また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 979264
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

小屋閉め間際、お腹いっぱいの秋空の塩見岳

2016年10月09日(日) 〜 2016年10月11日(火)
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GPS
--:--
距離
24.5km
登り
2,286m
下り
2,286m

コースタイム

1日目
山行
3:21
休憩
0:14
合計
3:35
14:50
14:55
42
15:37
15:37
89
17:06
17:10
30
2日目
山行
6:35
休憩
1:43
合計
8:18
5:40
17
5:57
6:10
70
7:20
7:33
147
10:00
10:30
77
11:47
12:34
84
13:58
3日目
山行
5:47
休憩
0:26
合計
6:13
5:10
103
6:53
7:00
52
7:52
8:05
11
8:16
8:20
26
9:05
9:06
46
9:52
9:52
55
10:47
10:47
36
天候 秋晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中部空港から鳥倉林道ゲートまでレンタカー
コース状況/
危険箇所等
鳥倉林道は登山口近くまで舗装されている。車に5段変速くらいの折りたたみ式自転車を積んでいけば、ゲートから登山口までの約30分の徒歩に有効ではないか、と思われる。
その他周辺情報 大鹿村役場近くに、鹿塩温泉があるのでいってみようと思ったが、お客がいる場合は入れないこともあるらしい。地元の人に聞くと、小渋温泉赤石荘が午前11時半から入浴可能とのことで、そちらへ行った。露天風呂掛け流し。
松山空港8:40発中部セントレア空港行きで出発
2016年10月09日 08:39撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
1
10/9 8:39
松山空港8:40発中部セントレア空港行きで出発
天気が回復する中、知多半島が見えてくる
2016年10月09日 09:41撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/9 9:41
天気が回復する中、知多半島が見えてくる
中央道上りを走るときは、恵那峡SAでやっぱり○やの、これ
2016年10月09日 11:48撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
2
10/9 11:48
中央道上りを走るときは、恵那峡SAでやっぱり○やの、これ
恵那山トンネルを抜けてしばらく行くと、塩見岳らしき山が見えてきた
2016年10月09日 12:29撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/9 12:29
恵那山トンネルを抜けてしばらく行くと、塩見岳らしき山が見えてきた
工事中など、いろいろな看板があって迷うが、間違えずに走れた
2016年10月09日 13:11撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/9 13:11
工事中など、いろいろな看板があって迷うが、間違えずに走れた
南アルプス主稜線が鳥倉林道から見える
2016年10月09日 13:50撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/9 13:50
南アルプス主稜線が鳥倉林道から見える
ゲートに到着。何台か、空きスペースがあった
2016年10月09日 13:57撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/9 13:57
ゲートに到着。何台か、空きスペースがあった
登山届けを提出して、ゲートの右を抜けて林道歩きにはいる
2016年10月09日 14:09撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/9 14:09
登山届けを提出して、ゲートの右を抜けて林道歩きにはいる
鳥倉林道は、ほとんど登山口近くまで舗装がしてあった
2016年10月09日 14:25撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/9 14:25
鳥倉林道は、ほとんど登山口近くまで舗装がしてあった
駐車場がどんどん遠くなっていく
2016年10月09日 14:26撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/9 14:26
駐車場がどんどん遠くなっていく
鳥倉登山口
2016年10月09日 14:46撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/9 14:46
鳥倉登山口
いよいよ山道に入る
2016年10月09日 14:47撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/9 14:47
いよいよ山道に入る
初めのうちは気持ちの良い森の中を、高度を稼いでいく
2016年10月09日 15:01撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/9 15:01
初めのうちは気持ちの良い森の中を、高度を稼いでいく
三伏峠小屋まで、10分割した道標がありがたい
2016年10月09日 15:08撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/9 15:08
三伏峠小屋まで、10分割した道標がありがたい
急登を登って、一端左折
2016年10月09日 15:15撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/9 15:15
急登を登って、一端左折
木製丸太の手摺り。このような手摺りが何カ所もあって、登山道がよく管理されているんだ、ということが伝わってきた
2016年10月09日 16:03撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/9 16:03
木製丸太の手摺り。このような手摺りが何カ所もあって、登山道がよく管理されているんだ、ということが伝わってきた
豊口山への分岐
2016年10月09日 16:08撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/9 16:08
豊口山への分岐
ロープが張ってあるところもあった
2016年10月09日 16:24撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/9 16:24
ロープが張ってあるところもあった
細い丸太を縛った、トラバース用のブリッジが何カ所もある。これは、昔からの峠道なので、このようなやり方なのだろう
2016年10月09日 16:44撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
1
10/9 16:44
細い丸太を縛った、トラバース用のブリッジが何カ所もある。これは、昔からの峠道なので、このようなやり方なのだろう
大木が倒れていて、乗り越えるべきか、下をくぐるべきか迷った。もちろん、乗り越えた
2016年10月09日 16:50撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/9 16:50
大木が倒れていて、乗り越えるべきか、下をくぐるべきか迷った。もちろん、乗り越えた
水場
2016年10月09日 17:06撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/9 17:06
水場
どんどん日が落ちると、辺りが暗くなる。あっという間に暗闇が迫った
2016年10月09日 17:15撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/9 17:15
どんどん日が落ちると、辺りが暗くなる。あっという間に暗闇が迫った
三伏峠小屋に到着
2016年10月09日 18:15撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/9 18:15
三伏峠小屋に到着
小屋閉め前日なので、ゴージャスな食事だった
