻高山
14:42 14:43 二本松峠
14:55 入道山
15:36 15:39 親不知 栂海新道登山口
15:39 親不知観光ホテル

写真

9/14 12:12

糸魚川の駅からバス　12時20分発　天候は雨

9/14 13:56

蓮華温泉駐車場　駐車に余裕がある。天気が悪いからね。

9/14 13:58

蓮華温泉の駐車場の工事をしていました。

9/14 13:59

蓮華温泉　雨はやみました。

9/14 14:26

入浴しに散歩です。あちこちで湯気が。

9/14 14:38

最上段にある女性優先の薬師湯　熱くて入れない。

9/14 15:16

仙気の湯　ちょうどよい温度。短パンで入浴します。

9/14 15:28

黄金湯　ぬるい。いちおう入浴します。

9/14 15:36

雨がやんで青空がみえてきました。明日ははれるかな。

9/14 17:37

夕食。生ビールをつけた。

9/15 5:48

朝食。マメカレー。好きな時間に食べられる。外は雨なので待機がてらゆっくりめの朝食。

9/15 6:30

4時に目が覚めたが大雨。雨が少し落ち着いた6時半に出発。雲は薄いので回復に期待。

9/15 6:31

朝日岳に向かいます。

9/15 6:58

湿原の木道は一部が水没。早々に靴も水びたし。雨もやまない。

9/15 7:25

橋まで降りました。この後雨が続きます。撤退すればよかったかなと後悔。

9/15 9:14

雨がやんだ。ケータイとりだして撮影。湿原のあたり。

9/15 9:17

青空も見えた。しかし下山者からは「稜線は雨ひどい」との話。

9/15 9:18

キンコウカ　色づき

9/15 9:24

雲と雨は富山県側からやってくる。稜線はまだ天気悪そう。

9/15 9:29

ウメバチソウ

9/15 9:29

晴れ間もでてきた

9/15 9:29

イワショウブ

9/15 9:31

シャジン

9/15 9:35

マツムシソウ　シモツケ

9/15 9:36

シャジン

9/15 9:36

カライトソウ

9/15 9:46

登ってきた方向をみおろす。素晴らしいルート。

9/15 9:52

ワレモコウ

9/15 10:34

遠目にはワタスゲ？にみえるけど、イワショウブ。

9/15 10:35

イワショウブ

9/15 10:37

オニシオガマかな

9/15 10:38

ウサギキク

9/15 10:40

雲は富山側から。雨はやんでいそうだがガスまみれ。

9/15 10:42

青空がでると嬉しい。

9/15 11:00

湿原の美しいルート。

9/15 11:03

稜線下のガス帯に突入。草紅葉色づきはじめ

9/15 11:05

黄色く色づいているのがとても美しい

9/15 11:08

リンドウ

9/15 11:09

トウヒレンかな

9/15 11:09

タデ系

9/15 11:10

セリ科

9/15 11:13

ヒオウギアヤメ

9/15 11:13

リンドウ

9/15 11:13

黄葉が美しい

9/15 11:16

美しいけど青空出ないのが残念

9/15 11:17

アキノキリンソウ

9/15 11:17

リンドウ

9/15 11:18

チングルマ

9/15 11:19

ダイモンジソウ　ウサギキク

9/15 11:23

吹上のコル、稜線についた。富山側からの雲で真っ白。

9/15 11:38

なんと、ガスがとれてきた。

9/15 11:40

栂海新道方面。素晴らし過ぎる道だ。

9/15 11:44

雪渓がまだ残っている。

9/15 11:48

池塘　ミヤマホタルイかな

9/15 11:49

雪渓

9/15 11:49

カライトソウ　アキノキリンソウ

9/15 11:50

トウウチソウかな　終わりかけ

9/15 11:51

チングルマ果穂がすごい

