読売新道から赤牛岳〜槍ヶ岳

2025年09月23日(火) 〜 2025年09月27日(土)

• GPS: 104:00
• 距離: 57.7km
• 登り: 3,960m
• 下り: 3,931m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:10
• 休憩: 0:30
• 合計: 5:40

10:00 黒部ダム駅
10:10 黒部湖駅
10:30 ロッジくろよん
13:10 13:40 平乃小屋
14:00 平ノ渡場・仮設
15:40 奥黒部ヒュッテ

2日目

• 山行: 9:00
• 休憩: 0:50
• 合計: 9:50

4:00 奥黒部ヒュッテ
9:00 9:20 赤牛岳
11:40 温泉沢ノ頭
12:40 13:10 水晶岳
13:50 水晶小屋

3日目

• 山行: 4:10
• 休憩: 0:00
• 合計: 4:10

3:00 水晶小屋
3:20 ワリモ北分岐
3:30 岩苔乗越
5:00 三俣山荘
5:40 三俣峠
7:10 双六小屋

4日目

• 山行: 9:00
• 休憩: 0:20
• 合計: 9:20

6:00 双六小屋
6:40 樅沢岳
7:00 硫黄乗越
7:40 左俣乗越
8:40 千丈乗越
9:50 槍ヶ岳山荘
10:20 槍ヶ岳
11:00 11:20 槍ヶ岳山荘
12:40 槍沢・天狗原分岐
13:10 槍沢大曲り
13:30 ババ平
14:00 槍沢ロッヂ
14:30 一ノ俣
15:20 横尾山荘