2016年10月09日 18:23撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
1
10/9 18:23
小屋閉め前日なので、ゴージャスな食事だった
三伏峠テント場
2016年10月10日 05:45撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/10 5:45
三伏峠テント場
三伏峠から一旦下って、塩見岳方面と烏帽子岳方面に分岐する
2016年10月10日 05:47撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/10 5:47
三伏峠から一旦下って、塩見岳方面と烏帽子岳方面に分岐する
三伏山から見た三伏峠小屋。よく見えている建物は冬期小屋で、小屋自体はその後に小さく見える
2016年10月10日 06:02撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/10 6:02
三伏山から見た三伏峠小屋。よく見えている建物は冬期小屋で、小屋自体はその後に小さく見える
二日前から三伏峠に入っていて、昨日は塩見岳山頂に行ったという親子。女の子は小学校低学年のようだったが、えらいものだ
2016年10月10日 06:02撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/10 6:02
二日前から三伏峠に入っていて、昨日は塩見岳山頂に行ったという親子。女の子は小学校低学年のようだったが、えらいものだ
鉄兜を伏せたような塩見岳の雄姿
2016年10月10日 06:02撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
1
10/10 6:02
鉄兜を伏せたような塩見岳の雄姿
伊那谷の雲海の向こうに中央アルプスが浮かぶ
2016年10月10日 06:03撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/10 6:03
伊那谷の雲海の向こうに中央アルプスが浮かぶ
これから歩いて行く塩見岳までの稜線
2016年10月10日 06:06撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
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10/10 6:06
これから歩いて行く塩見岳までの稜線
塩見岳右肩からご来光
2016年10月10日 06:07撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/10 6:07
塩見岳右肩からご来光
のぞき岩
2016年10月10日 07:03撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/10 7:03
のぞき岩
本谷山手前から、三伏山を振り返る
2016年10月10日 07:07撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
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10/10 7:07
本谷山手前から、三伏山を振り返る
本谷山山頂
2016年10月10日 07:29撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
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10/10 7:29
本谷山山頂
本谷山から先は、ゆったりとした深い森の中を行く
2016年10月10日 08:21撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/10 8:21
本谷山から先は、ゆったりとした深い森の中を行く
ゴーロからの登り
2016年10月10日 09:12撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/10 9:12
ゴーロからの登り
塩見新道との分岐。現在は通行止めのようだった
2016年10月10日 09:32撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/10 9:32
塩見新道との分岐。現在は通行止めのようだった
三伏沢
2016年10月10日 09:36撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/10 9:36
三伏沢
塩見小屋に着く前に、岩場の急登がある。気をつければ問題はない
2016年10月10日 09:51撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/10 9:51
塩見小屋に着く前に、岩場の急登がある。気をつければ問題はない
三伏峠小屋に到着
2016年10月10日 10:04撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/10 10:04
三伏峠小屋に到着
ナナカマドをはじめ、紅葉している木が予想以上に少ない
2016年10月10日 10:05撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/10 10:05
ナナカマドをはじめ、紅葉している木が予想以上に少ない
塩見小屋内部。今年から使われている新築の小屋だ
2016年10月10日 10:10撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
1
10/10 10:10
塩見小屋内部。今年から使われている新築の小屋だ
塩見小屋から、登山道へ合流したところ。一面ハイマツに覆われていたが、天狗岩の南斜面へハイマツの海が続いている
2016年10月10日 10:27撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/10 10:27
塩見小屋から、登山道へ合流したところ。一面ハイマツに覆われていたが、天狗岩の南斜面へハイマツの海が続いている
天狗岩と塩見岳の西斜面のバットレス
2016年10月10日 10:29撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
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10/10 10:29
天狗岩と塩見岳の西斜面のバットレス
塩見小屋の建つ稜線とその向こうに伊那谷の雲海、さらに中央アルプス・北アルプス方面
2016年10月10日 10:46撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/10 10:46
塩見小屋の建つ稜線とその向こうに伊那谷の雲海、さらに中央アルプス・北アルプス方面
ピークの影に建つ塩見小屋。強風のため高くはできないのだろう
2016年10月10日 10:46撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/10 10:46
ピークの影に建つ塩見小屋。強風のため高くはできないのだろう
これより天狗岩の危険地帯に入る
2016年10月10日 10:58撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/10 10:58
これより天狗岩の危険地帯に入る
荒川岳が中俣の向こうに聳える
2016年10月10日 11:05撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/10 11:05
荒川岳が中俣の向こうに聳える
天狗岩で最も肝を冷やす岩場のトラバース。他は注意すればそれほど恐怖を感じることはない
2016年10月10日 11:08撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/10 11:08
天狗岩で最も肝を冷やす岩場のトラバース。他は注意すればそれほど恐怖を感じることはない
天狗岩の登山道脇の奇岩。こっとが天狗のようだ
2016年10月10日 11:10撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/10 11:10
天狗岩の登山道脇の奇岩。こっとが天狗のようだ
天狗岩のコルまでの最後の上り
