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Yamareco

記録ID: 938541
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

剱岳北方稜線 1泊2日 単独でGO!

2016年08月11日(木) 〜 2016年08月12日(金)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
22.3km
登り
3,202m
下り
2,239m

コースタイム

1日目
山行
8:10
休憩
0:20
合計
8:30
9:10
35
スタート地点
9:45
9:45
115
11:40
11:40
130
13:50
14:00
100
15:40
15:50
90
17:20
17:20
20
17:40
池之平小屋
2日目
山行
9:50
休憩
2:10
合計
12:00
3:30
50
池之平小屋
4:20
4:20
40
5:00
5:10
90
6:40
6:50
0
6:50
7:35
0
7:35
7:45
55
8:40
8:40
30
9:10
9:30
80
10:50
10:50
10
11:00
11:00
30
11:30
11:30
35
12:05
12:25
80
13:45
13:55
40
14:35
14:40
50
15:30
室堂駅
一日目は山の日で、扇沢駅からトロリーバスに乗るまでに1時間以上かかりました。。この時点ですでに一時間遅れ。
また、ハシゴ谷乗越の手前でルーファイミスをし、かなり時間を取られてしまいました。
天候 快晴!
過去天気図(気象庁) 2016年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
ハシゴ谷乗越付近、気づいたらルートをはずれ、藪こきになっていました。
結局稜線まで出て登山道に合流しましたが、結果的に1時間のタイムロス。
池之平小屋の管理人さんもここは迷う人が多数いるといっていました。
その他周辺情報 池之平小屋は静かでとても過ごしやすい小屋でした。テント場は貸し切り。
予約できる山小屋
全装備。削りまくって水抜きで9.6kg!
アイゼン、ピッケル、ロープ込みではかなり頑張ったと思います。
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全装備。削りまくって水抜きで9.6kg!
アイゼン、ピッケル、ロープ込みではかなり頑張ったと思います。
実はホームから登山道にでます。知らずに上まで行きました。
2016年08月11日 09:17撮影 by  EX-ZS27, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/11 9:17
実はホームから登山道にでます。知らずに上まで行きました。
黒部ダムを下から!
2016年08月11日 09:34撮影 by  EX-ZS27, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/11 9:34
黒部ダムを下から!
下の廊下を歩きます。
2016年08月11日 09:52撮影 by  EX-ZS27, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/11 9:52
下の廊下を歩きます。
渡渉水はとっても冷たかったです!
2016年08月11日 14:48撮影 by  EX-ZS27, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/11 14:48
渡渉水はとっても冷たかったです!
2016年08月11日 15:29撮影 by  EX-ZS27, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/11 15:29
二股まで来ました。すでに2時間遅れ。。。
2016年08月11日 15:43撮影 by  EX-ZS27, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/11 15:43
二股まで来ました。すでに2時間遅れ。。。
2016年08月11日 16:16撮影 by  EX-ZS27, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/11 16:16
池之平小屋までもう少し!
2016年08月11日 17:26撮影 by  EX-ZS27, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/11 17:26
池之平小屋までもう少し!
2016年08月11日 17:42撮影 by  EX-ZS27, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/11 17:42
17時半に池之平小屋に到着!今日は疲れました。
2016年08月11日 17:47撮影 by  EX-ZS27, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/11 17:47
17時半に池之平小屋に到着!今日は疲れました。
疲れをいやすにはこれしかありません。
2016年08月11日 18:01撮影 by  EX-ZS27, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/11 18:01
疲れをいやすにはこれしかありません。
この景色で晩酌。ステキすぎる!
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この景色で晩酌。ステキすぎる!
2016年08月11日 18:59撮影 by  EX-ZS27, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/11 18:59
