鏡池に映る満天の星空、夕景の槍・穂高連峰。双六岳・笠ヶ岳での神秘的なご来光の山旅

日程 | 2016年09月01日(木) 〜 2016年09月03日(土) |
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メンバー | |
天候 | 【1日目】晴れ 【2日目】晴れのち曇り 【3日目】晴れのち曇り |
アクセス |
利用交通機関
【駐車場・トイレ】
車・バイク
新穂高ロープウェイより手前の登山者用無料駐車場(新穂高センターへ徒歩5分程度)に約150台程度…AM4:00でなんと満車!!なので、鍋平駐車場へ。鍋平には新穂高センターへ下る登山口に近い1日300円の駐車場と少し離れた場所に無料の鍋平公園駐車場があります。 トイレは鍋平公園内と新穂高センターにもきれいなトイレがあります。 なお、左俣林道入り口に近い新穂高ロープウェイの有料駐車場は6時間500円です。 【駐車料金】 鍋平公園駐車場は無料 or 1日300円。 【駐車場までのアクセス】 ※高山ICから約6-70分程度。
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|
地図/標高グラフ

表示切替:
コースタイム [注]
- 1日目
- 山行
- 5時間4分
- 休憩
- 1時間58分
- 合計
- 7時間2分
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/ 危険箇所等 | 【登山ポスト】 新穂高センター横にあります。左俣林道ゲートにもあります。 【コース状況・水場】 <左俣林道・小池新道> 整備された登山道。途中わさび平小屋・鏡平山荘にテーブルベンチ・トイレ有(100円)、休憩適地。水場もあります。秩父沢には橋が架けられています。 <鏡平山荘〜双六岳〜笠ヶ岳> なだらかな登りから始まり双六岳までは小さなアップダウンの連続。双六小屋からいきなり急登。双六岳山頂への稜線ルートは広大で槍・穂高連峰の展望が素晴らしい。稜線は広いのでガスの時は道迷いに注意。弓折乗越〜笠ヶ岳は大きなアップダウンの連続。稜線に出ると小さなアップダウンの気持ちいい稜線歩きが楽しめます。常に槍・穂高連峰の展望が見渡せる、歩きやすいルートです。 <笠ヶ岳〜新穂高センター(笠新道)> 抜戸岳手前の小ピークから杓子平まで一気に激下ります。杓子平で一旦傾斜は緩みますが、そこから左俣林道まではつづら折れで一気に激下っていきます。笠新道の下りコースタイムは4:20。途中から樹林帯に突入し、暑くて結構な下りです。 【ルート全体の状況】 全体的に整備された歩きやすいルートです。稜線以外は風が少なくかなり暑いです。水分補給を忘れずに・・・ |
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その他周辺情報 | 【コンビニなど】 近辺にコンビニ等ありませんのでご注意を。国道158号線沿いに2か所あります。 【温泉】 たくさんあります。今回は「ひらゆの森」日帰り湯500円に入りました。むちゃくちゃ混んでました。露天風呂やサウナもあります。 |
過去天気図(気象庁) |
2016年09月の天気図 [pdf] |
装備
個人装備 | 長袖シャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 ライター 地図(地形図) コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ ヘルメット |
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写真
感想/記録
by narimiya
今回は台風一過。鏡池での夕景や星空を見たくて1泊目は鏡平山荘に。
澄んだ空気の中の夕景(アーベンロート)は今までに見たことのない鮮やかな紅色。そして徐々にうす紫色へと染まりゆく槍・穂高連峰。日没のほんの一瞬の出来事でした。深夜は満天の星空。これら神秘的な光景が鏡池に映るその姿はまさに自然が織りなす造形美でした。
昨年は双六岳でのご来光はガスの中・・・だったので、2日目はリベンジのため双六岳でのご来光が見たくて、鏡平を2:00に出発。満天の星空の中、誰もいない暗闇の登山道を黙々と歩く。クロユリベンチを越えて双六小屋の明かりが見えたときはホッとしました。何とかご来光の時間までに到着。双六岳からのご来光は想像以上の素晴らしき光景が広がっていました。山頂はずっと独り占め状態。リベンジ成功!!