2016年10月10日 11:10撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/10 11:10
天狗岩のコルまでの最後の上り
コルまで来ると、目の前に塩見岳岩峰が目の前にそそり立つ
2016年10月10日 11:12撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/10 11:12
コルまで来ると、目の前に塩見岳岩峰が目の前にそそり立つ
これは予想以上に大変な岩登り。剣岳に登っていると思えば似たようなものか
2016年10月10日 11:32撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/10 11:32
これは予想以上に大変な岩登り。剣岳に登っていると思えば似たようなものか
岩登りを終えると、後はザレた登りが少々ある
2016年10月10日 11:43撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/10 11:43
岩登りを終えると、後はザレた登りが少々ある
塩見岳西峰に到着
2016年10月10日 11:47撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/10 11:47
塩見岳西峰に到着
東峰はすぐそこにある
2016年10月10日 11:49撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/10 11:49
東峰はすぐそこにある
仙塩尾根。トランスジャパンアルプスレースは、ここを塩見岳目指して登って来た
2016年10月10日 11:49撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
2
10/10 11:49
仙塩尾根。トランスジャパンアルプスレースは、ここを塩見岳目指して登って来た
仙丈ヶ岳とそこからこちらへ伸びてくる仙塩尾根。ここを歩くことがあるのだろうか?
2016年10月10日 11:49撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
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10/10 11:49
仙丈ヶ岳とそこからこちらへ伸びてくる仙塩尾根。ここを歩くことがあるのだろうか?
塩見岳東峰にて
2016年10月10日 11:56撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
3
10/10 11:56
塩見岳東峰にて
間ノ岳とその後に頭を出す北岳
2016年10月10日 12:01撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/10 12:01
間ノ岳とその後に頭を出す北岳
仙塩尾根の蝙蝠岳分岐
2016年10月10日 12:04撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
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10/10 12:04
仙塩尾根の蝙蝠岳分岐
蝙蝠岳2865m。
ここを目指す人が塩見小屋には3名いた。見た目はなだらかな稜線に見えるが、かなり危険らしい
2016年10月10日 12:09撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
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10/10 12:09
蝙蝠岳2865m。
ここを目指す人が塩見小屋には3名いた。見た目はなだらかな稜線に見えるが、かなり危険らしい
東峰から見た西峰
2016年10月10日 12:30撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/10 12:30
東峰から見た西峰
天狗岩を塩見岳山頂方向から見る
2016年10月10日 12:52撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
1
10/10 12:52
天狗岩を塩見岳山頂方向から見る
塩見岳山頂部の岩場を、ほぼ半分くらい下りてきた。
地図をよく見ると、ここは危険マークになっている。天狗岩を回り込むところも、危険マークがあった
2016年10月10日 12:52撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/10 12:52
塩見岳山頂部の岩場を、ほぼ半分くらい下りてきた。
地図をよく見ると、ここは危険マークになっている。天狗岩を回り込むところも、危険マークがあった
塩見小屋のピークは、下山した頃にはガスが上がって着始めた
2016年10月10日 13:51撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/10 13:51
塩見小屋のピークは、下山した頃にはガスが上がって着始めた
朝下山し始めて1時間くらいヘッドライトを点けて歩いた。やっと塩見岳の山頂付近が明るくなる
2016年10月11日 06:06撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/11 6:06
朝下山し始めて1時間くらいヘッドライトを点けて歩いた。やっと塩見岳の山頂付近が明るくなる
三伏山まで帰ってきた。山頂はハイマツのなかに、ぴょこっと高いところがあるという感じ
2016年10月11日 07:51撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/11 7:51
三伏山まで帰ってきた。山頂はハイマツのなかに、ぴょこっと高いところがあるという感じ
三伏山の標識の後は、烏帽子岳
2016年10月11日 07:56撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/11 7:56
三伏山の標識の後は、烏帽子岳
この「中俣を距てて仰ぎ見た塩見岳の素晴らしい姿は、(中略)天下一品である」と久弥は言っている
2016年10月11日 08:02撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
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10/11 8:02
この「中俣を距てて仰ぎ見た塩見岳の素晴らしい姿は、(中略)天下一品である」と久弥は言っている
三伏小屋まで下山。
小屋は昨日閉じられていた。
2016年10月11日 08:16撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/11 8:16
三伏小屋まで下山。
小屋は昨日閉じられていた。
沢をトラバースする桟橋。登山者にとってはありがたいものだが、維持が大変だと思う
2016年10月11日 08:46撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
1
10/11 8:46
沢をトラバースする桟橋。登山者にとってはありがたいものだが、維持が大変だと思う
苔も至る所に美しく見られた
2016年10月11日 09:17撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/11 9:17
苔も至る所に美しく見られた
鳥倉登山口まで下山
2016年10月11日 10:46撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
10/11 10:46
鳥倉登山口まで下山
ここまで、林道を自転車でやって来る人も多い
2016年10月11日 10:47撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
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10/11 10:47
ここまで、林道を自転車でやって来る人も多い
下山後は塩ラーメンで腹ごしらえ。といっても、大鹿村で食事をとることができるところは極めて少ない
2016年10月11日 13:35撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
1
10/11 13:35
下山後は塩ラーメンで腹ごしらえ。といっても、大鹿村で食事をとることができるところは極めて少ない
撮影機器:

装備

備考 今や多くの人が使用しているハイドレーションシステムを初めて浸かってみたが、確かに適切に水分が供給出来て、疲労感が違った。

感想

 「お腹いっぱい」というのは、言葉のそのままで、山小屋に2泊しましたがどちらもおいしいご飯を食べさせてもらったので、元気モリモリで長い登山道を歩くことができたというわけです。

 この時期の南アルプス、小屋閉めが9月30日と公表されていたこともあり、もう山のシーズンは最後の雰囲気。今後はテントをしょって大きな荷物をもつ本格派の季節となり、ハイカーやいわゆる中高年、初心者をアルプスは拒絶する時期になります。そのため、今回山で出会った人たちは、結構強者ぞろいで、軟弱派やビギナーはいなかったような印象でした。
 自分の南アルプス南部の地図(塩見・赤石・聖)は、2009年版の山と高原地図なので7年間地図とにらめっこしながらいつこの領域の山に登れるだろうか、と思案していたということになります。

 今回もずっとお盆の時期からいつ南アルプスに行くことができるか思案していましたが、いけるとしたら今日でしょ、という9日の朝、松山空港から中部国際空港へとやってきました。8日は夕方まで仕事の関係の講習会があったこともあって動けず、しかし、9日の午前中は雨だったため、日程的にはいいくらいだったのかもしれません。

