三ノ沢岳・木曽駒ケ岳 遠景青空とガスガス、対照的な秋の日に

2016年09月17日(土) [日帰り]

• GPS: 10:00
• 距離: 9.9km
• 登り: 1,014m
• 下り: 1,030m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:58
• 休憩: 3:54
• 合計: 9:52

6:17 千畳敷駅
6:40 6:40 極楽平
6:49 6:49 島田娘
6:57 6:58 極楽平
7:02 7:02 サギダルの頭
7:08 7:09 三ノ沢分岐
8:21 8:54 三ノ沢岳
10:02 10:02 三ノ沢分岐
10:32 10:41 宝剣岳
10:53 10:53 宝剣山荘
10:57 10:57 天狗荘
11:06 11:06 中岳
11:12 11:13 (木曽駒ヶ岳) 頂上山荘
11:30 11:55 木曽駒ヶ岳
12:00 12:01 頂上木曽小屋
12:08 12:26 木曽駒ヶ岳
12:35 12:35 (木曽駒ヶ岳) 頂上山荘
12:52 12:54 天狗荘
13:01 15:24 宝剣山荘
15:27 15:27 乗越浄土
16:09 千畳敷駅

山旅ロガーで取得しました。

天候

晴れ、AM9時頃より山の上はガス

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

菅の台BSまでレンタカー利用。
※往復とも春日井IC〜駒ケ根IC間高速利用。
菅の台BSからはバス＆ロープウェイ
※菅の台〜しらび平〜千畳敷：往復3900円(割引なし)
　ローソン(Loppi)等で割引クーポン付チケットを同額で発売しているようです。

【往路】
駐車場AM2:55着
菅の台5:02→5:30しらび平5:40→5:47千畳敷
※4:20に券売窓口がオープンしました。窓口2つ。待っても5人ほどだったようです。5時には待ちなし。クレジット利用可。
※2:55に3人が、4:10には70人ほど？バス乗り場に並んでました。この日の始発バスは菅の台5:15発ですが、4:50に1本目、5:02に2本目の臨時バスが出ました。
※2本目の臨時バスに乗れました。到着に合わせロープウェイも臨時便が出ました。

【帰路】
千畳敷16:30→16:37しらび平16:42→17:10菅の台
※帰りのロープウェイは定時運行のみ。
※ロープウェイ到着に合わせ菅の台行臨時バスが出ました。2本出たようです。

コース状況／危険箇所等

総じて整備されています。
滑りやすい石も多く、濡れている場合には特に注意。
宝剣岳周辺の岩場は高度感もあり注意。
□千畳敷〜極楽平〜三ノ沢分岐（島田娘）
　道は整備されています。少し紅葉が色づいたカールを見ながら登れます。
□三ノ沢分岐〜三ノ沢岳
　道としてしっかりしていますが、ところどころわかりにくいところもあります。
　コース全体でずいぶんとアップダウンあり、滑りやすいところは一部ロープなどの補助も設置しています。ザイルを使っているグループもいました。
　山頂部は最も奥になります。巻道を通り抜けるのが正解です(上部へ向かう道を選んでも行けない訳ではありません)。
□三ノ沢分岐〜宝剣山荘
　ヘルメット推奨。
　三ノ沢分岐からみて宝剣岳まで3回のアップダウンがあり、すべてが高度感のある岩場です。
　鎖はしっかりしていますが、1か所だけ左右が切れているのに補助のない場所あります。
　宝剣岳のトップに標識がセットされているのは知らなかった〜。
　宝剣岳からの下り、間違って極楽平に向けて下る人多いです。冷静に、案内に注意。
□宝剣山荘〜木曽駒ケ岳
　なだらかな岩場のアップダウン。
　中岳の巻道も歩きにくくはありません。
　ただし岩が滑りやすいので、特に湿っている日は注意して歩きましょう(30cmほどストンと片足だけ滑り落ちました。)。
　帰路、木曽駒ケ岳やキャンプ場周辺はガスの濃い日は道に迷いやすく、この日も何組か。(昨年も夏の複数遭難がありましたね。)
□宝剣山荘〜千畳敷：八丁坂
　しっかりと整備されています。
　ですが滑りやすいので、下りや雨の日も注意して歩きましょう。

写真

9/17 4:35

菅の台のバス停で。
この日の始発はAM5時なのに、早い人はAM3時前に並んでた。
みんな並ぶの早すぎー(-_-;)