双六岳から笠ヶ岳まではアップダウンの連続。特に弓折乗越から先は大きなアップダウンが続き、暑さの中ペースが上がらずバテ気味…。しかし、常に槍・穂高や双六・黒部五郎岳方面の展望を眺めながらの稜線歩きは最高でした。
3日目は笠ヶ岳山頂で満天の星空とご来光を見るため、3:30に小屋を出発。素晴らしい星空を眺めたあとは、東の空が蒼とオレンジのグラデーションに。大好きな静寂の蒼の時間。ここまでは山頂で一人夜が明けるのを待っていました。
ご来光直前には続々と登山者が登頂。前日の双六岳は槍ヶ岳の北側からのご来光でしたが、笠ヶ岳では槍ヶ岳の南側からのご来光。息をのむ瞬間直後に薄いガスが強い風に煽られ登ってきます。するとなんとご来光の光が淡く柔らかく輝く神秘的な光景に!そして、ブロッケン、影笠、彩雲と様々な神秘的な光景を生み出してくれました。山荘や登山途中で出会った方々と感動を分かち合いました。
下りの笠新道は過酷な下りでした・・・。しかも、かなりの暑さ。鍋平までの登り返す気力はなくロープウェイにお世話になってしまいました(笑)
今回の山旅も素敵な出会いがたくさんありました。楽しい山談議をした方々、写真を撮ってくださった方、本当にありがとうございました!!また、どこかの山でお出会いできることを楽しみにしております。
澄んだ空気の中の夕景(アーベンロート)は今までに見たことのない鮮やかな紅色。そして徐々にうす紫色へと染まりゆく槍・穂高連峰。日没のほんの一瞬の出来事でした。深夜は満天の星空。これら神秘的な光景が鏡池に映るその姿はまさに自然が織りなす造形美でした。
昨年は双六岳でのご来光はガスの中・・・だったので、2日目はリベンジのため双六岳でのご来光が見たくて、鏡平を2:00に出発。満天の星空の中、誰もいない暗闇の登山道を黙々と歩く。クロユリベンチを越えて双六小屋の明かりが見えたときはホッとしました。何とかご来光の時間までに到着。双六岳からのご来光は想像以上の素晴らしき光景が広がっていました。山頂はずっと独り占め状態。リベンジ成功!!
双六岳から笠ヶ岳まではアップダウンの連続。特に弓折乗越から先は大きなアップダウンが続き、暑さの中ペースが上がらずバテ気味…。しかし、常に槍・穂高や双六・黒部五郎岳方面の展望を眺めながらの稜線歩きは最高でした。
3日目は笠ヶ岳山頂で満天の星空とご来光を見るため、3:30に小屋を出発。素晴らしい星空を眺めたあとは、東の空が蒼とオレンジのグラデーションに。大好きな静寂の蒼の時間。ここまでは山頂で一人夜が明けるのを待っていました。
ご来光直前には続々と登山者が登頂。前日の双六岳は槍ヶ岳の北側からのご来光でしたが、笠ヶ岳では槍ヶ岳の南側からのご来光。息をのむ瞬間直後に薄いガスが強い風に煽られ登ってきます。するとなんとご来光の光が淡く柔らかく輝く神秘的な光景に!そして、ブロッケン、影笠、彩雲と様々な神秘的な光景を生み出してくれました。山荘や登山途中で出会った方々と感動を分かち合いました。
下りの笠新道は過酷な下りでした・・・。しかも、かなりの暑さ。鍋平までの登り返す気力はなくロープウェイにお世話になってしまいました(笑)
今回の山旅も素敵な出会いがたくさんありました。楽しい山談議をした方々、写真を撮ってくださった方、本当にありがとうございました!!また、どこかの山でお出会いできることを楽しみにしております。
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この記録に関連する本
この記録に関連する登山ルート
槍・穂高・乗鞍 [3日]
利用交通機関
車・バイク
技術レベル体力レベル
この記録で登った山/行った場所
- 笠ヶ岳 (2897m)
- 弓折岳 (2592m)
- 双六岳 (2860m)
- 抜戸岳 (2812.8m)
- 笠ヶ岳山荘 (2810m)
- 双六小屋 (2550m)
- 鏡平山荘 (2300m)
- 弓折乗越 (2560m)
- わさび平小屋 (1400m)
- 笠新道登山口 (1360m)
- 抜戸岳分岐
- 秩父沢出合 (1720m)
- 新穂高温泉バス停 (1080m)
- 秩父平 (2550m)
- 中崎山荘 奥飛騨の湯 (1090m)
- シシウドヶ原 (2090m)
- 分岐指導標(仮称)
- 大ノマ岳 (2662m)
- 杓子平 (2455m)
- 双六岳巻道分岐 (2660m)
- くろゆりベンチ (2600m)
- 花見平 (2600m)
- チボ岩 (1800m)
- 小池新道入口 (1470m)
- 新穂高温泉駅 (1117m)
- 新穂高登山指導センター (1090m)
- 笠新道分岐 (2770m)
- 抜戸岩 (2701m)
- 中崎橋
- 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面) (1129m)
- イタドリが原 (1916m)
- 鏡池 (2285m)
- 双六池 (2535m)
- 弓折岳(分岐) (2588m)
- 双六岳中道分岐 (2676m)
- お助け風穴 (1257m)
- 大ノマ乗越
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トレッキング | クライミング | 富士山 | 高尾山 | 日本百名山 |
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この記録へのコメント
投稿数: 700
初コメでしょうか?
素晴らしい写真が撮れましたね!
ボクも、先日ここを歩き、槍〜穂高に向かいましたが、
笠への道が気になって仕方なかったです。
鏡平でも双六でも絶景に恵まれて羨ましい限り ...