5日目

• 山行: 2:50
• 休憩: 0:20
• 合計: 3:10

6:20 横尾山荘
7:00 新村橋
7:40 8:00 徳澤園
8:40 明神館
8:40 小梨平
9:30 河童橋

今回は読売新道と大キレットを予定していたため、身軽にするために小屋泊の装備でしたが、結果1日停滞をすることになり大キレットは見送ることにしました。

天候

晴れ（1日雨で停滞）

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

長野から扇沢行きのバス利用、黒部湖へ。
復路は上高地から松本に出て帰りましした。

コース状況／危険箇所等

一番スリリングだったのは黒部湖〜奥黒部ヒュッテに至る丸太の道かも。
（きちんと整備はされています）

写真

9/23 9:47

扇沢から電気バスで黒部ダム駅へ。

9/23 10:04

黒部ダムの上を通っていきます。

9/23 10:03

今まで気づかなかったけど、もう向こうに赤牛岳が見えるのねー
そして遠💦

9/23 10:06

一応黒部ダムの放水を上から。

9/23 10:09

対岸の黒部湖駅に到着。

9/23 10:10

ここからケーブルカーに乗らず左方向のロッジくろよん方向へ。

9/23 10:12

こっちに来るのは初。

9/23 10:14

少し行くだけで黒部ダムがよく見えます。

9/23 10:15

9/23 10:27

ロッジくろよん到着。「黒四」とは黒部川第四発電所（くろよん）に由来する愛称だそう。

9/23 10:36

ところどころこんな感じの橋で渡っていきます

9/23 12:13

細い道

9/23 12:18

ちょいちょいスリリングなところもアリ。きちんと整備されてはいます。

9/23 12:34

9/23 12:41

9/23 12:45

向こうは針ノ木岳方向かな？

9/23 12:49

9/23 13:06

向こうに建物が見えてきました。

9/23 13:08

下には船も・・

9/23 13:14

14：00の渡し船まで時間があるため平ノ小屋へ。
同じ感じで待つ人が7〜8人いらっしゃいました。

9/23 13:24

ここから五色ヶ原に行くことも可能なんですねーいつか歩いてみたいかも。

9/23 13:45

そろそろかな？と皆で船の方へ歩いていきます。

9/23 13:50

これに乗るのかと思いきや、この船を越えて後ろの小さい船の方に乗りました。乗船後ライフジャケットを渡されて着用します。

9/23 14:01

出発。

9/23 14:04

対岸にかすかにハシゴらしきものが・・

9/23 14:32

梯子から登ってあとはひたすらこんな道を通っていきます。

9/23 14:36

全体的に整備されてて安心感はありますが、道が30cmくらいあいた丸太の道なので踏み外し注意。ま、ずっとこれなので慣れてなんとも思わなくなってきますが💦

9/23 14:44

9/23 14:54

こんな場所を歩けるようにしてくれて感謝しかありません。

9/23 15:00

9/23 15:05

ふと見た川がめちゃくちゃきれいで思わず。

9/23 15:24

ハシゴ道から解放されたら小屋はもうすぐ。

9/23 15:31

最後の橋を渡って

9/23 15:34

まずはテント場到着。

9/23 15:36

奥黒部ヒュッテ到着！

9/23 15:58

部屋は3人部屋をもう一人の女性と2人で使わせていただきました。お風呂は浴槽がメンテナンス中で使えなかったけど体が洗えてスッキリ。

9/23 17:37

夕飯。

9/24 4:35

翌朝。3時スタートで読売新道へ。1か所崖みたいなところの横を通る場所がありましたが、基本的に普通の登山道な感じ。森が深くて電気を消すと真っ暗になるのは笊ヶ岳をちょっと思い出しました。

9/24 5:06

ふと開けた所で激写。

9/24 5:52

3/8地点。8が頂上ってこと？

9/24 6:15

個人的御来光。

9/24 6:37

なんか雰囲気が変わってきた。そして、霜…歩いていると暑くて全然気づかないけど、それなりに寒いようです。

9/24 6:38

4/8地点。

9/24 6:56

この辺から展望があって、自分がどこを歩いているのか思い出させてくれます。

9/24 6:56

ああ、もう山が秋色・・・

9/24 7:07

9/24 7:07

後ろを振り返ったら黒部湖が！

9/24 7:12

あと黒部湖の横にスゴイ山塊があって、この時は頭働かずなんの山か全然わからなかったけど、立山なんですよね、これ。

9/24 7:35

なんか赤牛岳っぽい山肌の山が前方に見えてくるようになりました。

9/24 7:47

こんな場所で休憩。読売新道でポカリ飲み切ってしまったので2本目作成中。

9/24 7:52

仕切りなおして再スタート。

9/24 8:31

岩場を越えて

9/24 8:38

ようやく山頂が目前に・・

9/24 8:58

歩いてきた道を振り返ったところ。

9/24 9:04

そして・・

9/24 9:04

赤牛岳登頂！

9/24 9:13

北アルプスの中で一番展望が良いのは？と思うレベルでいろいろ見えました。水晶岳のむこうに槍ヶ岳、穂高連峰、笠ヶ岳、黒部五郎岳。

9/24 9:13

手前には雲ノ平。

9/24 9:15

振り返れば黒部湖と、その向こうに白馬三山、左には立山と剱、右には白馬三山から続く唐松、鹿島槍、針ノ木岳からの北葛、船窪岳、烏帽子岳からの野口五郎まで・・・スゴイ。