 そのような事情から、中部国際空港をレンタカーで9日の午前10時半に出て中央道で鳥倉登山口を目指します。
 中央道を走るならば、やっぱり恵那峡SAで○やのひつまぶし。これを食べないと先へ進めません。山の上では栄養が不足するかも、などと勝手な言い訳を考えて元気の出るうなぎをいただきます。

 恵那山トンネルを越えると南アルプスが目に飛び込んできますが、雨と思っていた天気なのに稜線には雲がかからず山頂が見えていました。あれが塩見岳だろうか、などと想像しながら松川ICで下道へ。あとはかなり1本道に近くそのまま大鹿村まで運ばれました。
 それにしても、天気の回復が予報よりも早くて、これから2、3日は意外と期待できるかも、などという予感がしました。

 鳥倉林道への入口はちょっとわかりにくくて、よく見ていないと左へ曲がって山を登っていく道を間違えてしまいそうです。しかし、村の道なので何本もあるわけではなく、国道から左へ2回曲がればそのまま鳥倉登山口まで行くことができました。

 しかし、問題は時間。
 意外と鳥倉林道が長くて、ゲートに到着したのが午後2時を回ってしまい、歩き始めたのが2時半、鳥倉登山口から登り始めたのが3時前になり、これで午後5時からの夕食には間に合わないことが確定してしまいました。登山口からはコースタイム3時間ということで、日没ヘッドライトの山歩きを8/10から先余儀なくされ、心細くということはなかったけれども、明かりを頼りに小屋にたどり着いたのは午後6時前になってしまいました。

 歩いている途中、食事に遅れたことに対して、「山小屋に迷惑を掛けることになって申し訳ない」という思いが暗闇の中で頭の中を駆け巡りましたが、「遅れて山腹小屋について、夕食は食べられるんだろうか」という不安も同時に感じました。

 そんな思いの中、三伏小屋に着くと管理人さんに暖かく向かい入れていただき、スタッフの方にも荷物を置いて食事から食べて下さいと促され、とても安心して気が落ち着きました。そして、その管理人さんには、「朝四国を出てこの三伏峠まで来るという計画が無理。山麓で一泊するのが本当だ。」と言われ、それはその通りだと、納得しました。本当はそういう計画にしたかったんだけど、事情でできなかったとは口に出せません。

 また、その管理人さんは、NHKの日本百名山にも登場しており、ちょうどカレーライスを作っているところが放映されていたので、「あっ、あの時出ていた人だ!」と思ったけども、管理人のおじさんには言えず、食事をしながらスタッフの方と番組の話をしたときに笑いました。

 塩見小屋で食事の際に話した方々も、同じような山域を登っていなかったり、百名山の大概の山は登ったあとで終盤になって塩見岳にやって来た、という感じを受けました。
 また、ベテラン級の強者ばかりなので、南アルプスの事情にも詳しくて、今後の南アのアプローチに参考になる話も多々ありました。

 私の山と高原地図42塩見・赤石・聖岳は2009年版なのですが、この山域へ行こう、と思って7年間、その地図と睨めっこを続け、やっと今この山域へ足を踏み入れたということを改めて認識したところです。

 三伏峠小屋では、ゴージャスな夕食をいただき、これまで登ってきた疲れもすっかり取ることが出来ました。小屋閉めが10月10日の予定だったそうですが、10日の予約がないため山を降りるらしくて、最後の食事となったため豪華版だったそうです。光栄にも、今シーズンの最後の宿泊者となってしまいました。
 朝食もちょうど自分の好みのおかずと量で、おいしくいただきました。

 消灯は午後7時半。
 1階の大広間に10名程が寝ることになり、余裕綽々。毛布を3枚着て寝るスタイルだったので、寒くはなかったのですが、肩口がスースーして少し気になったかも。朝食は午前5時からでした。
 午前5時には、まだ外は真っ暗なのに半分くらいの人がすでに出ていっており、自分はボランティア関連の方々と一緒に朝食を摂り、宿泊者の中では遅出のスタートでした。


 10日、午前5時40分に三伏峠小屋を出発、6時に三伏山山頂まで来ると親子連れがご来光を待っていました。子供は小学校低学年の女の子でしたが、二日前から三伏峠でテントを張っている、とお父さんが話してくれました。そのような子供でも塩見岳へ行くのかあ、と感心したところですが、なかなかそれって大変だったんじゃないのかな、と思いました。
 午前6時5分日の出だったのですが、その親子連れと一緒に日の出を見て、シャッターを切ってもらって三伏山から一旦下って、本谷山との鞍部を目指して行きました。