9/17 5:00

無事に2本目の臨時バスで。

9/17 5:43

登るロープウェイの中で日の出を。

9/17 5:49

ロープウェイで千畳敷駅に。
5時台、予定より相当早く着けました。

9/17 5:50

千畳敷カールを。
懐かしい景色。

9/17 5:51

南アルプスを見る。
予定よりかなり早い時間から眺めることができて。

9/17 5:52

ズームしてみると。
ちょこんと富士山。

9/17 6:00

下るロープウェイを見送る。

9/17 6:17

さぁ、出発。

9/17 6:18

まずは極楽平に向かう。

9/17 6:21

イワツメクサ。
まだ頑張ってます。

9/17 6:26

登って振り返る。
少し秋色。
駅、思ったより小さかったんだなぁと。

9/17 6:26

極楽平に向けてゆっくりと。

9/17 6:29

赤くなったナナカマドの実。

9/17 6:41

極楽平では、御嶽山が。

9/17 6:45

近くの島田娘まで歩く。
ヒメウスユキソウ。
かわいいウスユキソウ。

9/17 6:49

島田娘から続く空木方面の稜線を。
これだけ早い時間に登れるなら、空木岳も行けたかもねー。

9/17 6:49

歩いてきた道を。
御嶽山が浮かんでいるよう。

9/17 6:49

今日の目的、三ノ沢岳(手前)と。

9/17 6:50

陽があたる御嶽山。
なんだか幻想的で。

9/17 6:51

遠くの富士山を再び。
いつまででも見えるとうれしいですね。

9/17 6:53

極楽平に戻りつつ。
落ち着いて見るとヒメウスユキソウは多くありました。

9/17 6:54

タカノツメクサも。

9/17 6:56

1輪だけ、イワギキョウ。

9/17 6:57

トウヤクリンドウ。

9/17 7:07

三ノ沢分岐まできました。

9/17 7:07

この先は宝剣岳への岩場。
後で行きますね。
(先に写真を撮っておいてよかった。)

9/17 7:10

三ノ沢岳に向けて、まずはハイマツの間を歩く。
この先の岩場で少しロストしたけど(-_-;)

9/17 7:19

すぐに復帰し、ひたすら進む。
三角の山、格好いいね。

9/17 7:24

続く稜線を下って、登って。

9/17 7:27

クロマメノキ。

9/17 7:28

シラタマノキ、群生でありました。
道のわきに多く見ることができます。

9/17 7:31

ナナカマドかなり色づき始め。

9/17 7:35

その間を通り抜ける。

9/17 7:38

真っ赤な、ゴゼンタチバナの実もたわわに。

9/17 7:38

木曽駒ケ岳、木曽前岳を眺めつつ。
この山を横から見ることなかったな。

9/17 7:46

陽に当たるナナカマドがキレイ。

9/17 8:06

気がつけば、北側には槍穂も。

9/17 8:07

槍穂、ズーム！

9/17 8:08

山頂に向けた最後の登り。
一気に標高を上げて。

9/17 8:15

ナナカマド越しに見える中央アルプスの稜線も雄大で。

9/17 8:21

いくつかのニセピークに惑わされつつ(^^;)
やっとー、三ノ沢岳の山頂＆三角点に。
今日の1番乗りでした♪

9/17 8:24

御嶽と乗鞍と、槍穂、常念山脈の山並み。

9/17 8:33

途中でパスしたおじさま(76歳、超元気！)の到着を待って写真を取り合って。
ありがとうございます。

9/17 8:44

山頂から眺める島田娘から木曽駒に向けての稜線を。

9/17 8:44

やっぱり奥に見える北アがうれしいね。

9/17 8:53

笠ヶ岳の稜線と、槍穂の稜線、雄大。

9/17 8:54

8:50から一気に雲が広がって。
御嶽と乗鞍が雲の中に。
こちらも時間の問題と、引き返す。

9/17 8:57

ミヤマダイコンソウ

9/17 9:02

山頂から10分。
戻る道すがら、あっという間に宝剣岳も雲の中。

9/17 9:04

染まるウラシマツツジ。
草紅葉。

9/17 9:16

三ノ沢岳への山頂への登りには3か所ほど、登りにくいところがあります。
2か所はロープの補助あり(写真)、もう1か所は補助ありません。
団体さんはザイルを準備していました。
（なくても十分歩けますが高度感あります。）。

9/17 9:25

クロマメノキ、随分とありました。

9/17 9:37

むむ？

9/17 9:41

歩くにつれ、ずいぶんとガスも濃くなって。

9/17 9:56

1枚岩、滑りやすそうな場所にはロープがある場所も。

9/17 10:07

三ノ沢分岐まで戻って。
宝剣岳に向けて。
もう周囲は真っ白(^^;)

