奇跡の縦走 旭岳〜トムラウシ
- GPS
- 24:36
- 距離
- 48.0km
- 上り
- 2,804m
- 下り
- 3,182m
コースタイム
- 山行
- 5:21
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 6:28
- 山行
- 6:51
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 7:38
- 山行
- 8:43
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 9:50
天候 | 18日くもり 19日くもり 20日雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 飛行機
登山(2泊3日) トムラウシ温泉−(バス)−新得−(バス)−旭川(泊)−(バス)−札幌−(電車)−新千歳−(飛行機)−羽田−(電車)−自宅 つまり、行き帰りの移動に1日ずつ計2日使用。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
トムラウシの岩の道は歩きにくいが他は特に危険個所はありません。・・・天気が良ければですが。 |
その他周辺情報 | 登山前は旭岳温泉、登山後はトムラウシ温泉 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
非常食
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
シェラフ
折り畳み傘
|
---|---|
共同装備 |
テント
テントマット
調理用食材
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
無線機
ラジオ
|
感想
北海道合宿計画
クワウンナイ川遡行計画を去年立案し、4月に早割で飛行機を取り、7月に入渓許可を取ったが、台風7号の影響で計画を変更し、旭岳からトムラウシの縦走に直前に切り替えた。学生時代の山の会のK氏の100名山完登記念も兼ね、2名がサポートに回り、最後の99座目と100座目の大雪山とトムラウシを目指す。
北海道大雨に泣く
私にとっては、40年ぶりの北海道遠征山行であったにも関わらず、北海道の天気は我々を暖かくは迎えてくれなかった。行きの飛行機で台風7号を追い越し、旭岳温泉でやり過ごす。台風一過の北海道を満喫するはずが、前線の影響による大雨で北海道東部を中心に災害が起こるほどの雨。JRも運休となり、スピード下山により逃げるように旭川に向かった。帰りにはトリプル台風にかき回されたが、再び台風をまたいで羽田に到着できた。他の登山者はタイミングにより相当難儀をしていたようだ。
我々にとっては、ぎりぎりのタイミングで何とか縦走することができる幸運をつかんだ。
旭岳−白雲岳避難小屋
ロープウエイで楽ちんな登り、旭岳へひと登りすると、あとは登山道もなだらかで広々した風景の中を進む。
白雲岳避難小屋−ヒサゴ沼避難小屋
熊の心配はあったが、広い尾根を歩く。終わりかけたお花畑と、美しい忠別沼を越え忠別岳へ。山頂東側は切れ落ちている。五色岳へは少し急な登りがあり、直角に曲がって化雲岳へこの辺りは木道も整備され、お花畑の中を進む。ひさご沼へは縦走をを離れ、徐々に下降してゆく。道は歩きにくいが雪渓やエゾコザクラの咲き乱れる道を行く。
ひさご沼避難小屋−トムラウシ温泉
延々と続くロックガーデンの歩きにくい道を行く、ところどころに池もあり晴れていれば気持ち良い場所だろう。トムラウシは北沼の分岐から登る。やや急だ。下りも南沼の分岐まで急な下り。トムラウシ公園を過ぎてから前トム平まではかなりの登り返しだ。コマドリ沢出会で渡渉し(通常水はないようだが)右岸を少し沢沿いに下り尾根に取り付く。カムイ天上を経てトムラウシ温泉まで長い長い下りだ。
その他
天人峡温泉は道路がえぐられて通行止めになってしまい孤立、外国人を含む80人が足止めとニュースになっていました。おそらく外国人とはあのドイツ人カップルのことでしょう。はるばる日本にやってきてあの天気では、あまり楽しめなかったのではと気がかりです。
土砂崩れで帰れなくなることを恐れ、トムラウシ温泉に泊まる予定を取りやめ、その日のバスで新得へ出ることにした。新得から札幌への根室本線もずっと運転見合わせで、旭川行きのバスに乗り旭川のホテルに泊まって翌日札幌へ。この時も電車が運休しており、バスターミナルは混雑していた。なんとか予定を消化できたのは奇跡としか思えない状況であった。
なお、言い訳になるが、3日目の大雨は予想できず、避難小屋でラジオの天気予報で知った時には、天人峡かトムラウシ温泉へ急いで下山するしか方法がなかった。ヘッドランプなしで行動開始できる時間に出発し、とにかく早くコマドリ沢を渡り下山することばかり考えていました。アプローチの長い山はこうした危険があることをあらめて思い知らされました。
初めまして、
同じコースを18日にトムラウシ温泉に下りました。
天候の状況、ぎりぎりで奇跡的にすり抜けましたね。
私は17日に台風7号にヒサゴ沼であい16−17日連泊停滞になりました。
19日に十勝岳の麓まで行きましたが大雨で断念、札幌までバスで移動しましたが途中道路冠水で消防がでて迂回になったり結構ひやひやでした。
でも旭岳から白雲・トムラウシはいい所でしたね。
水場が枯れていない時期に十勝・富良野岳まで縦走したいと思いました。
お疲れ様でした。
コメントありがとうございます。
55akiraさんのトムラウシが写っている写真を見て、あらためて良い山だなと思いました。できれば自分の目で見たかったところですが・・
白雲岳避難小屋では、台風7号の影響で連泊した方にお会いしましたが、やはりずいぶんと小屋が揺れたと聞きました。7号の来る前は比較的良い天気だったのですね。ヒサゴ沼にはまだ北大研究室のテントはありましたよ。何かの研究で山に入っているのでしょうね。
なかなか北海道の山は遠いですが、満開のお花畑や、十勝・富良野岳もぜひ見てみたいと思っています。
初めまして。
今年2017年8月に、旭岳ートムラウシー十勝岳を縦走予定です。ヒサゴ沼避難小屋の様子などいろいろ参考になりました。
ありがとうございます。
参考にしていただき光栄です。十勝岳まで足を延ばされる予定ですか。距離は長いが素晴らしい景色が待っていると思います。7月の花の季節はテント場もかなりの混雑だったそうです。8月は花の季節は盛りが過ぎていてそれほどでもない感じです。(台風のせいかも)
北海道らしい広々とした山で、お天気の良い時にもう一度訪ねてみたい山ですが、本州からは遠くて旅費がかさむのが難点です。
tomytomyさん、私は見ることのできなかったトムラウシ山頂からの景色をヤマレコにアップしてください。期待しております。
フォローさせていただきますのでよろしく。
いいレコが書けるように今から行いをよくします。
楽しみで楽しみで待ち遠しいです。
ちなみに往復の飛行機、前泊と帰りのための旭川のホテル、どれも格安で取れました。
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