 三伏山から先は、ダラダラとした緩やかな下りで、森林限界の高い南アルプスの中を行くため展望はあまり開けず、黙々と歩きます。
 鞍部まで下りて本谷山へ登り返すところに「のぞき岩」があって、そこから三伏峠方面の歩いてきた稜線や山腹小屋などを遠望することができました。「ここまで随分歩いてきたのに、これから先もまだまだ長いなあ」という感じでした。

 そこから、15分程登り返した本谷山山頂。
 ここでやっと休憩です。真っ暗なうちから鳥倉登山口を出発して、あの三伏峠までの登りを歩き続けここまでやってきてという、ガッツ登山派のような方に追いつかれて、たまたま一緒になったので、コースの計画やら話をして、ここでもシャッターを切っていただきました。
 なんでも日帰りするのだということで、その体力と気力の素晴らしさに脱帽です。
 自分を基準にしたらいけないのですが、このルートを日帰りするなんてとうてい考えられないようなことを、いとも簡単に実現する人って意外と多いのに驚きます。日頃から鍛えているのでしょうが、1日中山を歩き続ける人もいたりして、個人差が大きいとつくづく感じてしまいます。

 このルートもヤマレコを見ていると、とても早い人がいますが、それは例外のようなもので自分にとっては全く挑戦できないようなタイムであったり、日程であったりするので、やっぱり自分は自分のペースで行かなければ大変だと思っているところです。


 本谷山から先は、南アルプスらしい広い稜線の森の中歩きという素晴らしい雰囲気で、やや下っていく感じで気持ちよくゴーロまで行くことができました。ゴーロからの急登も覚悟していたほどそんなに長くは続かず、ひょこっと稜線に出て塩見新道との分岐を過ぎるとやがてハイマツ帯となって、もう一登りの急登を過ぎると塩見小屋に午前10時前に到着。

 宿泊の手続きをして荷物を整理させてもらい、弁当を食べようかと思ったのですが、まだ時間が早いので塩見岳山頂まで行って昼飯にすることにしました。要らない荷物を小屋において10時半に小屋を出発。塩見岳山頂を目指しました。

 塩見小屋を出ると一旦ハイマツの中を下って天狗岩に向かい登り返しの道が続きます。小屋が2760mということで、あと登りは約300m。

 ここは頑張って登り続けるしかないのですが、岩場だからということで小屋にストックを置いてきたことを後悔、しかしもう取りに帰ることもできず、不安と反省の気持ちでゆっくりと登っていきました。

 天狗岩を回り込むところが危険だとわかっていたので、そこは慎重に岩場を越えて行きました。張り出した岩場を回り込んだら目の前に天狗のような岩が現れたので、それが天狗岩かと思うくらいでした。その手前を登り切ると第一の危険地帯は終了、天狗岩の山頂の岩峰の鞍部に下りて行きます。
 最後の岩の壁が目の前に迫ってきました。


 山頂部の岩登りは、もともと予想していなくて、登山道で素直に山頂に到着するものと思っていたのですが、意に反してしっかりとロッククライミングを約100m程させてもらいました。最後の最後に緊張を強いられることと、その時間が結構長いため、やっぱりこの塩見岳ルートはベテラン向きなのだろうなあと思いました。

 ロッククライミングが終わると、山頂部を少し緩やかに歩いて塩見岳西峰に到着。そこから、5分程先の最高点東峰まで行って、昼飯にしました。昼飯は三伏小屋で作っていただいたおにぎりです。


 塩見岳山頂からの360度のパノラマは言葉にできないくらい素晴らしく、南アルプスの女王仙丈ヶ岳から甲斐駒ヶ岳・北岳に間ノ岳・農鳥岳・荒川岳・蝙蝠岳と遠くで主張している富士山など、登って来た疲れを癒やしてくれるものでした。

 南の太平洋辺りでは前線が停滞しているためか、雲の厚い塊があってやがってこっちへ向かってきそうだったし、南アルプス周辺の伊那谷や関東平野などは、山よりかかなり低い高さに雲海があって、ちょうど自分が居る塩見岳を中心に、ぽっかりと青空のエリアを神様が作ってくれているような空模様。満足のいく塩見岳となりました。