9/17 10:09

岩稜帯を歩く。
左右切れ落ちて、ヒューって風に吹かれ。
背中はぞ〜っと。

9/17 10:10

久々な道にゾクゾクしました(>_<)

9/17 10:29

そんな道にもトウヤクリンドウ。
力をくれますね。

9/17 10:36

そして宝剣岳。
もう三ノ沢岳でかなり足にきているので、今日はここで充分です(笑)

9/17 10:41

山頂に立つ人、誰を見ても危なっかしいので、早々に進んで。

9/17 10:53

いやー、真っ白世界を下る。

9/17 10:53

そのまま木曽駒ケ岳を目指し。

9/17 11:06

中岳山頂。

9/17 11:13

道がわからない人も多く、聞かれたら教えつつ。

9/17 11:26

木曽駒ケ岳山頂に。
前回から随分と間があきました。

9/17 11:34

三角点もしっかり。

9/17 11:59

山頂は風も強く。
汗が冷えて寒くなったので頂上木曽小屋にも寄ったけど。

9/17 12:02

中に入ると300円？コーヒーとココアだけ？
って早とちって、引き返し。
(実際には食事等、他のメニューも色々あったそうです。(>_<))

9/17 12:03

イワウメ見れました。

9/17 12:29

再び山頂でゆっくりと。
久々、ガスの中だったけど、感慨深い山頂でした。

9/17 12:38

中岳は巻道を。

9/17 12:45

でも、霧雨で岩がぬれ。
少しスリップしました。

9/17 12:55

宝剣山荘まで戻って温かいものをと。

9/17 12:58

コーヒーをいただき。
ストーブに温まりながら、Nさんご夫妻や団体さんと山談義。

9/17 15:27

結局ガスは取れず、Nさんご夫妻と乗越浄土から千畳敷に向かって。

9/17 15:55

しっかり整備されている八丁坂を下って。
赤く染まるナナカマドの実を楽しみつつ。

9/17 16:10

お社に今日の感謝を。

9/17 16:11

登った山は見えないけど、宝剣岳、行ったよー。
Nさんありがとうございました。

9/17 17:53

ロープウェイ＆バスの混雑はなくすんなり菅の台に移動して。
帰りがけ、駒ケ根SAでソースカツサンドを。
温かくておいしくいただけました♪

撮影機器：

D5500 ニコン

PowerShot SX610 HS CANON

感想

たくたく

台風と前線の影響で雨マークだらけの3連休。
でも土曜日だけは何とか期待できそう、特に南東寄りが良さそうで。

結果、日帰りで比較的短い時間で楽しめるアルプス、中央アルプスに。
特に三ノ沢岳は数年前から興味を持っていました。
また、木曽駒ケ岳は中学生の頃、友人同士の旅で鈍行列車で行った場所でもありました。
それからも何度か訪れていましたが、ロープウェイ待ちの混雑のひどさに足が向かなかったのですが。
でも天気予報が悪さに混雑は少ないだろうという期待もあって。

菅の台のバス待ちは噂通り、それでも何とか2番目のバスに。
バス＆ロープウェイの始発便が思ったより早く出てくれたおかげで、6時前には千畳敷カールに。

ロープウェイでは日の出が。
千畳敷では、南アルプスに富士山が美しく見え。
極楽平に登ってからは、美しい中アの稜線と、御嶽山、乗鞍岳。

そして新しい場所にワクワクしながら登った三ノ沢岳。
途中から、そして山頂ではそれらすべてと、笠ヶ岳や槍穂の山々までも見え。

AM8時50分まで。
わずかな時間しかなかった、貴重な晴れの時間を味わうことができました。

その後はガスの中、定番の宝剣岳と中岳、木曽駒ケ岳を。
天気が良ければ、行ったことのない将棊頭山も行きたかったのですが、景色が見えないので次回の楽しみにして。

それでも気温が低く、風もあって、ガスでレインは湿って。
汗をかいた体はあっという間に冷えてしまいました。
もう山の上は晩秋、冬の近さを感じますね。

今回、三ノ沢岳への稜線では、76歳でも力強く歩く長野のおじさまに力をもらいました。また宝剣山荘から下山まで、Nさんご夫妻とご一緒させていただきました。どうもありがとうございました。

混雑はできるだけ避けたいですが、中央アルプスもいいものですね。
そしていつの日か、空木岳まで歩いてみたいな〜。