9/15 11:52

カライトソウの群落

9/15 11:52

ダイコンソウの群落

9/15 11:53

雪渓

9/15 11:54

シオガマ

9/15 11:59

朝日岳山頂

9/15 12:12

雷鳥もいたよ。

9/15 12:21

シモツケ　とてもフレッシュな咲きぶり

9/15 12:22

ハハコグサ　これもフレッシュな咲きぶり

9/15 12:22

アキノキリンソウ　これもフレッシュ

9/15 12:23

ウサギキク　まだまだフレッシュ

9/15 12:24

ニガナかな

9/15 12:24

この時期なのに、お花がすごい。

9/15 12:26

まだまだいけるぞ、ハクサンフウロとミヤマキンポウゲ

9/15 12:26

まだまだいける、ミヤマキンポウゲ

9/15 12:29

カライトソウは一番の主役かも

9/15 12:34

朝日小屋が一瞬みえたけどガスで隠れた

9/15 12:42

黄色く色づき

9/15 12:46

朝日小屋まですぐ

9/15 12:47

朝日小屋の外トイレ棟

9/15 12:48

朝日小屋

9/15 13:08

朝日小屋前から。鳥居がある。

9/15 14:44

テン場付近。ウサギキクの群落。

9/15 14:47

テン場付近。青空がいいね。

9/15 14:49

朝日小屋前　池塘がある。

9/15 14:49

朝日小屋前　池塘がある。

9/15 15:22

笹の葉すしと混ぜ御飯の販売。笹の葉（ます、まだい、くるみの3種）と混ぜ御飯（とり）を買った。明日の朝食に。

9/15 16:26

夕食　富山の名物もりだくさんのメニュー。とてもおいしい。グラスワインで、宿泊者全員で乾杯。

9/15 17:17

夕方の雪倉、白馬、旭。

9/15 17:23

雪倉、白馬、旭の夕景。

9/15 17:35

日没へ。富山側は雲が多く、下界は見えなかった。

9/15 17:41

日没へ。ここ、いいですね。

9/15 17:42

朝日小屋もアーベントロート

9/15 17:46

白馬・旭もアーベントロート

9/16 4:15

早朝、暗いなか出発します。富山側の町の夜景

9/16 4:26

朝日小屋の明かりもみえる。

9/16 4:54

日の出前。雪倉、白馬、旭

9/16 4:55

朝日岳に登頂　まだ暗くて。

9/16 4:59

東の空が赤い。日の出は5時半ころ。

9/16 5:13

吹上のコルに到着。

9/16 5:24

素晴らしい湿原の道。

9/16 5:25

朝焼けと木道、最高です。

9/16 5:27

池と朝焼け

9/16 5:28

池に朝焼けの雲がうつっている。遠くに雪倉と白馬。

9/16 5:28

この時間の山は特に美しい。

9/16 5:29

まもなく日の出。

9/16 5:31

日の出！

9/16 5:40

とても美しい。

9/16 5:44

これから歩くルートかな。

9/16 6:01

湿原の中の道

9/16 6:03

ここで朝食としましょう。

9/16 6:04

笹の葉すし（ます、まとだい、くるみ）を食べます。とてもおいしい。富山に来た感じがする。
混ぜ御飯は次の休憩の際にします。

9/16 6:54

池塘たくさん

9/16 6:56

箱庭みたいに美しい場所。

9/16 7:07

振り返って撮影

9/16 7:25

朝日岳がだいぶ遠くなりました。

9/16 7:25

黒岩岳に到着

9/16 7:42

文子の池を通過

9/16 8:17

さわがに山を通過

9/16 8:17

妙高の方かなぁ。

9/16 8:46

北又の水場　出ている。1L追加（この先も2L体制）。

9/16 9:20

ここは危険　ローブだけをたよりに通過。

9/16 9:27

犬ヶ岳

9/16 9:27