  山頂では松本からやって来たという女性の方と東峰の狭い岩峰の上で昼食を摂りながら、今自分が目標の一つとしている飯豊山の話を聞くことができました。避難小屋はもう営業したないと思っていたのに、先月末でも管理人がいて食事などできたということを聞き、やっぱりネット情報を信じるのではなくて自分で電話して確認しなければならないな、と思いました。
 実際、三伏峠小屋も9月末まで営業とHPに出ていたのに、電話を掛けてみると10月10日までやっているとのこと。それで今回の塩見岳登山が実現したという経緯もあり、最後の確認というのはとても重要なのです。


 自分はすぐ下の塩見小屋に泊まるので、山頂でも随分とのんびりしていたのですが、みんな日帰りの人たちばかりでさっさと腹ごしらえをして下山していきました。

 たった一人で塩見岳山頂を独占。なんという一時か、という至福の時間がやってきました。しかも、登山中は何かと風が吹いていて、やや肌寒くて長袖を着ていなくてはいけないくらいだったのですが、この一時だけは不思議と風もなく、景色は良くてポカポカ陽気。いつまでもいたいくらいでした。

 思い存分、塩見岳からの景色を目に焼き付けて、12時半ころより下山開始。
 岩場の下りはあっという間で、登りの時のような恐怖感も感じず、岩場の足掛かりがよく見えていて、順調に小屋まで下りていきました。

 途中二人の男性に追い越されましたが、塩見小屋は予約がないと泊めてくれないというので登山口まで下りるんだ、などと話されていました。これから下りるとなると、登山口に着く頃には真っ暗になってしまうのではないかと余計な心配もしたくらいです。そして何よりも、それだけ歩き続ける体力があるのかどうか、自分がもしそうだったらとても不安になります。


 塩見小屋には午後2時前に到着。
 あとは荷物を整理して午後5時からの夕食を待ちます。水は購入しなくてはならなくて、2L 800円と500ml
200円の天水をお願いしたところ、宿泊者は天水はサービスということで、翌日の行動用と残りは宿泊での必要水分として利用しました。

 ちょうどその頃、おばちゃま3人組が小屋に到着。荷物を置いて山頂を目指して行かれました。ガスが出てきていたので明日の方が良いですよ、と言ったのですが耳に届かなかったのか、行こうという勢いが勝っていたのか、そのまま出かけて行って、食事前に下りてこられました。

 それにしてもその3人組の体力って、凄いものだと感心。登山口を朝出発して、塩見小屋までやってきて、そのまま山頂へ行くなんて、やっぱり強者。食事の時には、もう百名山達成間近の方がその中にいて、北海道の幌尻岳の話などで盛り上がりました。
 その他、神奈川からの同年代の男性や塩尻から来たという女性の方などと、同じ価値観を共有しているなあと思いながら山談義ができて、夕食後の時間を楽しく過ごすことができました。

 消灯は午後7時。
 すぐに眠りに落ちてしまいましたが、午後10時過ぎには目が覚めて。。。このパターン、いつもこうなってしまいます。その後、なかなか眠れない。これにも最近慣れてきました。

 最終日、起床は午前4時。
 朝食は午前4時半からで、鮭など自分に合ったものだったのでありがたかったです。
 早く起きてみんなは山頂でのご来光を目指したようですが、自分は午前5時10分に小屋を出発して一先ず三伏峠小屋を目指して下山します。

 帰りはとても順調に歩けて、自分としてはあまりないのですが、コースタイムよりはやや早めに三伏山まで帰ってきました。とても展望が良く、ここで大休息。塩見岳ともお別れです。鳥倉登山口まで下りたのは午前10時半過ぎになりました。

 あとはレンタカーで中部国際空港まで帰って、松山行きの最終便で帰宅。

 山を下りてみるとすっかり季節が進んでいて、秋の空気に入れ替わっていました。また、もともとはあまり期待できない天気で、ひょっとしたら雨の中を歩くことになるかもしれない、と覚悟はしていたのですが、雨もなくて青空の下、雲海の上の大展望で、お腹いっぱいになりました。









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未入力 塩見・赤石・聖 [2日]
塩見岳(鳥倉林道より)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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