二日目。3時半に小屋を出て、小窓雪渓を登ります。
2016年08月12日 04:48撮影 by  EX-ZS27, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/12 4:48
二日目。3時半に小屋を出て、小窓雪渓を登ります。
小窓の王
2016年08月12日 05:59撮影 by  EX-ZS27, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/12 5:59
小窓の王
雪渓トラバースですが、雪は完全になくなっていました。
2016年08月12日 06:01撮影 by  EX-ZS27, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/12 6:01
雪渓トラバースですが、雪は完全になくなっていました。
小窓の王の途中、通称発射台
2016年08月12日 06:22撮影 by  EX-ZS27, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/12 6:22
小窓の王の途中、通称発射台
肩まで登り切ると、悪名高い池の谷ガリーが見えます。
2016年08月12日 06:28撮影 by  EX-ZS27, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/12 6:28
肩まで登り切ると、悪名高い池の谷ガリーが見えます。
池の谷ガリーを登り切るとすぐにこちらの岩壁登り。写真では急ですが、傾斜も寝ていて、手がかりもあるので余裕でした。
2016年08月12日 07:42撮影 by  EX-ZS27, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/12 7:42
池の谷ガリーを登り切るとすぐにこちらの岩壁登り。写真では急ですが、傾斜も寝ていて、手がかりもあるので余裕でした。
登り切ると山頂が見えます。ここから約1時間半
2016年08月12日 08:06撮影 by  EX-ZS27, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/12 8:06
登り切ると山頂が見えます。ここから約1時間半
長次郎の頭付近の有名なトラバース。思ったより高度感はありませんが、落ちたらアウトです。お助けロープもあるのでまあ普通に行けます。
2016年08月12日 08:13撮影 by  EX-ZS27, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/12 8:13
長次郎の頭付近の有名なトラバース。思ったより高度感はありませんが、落ちたらアウトです。お助けロープもあるのでまあ普通に行けます。
長次郎谷のコルまでの懸垂支点。一か所だけ懸垂下降しました。ハーネスなんて持ってきてないので、120cmのシュリンゲで簡易ハーネスを作ってTRY!
2016年08月12日 08:41撮影 by  EX-ZS27, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/12 8:41
長次郎谷のコルまでの懸垂支点。一か所だけ懸垂下降しました。ハーネスなんて持ってきてないので、120cmのシュリンゲで簡易ハーネスを作ってTRY!
山頂側から見たコル
2016年08月12日 09:00撮影 by  EX-ZS27, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/12 9:00
山頂側から見たコル
山頂まであとわずか
2016年08月12日 09:09撮影 by  EX-ZS27, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/12 9:09
山頂まであとわずか
山頂付いた〜!と思ったら人多い!
2016年08月12日 09:17撮影 by  EX-ZS27, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/12 9:17
山頂付いた〜!と思ったら人多い!
池之平小屋で買った三ツ矢サイダーで乾杯!
2016年08月12日 09:27撮影 by  EX-ZS27, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/12 9:27
池之平小屋で買った三ツ矢サイダーで乾杯!
下山もこのありさま。結局剣山荘まで一時間余計にかかりました。
2016年08月12日 09:51撮影 by  EX-ZS27, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/12 9:51
下山もこのありさま。結局剣山荘まで一時間余計にかかりました。
横ばい付近ですが、北方稜線に比べると十分安全に思います。
2016年08月12日 10:23撮影 by  EX-ZS27, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/12 10:23
横ばい付近ですが、北方稜線に比べると十分安全に思います。
剱岳、終始天候に恵まれました。
2016年08月12日 12:58撮影 by  EX-ZS27, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/12 12:58
剱岳、終始天候に恵まれました。
2016年08月12日 14:56撮影 by  EX-ZS27, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/12 14:56
ゴール!
2016年08月12日 15:33撮影 by  EX-ZS27, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/12 15:33
ゴール!
撮影機器:

装備

個人装備
登山靴 ザック(30+7L) ザックカバー 雨具 手袋 帽子 防寒着 ヘッドランプ ガス (小) バーナー シュラフカバー マット ツエルト(ストックシェルター) 地図 コンパス ライター 呼子 水筒 日焼 け止め 携帯電話 カメラ 食器 アイゼン ピッケル ヘルメット ストック シュリンゲ120cmx2 シュリンゲ60cmx1 ビナx1 環付ビナx2 8mmx30mロー プ ATC
備考 軽量化で鏡を半分に割って持っていきましたが、小さすぎて使えませんでした。。。
軽量化でシュラフはおいて行きましたが、気温が高かったのでダウンパンツ&ダウンジャケット+シュラフカバーで十分でした。
また、雪渓トラバース用でアイゼン、ピッケルを持っていきましたが、雪渓はなくなっていたので不要でした。

感想

剱岳北方稜線を一泊単独で!そんな計画を立ててみたが所属山岳会から許可が下りるか、怒られやしないか不安でしたが、相談してみたら快諾してもらえました!
二日間とも長丁場になるが、全部自力でやりたかったので、幕営装備/食料も全部持っていくように計画しました。
テント代わりにトレランとかで使われるシェルター(270g)を使用し、シュラフはなし!シュラフカバーととダウンジャケットで頑張ります。そのほか全般的に装備を徹底的に軽量化し、水抜きで9.6kg(ザックは30+7Lに余裕)となりました。このうちアイゼン、ピッケル、ロープ、ビナなどクライミング装備で4kg近いので、単純な幕営装備としてはやり切った感あります。

一日目は山の日で、扇沢駅からトロリーバスに乗るまでに1時間以上かかりました。。この時点ですでに一時間遅れ。
また、ハシゴ谷乗越の手前では気が付いたら藪こきになっていた。途中でルートミスはわかっていたものの、稜線まであと50mほどだったので、そのまま稜線まで出てから、2035mピークまで行こうと考えた。これが大間違いでした。
すぐ抜けられるだろうと思った藪こきにかなり時間と体力を奪われ、やっとのことで2035mピークに付いたが、実はここもかなり前から人が入っている気配がなく、ルートに戻るにもまた藪こき。。。結局ルートに復帰するまで、さらに1時間のロスとなりました。
藪こきで疲れた体に鞭打って、そのあと劔沢の渡渉をし、二股から仙人峠まで登り、池之平小屋についたのは結局17時半。。初日ですでに心が折れかけます。
でも、池之平小屋は静かなところで、テント泊も自分のみ。雲海と剱岳を眺めながらの晩酌は最高でした!

二日目は3時半にスタート。この日のうちに室堂まで降りなくてはならないので、先を急ぎます。暗い中で小窓雪渓へのとりつきがわかりにくいか心配しましたが、普通にわかりました。小窓雪渓からは一応アイゼン、ピッケルを使用しましたが、なくても登れそうでした。
小窓に5時頃着き、小休止。この先の岩稜ルートを確認します。この先、池ノ谷の頭までのルートですが、時折迷いやすいところはあるものの、進めば明瞭な道が出てくるのでルーファイで苦労することはありませんでした。
また小窓の王手前の雪渓トラバースは、雪もなくなっており、アイゼン不要でした。
小窓の王の肩までも、結構ガレており、池ノ谷ガリーよりも嫌らしかったです。

稜線に出てから、長次郎の頭のコルまでの下降がルート取りがむずかしかったです。自分は結構長次郎谷側へ下り、懸垂下降支点を見つけました。5mほどの懸垂下降をするとほぼコルに出る箇所です。このころになると、山頂から北方稜線に入るパーティーも複数いますが、皆さんは自分の下降したポイントよりも池ノ谷側を大きく登って迂回していました。

結局9時過ぎに山頂につきましたが、山の日効果で人人人!北方稜線がとても静かだったのにすごい差だ,,,
山頂からの下りでも大渋滞で、ひたすら待ちました。前後の方とお話をしていたのですが、後ろのトレランの方はなんとTJAR出場経験者さんで、今回は一人トランスジャパンをやるとのこと!これから南アルプスまでだそうで。。。いや凄い!

剣山荘には12時ころ到着。この時点ですでにかなり疲労困憊。室堂まで行くのに心折れそうになるが、力を振り絞って剣御前まで登る。この辺では暑さもあり、少し熱中症気味だった。途中の湧水で頭から水をかぶって冷やしたりしながらなんとか剣御前に到着。
ここから曇ってきたおかげで、体調も回復し、キャンプ場までは結構飛ばせました。
結果的に15時半、予定通りに室堂に到着しました。

今回はぎりぎりまで装備を削って、長時間の岩稜ルート、を行くという、前々からやりたかったスタイルでの山行ができ、非常に満足でした!

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