白鳥山にガス　このままガスでいてくれ！と期待したが。

9/16 9:29

栂海新道の開祖　小野さん　素晴らしいルートの開拓に感謝です。

9/16 9:32

栂海山荘

9/16 10:28

黄連の水場　沢です。0.5Lくみましたが最後まで飲まず（なんとなく避けた。この先も2L体制）

9/16 10:42

ブナの美しい道です。

9/16 10:49

菊石山。ここへの登り返しが暑い・きつい。

9/16 11:16

下駒ヶ岳。ここへの登り返しが暑い・もっときつい。

9/16 12:09

白鳥山。ここへの登り返しが暑い・とてつもなくきつい。

9/16 13:00

白鳥山から下って、シキ割の水場。1L補給（下山まで2L体制）。

9/16 13:40

坂田峠。ここまで急降下。ほぼ終わった感はあるが、まだまだ低山が続く。

9/16 14:12

海が見えたよ。親不知の港かな。

9/16 14:15

尻高山。この先も低山が続くが、奥武蔵での耐暑トレーニングを思い出して耐えていく。

9/16 15:26

海が見えたよ。もうすぐ終わりかな。

9/16 15:37

親不知の登山口に下山。感動よりも、ほっとした気分。

9/16 15:37

親不知観光ホテルにチェックイン

9/16 15:57

時間があるので、海岸まで散歩。
以前に来ているので特段の感動はない。

9/16 15:58

GPSで0mを確認。

9/16 16:44

親不知観光ホテルの方に親不知駅まで送ってもらった。

9/16 17:03

電車に乗って糸魚川駅。車を回収して再び親不知観光ホテルへ。

撮影機器：

iPhone 15 Pro Apple

感想

satfour

■栂海新道の計画の難しさ
蓮華温泉・朝日小屋経由で栂海新道に行く場合、糸魚川駅〜蓮華温泉のバスがが重要なポイントとなります。この時期は土日祝しか運行していないため、木曜日か金曜日に蓮華温泉に車をとめて土曜か日曜にバスで戻るか、土曜か日曜に糸魚川に車をとめてからバスに乗って蓮華温泉に入るか、いずれかの方法しか考えられません。
また、親不知の登山口に下山してから、国道8号を通って親不知駅に行くことになりますが、スノーシェッドは車道も狭く、歩道のない危険なので、できれば親不知観光ホテルの送迎を利用したところです。
さらに、そもそも、栂海新道は長く、アップダウンも多いため、途中の小屋（栂海、白鳥）で1泊するか否か、それとも1日で下るか悩まねばなりません。
特に暑い時期となると、低山の暑さで疲労困憊となるおそれがあり、枯れることがある水場が使えるかどうかの確認も不可欠です。
そして、もちろん、朝日小屋が空きがあるかどうか、天気が晴れるかどうか、考えることだらけです。

そんなこんな、いろいろ考えていると結局行けず、計画をたてて約10年けいかしてしまいました。そして、今回、ようやくそのチャンスが巡ってきました。蓮華温泉から朝日岳に向かう日は早朝は雨の可能性はあるものの、翌日は晴れ、という天気予報をもとに決行します。

■朝日小屋の予約
ネットでの予約はできず、電話（この時期は午前8時〜9時限定）で予約しないといけません。直前の予約で3連休の中日でしたが、土曜日の天気予報が悪かったので空きがあったのだろうと思います。

予約の際に、登山の行程を尋ねられます。当初の計画では糸魚川朝発のバスで蓮華温泉からスタートの予定でしたが「バスだと蓮華温泉8時スタートは遅い」との指摘をいただき、（間に合うとは思いつつも）蓮華温泉に前泊することとしてしまいました。結果的に蓮華温泉の秘湯を楽しめたのでかえってよかったです。

■車回収プラン
糸魚川駅に車をとめて、12:20発のバスで蓮華温泉。蓮華温泉に前泊して、翌朝に朝日小屋。朝日小屋からは親不知登山口に直行。親不知観光ホテルに後泊することにして、到着次第親不知駅まで送ってもらい、電車に乗って糸魚川駅へ。糸魚川駅で車を回収してホテルにもどるというプランです。