9/24 9:21

展望が名残惜しいけど、とりあえず先へすすみます。

9/24 9:37

少し下って振り返った赤牛岳。

9/24 10:39

登り返し💦

9/24 10:56

でも展望がある道が本当に贅沢。

9/24 11:35

温泉沢の頭。

9/24 11:35

ここから高天原へ行くことが可能です。

9/24 11:35

よく見れば高天原山荘も見えます。

9/24 11:45

そして常に前にはドーンと水晶岳。ホントにアレ登れるのか・・💦

9/24 12:39

実際に登ってみるとそこまでコワイ道でもなく、

9/24 12:45

何とか登頂。

9/24 12:46

前回はガスガスだったから感動もひとしおです。

9/24 12:45

水晶岳から見た赤牛岳。本当に赤い♪

9/24 13:08

雲ノ平と黒部五郎岳。

9/24 13:10

水晶岳までくると燕岳あたりの表銀座もよく見えます。

9/24 13:25

水晶小屋へ向かう途中にハシゴあり。

9/24 13:32

反対側から見た水晶岳。

9/24 13:39

9/24 13:45

水晶小屋到着！

9/24 13:53

手続きして荷物置いて野口五郎岳を見ながら至福の一服。

9/24 16:58

夕飯はスパイスカレーでびっくり。

9/25 2:49

早朝にガスガスの中スタート。この日は午後から激しい雨の予報だったので、AM中に西鎌尾根をクリアするなら双六小屋に7:00AMに着いている必要があったため朝3時前に出発。もし雨が激しくなるのなら双六小屋で停滞、もしくはそのまま下山も検討中。

9/25 3:17

暗闇、ガスガスなので全部巻きのルート・・ワリモ岳分岐では当然黒部川源流コースです。

9/25 3:23

高天原への分岐の岩苔乗越。

9/25 4:54

水晶小屋は水場が無いので、三俣山荘のテント場で少し水を補充しました。

9/25 5:41

三俣峠。

9/25 5:45

当然巻ルート。今回初めて完全に巻くルートを通ったのですが、結構登るのね💦そして、予報より早く天気が下り坂になり、結構しっかりした雨が降ってきてしまいました。

9/25 6:49

雨の中で目をひいたナナカマド。

9/25 7:06

双六小屋到着。空きを聞いたところ、空きがあり停滞を決意。電波が無いので電話をお借りして、槍ヶ岳山荘のキャンセルを連絡しました。ホントすみません・・

9/25 14:35

部屋には12時まで入れないとのことで、もう、朝7時台に到着して談話室でダラダラ。3人組の男性とソロの女性1名の5人でずっと話していてその後ビールまでおごっていただいてしまいAMからもう・・💦そうこうするうちに小屋は雨に濡れた人が続々到着。

9/25 14:36

外は予報通り、午後になるにつれて結構激しい雨に・・

9/25 14:38

12時で部屋に入れ、そこから爆睡。少したって起きて、何もしていないのにちょっとハラヘリでおでんランチ。（ビールはちょっとだけ飲んで、夕食に回しました）

9/25 17:05

夕食。個人的に過去イチレベルで美味しかったです。思えば双六小屋泊は2回目ですが、前回はテント泊が台風の風でできずやむを得ず宿泊したので、素泊まりにしていたのでした。もったいないことをしました・・・

