剱岳北方稜線 1泊2日 単独でGO!
- GPS
- 32:00
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 3,202m
- 下り
- 2,239m
コースタイム
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 8:30
- 山行
- 9:50
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 12:00
また、ハシゴ谷乗越の手前でルーファイミスをし、かなり時間を取られてしまいました。
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ハシゴ谷乗越付近、気づいたらルートをはずれ、藪こきになっていました。 結局稜線まで出て登山道に合流しましたが、結果的に1時間のタイムロス。 池之平小屋の管理人さんもここは迷う人が多数いるといっていました。 |
その他周辺情報 | 池之平小屋は静かでとても過ごしやすい小屋でした。テント場は貸し切り。 |
予約できる山小屋 |
剣山荘
|
写真
装備
個人装備 |
登山靴
ザック(30+7L)
ザックカバー
雨具
手袋
帽子
防寒着
ヘッドランプ
ガス (小)
バーナー
シュラフカバー
マット
ツエルト(ストックシェルター)
地図
コンパス
ライター
呼子
水筒
日焼 け止め
携帯電話
カメラ
食器
アイゼン
ピッケル
ヘルメット
ストック
シュリンゲ120cmx2
シュリンゲ60cmx1
ビナx1
環付ビナx2
8mmx30mロー プ
ATC
|
---|---|
備考 | 軽量化で鏡を半分に割って持っていきましたが、小さすぎて使えませんでした。。。 軽量化でシュラフはおいて行きましたが、気温が高かったのでダウンパンツ&ダウンジャケット+シュラフカバーで十分でした。 また、雪渓トラバース用でアイゼン、ピッケルを持っていきましたが、雪渓はなくなっていたので不要でした。 |
感想
剱岳北方稜線を一泊単独で!そんな計画を立ててみたが所属山岳会から許可が下りるか、怒られやしないか不安でしたが、相談してみたら快諾してもらえました!
二日間とも長丁場になるが、全部自力でやりたかったので、幕営装備/食料も全部持っていくように計画しました。
テント代わりにトレランとかで使われるシェルター(270g)を使用し、シュラフはなし!シュラフカバーととダウンジャケットで頑張ります。そのほか全般的に装備を徹底的に軽量化し、水抜きで9.6kg(ザックは30+7Lに余裕)となりました。このうちアイゼン、ピッケル、ロープ、ビナなどクライミング装備で4kg近いので、単純な幕営装備としてはやり切った感あります。
一日目は山の日で、扇沢駅からトロリーバスに乗るまでに1時間以上かかりました。。この時点ですでに一時間遅れ。
また、ハシゴ谷乗越の手前では気が付いたら藪こきになっていた。途中でルートミスはわかっていたものの、稜線まであと50mほどだったので、そのまま稜線まで出てから、2035mピークまで行こうと考えた。これが大間違いでした。
すぐ抜けられるだろうと思った藪こきにかなり時間と体力を奪われ、やっとのことで2035mピークに付いたが、実はここもかなり前から人が入っている気配がなく、ルートに戻るにもまた藪こき。。。結局ルートに復帰するまで、さらに1時間のロスとなりました。
藪こきで疲れた体に鞭打って、そのあと劔沢の渡渉をし、二股から仙人峠まで登り、池之平小屋についたのは結局17時半。。初日ですでに心が折れかけます。
でも、池之平小屋は静かなところで、テント泊も自分のみ。雲海と剱岳を眺めながらの晩酌は最高でした!
二日目は3時半にスタート。この日のうちに室堂まで降りなくてはならないので、先を急ぎます。暗い中で小窓雪渓へのとりつきがわかりにくいか心配しましたが、普通にわかりました。小窓雪渓からは一応アイゼン、ピッケルを使用しましたが、なくても登れそうでした。
小窓に5時頃着き、小休止。この先の岩稜ルートを確認します。この先、池ノ谷の頭までのルートですが、時折迷いやすいところはあるものの、進めば明瞭な道が出てくるのでルーファイで苦労することはありませんでした。
また小窓の王手前の雪渓トラバースは、雪もなくなっており、アイゼン不要でした。
小窓の王の肩までも、結構ガレており、池ノ谷ガリーよりも嫌らしかったです。
稜線に出てから、長次郎の頭のコルまでの下降がルート取りがむずかしかったです。自分は結構長次郎谷側へ下り、懸垂下降支点を見つけました。5mほどの懸垂下降をするとほぼコルに出る箇所です。このころになると、山頂から北方稜線に入るパーティーも複数いますが、皆さんは自分の下降したポイントよりも池ノ谷側を大きく登って迂回していました。
結局9時過ぎに山頂につきましたが、山の日効果で人人人!北方稜線がとても静かだったのにすごい差だ,,,
山頂からの下りでも大渋滞で、ひたすら待ちました。前後の方とお話をしていたのですが、後ろのトレランの方はなんとTJAR出場経験者さんで、今回は一人トランスジャパンをやるとのこと!これから南アルプスまでだそうで。。。いや凄い!
剣山荘には12時ころ到着。この時点ですでにかなり疲労困憊。室堂まで行くのに心折れそうになるが、力を振り絞って剣御前まで登る。この辺では暑さもあり、少し熱中症気味だった。途中の湧水で頭から水をかぶって冷やしたりしながらなんとか剣御前に到着。
ここから曇ってきたおかげで、体調も回復し、キャンプ場までは結構飛ばせました。
結果的に15時半、予定通りに室堂に到着しました。
今回はぎりぎりまで装備を削って、長時間の岩稜ルート、を行くという、前々からやりたかったスタイルでの山行ができ、非常に満足でした!
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