なお、糸魚川駅の駐車場は「新幹線を利用した場合は4日間まで無料」とのことです。新幹線改札内に認証機があります。

■水の確保対策
9月中旬とはいえ、毎日猛暑日や真夏日のニュース。アップダウンが多く後半は低山となる厳しいルートのため、水の確保は最も重要です。

朝日小屋で2Lを担ぎ、水場ごと（北股、黄連、シキ割）に2Lまで回復させてのりきるという作戦です。
シキ割は登山道沿いですが、北股、黄連は登山道から5分ほど歩いたところにあります。水場分岐を誤って通過しないようにする飛鳥があります。

■アップダウン対策
前半はアルプスらしい景観がみられ、湿原・池塘もあり楽しいルートで、しかも下りモードです。
しかし黒岩山から犬ヶ岳は標高があまりさがらず、アップダウンがきつくなります。さらに犬ヶ岳から白鳥山へは、白鳥山だけでなく、菊石山や下駒ヶ岳などの登り返しがとてつもなくきついです。標高も低くなってくるので暑さが厳しいです。この白鳥山付近の攻略が最大の難関と思われます。
そして坂田峠から先は低山の縦走となり、地味なアップダウンが大変そうです。

このため、とにかく登りはスピードを遅くし体力を温存しつつ、下りも無理に走らず足を温存しました。もっとも時間短縮できるような下りはほとんどなかったように思えます（坂田峠から先の超低山は走れる）。
それにしても、菊石山・下駒ヶ岳・白鳥山の登り返しはきつかった。
坂田峠から先も懸念していましたが、「酷暑の奥武蔵とおんなじだよな」と思うとそれほどつらくなく進めました。

■お花、池塘、展望
朝日岳のお花。この時期でもお花が見られるとは思わず、さすが花の名山だと思いました。次に来ることがあれば、お花のピーク時に来たいものです。
また、数々の湿原や池塘。山を始めた頃、池塘のある山を中心に登っていたことがあるのを思い出しました。朝日小屋のすぐ周りも池塘があり、すばらしい立地です。
朝日岳の標高はそれほど高くはありませんが、北アの名峰だと思いました。

親不知の海岸0mについたときの感想ですが、感動よりも「疲れた」でした。

コメント

kaori509

satfourさん

お疲れさまでした。
栂海新道、達成感がありますよね！

朝日小屋で、小屋から白鳥小屋まで歩くと言っただけで、
『大丈夫？』『大変よ〜栂海山荘までにしたら？』と言われ、
私が歩く速さと荷物の重さをチェックされ何とかOKを貰いました。
それを、朝日小屋から一気に海抜0mまで行っちゃうとは
satfourさん凄すぎです！

下駒ヶ岳と白鳥山の登りで暑さと疲れで座り込んで、
（もう歩きたいくない）と思ったのを懐かしく思い出しました。

辛かったけどメチャメチャ達成感があった、今年一番の山行を思い出させてくださり
ありがとうございました

satfour

kaori509さん こんばんは。

10年前に計画した栂海新道ですが、kaori509さんのレコが後押しになりました。
改めてレコ見ましたが、花の良い時期にに登られていて、天気もいいし。
唐松から日本海とはすごいです。
栂海山荘過ぎてから白鳥山への区間が一番しんどかったのも同じです。
写真コメントや感想を見ても、同じような思いであるいているなぁと。

朝日小屋の清水さんに電話予約のときに海岸までと言ったら「えー？」といわれ
明るくなる５時頃出発と言ったら「海までだと普通は３時。4時には出て」といわれ
そこそこ速いので大丈夫ですとは言ったものの、
言われたとおり４時にでました。
結果的に、体力温存ペースで進め、あわてることなく行けたので、
アドバイスに感謝しています。