9/25 17:30

9/26 5:04

朝ごはんも美味〜

9/26 5:57

この日は10:00頃天気が回復予定。

9/26 5:59

まだ雨が降っているけど、スタート。

9/26 6:32

樅沢岳。以前ここが山頂かと思っていたけど、

9/26 6:34

こっちかな？

9/26 6:35

ガスガスですが、少しずつ明るくなってくる感じが嬉しい。

9/26 6:40

9/26 6:58

硫黄乗越。

9/26 7:26

私の前にはワンゲル部と思われる学生たち。

9/26 7:34

歌を歌ってるwなんかいいなーと思いながら生暖かい目で眺めておりました。

9/26 7:40

左俣乗越。

9/26 8:32

なんかスリリングな場所もチラホラ。でもそこまでガレガレという感じでもなく普通の道でした。

9/26 8:43

千丈乗越でようやく、周囲が急に明るくなり、

9/26 8:43

風景が見え始めました。

9/26 8:52

槍の気配もちょっと・・

9/26 9:04

ガスガスで登場する人。今回2回見たけど、シーズン終わりでやっと今年初のライチョウ様にお会いできました。

9/26 9:14

ヤリとは書いてあるものの、近すぎて見えない。

9/26 9:25

なかなかの急坂で全然進まない。

9/26 9:32

9/26 9:40

9/26 9:40

だんだん周囲のガスも取れてきて、

9/26 9:48

やっと槍登場！

9/26 9:52

槍ヶ岳山荘到着！昨日はキャンセルして本当にすみません。

9/26 9:52

今回はもう横尾まで行くのですが、思ったより早く到着できたので、ちょっと槍ヶ岳にも登ってこようと思います。

9/26 10:12

9/26 10:18

9/26 10:21

久しぶりの槍ヶ岳。

9/26 10:25

雲がより迫力を追加している奥穂高岳方向。

9/26 10:45

しばらくして下山開始。下にいるグループがどうにも遅く渋滞中。

9/26 10:48

ちょうど爆音がしてヘリが到着していました。

9/26 11:12

槍ヶ岳山荘前のベンチで行動食で一服中。

9/26 11:41

ずっと眺めていられるけど、そろそろ下山開始。

9/26 11:41

下っていきます。そういえば前回槍ヶ岳に登ったのは地震の日。テント泊中に地震があってこの道もビクビクしながら下ったのを思い出しました。

9/26 11:56

殺生ヒュッテ分岐。

9/26 12:18

槍沢ルートの最後の水場の水沢。

9/26 12:33

9/26 12:38

天狗原もキレイだろうなと思いつつ、今回はさすがに難しいかな・・

9/26 12:43

9/26 13:09

大曲。

9/26 13:30

ババ平。なんか建物がきれいになってるー

9/26 13:30

9/26 13:53

槍沢ロッヂでコーラ休憩。

9/26 14:28

槍沢ロッヂからはだいぶ歩きやすくなってきます。

9/26 14:31

一の俣のベンチでちょっと休憩。

9/26 14:42

9/26 15:13

横尾到着！今回涸沢からも槍沢からもどちらでもOKなように横尾山荘を予約していました。まあ、上高地に行けなくもないけど、ここで泊まる体験もしてみたかったのです。

9/26 17:37

食事は美味でした。もうちょっと下界風かと思ったけど、結構ルール厳しい感じ・・それだけインバウンドや自由にしてしまう人が多いのかも？ま、無料WIFIあるし、石鹸不可ですがお風呂に入れるし、いいですけどね💦

9/27 6:23

翌朝は、お湯だけもらって手持ちの食料で簡単に朝ごはん。
この日は上高地に行くだけだし、途中には飲食可能なスポットが複数ありますしね。この日は土曜日で山小屋が軒並み満室でとれなかったという経緯で、こんなルートになりました・・

9/27 7:01

新村橋。

9/27 7:01

今はこんな感じ。

9/27 7:39

徳沢も盛況な感じ。

9/27 8:55

この辺のサルは悪さをしないので全然OK。

9/27 9:27

ド晴天・・・

9/27 10:28

上高地アルペンホテルで日帰り湯を利用済み。
横尾でお風呂入っているから当初は不要かと思ったけど、石鹸使用不可なのでやっぱり入りたくて・・・

9/27 10:30

激混みの上高地から松本に移動して、蕎麦を食べて帰りました。

装備

個人装備

Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー 行動食 飲料 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ ヘルメット 携帯トイレ

感想

toko22

読売新道は北アルプスの中でも急登で知られる道ですが、正直そこまできついとは感じませんでした。個人的には急登後、赤牛岳〜水晶岳間が展望のある最高の道なのにきつかった印象です。とりあえず、天気に恵まれたり、裏切られたりいろいろあったけどいい経験になった登山でした。
今回の反省点としては小屋泊だったのに、ちょうどいいザックがなく、55リットルのザックで行ったらいろいろ入れすぎ、そこまで軽くできなかったこと・・
バーナーが無い縦走はやっぱり心もとなく、また小屋では人と話すことが多くなり出会いも貴重ですが、やっぱりテント泊の方が好きだなぁと改めて感じました。