住み家も近いようなので、いつかどこかでお会いできそうですね
投稿数: 614
いつもいつも絶景をありがとうございます
やはりそのルート上での景色はもう間違いないですね
このルートのどこからの景色も大好きです
ご来光は感動しますね
ぼくは連休がなかなか取れないので前回のような日帰りご来光になっちゃいますが・・・www
のーんびりご来光したいものです
笠新道の下り・・ww
暑かったですか
笠新道の暑い日の下り・・・これほど嫌になるものはないですね
しかも結構日が当たって暑いんすよね
どれだけ足が止まって、暑い暑いとブツブツ文句言いながら下山したことか・・・
でもあれだけの絶景を見たあとなんで文句も言わず大満足で帰ってこられたんでしょうね
お疲れ様でした〜
投稿数: 2543
お天気も良くて、アーベントロートにモルゲンロートおまけにブロッケン現象まで余すところなく北アルプスを堪能されたことでしょう。
いつも豪快な山旅レポートを拝見させていただき楽しませていただいております。
さて、次回はどちらのお山でしょうか?
投稿数: 138
コメントありがとうございます!
shin1116さんのレコ拝見いたしました。
凄いロングルートを歩かれたんですね。
自分もいつか同じルートを歩いてみたいです。
笠ヶ岳への稜線ルートはずっと槍・穂高連峰を眺めながらの大展望ルートでした!
ただ、遠目で見るより意外と大きなアップダウンのあるルートで体力を消耗しました。
滋賀県にお住まいなんですね。
ほんとにまたどこかの山でお出会いできることを楽しみにしています!!
投稿数: 138
このルートはbusanさんが日帰りで行かれたルート。
確か弓折乗越でご来光でしたよね。
暗闇の中、左俣林道〜小池新道をよく歩かれましたね。
しかも、疲れた足に究極の笠新道を下るなんて・・・・
凄すぎます!
暑い中あの道を歩くのは辛かったです。
登って来られる方が杓子平手前辺りで数人登頂をあきらめて下山しておられました。
過酷な登りですよね。
でも、全体的に素晴らしい展望のルート。
また歩きたくなるルートです!
笠新道はもうこりごりだけど・・・
投稿数: 138
いつもありがとうございます!
今回は台風一過の澄んだ空気とお天気に恵まれて、狙い通りのアーベントロートやご来光、満天の星空を満喫することができました。
暗闇の中、3時間ほど鏡平〜双六岳までの移動はちょっと怖かったですが・・・
このルートは常に槍・穂高連峰が豪快に見渡せる素晴らしいルートですね。
何度でも訪れたくなります。
雪が降るまでにもう一度アルプスを訪れたいところですが、休みが取れるか心配です・・・
紅葉を見に行きたいですね〜
投稿数: 281
天候が不安定な今年の夏シーズン、上手いこと日程が組めましたね〜羨ましいです。
登山者駐車場の情報有難うございます。天気の次に気がかりな話でして。
narimiyaさんにしては、新穂高4:00着は、遅かったですね。お仕事の都合かと想像しますが、私の考えと結構同じことが多いnarimiyaさんだから、飛騨清見ICを0:00過ぎに出られて、新穂高は2:00前かな?って考えました。
鍋平に駐車となれば、帰りはロープウェイだなと最終便時刻も見ておりました。
ヘッデンでの新穂高センターへの下りルートは注意が必要のような。
鈍足なんで、林道部での夜明けとしないと後がしんどいです。
温泉の情報もありがとございます。教えてもらった「焼岳ガーデンホテル」に寄ってみようと思っておりましたが、こちらは露天風呂が多くてよさそうですね。
言っておりました9月初旬に南岳新道から稜線へ上がるプランですが、特急業務が入り延期、仕事をかたずけ行く気満々での雨続き…うっぷん玉手箱?です。
月末に天気が良ければ実行と目論んでおります。
先週の小屋情報では、夜明けの気温1℃でこれからは冬支度をとありました。笠ヶ岳での御来光も冷えたようですね。
来月中頃にはあちらこちらで初雪便りがありそうかな?次はどちらへ?
ありがとうございました。
投稿数: 138
いつもありがとうございます!
新穂高の登山者専用駐車場はいつも停められるだろうか?と悩ましい問題ですよね。
今回は9月に入っての平日だったので、停められるだろうと甘く見ていました。
さすが、no2さん!同じ読みをしておられたのですね。
飛騨清見を0時に出るという計画は自分も同じでした。
仕事の都合で出発が遅れてしまい、到着が遅くなってしまいました…
鍋平から新穂高までの下りは、道がぬかるんでいるとヘッデンつけて歩くのは注意が必要ですね。あと先行者さんが道を間違えておられました。
自分も最近長距離を歩くのがしんどくなってきましたので、早く出発して早めに小屋についてのんびり過ごすことにしています。体力が・・・
9月は天候不順が続き、仕事の都合と天気が合いませんでした。
山へ行きたいですが、しばらく難しそうで残念です・・・
no2さんは良い山行ができたでしょうか?
ほんとにそろそろ冠雪のシーズンになってきましたね。
これからはアルプスは厳しくなってきますので、雪の里山などなど登りたいですね〜